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女子ゴルフはなぜ熊本が強いのか?

日曜日テレビを見ていたら、女子ゴルフのLPGAツアー選手権というのをやっていて、古閑美保さんが優勝していた。しかも、不動裕理さんとの5打差を逆転して!

すばらしい。不動選手と言えば、2000年から2005年までの賞金女王で、女子ゴルフ界の女王なわけで、昨年は不振だったとはいえ、今年になって復活していて賞金ランキング6位に入る選手なんです。一言で言って、安定していて強い。スイングリズムが一定で、アイアンの距離感がすばらしい。どこからでもパーオンしてくるという感じです。

今年の賞金女王・上田桃子選手、昨年の賞金女王・大山志保選手と不動、古閑の4選手に共通するのが、熊本出身だと言うことです。

ではなぜ今熊本出身の女子選手が強いのか。

熊本と言えば東海大付属二高と坂田塾。

高校ゴルフ界は、女子で言うと東海二高と東北高校がトップレベル。
男子だと水城高校、東北高校などが有名で最近では石川僚君がいる杉並学院高校なども名をあげています。

坂田塾は、男子プロ屈指の文筆家坂田信弘選手が主宰するジュニア育成塾で、その元祖が熊本坂田塾。その第一期生が古閑美保選手です。上田桃子選手もこの路線。
坂田塾から東北高校というと、原江里菜選手がいます。

アマチュアゴルファーを育てようという環境があるわけですね。これはただ高校ゴルフだけの問題ではなく、練習のためのラウンドを優先してくれるコースや指導者が多くないとできないことです。儲け優先でないコースがあって、熱心な指導者がいて、王国が築きあげられるのです。

東北高校は、全国から集まってきた選手で構成されているので、出身という感じがしないのが、周囲に広がっていない理由でしょうか。宮里藍選手が東北高校在籍中に優勝したところから始まった女子ゴルフブームですが、東北高校は、その後も、原選手や有村智恵選手を輩出しています。
でも、東北出身の選手がいる感じではないですよね。

その点で、熊本は、清元登子プロが熊本空港カントリークラブを中心に指導していたり、裾野が広い感じがします。

裾野が広いという意味では、沖縄や宮崎あたりも出身選手が活躍しているのですが、沖縄の場合は高校から本土に行ってしまう例が多く(諸見里選手は岡山の高校ですし、宮里三兄妹は長兄が大阪、次兄と藍ちゃんは東北高校。地元の高校というと、まだアマだけど宮里美香さんくらいでしょうか)、宮崎もコースの協力がないから横峰家は自分で山を切り開いたわけですよね。しかも、さくらちゃんは高校は高知の明徳義塾です。

熊本のような出身者という感じがするのは、他に見あたらないですね。
しかも、この熊本出身者のいいところは、固まっていない。派閥を形成したりしていないことです。みんな自意識が強くて、頑固者な感じがします。

そういう人たちだから、切磋琢磨してトップにいけるんでしょう。なれ合いではトップはねらえませんから。

男子はどうも語りにくいですねえ。男子プロの場合は日大閥とか、水城高校閥とか、なんか派閥な感じがするからでしょうか。

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