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【科学】行動生物学サイエンスカフェに行って来ました:2012年11月7日



11月6日に東京大学駒場キャンパスで開催された行動生物学サイエンスカフェに行って来ました。

日本学術会議行動生物学分科会の主催で、東京大学進化認知科学研究センターの共催。
飲み物、お菓子代金として参加費500円を払って参加です。

コクチーズを使った応募サイトによると

行動生物学では、動物の行動から普遍的な法則を導き出す研究をすすめています。ところが、そのような研究の中からも、動物のさまざまな個性が見えてきます。このサイエンスカフェでは、サケが川のにおいをかぎ分ける行動、マウスの同情心、犬と飼い主の関係性、霊長類の子育て、巣を飾り立てるニワシドリの個性、ジュウシマツに見られる好奇心の個体差などを紹介して、動物の個性を適応戦略のひとつとして考えてみようと思います。そこから、人間の個性についても生物学的に考えるきっかけが出てくることでしょう。



ということで、テーマは「個性の行動学」。

話題提供者がサイエンス・カフェという割には一人ではなく、豪華メンバーでした。

長谷川真理子(総合研究大学院大学)
長谷川寿一 (東京大学)
上田宏 (北海道大学)
上田恵介 (立教大学)
仁平義明 (白鴎大学)
岡ノ谷一夫 (東京大学)
渡辺茂(慶應義塾大学)

その分野の錚々たる方々で、日本学術会議の行動生物学分科会のみなさんです。

3号館113号室という普通の講義室で開催されましたが、関係者、参加者で会場は満員。
30名以上参加したんじゃないでしょうか。

お話は、岡ノ谷先生を皮切りに「動物にも個性があり、性格がある」というような内容でした。
これまで動物の中にある共通性を科学は扱ってきたわけですが、個体ごとの差異というものにも進化的な意味があるといえるのではないか、という視点からの研究が増えているらしいです。
長谷川真理子先生が「ビヘイビア・シンドローム behavior syndrome」という言葉を使い始めていることを紹介されていました。
なんだか恐ろしい病気みたいな名前ですが、ある行動パターンの多様性をひとまとまりにして扱うというようなことのようです。

ある行動をサルがはじめるにあたって、その個体が「好奇心が強い、怪我が絶えない」と仁平先生が紹介されていましたが、お調子者、新しもの好きというのがサルにもいて、それがそれまでにない行動を開拓していくのでしょう。
その辺は、人間にも共通していそうですね。
しかも人間は、さらにその傾向が強い動物であるとも言えそうです。

そういう「動物研究を人間にフィードバックする」という視点で、もう少し研究のお話をふくらませていただけると、専門家でない参加者にわかりやすくなったように思います。

大変面白い話題が多かったのですが、何分にも2時間程度なので、みなさんのお話を聞くだけで精一杯でした。
また、サイエンスカフェということで、コーヒーとお菓子が出るわけですが、さらにサロンというか、話題提供者を囲んだ雰囲気をもう少し出せる場所だと良かったように思いました。

一回性の場と人からでは、サイエンスカフェにはならないのだということも、改めて感じました。
サイエンスカフェは、方法や形式ではなく、場と人のあり方のようにも思います。
大学の教室でコーヒーとお菓子を挟んで話を聞いたり質問したりするのも、新鮮味があって良いものですが、やはりサイエンス・カフェはないなあと。

カフェという言葉に象徴される「場作り」、「関係づくり」がサイエンス・カフェなのではないかと、言うようなことを考えさせてくれた場でした。


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fujita244

Author:fujita244
2000年から新宿在住。
21世紀とともに新宿を闊歩。
高度成長期の一億総中流育ち
頭も身体もサイズM。
フツーのオッサンから見て
フツーじゃなさそうな話を
書いています。

2011年12月に
「若だんなの新宿通信」から
「フジタツヨシの新宿通信」
に変更しました。

2012年12月20日にはてなブログも始めました。
「fujita244's field」です。
2013年2月1日からゴルフ専用のブログもはじめてます。
「fujita244のゴルフBK」です。
2つのサブブログもよろしくお願いします。

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