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情弱をサポートするITを考えないとIT復興はないのではないか

情弱とは、情報弱者の略なのだけど、ネットにアクセスできなかったり、
携帯電話を使えなかったりする人を指す事は、説明するまでもないかと思う。
でも、それは「弱者」ではあるけども少数ではなく、
マジョリティなのに最近、各所からの扱いが悪いのではないか。

強者が少数で弱者が多数であるように社会は作られる。
というか、少数に利益が高くいくから「強者」だというトートロジー。

そして、日本人は、というか都市生活者は
一億総中流から自分が「勝ち組=強者」かどうかを気にするようになってしまった。

当然、勝ち組に入りたいから、情報弱者にならないようにITの流行に乗り遅れないようにする。
そして、自分は「強者」の方にいると思い込むのだ。

でも、そのために自分の環境が「一般的=フツー」だと思ってしまう。
本当にフツーなのか。
私たちは、自分たちの日常生活にITが行き渡っていると考え過ぎではないだろうか。

なぜそんなことを考えるかというと、やはり今回の震災である。
被災地には、もちろんネット環境も携帯電話通信網も行き渡っていないだろう。

しかし、被災地に関する情報はネット上に出回っている。
でも、被災地の多くの人々はそれをどうやってみればいいのだろうか?
情報強者と情報弱者の佐賀、ますます付いているのではないだろうか。

たしかに、被災地を救う情報を集約し、非被災地に届けることが重要だ。
そのためには、ネットは有効だと思う。

だから、このサイトの有効性を疑うものではない。

助け合いジャパン
>「なるべく正確な情報をたくさん集めて、被災地の人たち(被災者、自治体やボランティア)と被災地以外の人たち(物資を送ろうとしている人、ボランティアに行こうと思っている人)に届けること」。

いいだしっぺである阪神淡路大震災の被災者でもあったさとなおさん他、このサイトを支え、動かし続ける人たちのボランティア精神には頭がさがる思いがする。

でも、なんだか「知られていない」のではないかなあと感じる。
ネットでの活動が多い人達は、さとなおさんの名前を知らない人はいないだろうし、
彼のブログにアクセスし、彼のTwitterをフォローしている人は日本でもかなり多いから、
そういう人の間には知られているかもしれない。
でも、辻元清美議員が担当し、湯浅誠さんが内閣官房に迎えられて動かしている

震災ボランティア連携室

については、どの程度知られているのだろうか。
立ち上がりはニュースにもなったけど、地道な活動を続けるこのサイトが
「新奇性」を求める新聞や雑誌のニュースになることはないから
どんどん、ネットの膨大な情報の中にうもれてしまう。
それでも、ネット上の膨大な情報から有効な情報を掘り起こして
一枚の板の上に並べる作業を続けるボランティアに支えられて動きつづけている。

でも、その情報は、誰に届いているのだろうか。

震災ボランティア連携室から
政府・省庁などからの最新情報
ボランティア情報ステーション
各県の被害・復旧状況
被災地の情報・被災地で役に立つ情報へのリンク集
募金をしたい方へ
震災情報マップ
消息情報

と、これだけの情報が一覧できるサイトの有効性は、どれだけ知られているのだろう。

さらに、こうした状況の中で、多額の寄付をしたのがIT長者である孫さんや三木谷さんだったり
地震の時につながったのがケータイ電話ではなくTwitterだったからネット偉いだったり、
ITとその周辺をもてはやす声も多い。

でも、それは実は少し偏った見方なのではないか。

IT復興円卓会議に出席して思ったこと@さなめも
>昨日は「IT復興円卓会議」というのに出席した(なにやらすごいメンバーの中にひっそり交じった)。

そこでも感じたが、「助けあいジャパン」で被災地情報を日々扱っているボクは少し「あっち側」に行きすぎているところがあるようだ。震災直後の「一分一秒急がなければ!」という意識がいまでも続いていて、出席者たちとの時間感覚の乖離を感じることが多かった。


さとなおさんの「あっち側」とは、被災者側であり震災経験者としての「現場感覚」のことだろうけど、
それに加えて「IT側」でもあるように、読んでいて感じた。

それを責めているのではない。
ITに可能性を感じ、それをいかに活かすかという視点は大事なのだから。

バランス感覚豊かなさとなおさんは、「復興」という言葉の持つ危険性を感じている。
>その「寄り添い感」なしに、東北に外の人の手で新しい街を作っても、きっとそこにはコミュニティも人も戻ってこない。
東北の太平洋沿岸部の豊かな文化は潰え、新たな過疎地が出来るだけだ。東京に住んで議論している都市生活者たちは、ボクを含めて、「土地」というものに対する怨念が薄い人々が多い。先祖代々ずっとその土地に根付いてきた人たちの、「土地」に対する強い想いに寄り添うことをしないで、真の意味の復興は成し得ないのではないかと思う。


