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【鑑賞】文化人類学に興味がある人は是非:グレートジャーニー展

晴れた日曜日、花粉は辛いが気分は晴れやかなので上野に行きました。
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上野公園についたらば、入り口で桜が見事に満開で、今年は早いねと言っていたのですが、咲き誇っていたのは、この入口の桜だけ。
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見事な客寄せパンダならぬ、客寄せ桜ぶりでした。(上野だけに?)

メーンストリートはまだまだの様子でした。
(いろいろGXRで写真をとったのですが、それは別エントリで)


お目当ては、国立科学博物館特別展「グレートジャーニー 人類の旅」
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始まったばかりで、思っていたよりも客が少なかったですが、これから春休みには混雑しそうな展覧会です。
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アフリカに生まれた人類が、世界中に拡散していった人類最大の旅路を、イギリス人の考古学者ブライアン・M・フェイガンは「グレートジャーニー」と名付けました。
本展では360万年前の人類が家族で連れ立って歩いた最古の足跡化石をその「グレートジャーニー」の象徴として位置づけています。700万年前の人類誕生から説き起こし、人類が様々な困難を克服しながらどのように地球上に拡散していったのかを紹介します。人間にとって過酷な環境である「極地」(熱帯、高地、極北、乾燥地帯)で人はどうやって生きてきたのか。地球上の様々な環境で今も暮らす人々の生活を紹介することなどにより、その土地ならではの"生きる知恵"と文化を見て、追体験していくことで、「人間の生きていく強さ」を再発見し、そこから自身の未来を考えていきます。
監修者の一人である関野吉晴は,1993年、「グレートジャーニー」の過程を自らの腕力と脚力を頼りに、動力を一切使わずに逆ルートで体験する旅に出ました。南米大陸最南端のナバリーノ島から人類誕生の地・東アフリカまで、8年3か月の歳月をかけた旅の様子は、1995年からフジテレビでドキュメンタリー番組「グレートジャーニー」として放送され、自然と一体となって暮らす各地の人々の中に入っていく同氏の姿は、多くの視聴者に感動を与えました。また、2006年からは私たち日本人の祖先が日本列島に到達したルートを辿る様子も「新グレートジャーニー」として放送され、大きな話題となりました。



ということで、フジテレビで放映していた「グレートジャーニー」を科学博物館的に構成したもの。
もともと、科学博物館の研究者が関野さんのアドバイザーになっていたこともあって実現したようです。

テレビの企画だと馬鹿にしてみるととんでもありません。
これは、人類の原点探しの旅であり、未だ残る少数民族の暮らしを探る文化人類学的旅でもあります。

梅棹忠夫先生が生きてらしてご覧になったらば絶賛するに違いない、もしくは、ご自身の旅と引き写して語るに違いないというレベルの展示で、子供向けの解説がかえって大人に深く物を考えさせるものでした。

嬉しいのは、ミイラや干し首といった宗教的な意味合いが強いものを覗いて、館内の撮影が自由なこと。

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様々な動物の剥製や少数民族の衣装、住居の模型など、フォトジェニックな展示が多数。
館内随所にビデオ映像で説明があるのは、もともとテレビ番組だからですね。

それにしても長いことやってたんですね。
1998年から2012年まで断続的に番組を放映していたらしい。
陸を歩くだけではなく、海にも挑戦していて、縄文号と名付けた船でフィリピンから石垣島へわたっています。
砂鉄を集めてたたらを踏んで鉄を作り、それで大工道具を作って、木を切りたおして船を作るとか、話が壮大です。
そして、それを実現する行動力と多くの人の協力が素晴らしい。

また、見ていただきたいのは、単なるコレクションの展示ではなく、考え方の展示になっていること。
「少数民族の当たり前(考え方)」の説明がパネルになっており、そこには人の暮らし方の原点が書かれているように思いました。
そこに住人の家に泊まり、その土地の人の食べ物を食べる。
これこそ、文化人類学的考察です。
そのため、展示に狩猟のシーンを見せるビデオや、トナカイやアザラシの料理方法など、現代日本人から見るとグロテスクな点も見られますが、生きるということは本来、そういうものと切り離せないことも説いているので、その点をお子さんと考えるにはいいかもしれません。

