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タモリの「芸」としての弔辞

あちこちで書かれているし、個人的に知らない人のことを書くのもどうかと思い
(まあ、いつもは書いているけれど)

あえて、赤塚不二夫さんの死について書いてこなかったんですが、
当然、私は「秘密のあっこチャン」をアニメで見ていますし、
笑福亭笑瓶の「よーしこちゃん」も大好きなくらい、赤塚アニメ世代です。

それは、森田一義さんが弔辞で「私たちが第一世代」といったように
私たちの世代が赤塚不二夫に感化された「第二世代」であることを示しています。

その同世代である「さとなお」さんが
(括弧にしたのは特別な意味を込めてではなく、ひらがなが続いて読みにくいため)

タモリの弔辞

故人にだけ通じる密室芸

と二日続けてエントリを書いていることは、
私たちが、タモリに影響を受けた「第一世代」であることを示しているかもしれません。

でも、タモリの弔辞が「勧進帳」であったこと
(この弔辞が白紙だったことを「勧進帳」と称したセンスが、さとなおさんだな)
そして、それ故に「ギャグ」だと看破したこと。

これこそ、タモリを密室芸時代から見続けてきた世代だから気づくところではないかな。


> そして私に「おまえもお笑いやってるなら、
> 弔辞で笑わしてみろ」と言ってるに違いありません。

この弔辞の言葉が少し不思議だった。でもやらないんだ、と。
でも、実はやったんだな。
故人にだけ通じる「密室芸」を、タモリは最後の最後にやったのだ。


ああ、なぜ、あの「森田一義であるタモリ」を見ていて違和感を感じたのか。
確かに感動的ではあったけれど、何かを仕掛けているはずだと思ったのか。
自分だけが不謹慎だからなのかと思っていたけれど、
さとなおさんのブログを読んではっきりしました。

あれは、タモリの「初めて弔辞を読む森田一義」というコントだったんだ。
昔、密室芸をやっていた頃の「赤塚不二夫だけが笑えばいい」というコントをやっていた頃のタモリ。
それを、赤塚不二夫に献じたんだ。

だから、その後の笑っていいともだろうと、なんであろうと、
タモリはいっさい赤塚不二夫に触れなくていいんだ。
彼の中では、二重の意味で「もうすんだこと」だったから。

>密室芸のころのタモリの面白さを知っている人は(ボクもリアルタイムで知っている)、いまのタモリをつまらないと切り捨てがちだが、大衆に膾炙しているところをもっと評価すべきなのだろう。彼もまた「意味の世界」を打ち砕き続けてくれている偉大な天才である。一世一代の密室芸。しっかり見させていただきました。


同感です。タモリの「言葉の力」を感じました
そして、改めて、赤塚不二夫先生のご冥福をお祈りします。





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Author:fujita244
2000年から新宿在住。
21世紀とともに新宿を闊歩。
高度成長期の一億総中流育ち
頭も身体もサイズM。
フツーのオッサンから見て
フツーじゃなさそうな話を
書いています。

2011年12月に
「若だんなの新宿通信」から
「フジタツヨシの新宿通信」
に変更しました。

2012年12月20日にはてなブログも始めました。
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2013年2月1日からゴルフ専用のブログもはじめてます。
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