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Happy feetを見て考えた

映画「Happy feet」がDVDになってコンビニで売っていたので、買ってみた。公開時から気になっていて見たかったのだけど、何となく劇場で見そびれていたので、いい機会だと思ったんだけど。結構、見て驚いた。

ペンギンがタップを踏む絵柄をCGで描こうというだけの映画だと思っていたが、いやあ、ちょっと子ども向けではないんじゃない。

と言うのが視聴後の感想。

子どもの世界によくある「差別」「仲間はずれ」を勇気を持って乗り越えていこう、と言う映画なのかと思ったらば、途中は「ロード・オブ・ザ・リング」で、最後には「環境問題」なのだもの。主人公の声がイライジャ・ウッドだから、よけい、途中の冒険が「ロード・オブ・ザ・リングに見えてくる。

あらすじは、知っている人も多いだろうけど、心の歌で愛を謡うことが絶対の掟である皇帝ペンギンの世界に、くちばしから生まれずに、卵から足が先に出た「マンブル」が主人公。口から先に生まれたなんて言葉があるけど、足から先に生まれたから、タップが天才的にうまい。でも決定的な音痴という、皇帝ペンギン界にはあるまじき存在。

そのタップを、アデリーペンギンの5人組「アミーゴス」がほめてくれて自信がついて、と言うあたりまでがあらすじなのだけど、そのあとが、実はこのハッピーフィートの子ども向け離れしているところ。

魚が減っているのは、秩序を乱すダンスばかりやっているおまえのせいだと、長老に追放を命じられるのだ。

すると、マンブルは、それまで疑問に思っていた「外の世界」に、魚が減っている答えを探しに行く。

子どものころ、盗賊カモメに食べられそうになったときに、カモメの足についていた黄色の足輪を付けた「エイリアン」の正体は何なのか。アデリーペンギンの教祖「ラブレイス」の首に巻き付いている不思議な首輪(実は缶コーラの6本パックを止めるプラスチック。日本ではあまり見ないけどアメリカではコーラは6本パックで売っているのが普通)もエイリアンのものではないのか。

アミーゴスとともにラブレイスに首輪の話を聞きに行くと、ふとりすぎて輪が締まって体が弱っているラブレイスは、一時の力をなくしていた。マンブルは、ラブレイスが首輪を付けた場所に一緒に行くことにする。

そこはゾウアザラシの繁殖場所のさらに向こう。通りすがりに聞くとゾウアザラシは、奴らは鯨さえも食べる化け物だという。

まあ、それが人間を指していることはすぐに分かるわけで、どういう落ちにする気だよと疑問はましてくるわけです。

さらに北を目指すと、ラブレイスが首輪を付けた場所は、人間の鯨漁船の寄港地だったことがわかるわけです。魚がいなくなったのも、人間が巨大な船を使って網で魚を捕っているためだということが明らかになる。原因がわかったのだから帰ろうというアミーゴスに、マンブルは、「母さん、父さんをよろしく頼む」と言って、巨大漁船に突っ込んでいく。「話せばわかるはずだから」と。

いや、ペンギンと人間は話せないでしょ。

漁船に突っ込んでいったマンブルは、海をながされて、ある浜辺に打ち上げられる。
気がつくと、まわりを壁とガラスに囲まれた場所で、いろんな種類のペンギンたちの間に立っていた。そのガラスの向こうには、人間がいた。人間に向かってペンギンの窮状を話しかけるマンブル。しかし、言葉が通じるはずもなく、3日で声を失い、3カ月で心を失って、餌をもらうただの動物園のペンギンになってしまっていた。

ある日、一人の子どもがマンブルの気を引こうとガラスを叩いている。そのリズムに、我知らずタップを踏んでしまうマンブル。思いだした。マンブルは必死にタップを踏む。

タップを踏むペンギンはスターになり、営巣地に返そうと言うことになる。

マンブルは南極の地に帰ってきた。背中に発信器を付けて。

踊ることが人間との会話になり、ペンギンの窮状を考えてくれるのだと、両親や長老に話すマンブル。しかし、長老達はがんとして聞かない。そこに、ヘリコプターがやってくる。
マンブルの発信器で皇帝ペンギンの営巣地を見つけるための研究者を乗せている。

マンブルは、若いペンギンたちをリードして、踊り出す。やがて長老達まで踊り出し、そのリズムは人間にも伝わり、ペンギンをすくうための議論が世界中で始まるのだった。

マンブルのハッピーフィートは、皇帝ペンギンと人間の融和を生み出したのだった。

そうなのか? それでいいのか?

踊りが世界をすくうのか?

人間が南極の窮状を生み出しているのは間違いないことでしょう。魚は減っているかもしれないし、温度は上がっているだろうし。南極観光に行く人は年々増えているし、ペンギンと人間の生活空間は重なっていくのでしょう。

でもねえ。

踊るペンギンのおかげで人間はペンギンを救うのかなあ?


まあ、そういう疑問は置いておいて。

あらすじや予告編では、後半のヘビーなテーマは全く触れていないわけですよ。
見に行った人はビックリしたんじゃないかなあ、後半、どう落とすのって?

終わりも「ハッピー」とは言い難いと思うんですけどね。
複雑な感じですよね。

でも、CGはすごい。これは手放しでほめられます。ペンギンの子どもの産毛が1本1本動いている。氷山の色合い、光の反射など、細かいところまですばらしいと思います。

さらに、演出で感心したのは、後半人間が出てくるところが実写になっていること。
これで、ペンギンの世界と人間の世界の違いがはっきりと出たと思う。

ただ可愛いだけの映画ではないところが、ロビン・ウィリアムズや、ニコール・キッドマン、ヒューゴ・ウィービング、ヒュー・ジャックマンなどそうそうたるメンバーが声の出演を引き受けた理由でしょうか。

環境よりだし。

DVDもお手軽価格なので、おすすめです。

テーマ : DVDレビュー - ジャンル: 映画

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^0^柚歌でぇ〜す。

拝見させてもらいました。素敵なブログですね。


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2007.08.16 posted by 柚歌

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2008.05.29 posted by 若だんなの新宿通信

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