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原発を止めるのはいいが、再開はどうする?

菅首相の突然の「要請」で浜岡原発が今日から停止作業に入っている。

しかし、この行動にはリスクも当然あって、電力供給の問題をどうするのか。
だからこそ、賛否も分かれているのだろう。

浜岡停止要請の根拠@msn産経
> 5月6日夕方、菅直人首相が突然発表した中部電力浜岡原子力発電所の停止要請は、福島第1原発事故で生じた強い原発忌避の世論に巧みに訴えかける運動家としての面目躍如の決断だった。

櫻井よしこさんのコラムだが、いきなりかなりアイロニーを含んでいる。

菅首相は、浜岡以外は安全だと言っているが、根拠が地震予知だけというのは
福島でも中越でも地震がなかったかのような言い方だとは言えないか。
櫻井さんも菅首相が引用した数字の正当性を問うている。

>浜岡原発の危険度が84%と際立って高いのは同じだが、福島第1原発の確率は0・0%、福島第2原発は0・6%となっている。

止めるからには、その基準を明確にすべきだろう。
たとえば、EUは域内143基の原発すべてをテストすることを発表していた。
しかし、なかなか進まない。

EU 原発検査で合意に至らず@NHK
>EUは、域内で稼動する143基の原子炉を対象に、ヨーロッパ共通の安全検査「ストレステスト」を実施することにしており、加盟27か国の原子力当局は、12日、ブリュッセルで検査方法について協議しました。

でも、その検査内容で意見がわかれたらしい。

>検査項目にテロ攻撃を想定した対策を盛り込むことを巡って、一部の加盟国が強く反対したほか、加盟国がそれぞれ行う安全検査をEUとしてどう評価するかを巡って議論が分かれ、合意には至りませんでした。


国の違い、原発に対する姿勢の違いが最後は出るわけだけど、
民主主義というのは、こうした議論にこそ意味がある。

日本は民主国家ではなかったのだろうか。

まあ、一度止めると再開できなくなる懸念があるから、止められないのだろう。

定期検査後の再開に壁… 「国は説明不足」、原発停止ドミノに高まる懸念@産経MSN
>「国は定期検査(定検)中の原発の再起動を認めるかについて、方針を明確にしていない。現時点では再起動は認められない」

 県内に14基の原発を抱え、「原発銀座」と呼ばれる福井県の西川一誠知事は厳しい姿勢を示す。


自治体首長は、自分の首がかかる問題でもあり、また地元住民から近いだけに、
すぐに首を縦に振るとは思えない。

>今後、年内に定検で14基が止まる見込みだが、冷却水の放射性物質濃度が上昇した日本原子力発電敦賀2号機(福井県)が7日に停止したように、不測の事態が起きない保証はない。

原発を止めた後の電力に誰が責任をもつのか。
電力会社も今の状況では、発電量の最大化に責任は持てても、
それで世の中が賄えるかの責任はもちようがない。

政治が責任をもって、停電をさける仕組みを提示しないと。
その時、全国一律の節電というのも、あまりにも芸がないし、
誰にもできる判断では、政治家の仕事とは言えない。
責任をもって、優劣をつけるのが政治家の仕事だろう。

ところで、先ほど紹介した櫻井よしこさんのコラムでも触れているけど、
実際には、今日本の原発は6割が止まっている。

>日本の原発54基中、大災害で15基が停止した。現在20基が営業運転中だが、内6基は夏までに定期検査で停止する。別の12基は定期検査ですでに停止中だ。さらに定期検査を終了して運転再開の予定だった7基がいま、東日本大震災と首相の浜岡原発停止要請の根拠の曖昧さで、再開延期となっている。日本の電力供給はまさに風前の灯、心許ない状況に陥っている。

いまは、電力が足らなくならない時期だから問題が起きていないが、
だからこそ、今考えないといけない。
平時にこそ想像力が必要だから。有事は脳がパニックを起こすからね。

