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【観劇】「いのち」を問う対照的な作品で演出家が見せたかったものはなんだろう?:朝に死す、葉っぱのフレディ:2012年3月25日(転載)





タイトルで全てなんですが、24日に銀座・みゆき館劇場

ドアーズ3月公演「葉っぱのフレディ」と「朝に死す」



>生命をテーマに、小作品、良作品をお送りします。

『朝に死す』

は生きることへの渇望を。

『葉っぱのフレディ』

は生命の繰返しを描きます。



ということなのですが、なんとも対照的な二本。

Performance_img_1



ストーリーをシアターガイドのサイトから引用すると、

>『葉っぱのフレディ』

葉っぱのフレディはこの春 大きな木の梢に近い太い枝に生まれました。

春に生まれたフレディは、どの葉っぱも自分と同じ形をしていると思っていましたが、

やがてひとつとして同じ葉っぱはないことに気がつきます。

フレディの親友のダニエルから自分たちは木の葉っぱだということ。そして繰り返す季節の移り変わりの話を聞きます。  春が過ぎ、夏、秋、そして冬…。

とうとう散ってしまう葉っぱたち。それは死ぬってことなの…?

繰り返す物語の音楽劇。



 



『朝に死す』

ずっと長く続くコンクリートの壁の前、そこに男が女を背負ってやってくる。

男は何かに追われている様子。女は足にけがをしている。

男が仲間を裏切ったことで撃たれそうになったところを、そこに飛び込んできた女に弾が当たり…男は女をおぶって逃げてきた。

そこから二人の奇妙な会話が始まる。

清水邦夫作品の初期の作品。青く、熱く、脆い…ある男と女の話。



葉っぱのフレディが30分、朝に死すが50分と短いもの二本の組み合わせ。

それでも、80分ですから、ちょっとした芝居1本よりも短い。

お得なのか、それとも……。



結果は、お得でした。

どちらかの芝居が好きな人は、もう一本はまず自分から見には行かないだろうと思うんですね。

それくらい対照的というか異質な2作品。

私も「朝に死す」の方に出るマイミク荒井ゆ美さんが出てなければフレディは見なかったと思う。



でも、それを2本一緒に見せたかった演出家の意図は、

「いのち」は消えるものであり、その消え方は様々だということなのでしょうか。



葉っぱとしての意義と意図を知り、満足して消えて行くフレディと、

なぜ生まれてきたのかを掴みきれず、信じきれないままに理不尽に殺される二人。



海外作家の絵本を元にした21世紀の子供向け音楽芝居と、

60年代の若者向けアングラ芝居。清水邦夫作品「朝に死す」



どう考えても上演前に演出家の意図は掴みきれませんでしたが、

でも観劇後にはなんとなく心のなかに広がるものがありました。

「朝に死す」の最後のシーンの演出に、その意図が凝縮されていたからです。



追いかけてきたヤクザに無残にも殺された二人の男女。

受け入れることのできない、解消されない違和感が残るはずが

死んでいった二人の上に降り注ぐ光、救いを象徴するような音楽。

フランダースの犬でネロとパトラッシュが死んだ時のような演出でした。



どんな死にも救いがある。

生きることは死ぬことを考えることから始まる。



そんなことを伝えたかったのでしょう。

もちろん、それは3.11以降の演劇のテーマの主流となるものです。

そのために、この対立する二本を持ってきた演出家の意図は、

私なりにはつかんだつもりですが、でもそれでよかったのかどうかは自信がありません。



見た人それぞれが感じるべきことなのでしょう。

当たり前ですが。



今日までなので内容に踏み込んで書きましたが、

14時からなのでまだ間に合うかも。

観てみてください。

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プロフィール

fujita244

Author:fujita244
2000年から新宿在住。
21世紀とともに新宿を闊歩。
高度成長期の一億総中流育ち
頭も身体もサイズM。
フツーのオッサンから見て
フツーじゃなさそうな話を
書いています。

2011年12月に
「若だんなの新宿通信」から
「フジタツヨシの新宿通信」
に変更しました。

2012年12月20日にはてなブログも始めました。
「fujita244's field」です。
2013年2月1日からゴルフ専用のブログもはじめてます。
「fujita244のゴルフBK」です。
2つのサブブログもよろしくお願いします。

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