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【政治】政党の時代の終焉を望む:2012年9月27日




民主党総裁選は、現職の野田総裁の圧勝で決勝戦も無し。

自民党総裁選は、石破さんが地方票の55%を集めたのに、決選投票で現職国会議員が安倍元総理を選んだ。

この2つの総裁選を見ていて、これは、2大政党制を目指して進んできた選挙改革(政治改革になってないし)が、ついに政党の存在意義をぶっ壊してしまったのではないかと思った。

つまり、小選挙区比例代表並立制という現行の選挙制度がもたらした悲劇なのではないかと。

小選挙区比例代表並立制@Wikipedia

細かい説明は省くが、この制度によって、選挙が人物よりも政党の人気に左右されやすくなってしまった。
小選挙区では、二大政党制の場合は一騎打ちになることが多く、さらに比例代表は政党名での投票が個人名よりも多い。
国会議員は、一部の中枢と数合わせのその他の議員にわかれ、数の論理が幅を利かせるようになる。
数を取る選挙が中心になると個人の政治主張や地域の声よりも政党のマニュフェストが大事になってしまった。
1994年の導入決定時も2大政党制の実現という声に押されて当時の自民党総裁河野洋平が渋々受けたということになっている。目的は選挙費用の削減だった。
でも、その裏で小沢一郎が考えていたのは「数の論理」と一騎打ち選挙で相手を貶す手法の確立だった。

小沢一郎の存在がクローズアップされるのは、この選挙の強さと数の論理の徹底であり、それを推進したのが小選挙区比例代表並立制だったといえる。
そして、選挙が「政党の勢い」が大事で個人の選挙活動ではないことを証明したのが小泉純一郎だった。
彼が行った「自民党をぶっ壊す」と言う言葉で自民党に投票させるというギミックは、政党の力でしか選挙が動かなくなった時代の始まりで、結果、本当に自民党をぶっ壊したのが、今回の総裁選だったように思う。

こうした政党選挙が地方を代表する個人よりも大きいという時代の到来、そのひとつのゴールが今回の総裁選で、民主党は数合わせだけの政党だとバレたし、自民党は地方の声よりも国会内の権力闘争だけが幅を利かせていることが如実になったといえる。

誰もが、常に選挙のことを考えているのは、国会議員たるもの変わらないのかもしれないが、そこで主張される政治家個人の思いとやらは随分と変わってしまったのではないか。

選挙区で戦っているのは政党代表であって、地域代表の選出ではなくなってしまった。
だから、落下傘だろうがなんだろうが、勝てそうな人物ならばだれでもいいし、なんなら政党名さえ連呼できれば誰か特定の人物がいなくてもいいのだろう。

そして、比例で当選した誰だかわからない議員は、政党名で通ったことも忘れたかのように、次に当選しそうな政党に移っていく。政党名さえあれば自分の実力など関係ないことをよくわかっているのだね。

こんな選挙で国が良くなるんだろうか?
地方の声を反映しない総裁選びだけではなく、国民の声を聞かずに政党内の力関係と次の選挙だけを考えた行動ばかりの国会議員たち。

それを選んだのは国民だというけど、国民は選挙制度は選んでないからねえ。

政党政治優先の政治運営システムも国民が選んだものじゃないよね。
政党にならないとお金ももらえない、質問もできないような、国会議員一人ひとりが平等ではない政治運営は、本当に国民の声を反映したシステムだといえるのだろうか。

総裁選に現れた状況は、現状の国会運営システムと選挙システムが生んだ産物であり、それが、国民の声を反映する国会議員という存在を産まないシステムになっていることの証左だと思う。

さらに、総裁選の過程で政党が考え方を共有する集団でないこともわかってしまった。
政党は国会議員であることを保証してくれる組織であり、政党にいないと国会議員でいられないから所属する組織にすぎない。そう思っている国会議員が多いことが、あれだけ話がバラバラでも所属できるということから透けて見える。

それにしても政党を強化するような仕組みが、逆に政党の存在理由の崩壊を生んでいるというのは皮肉だ。

2大政党政治などと、アメリカやイギリスのような大人の政治が生まれることを期待したのに、日本は政権の争いから、ますます幼稚な足の引っ張り合いに終始し、揚げ足取りだの言葉遊びだのに堕してしまった。

政党政治など満足にできない国なのだから、小選挙区はやめて中選挙区に戻して、いろんな政治集団の共存する選挙システムにしてはどうか。
さらに、国の代表が毎年変わるような政治システムもやめて、ある一定程度の政党から独立した政権が誕生するような国会運営ができないものだろうか。

国民が望んでいるのは安定した政治システムで行われる長期的な視点に基づいた国家運営を行える政権であって、それが担える政党などどうでもいい。
だいたいそれはどうも、自民党にも民主党にも期待できそうもない。
しかも、今の選挙システムだとどっちかになるだけで、うまく進みそうもない。

だから、早く選挙制度改革を進めて欲しい。
定数の是正とあわせて、小選挙区と比例代表をやめて、全国1区でネット選挙を解禁してはどうか。
100万人に一人の全国区議員と、道州制の代表として、地域の首長を含めた地域代表議員の併用制で地域の声も吸い上げる。

政党は解散。各政党の不動産は没収して、国で一元管理。

そんな案を国民投票で決めて欲しい。
政治家は国民が選んだのだから、政治家の愚かなのは国民が愚かだからだと言われるけど、今の政党政治は国民が生んだものではないと思わざるをえない。

本当に国民が決められるような仕組みを国民の手で決めないと、これは本当に流れが良くないですよ。

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fujita244

Author:fujita244
2000年から新宿在住。
21世紀とともに新宿を闊歩。
高度成長期の一億総中流育ち
頭も身体もサイズM。
フツーのオッサンから見て
フツーじゃなさそうな話を
書いています。

2011年12月に
「若だんなの新宿通信」から
「フジタツヨシの新宿通信」
に変更しました。

2012年12月20日にはてなブログも始めました。
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2013年2月1日からゴルフ専用のブログもはじめてます。
「fujita244のゴルフBK」です。
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