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【読書】50歳以上は読んでおいたほうがよい本:こんなに変わった歴史教科書:2012年4月20日



さいきん、めっきり本が読めなくなっています。
ネットばかり見ているせいもありますが、目が疲れやすくなったからでしょうか。
もともとフィクションが苦手なので、小説は読まないし、ビジネス書も食傷気味。
そんな中、時間つぶしに入った書店で目について勝ったのが、この本でした。


こんなに変わった歴史教科書 (新潮文庫)こんなに変わった歴史教科書 (新潮文庫)
山本 博文

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類書は色いろあるでしょうが、この本の良いところはまず文庫で安い。
定価460円です。

内容は、新しい歴史教科書の話ではなく、昭和(1972年刊行)の中学の歴史教科書と平成(2006年刊行)の同じ出版社(東京書籍)の歴史教科書の記述を比較して、現れている違いと、その背景を記述したもの。

1972年刊行の中学の教科書ということは、1958年(昭和33年)生まれくらいから下の世代の教科書、つまり1974年に中学入学した私はドンピシャの世代。
ということは、私が中学の歴史の時間に、最初の10分を使ってクラス全員で唱和した年号の覚え方は、もう役に立たないの?(そんな授業だったんです)

イイクニ作ろう鎌倉幕府とか(1192年鎌倉幕府成立)
ナクヨウグイス平安京とか(794年平安京成立)
ほっとけほっとかゴミヤさんとか(538年仏教伝来)
イサンデサンザン、足利尊氏とか(1333年室町幕府成立)

今でも思い出すのは、あの歴史の時間の年号語呂合わせの唱和だなあ。

こんなに変わった歴史教科書@新潮社

昔、お札で見慣れたあの絵の人物は聖徳太子ではなく、鎌倉幕府が開かれたのも1192年ではなかった? 昭和生れの歴史知識は、平成の世にあっては通用しない。歴史の基礎中の基礎、中学校教科書は、この三十年の間に、驚くほど多くの記述が書き改められている。それはなぜなのか? 昭和と平成、新旧二つの歴史教科書を比較しながら、その変化の理由=史学研究の成果を楽しく学ぶ。



著者の山本博文さんは『江戸お留守居役の日記』で、日本エッセイスト・クラブ賞を受賞された方。東大の歴史編纂所に勤めて、いまは教授だって。

江戸お留守居役の日記 (講談社学術文庫)江戸お留守居役の日記 (講談社学術文庫)
山本 博文

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それにしてもたくさん本出してますね。

この辺も面白そうです。

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歴史研究が反映されて教科書が書き換わるというのは、健全なことなので良いことなのには違いないのですが、なんとなく寂しくもありますね。
それに、平成生まれが新入社員で入ってきている昨今、飲み会でうんちく語ったら、いまは学説が違うなんてことにもなりかねません。
「部長、それ、いま変わったんですよう」
なんて、新人に言われたら立つ瀬がありません。

そんな人のために、この本読んで、新しい教科書の内容もフォローしておきましょう。

それにしても、歴史というのは実に面白いです。
目次を見ればわかるように、ほんと、こんなことが変わったのと思うようなことばかりですよ。


目次は以下のとおり(新潮社の当該ページより)
はじめに
第一章 古代
人類の出現――登場の年代はどんどんさかのぼる
三内丸山遺跡――発見、発掘で変わる時代像
稲作の始まり――米づくりはいつ日本に伝わったのか
大和朝廷――「大和政権」と表記するようになった理由
仁徳天皇陵――世界最大の古墳と習ったはずだが……
聖徳太子――旧一万円札の肖像は別人?
和同開珎――日本ではじめて鋳造された貨幣は何か
蝦夷――反乱者から抵抗の英雄へ
第二章 中世
鎌倉幕府――「イイクニつくろう」と覚えたが……
源頼朝の肖像画――別人なのか? 論争つづく
モンゴル襲来――2回とも暴風が吹いたのか
騎馬武者像――足利尊氏ではなかった
倭寇――日本人ばかりではなかった
武田信玄画像――あの鬚の武将は誰なのか
第三章 近世
長篠の戦い――「武田騎馬隊」は存在したのか
江戸時代の身分制度――「士農工商」はなかった
慶安のお触書――幕府が出したものではなかった
島原・天草一揆――「乱」から「一揆」へ
絵踏――「踏絵」を使って行われた「絵踏」
鎖国――幕府は国を閉じていなかった?
江戸時代の貨幣――「銀座」は京都にもあった
田沼意次――見直される「功」と「罪」
百姓一揆――原因は「苦しい生活」だけなのか
「鎖国」は祖法――外国との通商を断る方便だった
『南総里見八犬伝』――なぜ大ベストセラーになったのか?
第四章 近代
インド大反乱――イギリスの植民地支配への抵抗
日米和親条約――アメリカの目的は中国との貿易だった
大政奉還から倒幕へ――策謀でつくられた「倒幕の密勅」
戊辰戦争――なぜ「戊辰の役」とは呼ばなくなったのか
古い身分制度の廃止――なくなった「四民平等」という言葉
徴兵令――最初は抜け穴だらけだった
北海道開拓――従事させられたのは屯田兵だけではなかった
岩倉使節団――不平等条約改正をめざしたが……
西南戦争――「役」から「戦争」に変わった理由
日清戦争――きっかけは「甲午農民戦争」
日露戦争――日本の大国意識とアジア諸国独立に影響
おわりに
参考文献一覧
執筆者紹介


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fujita244

Author:fujita244
2000年から新宿在住。
21世紀とともに新宿を闊歩。
高度成長期の一億総中流育ち
頭も身体もサイズM。
フツーのオッサンから見て
フツーじゃなさそうな話を
書いています。

2011年12月に
「若だんなの新宿通信」から
「フジタツヨシの新宿通信」
に変更しました。

2012年12月20日にはてなブログも始めました。
「fujita244's field」です。
2013年2月1日からゴルフ専用のブログもはじめてます。
「fujita244のゴルフBK」です。
2つのサブブログもよろしくお願いします。

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