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【読書】LINEってスマホ時代の4次元ポケットだったんだね:「LINE なぜ若者たちは無料通話&メールに飛びついたのか?:2012年12月27日






本当に最近目が老化していまして(老眼じゃないけどね)
普通に本が読めません。
本を読むのが億劫で、いつの間にかすっかり読書しなくなっている始末。

それを救ってくれそうなのが、iPadミニでして、電子書籍なら何とか読めてます。
なので、ついついキンドル化された本をポチッとしている状況です。

そこでいくつか読み始めたところなのですが、この本はキンドル化されてない。


LINEが流行っている中で、アカウントは持ってみたけどさっぱり利用シーンがないので、何が良いのかさっぱりわからないでいます。
そこで、この本を呼んで理解してみようと思ったのに。
著者イベントは申し込んだのに行けなかったから、楽しみにしているのに。

とおもったらば、GooglePlayで販売されていました。

Google Playで電子書籍「LINE なぜ若者たちは無料通話&メールに飛びついたのか?」販売開始!@ネタフル

LINE なぜ若者たちは無料通話&メールに飛びついたのか?@GooglePlay

Google eブックスということで、GooglePlayからなのですね。
マイナビ新書はそうなっているんでしょうか。

この辺に各社の戦略というか駆け引きというか、囲い込み合戦が見えますね。

それはさておき、このLINE本を電子書籍で読むというのが、何とも面白い経験でした。

ベースとなる解像度設定がNEXUS設定なのか、iPadミニで読むと文字が平たいというか、ページが全体に立てに圧縮がかかって表示されます。
これが最初何とも気になって仕方がないのですが、最後の方では慣れました。
人間は慣れるんだなと思いましたね。

書体とかレイアウトが気になる人間なので、そのせいで読めない本とか漫画があるくらいなのですが、内容が引き込んでくれれば慣れるものですね。

それくらい、この本は興味深い内容が満載でした。

LINEといえば、無料通話と無料メール、スタンプくらいしか知らなかったのですが、この無料通話でどうしてSKYPEではなくLINEなのか、スタンプってなんであんな不細工にも大きいのか、そういう気になっていた点が鮮やかに切り込まれていて、疑問がまさに雲散霧消、目の前にかかっていた霞が解消していく思いでした。

そして、人間は面倒臭がる生き物でコミュニケーションはしたいが、それが簡単に済む方にソーシャルビジネスは流れるという自前の仮説がまさに当たっていることを感じました。

そして、面倒くさいのにコミュニケーションしたがる動物である人間は、そのコミュニケーションに言葉だけではなく情感を盛りこみたいと思っているという自前の仮説その2もまた、LINEで解決していることを知りました。

その1は、いいねボタンの流行で我が意を得ていたのですが、それを上回り、仮設その2を含んでいるのがLINEのスタンプでの返事なのだというのが、私の理解です。

返事を極小化した「いいね」は、Facebookから生まれましたが、まだ「文字」であり、どういう「いいね」かはわからない、という欠点を含んでいました。文字だけではニュアンスがわからないわけです。
文脈を大事にする日本人としては、どうも【いいね】ボタンは落ち着かない。

そこに出てきたのがスタンプでした。
これはまさにマンガ文化とコミュニケーションツールの融合です。

スタンプの大げさな情感表現が、漫画を見慣れた日本人、漫画文化が爆発的に広まっている東南アジア人、漫画の流行し始めている南米、フランスなど、LINEが流行している地域に受け入れられたのではないでしょうか。

これは、日本が生んだツールに日本が生んだ表現文化を盛りこんだコミュニケーションツールだといえるでしょう。
日本では、これまでにも、ポケベル文化時代の数字で表す挨拶とか、メール文化時代の絵文字とか、短くて情感を盛り込んだ形象文字の開発が盛んでした。

これは、漢字からひらがな、カタカナを開発してきたように、ことばを文字の羅列だけではなく、何か形象にニュアンスを盛り込んで情感を伝えやすいものに変えていくことに、一日の長があるというか、民族的に長けているのかもしれません。