山の上に都市を作って海に通えというような首相の復興論とは異なる視点が、そこにある。

なぜ、人々は何も無い街に住み続けたがるのか。
仮設住宅を自分の家のそばに立てたがるのか。
それは、効率や安全性だけでは語れない「思い」と「祈り」がそこにあるからだろう。

さらに、ITでできる復興は、あくまで「一部」でしかないことも、さとなおさんは指摘している。
>昨日の会議でも軽く提案したが(出席者が多いのでスルーされたがw)、ボクは少なくとも

国民の当事者意識(関心)を長期的にキープさせる施策 →長期復興支援
ECの活用(現地物産の3年先の予約購入など) →被災者の生活再建
三陸ブランドや福島ブランドの復活応援施策 →被災者の生活再建
海外へのジャパン発信(日本ブランドの復活)→観光・貿易振興
情報ボランティアの現地雇用促進 →長期化する避難生活支援
国内外からの「励ましの言葉」を届ける →モチベーション支援

などを ITの力、ソーシャルメディアの力を使って複合的に行い、被災者を外から下支えするのが結果的に復興につながると思っている。


ITがボランティアとつながった最初の出来事が、阪神淡路大震災だとすれば
ITをベースにした復興計画が必要な最初の例が、東日本大震災だろう。

でも、IT復興円卓会議のアピールには違和感を覚えるんだなあ。

アピール

日本の復興にはITの整備・利用が重要。総力を発揮しよう。

1 政官産学連携による対策:
国会、政府、自治体、産業界、NPO、学界等が連携して総力をあげること

2 復旧から復興・新生:
被災地対策・復旧から、災害に強く省エネに資する全国にわたる新ITシステムを建設していくこと

3 ITの利用促進:
情報格差の是正、公共分野での利用促進、情報リテラシー教育の強化を図ること


実際問題として、 ITは復旧に当たって必要なライフラインとして、かなり後になってしまうだろう。
電気、ガス、ガソリン、テレビ、電話、ネットという順番だろうか。

だとすれば、ITをベースにする復興はもちろん重要だけど、IT強者は
ITにできることをもっと伝える努力、ITが今何をしているかを伝える努力も必要だし、
まずはITに何が起きたか、何が問題だったかを考えるべきではないか。

つまり、さとなおさんが指摘するこの部分に賛同するのだ。
>そして、もうひとつ IT業界ができることがあるとすると、今回の災害でITが役に立った部分と役に立たなかった部分を精査分析して教訓にし、「必ず起こるであろう次の大災害」のための準備を始めておくことだろう。

「必ず起こるであろう次の大災害」での初動を早くするために、IT業界共同で、資産的に「災害緊急対応サイト」を持ち、災害時に役立つネットリテラシーの啓蒙も含めて、活動を継続的に行っていくことが必要ではないだろうか。


デマを流布しないとか、信じ過ぎない、ちゃんと怖がるとか、色々言葉はあるだろうし
本当に日常生活に有効なITは、だれにでも届けられている状況ではないこともあぶり出されているわけだし。

情報弱者の立場から、もう一度ITを見なおしていかないと、
結局IT強者にとってだけ使いやすい復興計画になってしまわないだろうか。

いまこそ、新聞・テレビが最強な人たちにITに振り向いてもらえるような計画を考えるべきではないだろうか。
その視点が、どのくらいIT復興円卓会議にあるのかが気になるのだ。
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プロフィール

fujita244

Author:fujita244
2000年から新宿在住。
21世紀とともに新宿を闊歩。
高度成長期の一億総中流育ち
頭も身体もサイズM。
フツーのオッサンから見て
フツーじゃなさそうな話を
書いています。

2011年12月に
「若だんなの新宿通信」から
「フジタツヨシの新宿通信」
に変更しました。

2012年12月20日にはてなブログも始めました。
「fujita244's field」です。
2013年2月1日からゴルフ専用のブログもはじめてます。
「fujita244のゴルフBK」です。
2つのサブブログもよろしくお願いします。

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