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安全と安心は、結局相容れないのでは

自分のブログが引用されているとびっくりしますね。

【種】安心「感」と科学リテラシー:PSJ渋谷研究所X

>「安全。だから安心」となるために(海洋学研究者の日常 2008年10月27日)

オススメです。ご一読あれ。


とあったので、おお、お勧めですか。
フムフムと読みに行ったらば

「安全。だから安心」となるために:海洋学研究者の日常
>最近、いくつかのブログで「安全。でも安心できない・・・― 信頼をめぐる心理学(ちくま新書、中谷内一也著)」が話題になっている。
ブログ「独り言つ」の2008年10月16日付け記事「安全。でも安心できない・・・」
ブログ「きっと一生わからない」の2008年10月23日付け記事「安全。でも安心できない・・・」
ブログ「若だんなの新宿通信」の2008年10月24日付け記事「安心は信頼から生まれるんじゃないかな」



あれ、私のまでご紹介いただいているではありませんか。
ありがとうございます。

この「大作。かなり説得される。必読。」(by なぎのねどこ
な、エントリは、本当に皆さん読んでいただきたい。
長いですけど、いろんなブログ記事等を引用しつつ、考察が進んでいきます。

いくつかあげると

>「リスクコミュニケーションの一環としての科学リテラシーを高めること」と「合理的な判断に従ってリスクを理解・容認すること」の間には大きな溝がある。

科学技術コミュニケーション業界(笑)では、たしかに
「科学リテラシー」を「一般の人」が高める必要がある理由として
「合理的な判断」ができるようになること、「リスクを理解・容認すること」を求めているように思う。

科学を応用して「新しいこと」をしようとすると、何らかのリスクが伴う。
そのリスクを「理解・容認」して欲しいから、「科学リテラシー」をたかめろ、というわけだね。
そのために科学を説明する人が必要で、科学コミュニケーションをやる人が必要なわけですな。

で、私の話しと関わる所で、私が
「研究者を信じてもらう所からしか、科学への無用な不振(ママ)は拭えないのではないかと思う。」
と述べたのにたいして(すいません、不振→不信 ですね(汗))

>このような担当者個人を信頼することから、その話の内容を信頼するという姿勢は危険であると管理人は思う。

と指摘されている。また

>また、共有する価値観があることをもって信頼するという姿勢も問題がある。人それぞれが異なる価値観を持っていて当然である。価値観の多様性を受け入れ、価値観を共有しない人との間でこそ信頼関係を築かなければならないと管理人は考える。

とも指摘される。
うーむ。確かに個人を信頼することから「内容を信頼する」のは「危険」です。
ご指摘のとおり、人は変わるから。
でも、人間の心理は、「信頼」と言う行為を出来るだけ簡便にしようとする。
あの人なら大丈夫よ、と言う「信頼」で「安心」しようとするものだから、
それを理解して広報活動は行われるべきではないかと思うのです。

異なる価値観を容認して、価値観を共有しない人との間に信頼関係を築ければ、それはすばらしい。
しかし、往々にして「人はそんなものではない」。

理系研究者である「管理人」さんには、私やnorikoさんの「わかってもらい方」は
不合理であいまいなものにみえるだろうと思う。

でも、そこに社会心理学の分析を取り入れないと、問題は解決しない。

>価値観の多様性を受け入れ、価値観を共有しない人との間でこそ信頼関係を築く方法として最も有効な方法が科学の営みでは取り入れられている。科学の営みには限界と不確実性を内在しているということを含めた科学についての知識を主な要素とする科学リテラシーの双方向のコミュニケーションによる普及こそが、「安全。だから安心」という状況を生みだすと思っている。

と言う結論を、亀@渋研Xさんは、読み解こうとするわけだ。
>【〈科学の営みには限界と不確実性を内在している〉ということを含めた〈科学についての知識〉を主な要素とする科学リテラシー】の〈双方向のコミュニケーションによる普及〉こそが、「安全。だから安心」という状況を生みだすと思っている。

この理解で、私もあっているように思うけど、そこまで「読み解いてくれる」のを期待するのは
なかなか厳しいのが、科学コミュニケーションの世界ではないのかな。

だから、科学リテラシーがリスクコミュニケーションになってしまうんだと思う。
この場合の「リスク」は、科学者及び研究者の側の「リスク」で、
社会に受け入れられないと言う「リスク」に対応するためには、
社会の側のレベルを上げてくれという「上から目線」。

そこを実感しているから「個人への共感」という「あいまいなもの」を持ち出したのが、
私であり、norikoさんだったりするのです。
(と、巻き込んだけど大丈夫かな?)

とはいえ、これを機会に今後も拝読したいと思います。
海洋学研究者の日常 hiroichiさま、よろしくお願いします。
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信頼から生まれる安心は危険?

「安全。でも、安心できない・・・」という本に触発されて、うだうだ書いた記事から、

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お詫び

>自分のブログが引用されているとびっくりしますね。

驚かして済みませんでした。

昨夜、記事をアップした時に、TBをお送りし、届いていないことを確認していました。今夜にでも、まだ届いていなければ、引用させていただいていることをお知らせしようと思っていましたが、その前にお目に入ってしまいました。

>でも、人間の心理は、「信頼」と言う行為を出来るだけ簡便にしようとする。

私は信頼することを否定はしていません。ただし、他の記事(http://blogs.dion.ne.jp/hiroichiblg/archives/7532637.html)でも書いていますが、「信頼する」ときには、「その信頼が裏切られることもあり得ることを覚悟して信頼する」という態度を持ちたいと思っています。このことを本文で触れると論旨が不明確になると思い、割愛しました。

>そこを実感しているから「個人への共感」という「あいまいなもの」を持ち出したのが、
私であり、norikoさんだったりするのです。

私の記事は、大学教員生活が長かったため、理想論が多いことを自覚しています。理想論と現実論をぶつけ合うことで、次のステップが見えてくることを期待しています(これも理想?)。

今後とも、宜しくお願いします。

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Author:fujita244
2000年から新宿在住。
21世紀とともに新宿を闊歩。
高度成長期の一億総中流育ち
頭も身体もサイズM。
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フツーじゃなさそうな話を
書いています。

2011年12月に
「若だんなの新宿通信」から
「フジタツヨシの新宿通信」
に変更しました。

2012年12月20日にはてなブログも始めました。
「fujita244's field」です。
2013年2月1日からゴルフ専用のブログもはじめてます。
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