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【驚愕】皮膚ってスゴイ:2013年8月23日


単に私が勉強不足なんですが、昨日のイベントは驚きました。

池袋・ジュンク堂で開催されたトークイベント「さわりあう心」を見てきました。
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『皮膚感覚と人間のこころ』の傳田光洋氏と、岡ノ谷一夫氏(朝日出版社刊『「つながり」の進化生物学』)のトークイベントを開催します。



傳田先生のお名前は存じてましたが、これまで本はちゃんと読んでなかった。
それを後悔しましたね。

こんなに面白いのか皮膚の世界、と思いました。

大筋は、Wikipediaを読んでいただくと傳田先生の著書からの引用が多いので、いいんじゃないかと。

皮膚(wikipedia)

表皮は主にケラチノサイトという細胞で形成されている



このケラチノサイトくんが大活躍なのです。

今まで私は、皮膚はセンサーだとは思ってましたが、それは、皮下の神経がセンサーとして働いているのだろうと思ってました。だから、表皮は水分閉じ込めの役割で、その下の真皮が色々やっているんだろうと思い込んでいたわけです。

皮膚は触覚の感覚器であり、外部からの刺激を伝える役割を持つ[1]。感覚を知る器官としては、表皮の基底部にあり部分的な圧力を検知するメルケル盤、真皮の上方にあり正保が包む神経終末で触覚刺激を知るマルスネス小体、真皮下層の小胞内にある神経末端で引っ張りなど皮膚の変形を感知するルフィニ終末、真皮の下層や皮下組織にあり高い感度で最初に接触を感じるパチニ小体がある[14]。


ところが、どうもそれだけではないようなのです。

例えばこんな研究成果があります。

皮膚のかさつきを防ぐ温度センサーの働きを解明@生理学研究所

皮膚のかさつきは、皮膚のバリア機能が弱まり、肌から水分が蒸発しやすい場合に起こるといわれています。今回、生理学研究所の曽我部隆彰(そかべ・たかあき)助教と富永真琴(とみなが・まこと)教授らの研究チームは、表皮角化細胞(ケラチノサイト)にある温度センサーTRPV4(トリップブイフォー)が体温を感じてカルシウムを細胞に取り込み、ケラチノサイト同士の接着をより強くし皮膚のバリア機能を高めていることを明らかにしました。これによって、冬の乾燥肌など、気温や季節に依存した肌コンディションの変化を防ぐには皮膚温を保つことが重要である可能性を示しました。



また、皮膚のWikipediaにもこんな記載があります。

ケラチノサイト細胞膜には刺激を受けるとATPと結びついてイオンチャネルを働かせて内部にカルシウムやナトリウムイオンを透過させ、電気信号を発生させる物質がある。内臓の上皮細胞に見られるこれら物質のうち、P2X3という受容体は表皮細胞でも作られ、接触感知に関与する。



ケラチノサイトが、実に多様なセンサーそのものであるらしく、それにはカルシウムイオンチャンネルが大事らしい。
実は、このへんの刺激に対する反応が、脳切片の反応と実によく似ているんですね。
なんでだろうと考えると、脳も表皮も外胚葉由来で、元は同じ細胞だということに行き着きます。

皮膚は第3の脳とか言うフレーズが浮かびますね。

第三の脳――皮膚から考える命、こころ、世界第三の脳――皮膚から考える命、こころ、世界
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あ、まさに、傳田先生の著書のタイトル。
しかも、この対談イベントの仕掛け人・朝日出版社だ。

朝日出版社第二編集部ブログ

「さわりあう心」と題して、傳田さんと岡ノ谷さんが、ヒトが「毛」を失い、言葉が生まれるまでのコミュニケーション(皮膚と言葉の起源)について、そして意識・心、コミュニケーションの未来について、対話してゆきます。



このブログに載っている傳田先生の話も面白いので、そちらも読んで欲しい。
なんとなくそうなった ――私の皮膚研究遍歴など

こういう未知の話に出会うのは楽しいものです。

二本足で立って毛がなくなったヒトが誕生したのがおよそ120万年前。
それから、言葉が生まれるまでの約100万年間に、人はどういうコミュニケーションをとっていたのか。
また、言葉の誕生に繋がるヒトの抽象思考はどのようにして生まれたのか、という点に関する仮説(思いつきと言ってもいいけど)を、二人の学者がかわしていくことになるのです(キーワードはボディペインティングでした)が、このあたりは見る側にとっても実にエキサイティングでした。

二人の思考がグーっと高まり、絡みあい、刺激しあっているのが、立ち昇る湯気のように見えた気がしました。

人間は、脳で感じたり考えるだけではなく、皮膚でも感じ考える。
だからこそ、メールや手紙などの文字だけのコミュニケーション以上に、直接人と人があって言葉をかわし、目線を交わし、言葉以外の非言語情報で現れる何かを確認するのが重要なのでしょう。

同じ日に発売になった二冊の本の著者の交わす言葉から、新しい世界が見えてきそうな、そんなイベントでした。

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プロフィール

fujita244

Author:fujita244
2000年から新宿在住。
21世紀とともに新宿を闊歩。
高度成長期の一億総中流育ち
頭も身体もサイズM。
フツーのオッサンから見て
フツーじゃなさそうな話を
書いています。

2011年12月に
「若だんなの新宿通信」から
「フジタツヨシの新宿通信」
に変更しました。

2012年12月20日にはてなブログも始めました。
「fujita244's field」です。
2013年2月1日からゴルフ専用のブログもはじめてます。
「fujita244のゴルフBK」です。
2つのサブブログもよろしくお願いします。

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