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日本語で世界に発信しないのは日本の損

日本は、世界への情報発信が少ない、という意見を海外で貰ってくる人は多い。

JASTJ の二月例会でも、そうした話は出て、それは英語が下手だから、みたいな話になる。

でも本当にそうなんだろうか。

日本語は、すでに日本人だけのものではないと私は思う。
第二外国語か第三外国語かもしれないけど、日本語を学ぶ人は世界中にたくさんいて、
彼ら彼女らは、日本語の優良な情報をほしがっている。

そういう意味では、日本語で日本の情報を発信して、日本語がわかる人に聞いてもらうのも
日本の国際貢献だったり、国際発信だったりする時代になったのではないか。

それすらやらないから、いつまでも日本語はマイナーなんだ。
日本語で、日本のことをきちんと伝えることは、実は日本の新聞やテレビはやっていない。
日本のことを知らない人に、日本語で日本のことを伝えるのは、実は結構大変だ。
日本語を使うと、前提を語らずにいきなり本文に入っても大丈夫だと言う甘えが出る。

そのことを、日本語だけでジャーナリストをやっている人たちはわかっていない。
英語へのコンプレックスばかりつのらせている。
国内では居丈高な新聞記者が、海外にさっぱり通用しないのはそんな訳だ。

どうせ日本は国際標準に沿っていないのだから、
英語で説明できない「神が宿る細部」があるし、英語に置き換えられない概念もある。
そのことを自覚したうえで、日本のことを日本語で説明することは難しいけれど、重要ではないか。

でも、他国の人にも理解できるような抽象度で、日本のことを日本語で説明しようとしないと、
日本語は論理的ではないというような日本語批判に勝てないし、
日本語で「きちんと」考える訓練は出来ないのではないか。

そして、日本語で考えると「西洋のある概念」がどうなるかを示すことこそ、
日本語を学ぶ外国の人たちに伝えるべきことなはず。

それは、日本語を外国で学んでもわからないことだから。
英語を日本で学んでいるだけでは英語のニュアンスや生活に根ざした概念が理解できないように。

そこを意識しないと「日本語は滅ぶ」というのが、この本が伝えたいことじゃないの?
日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で
水村 美苗

筑摩書房 2008-11-05
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日本語を世界の「第三外国語(母国語と英語の次)」にするために、
日本語での情報発信を心がけてはいかがでしょうか?
日本のジャーナリストさま。

日本語を滅ぼすべきと言うエントリを「日本語で書いている」切なさを
dankogaiが指摘していたけど、

「日本語は滅ぼすべき」という輩が亡ぶ理由:404 Blog Not Found
>日本語滅ぼして一番困るのは、日本語しか話せない君たちなんじゃないの?

まさにそのとおりなのだけど、ひょっとすると、日本語を滅ぼすべきだという言葉は、
日本語でしか言えないことなのかもしれないよ。

それよりも、日本のマスコミが日本語できちんと世界に発信していないくせに、
それを日本語の市場の狭さとか、国語として採用している国の少なさのせいにするのは
自分たちの不勉強と不実を表明しているようなものだとも思う。

日本で日本語を滅ぼしても、世界で日本語を学び、使う人たちは増えるかもしれない訳だし。

英語の世紀で日本語を話せるよろこび:404 Blog Not Found
>「英語を<母語>とする者たちの無邪気さと鈍感さ」というのが、「日本語が亡びるとき」の通底和音なのだが、私には、むしろそれこそが彼らの弱点であり、彼らにはそのことを見ることすらできないことに哀れみすら覚えるのだ。

これは、日本語ではもっと言えることかもしれない。

>そして英語の世紀において、英語を母語とする者たちは、外国語を学ぶ必要に迫られることなく一生を過ごす。こうして「かまけて」いるうちに、多重言語者である「よそもの」たちが自分たちの頭を超え、社会のおいしいポジションをどんどん抑えてしまう。


日本語を考えるときも同じことが言えるのではないか。
日本語を外から見て、はじめて日本語の良さがわかるのだろう。

中国からの移民が日本語で文学賞を取り、
アメリカ出身の黒人歌手が演歌で受賞する。

すでに、その芽は現れている。


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「日本語を第3外国語に」に、1票!

>日本語で日本の情報を発信して、日本語がわかる人に
 聞いてもらうのも日本の国際貢献だったり、国際発信
 だったりする時代になったのではないか。

>それすらやらないから、いつまでも日本語はマイナーなんだ。

賛成です。
私もこの本を読んだ時、これからは日本語をもっともっと
世界に発信していくべきだと思ったのですよ。
そのためには、日本語がわかる外国人、日本語に興味を
もつ外国人をもっと増やさないと。
日本に来て日本語を学ぶ留学生をもっと優遇するとか、
日本語の著作物を「英語以外」の外国語に翻訳することを
もっと奨励するとか(賞などを設けたりしてね…円で賞金
がもらえたら、途上国の人にはかなりの魅力の筈)、
とにかく日本語を学びたいと思わせる魅力、仕掛けを、い
ろいろ作っていくべきなんじゃないかな、と。
英語と同じ土俵で勝負しようとするんじゃなく、日本の
得意分野…例えば、環境問題とかアニメを研究するなら
日本語でなくちゃ…みたいになるといいなと。

うん、「日本語を第三外国語に」と言うの、いいですね。
「日本語を第3外国語として世界に広める運動」、賛同者
になりますよ^^

ありがとうございます

日本語を通じて日本を世界に発信すべきで、英語で発信することばかりでは行けないのではないかと思い始めました。
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fujita244

Author:fujita244
2000年から新宿在住。
21世紀とともに新宿を闊歩。
高度成長期の一億総中流育ち
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フツーのオッサンから見て
フツーじゃなさそうな話を
書いています。

2011年12月に
「若だんなの新宿通信」から
「フジタツヨシの新宿通信」
に変更しました。

2012年12月20日にはてなブログも始めました。
「fujita244's field」です。
2013年2月1日からゴルフ専用のブログもはじめてます。
「fujita244のゴルフBK」です。
2つのサブブログもよろしくお願いします。

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