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【読書】「われ敗れたり」米長邦雄:2013年7月10日

以前ならば、読んだ本についての感想や書評を書いていたのだけど、うまくそういう感想が書けないような本をたてつづけに読んだ。

なので、こんな本を読んだという紹介だけ書いておこうと思う。

われ敗れたり―コンピュータ棋戦のすべてを語るわれ敗れたり―コンピュータ棋戦のすべてを語る
米長 邦雄

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この本については、ブログ記事を読んで気になったから。

2013-05-18 『われ敗れたり』 米長邦雄@ちきりんの日記

前日本将棋連盟会長で、永世棋聖であった米長邦雄さんの『われ敗れたり』を読みました。この本、めちゃくちゃおもしろいです。

「おもしろい」というのは、「勉強になった」とか「米長さんってやっぱりスゴイ!」ではなく(いや、それもあるけど)、文字通り、吹き出すほどおもしろかったという意味で、読んでいて何度も声を出して笑いました。



私がどんな紹介文を書くよりも、ちきりんさんのポストを読んでいただいたほうがよいので、そちらを見ていただければと思いますが、私にとっては、米長さんといえば、脳研究と将棋にも理解を示した方というイメージ。

将棋棋士の直感の脳科学的研究@理化学研究所

この研究で羽生3冠の脳画像を撮影しているが、棋士と脳科学のコラボなど、米長会長でなければ許されなかったのではないだろうか。
豪放磊落で新しもの好きな米長さんだからこそ、棋士の直感を解明するという科学者の興味に協力したのだと思う。

その米長さんが、コンピュータとの対戦に向けてのどれだけ綿密な準備、計略をしたのか、棋士が勝つための手練手管が詳細に描かれているのも、この本を読む楽しさだ。
そして、その計略が一瞬にして崩壊する、無知な記者の勇み足には、読んでいて猛烈に腹が立つ。

ユーモアが溢れる中に、どこか影が見え隠れするのは、この本を上梓して1年足らずで米長さんが亡くなることを知っているからだろうか。どこか、米長さんは自分の死期を知っていて、この戦いに臨んだような気がして仕方がない。

私が好きなところは、奥さんに勝つかどうか聞いて「あなたは勝てません」と言われてしまうところ。
理由を問うと奥さんは「あなたは今若い愛人がいないはずです。それでは勝負に勝てません」という。

米長さんといえば、数々の浮名とともにあり、サワヤカ流という棋風ながらエロいことでも有名だっただけに、この奥さんの指摘は凄みがある。

しかも、この一言は単なるエピソードではなく、敗着の一手について分析していく中で、明確に効いてくる言葉になるのだけど、そのあたりは本書を読んで味わって欲しい。

漫画「3月のライオン」に出てくる会長が米長さんと重なる。
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惜しい人を亡くしたと改めて思った。

ツイッターでも名言が多く、将棋ファン以外のファンも多かった。
米長邦雄@yonenagakunio

強い棋士はまだまだ出てくるだろうけど、こういう愛される棋士はなかなか出てこないのではないか。
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fujita244

Author:fujita244
2000年から新宿在住。
21世紀とともに新宿を闊歩。
高度成長期の一億総中流育ち
頭も身体もサイズM。
フツーのオッサンから見て
フツーじゃなさそうな話を
書いています。

2011年12月に
「若だんなの新宿通信」から
「フジタツヨシの新宿通信」
に変更しました。

2012年12月20日にはてなブログも始めました。
「fujita244's field」です。
2013年2月1日からゴルフ専用のブログもはじめてます。
「fujita244のゴルフBK」です。
2つのサブブログもよろしくお願いします。

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