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アカデミーがない国に首席科学官がおけるか?

タイトルの通りです。

日本には、イギリスのような意味でのアカデミーがない。

学術会議がアカデミーの体を為していないからだ。
そのことについては、私等よりも多くの人が指摘しているから、そちらを見て欲しい。

しかも、総合科学技術会議というのは内閣府に設けられている科学に関する検討機関ではないのか?
内閣府に設けられている「重要政策に関する会議」・総合科学技術会議・経済財政諮問会議・中央防災会議・男女共同参画会議
(それにしても、この4つがまったく機能しているように見えないなあ)

なのに、首席科学官をおこうというタイトルで何を書こうというのか?


【2011年5月31日 日本にも首席科学顧問が必要では? 】@サイエンスポータルレビュー
>駐日英国大使館・政策研究大学院大学共催のシンポジウム「緊急事態における科学者の情報受発信 ~フクシマからの教訓~」で、英国首席科学顧問のジョン・ベディントン卿が基調講演し、福島第一原子力発電所事故によっても英政府の原子力に対する見方に変化がないことを明らかにした。さらに、ベディントン卿の講演から、多くの人が感じたと思われることがある。科学者と政府の関係に関する日英の大きな違いだ。

この書き出しで「感じた」という違いが、タイトルにつながっていないのだよね、このレビューは。

>ベディントン卿は首席科学顧問に就任するまでインペリアル・カレッジで応用集団生物学の教授をしていた。首席科学顧問というポストは、第二次世界大戦時、チャーチル首相(当時)に始まって以来、歴代首相のアドバイザーとして必ず置かれている。米国の科学技術担当大統領補佐官とは違って政治的に任命されるポストではない。ベディントン卿はブラウン前首相(労働党)から現在のキャメロン首相(保守党)と続いて首席科学顧問の地位にある。米科学技術担当補佐官のような完全に政府の一員ではなく、科学界を代表し、首相に的確な助言をするのが役目という。

このべディントン卿がフクシマで起きたことの理解が素早く正確で、
その見識を元に英国への助言が出来たから、英国はフクシマで焦ったりしなくて済んだらしい。

それは素晴らしい。

でも、このレビューの締めはこうなっている。

>英国の科学界を代表する人物と駐日英大使館員との間に既にこのような対話があった事実を知って、多くの日本国民はどう感じるだろうか。

主席科学官を置いてはどうか、という提言なんかないじゃないか。
こういうタイトルを「釣り」と言うんじゃないの?

本当に主席科学官を於けば、何かが解決するとこの書き手は思っているんだろうか?

私の意見は、主席科学官などおいても、
しょせんは利用する気のない政治家のもとでは、
すでにある学術会議や総合科学技術会議の有識者議員とやらが、
まるで有効に機能しているように見えない現状を改善せずに、
新たなポストだけ増やしても、それは科学界の天下り(天上り?)ポストでしかない。

書き手がイギリスを羨ましがるのは勝手だが、的確なタイトルで書かないと、
この記事そのものの内容がないわけではないので、勿体無いと思う。

科学界が何もしていないわけではないだろうし、同様の分析をしている人もいたように思う。
でも、その人も、科学界も、政治に有効に組み込まれていないことが不幸なのだ。

自分に聞こえのよいことだけいう、同窓の人で固めたがる首相には、
どんなポジションを作っても無駄だということだと思う。
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fujita244

Author:fujita244
2000年から新宿在住。
21世紀とともに新宿を闊歩。
高度成長期の一億総中流育ち
頭も身体もサイズM。
フツーのオッサンから見て
フツーじゃなさそうな話を
書いています。

2011年12月に
「若だんなの新宿通信」から
「フジタツヨシの新宿通信」
に変更しました。

2012年12月20日にはてなブログも始めました。
「fujita244's field」です。
2013年2月1日からゴルフ専用のブログもはじめてます。
「fujita244のゴルフBK」です。
2つのサブブログもよろしくお願いします。

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