それは、本当にあなたの意思ですか?:「サブリミナル・インパクト」

タイトルは、本の帯の言葉から。
意識下にまで働きかけて購買動機すら操作しようとする現代社会を表現しようとしたもののようだ。

筆者は、カリフォルニア工科大学生物学部教授で知覚心理学の専門家。
独立行政法人科学技術振興機構「下條潜在脳機能プロジェクト」研究統括でもある。

サブリミナル・インパクト―情動と潜在認知の現代 (ちくま新書)サブリミナル・インパクト―情動と潜在認知の現代 (ちくま新書)
下條 信輔

筑摩書房 2008-12
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目次(筑摩書房のサイトから)
序章 心が先か身体が先か―情動と潜在認知
第1章 「快」はどこから来るのか
第2章 刺激の過剰
第3章 消費者は自由か
第4章 情動の政治
第5章 創造性と「暗黙知の海」

筆者は、潜在意識の研究者として「サブリミナル・マインド」という著者があり、
本書はその兄弟本と言える。

サブリミナル・マインド―潜在的人間観のゆくえサブリミナル・マインド―潜在的人間観のゆくえ
下條 信輔

中央公論社 1996-10
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ここ10年の研究の進捗をふまえて、さらに社会の広い分野に
「潜在意識」操作が広がっていることを本書であげていき、
音楽、アニメ、広告、政治などなど、
過剰なまでの刺激にあふれる現代社会の「意味」を解きほぐしていく。

特に、ニューロエコノミクス、ニューロマーケティングという分野について興味深い報告をしている。

先ほどテレビを見ていたらテレビ東京のワールドビジネスサテライトで
心理エコノミー」という特集を数回にわたって放送したことを知った。

放映内容は何ともしょぼいものですが、心理的効果でものを売るという視点は重要。

本書では、購買動機がいかにあやふやなもので、
自分で決めたことを自分で納得させようとすらするという心理的行動の経済合理性の無さ、
心理的合理性の危うさを指摘している。

その辺は、この辺の本も読まないとよく理解できないが、

人は意外に合理的 新しい経済学で日常生活を読み解く人は意外に合理的 新しい経済学で日常生活を読み解く
遠藤 真美

ランダムハウス講談社 2008-11-20
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予想どおりに不合理―行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」予想どおりに不合理―行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」
熊谷 淳子

早川書房 2008-11-21
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「あなたの欲しい商品はこれですね」と提示されるアマゾンの広告や、
グーグルの検索広告の仕組みに、ちょっと不安を覚える方は、
ニューロサイエンスの存在だけでも知ってみてはいかがだろうか。

私は、さらにこの本を読み返して、今後の勉強に行かさないといけないのですがね。

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