詳しくは見に行っていただきたいので書きませんが、そういう「考え方」「問題点」というのを指摘しつつ、関野さんの旅=グレートジャーニーに同行するという感じでしょうか。

旅の最初と最後は、人類最古の足跡。

アフリカ、タンザニア・ラエトリ遺跡にある、人類最古の足跡。ここは人類が地球上に拡散していくスタート地点、そして、関野吉晴の約53,000kmに及ぶ旅のゴールでもある。私たち人類のすべてはここから始まった事をあなたは知っていただろうか。



最後は、足跡からイメージされた復元された猿人を見ることになります。
この猿人の復元には、ナイナイの岡村さんが協力したとのこと。

ナイナイ岡村、猿人復元の学術モデルに@シネマトゥデイ

ナインティナインの岡村隆史が、人類最古の足跡化石(ラエトリ足跡)やさまざまな科学データから360万年前の猿人の姿を完全復元させる「アファール猿人復元プロジェクト」で、猿人復元のための学術モデルに起用されたことが明らかになった。



復元の模様も館内ではビデオで流されてますが、全くおふざけではないです。

異例のオファーに岡村も「これまでも『猿』や『猿人』に関するオファーはよくありましたが、今回は、国立科学博物館で展示する猿人復元の学術モデルということで、話を聞いたときは、あまりにも真面目な内容に『なにそれ?』とびっくしりました」と驚きを隠せない。



これも楽しみにしていただきたいと思います。

これだけ見ても結構疲れますが、この特別展チケットで常設展も見られますのでぜひそちらも見ていただきたい。

今なら、この展示もいいですね。

科博NEWS展示 『千石正一』と爬虫両生類標本~セーフティーネットで守られたコレクション~@地球館

爬虫両生類の調査研究、理解普及で知られる千石正一氏の標本コレクションが、国立科学博物館に寄贈されました。今回の寄贈をきっかけとして、紹介パネルと一部の標本展示を通じて、千石先生のコレクションと活躍を振り返り、自然史標本セーフティーネットの重要性を紹介します。
TBS系の動物番組で解説者として度々登場したことから、テレビでおなじみの「千石先生」、動物飼育雑誌での寄稿や数ある書籍などで知る人も多いかもしれません。千石先生はタレント?動物好きのおじさん?それとも研究者?多彩な才能を開花させた千石氏ですが、彼が膨大な量の標本を収集していたことはあまり知られていません。
千石正一爬虫両生類コレクションは、総標本数8000点以上にのぼります。生前、コレクションは松戸市教育委員会で管理されていましたが、昨年10月にすべて国立科学博物館へ寄贈されました。この膨大な標本コレクションから、千石氏の研究者としての一面をうかがい知ることができます。本展示では、千石氏の活動・業績を振り返り、彼が残した標本コレクションの意義について考えます。



千石先生のコレクションはびっくりしますよ。

私は、最終日だったこれが見られて満足です。

日本の科学者技術者展シリーズ第10回 「植物学者 牧野富太郎の足跡と今」 @日本館

高知県佐川町に生まれた植物学者、牧野富太郎は2012年に生誕150年を迎えました。生涯愛した植物の研究に没頭し、遺した業績は大きく2つに分けることができます。本展では、これまでの展示と異なる視点-現在という時間軸を加え、牧野富太郎の仕事が後の研究者や植物愛好家にどのような影響を与えたかを考えます。



日本には偉大な科学者がいるものだと思わされます。

色んな要素がある科学博物館に、ぜひこの春休みに行ってみてはいかがでしょうか。

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プロフィール

fujita244

Author:fujita244
2000年から新宿在住。
21世紀とともに新宿を闊歩。
高度成長期の一億総中流育ち
頭も身体もサイズM。
フツーのオッサンから見て
フツーじゃなさそうな話を
書いています。

2011年12月に
「若だんなの新宿通信」から
「フジタツヨシの新宿通信」
に変更しました。

2012年12月20日にはてなブログも始めました。
「fujita244's field」です。
2013年2月1日からゴルフ専用のブログもはじめてます。
「fujita244のゴルフBK」です。
2つのサブブログもよろしくお願いします。

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