全国の原発 6割近くが停止に@NHK
>日本には、商業用の原発が54基あります。このうち、14基が地震や津波の影響によって運転できない状態になっているほか、11日現在で、定期検査などのために運転を止めている原発は18基あり、合わせると全体の6割近くに当たる32基が止まっているという異例の事態になっています。

櫻井さんのコラムと若干数字が違うけど、NHKカブンブログでも裏付けられている。

>さらに、これから夏にかけてもともと定期検査に入ることが計画されている原子炉が、▽新潟県にある東京電力の柏崎刈羽原発の1号機と7号機、▽福井県にある関西電力の美浜原発の3号機、大飯原発の4号機、高浜原発の4号機、それに▽佐賀県にある九州電力の玄海原発1号機の、合わせて6基あります。

こうして点検で止めた原発を再稼働するのかどうか。
その基準を決めた上で、浜岡の停止を要請すべきだったと思う。
再開への仕組みをつけていない言いっ放しの「要請」に政治責任を見出すことは出来ない。

このままでは浜岡を見た各自治体は、点検中の原発の再開を拒否するだろう。
自治体首長には、住民を説得する言葉が見つからないからだ。

櫻井さんも指摘する。
> 再開延期の理由は、これまで再開に前向きだった九州電力玄海原発を擁する佐賀県の古川康知事や、関西電力美浜原発を擁する福井県の西川一誠知事ら各地の首長らが、浜岡原発と地元の原発の違いを住民に説明できないでいるからだ。原発の運転再開は地元住民や国民全般の同意なしには難しい。浜岡原発が否定されるとき、なぜ地元の原発だけは安心だといえるのかについて、合理的かつ詳しい政府説明を知事や首長が求めるのは当然だ。

だいたい原子力安全保安院の検査も認可もすでに信用が置けない。

東京電力原発点検漏れで注意処分 保安院@47ニュース
>東京電力の新潟県と福島県の3原発で多数の機器に点検漏れが見つかった問題で、経済産業省原子力安全・保安院は2日、原発管理の基本ルールである保安規定に違反するとして同社を「注意」の行政処分とした。注意処分は4段階の処分のうち軽い方から2番目。

この「注意」は、地震の10日前に出された。
しかし、その内容は軽い。

>保安院は、同様の点検漏れで中国電力に最も重い保安規定の変更を命令し、中部電力を2番目に重い厳重注意処分とした。東電への処分が両社より軽いことについて「部分的ながら、過去に点検漏れを自ら見つけていた点などを考慮した」としている。

そして、東京電力の福島発電所で事故は起きた。

誰の言葉を信じていいのか。
誰の検査を信じていいのか。

なぜ再開しても問題がないのか、納得の良く言葉を保安院は紡ぎ出せるのか。
数字や科学的根拠だけをベースにして、「とにかく安全」と押し切るだけでは、
彼らだけではなく、「科学」はますます信用されなくなるだろう。
科学の結果を伝えるにも言葉の力は必要なのだ。

だから、政治家に民主党政権の言葉の力に期待するしかないのだけど。

鳩山さんはよくも悪くも言葉の力を信じていた。
菅さんは、言葉の力が分かっているようには思えない。
政治家には、言葉の力が重要だというのは、古今東西変わらないのに。

指導者は言葉の力で民を導くわけだから。

あまりにも言葉が軽い菅政権と東京電力と原子力安全保安院の会見を見ていると、
原発の停止はともかく再開が思いやられる。

再開せずに電力が持つならば、それはそれで新しい段階なのだけど。
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fujita244

Author:fujita244
2000年から新宿在住。
21世紀とともに新宿を闊歩。
高度成長期の一億総中流育ち
頭も身体もサイズM。
フツーのオッサンから見て
フツーじゃなさそうな話を
書いています。

2011年12月に
「若だんなの新宿通信」から
「フジタツヨシの新宿通信」
に変更しました。

2012年12月20日にはてなブログも始めました。
「fujita244's field」です。
2013年2月1日からゴルフ専用のブログもはじめてます。
「fujita244のゴルフBK」です。
2つのサブブログもよろしくお願いします。

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