そして、ケータイにネットを乗せたiモードを経た日本人だからこそ、早くスマホの価値が理解できたのであり、スマホ時代にLINEを開発できたのだという説明も説得力があり、その背景をiモードの父・夏野さんに説明させるあたりの構成も素晴らしい。

Facebookがパソ通というかPCベースのソーシャルコミュニケーションであり、Twitterはケータイ時代のソーシャルコミュニケーション、そしてスマホ時代になって、デジタルネイティブの中にPCもケータイとも違う新たな世代が登場している中で、スマホしか知らない世代にとってピッタリのサービスがLINEをであり、まさにLINEネイティブが出てきたということがわかりました。

LINEは、スマホをターゲットにした新しいアプリで、PCやケータイからの移植アプリではない、というところが実に肝で、さらにPC時代やケータイ時代に何があったか知らないスマホネイティブが、LINEさえあれば、他にアプリはいらないという所に、LINEの爆発的拡大の背景があるという分析は、まさに驚くべきものでした。

PC文化、ネット文化を知らない人たちを相手にするスマホアプリだったのか。

それで目から鱗が落ちた感じです。

LINEを使っている人にSkypeにしない理由など聞いても無駄なんですよね、知らないんだから。
これは、ケータイを扱っているキャリアにとっても、まったく不意打ちだったのではないでしょうか。
積み重なっていると思ってきた自分たちが作ってきた文化を知らない世代が、早くも出てきたということなのですから。

この代替わりの速さが、PC時代からネットをやってきた私がスマホについていけない感じがする理由なのかもしれません。

でも、すでに色々ある中に生まれたスマホ世代にとっては、ありすぎてよくわからないアプリから使いやすいものを探すという行為すら、省力化したいことであって当然で、そこにLINEさえあればいいという状況を作ったことがLINEの凄さなのでしょう。

LINEが次々と自分たちに必要なアプリを用意してくれる感覚は、のび太が困ると4次元ポケットから何かを出してくれるドラえもんなのかもしれません。

私もLINEカメラが便利で、インスタグラムとか使わなくなりつつあります。
食事はミイルでとって、FacebookとTwitterに流し、街の中で面白いものを見つけるとLINEカメラで取って、フェイスブックとツイッターとmixiとLINEに一斉送信。
そんな生活です。

LINEでのやり取りはまだそれほどしていませんが、電話やメールの替りになっていくのかもしれません。
私はメールの替りは、FacebookのメッセやTwitterのDMが多いんですが、それも電話をかけないからですね。

最近の付き合いでは電話番号は知らないけど、FacebookやTwitterのアドレスは知っている人が多い。
遊び関係はmixiのマイミクが多いので、そちらもmixiのメッセに頼ってますね。
こういう、古いコミュニケーションツールを使っている人は、LINEを使わないかもしれません。

でも、スマホを握りしめて寝ているようなポストケータイ世代は、LINEで全てがまかなえるのでしょう。

電話番号の交換は、電話のためではなくLINEのIDのためになっていくのでしょうか?

LINEの使い方ではなく、LINEとは何か、なぜLINEなのかを知るには、この本しかないと思います。
LINE なぜ若者たちは無料通話&メールに飛びついたのか? (マイナビ新書)LINE なぜ若者たちは無料通話&メールに飛びついたのか? (マイナビ新書)
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プロフィール

fujita244

Author:fujita244
2000年から新宿在住。
21世紀とともに新宿を闊歩。
高度成長期の一億総中流育ち
頭も身体もサイズM。
フツーのオッサンから見て
フツーじゃなさそうな話を
書いています。

2011年12月に
「若だんなの新宿通信」から
「フジタツヨシの新宿通信」
に変更しました。

2012年12月20日にはてなブログも始めました。
「fujita244's field」です。
2013年2月1日からゴルフ専用のブログもはじめてます。
「fujita244のゴルフBK」です。
2つのサブブログもよろしくお願いします。

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