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「芸術と科学の婚姻」を見てきました

10月15日に初めて向ヶ丘遊園という駅で降りました。

川崎市岡本太郎美術館に行くためです。
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20世紀の偉大なアーティスト岡本太郎は今年生誕100年ということで、
常設展「生誕100年、あっぱれ太郎 女と男と岡本太郎」 展に加え
岡本太郎生誕100年記念展
「芸術と科学の婚姻 虚舟 (うつろぶね)―私たちは、何処から来て、何処へ行くのか」展

が開催中。その初日に開かれたシンポジウムを見に行ったのでした。

このシンポジウムは二部にわかれていて

>トークショウ「芸術と科学の婚姻」
生命システム理解のための研究活動にアートの側面を取り入れ、さらに芸術表現活動も積極的行っている科学者、岩崎秀雄さん。音楽大学で作曲法、ソノロジーなどを学びながら、現在、理化学研究所で脳と音楽の関係について研究をすすめ、表現活動もおこなっている濱野峻行さん。科学の世界では珍しい存在のお二人にそれぞれの分野でのイマジネーションについて色々な側面からお話を伺います。

シンポジウム「社会へ開かれる、美術以外のジャンルへ開かれる、新しいアートのあり方」
岡本太郎をはじめとした、前衛の鬼才たちにオマージュ絵画、招魂の作品をつくっておられる、篠崇さんに始めに、ご自身の作品について話していただき、それに続き、「社会へ開かれる、美術以外のジャンルへ開かれる、新しいアートのあり方」について、出品作家の方々に、自由に語っていただきます。


この1部のトークショーの人選をお手伝いした関係もあって、ご招待頂きました。

2部に先立って企画展を見たのですが、現代アーティストと科学を表現した展示が渾然としていました。

>このたび当館では、岡本太郎生誕百年記念展「芸術と科学の婚姻 虚舟(うつろぶね) ―私たちは、何処から来て、何処へ行くのか」を開催いたします。
 この展覧会は、戦後の旗手、大野一雄、岡本太郎、澁澤龍彦、土方 巽、三島由紀夫を、画家・篠 崇と写真家・細江英公の手により表象した作品と、9人の現代作家の科学を視野に入れた制作を展示するとともに、その背景としての「宇宙」「脳」「細胞」という3つの分野の最先端の研究成果を、国立天文台、東京大学数物連携宇宙研究機構、理化学研究所などの気鋭の研究者から多大なご協力を得て、大画面の映像でご覧いただこうという、思い切った試みです。

[出品現代作家] 粟野ユミト、岩崎秀雄、植田信隆、杉本博司、多田正美、銅金裕司、戸田裕介、能勢伊勢雄、藤本由紀夫

[宇宙] 宇宙の始まり・見えないものをどうイメージするか。
[脳]  人間たらしめるもの・脳研究の多様さ、深さをどう見るか。
[細胞] 私たちをいかすもの・細胞の仕組みをどう解き明かそうとしているのか。


さほど広くない空間にこれだけの作品があるので、渾然一体と言うか、混沌と言うか
作品を味わうには盛り込みすぎたかなという感じなのですが、
それぞれに面白い作品たちではありました。

それで、私がシンポジウムを聞いていて思っていたのは、
これは「婚姻」ではないなということ。

芸術というのは「人間の感覚」を拡張するものではないかと思うんですね。
視覚とか聴覚とか、第6感まで含めた感覚に新しい世界を提供するのが芸術。

一方で、科学というのは「人間の知」を拡張するものだと思うんです。

つまり、知性と感性それぞれを拡張し、人間を複雑にまた豊かにしていく創造。
それが、科学と芸術なのではないかと。

そうすると、婚姻するものと言うよりも「地と図」のような、
どちらかに目を凝らすと、片一方が見えなくなるような存在ではないかなあ。
ただ、すでにお互いを抜きにしては、新たな地平が開けないところに来ている。
科学の知見抜きで芸術は前に進まないし、芸術的感性無しで科学は開けない。

背中合わせなのか、睨み合っているのか、溶け合っているのか、反発しているのか。
そのへんは表現によって様々かもしれないけど、まったく無視しては成り立たない。
そういうものになっているのではないかと感じていました。

岡本太郎の作品は、感覚の奥底を揺り動かすような力を感じます。
そこに科学はないように思えるけど、科学の力を借りないと構造物も立たないわけです。
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向ヶ丘遊園の駅から歩くと20分くらいありますかね。
生田緑地の一番奥になります。

最近、藤子・F・不二雄ミュージアムも近くに出来たようなので、
そちらと一緒にどうぞ。
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ジャンル : 学問・文化・芸術

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fujita244

Author:fujita244
2000年から新宿在住。
21世紀とともに新宿を闊歩。
高度成長期の一億総中流育ち
頭も身体もサイズM。
フツーのオッサンから見て
フツーじゃなさそうな話を
書いています。

2011年12月に
「若だんなの新宿通信」から
「フジタツヨシの新宿通信」
に変更しました。

2012年12月20日にはてなブログも始めました。
「fujita244's field」です。
2013年2月1日からゴルフ専用のブログもはじめてます。
「fujita244のゴルフBK」です。
2つのサブブログもよろしくお願いします。

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