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なぜ菅首相は大臣を増やしたがるのか

菅さんは、何かと大臣を増やしたがっている。

非常時なのだから、いろんな役割に応じた職分があるとは思うが、
職責を果たすための役職の与え方は、他にもあるだろうに。

自民・小池総務会長「『細野原発大臣』案はまやかし」批判@産経msnニュース
>小池氏は福島第1原発事故をめぐる政府の対応に関し「誰を大臣にしようが、セカンドオピニオンがほしいからと言って専門家を何人雇おうが、結局はリーダーの問題だ」と指摘。「もうガバナンス(統治能力)もないのだから、お引き取りいただくということではないか」と菅首相の早期退陣を求めた。

小池氏って誰かと思ったらば、小池百合子さんなんですね。
この人も攻撃するときは元気だなあ。

今度は原発災害担当大臣らしい。
先に示した3大臣の追加も決まってないのに。

自公に閣僚増3枠を提示 民主、補正編成への参加も要請@asahi,com
>民主党は1日、自民、公明両党に対し、東日本大震災を受けて増やす三つの閣僚ポスト案を(1)新設の震災復興担当相(2)環境相から分離する防災担当相(3)官房長官から分離する沖縄・北方担当相、と示し、復興のための第1次補正予算案の編成へ参加を要請した。

これも国会を通らないと決まらない話。
さらにひとり増やすならば、いまは、他の大臣を減らさないといけない。
不要不急の大臣は誰かという話だ。

さらに大臣だけではなく、内閣府にも人を増やしたいらしい。

首相、危機管理内閣を検討 野党に入閣要請へ@asahi,com
>首相は民主党の岡田克也幹事長に閣僚枠を3人分増やすことを野党に打診するよう指示。岡田氏は18日の各党・政府震災対策合同会議で閣僚の増員とともに、首相補佐官(定員5人)、内閣府副大臣(定員3人)、内閣府政務官(定員3人)もそれぞれ一定数増やす内閣法と内閣府設置法の改正案を提案した。

こんなに首相の周りに人を増やして何がしたいのだろうか。
この他にも次々とアドバイザーを起用しては、使い切れてない状況にいたっている。

菅首相の官僚外しと原発危機対策@ウォールストリートジャーナル日本版
>菅直人首相は、震災で停止した福島第1原子力発電所の危機対応のため、旧来の官僚主体の指揮系統を排除し、独自にアドバイザーを招請して特別対策チームを設置した。このことは、キャリア官僚の怒りを買うとともに危機管理を誤ったとの首相への非難が強まっている。

これは、WSJの分析通り、菅首相が官僚を外して「政治主導」で効き大作をはかろうとしているからだろう。
でも、それで本当にうまくいくのか?
これまでの積み重ねを無視した「思いつき」の言動で、統治できるような状況なのか。
なんのために毎年多大な予算をかけて「マニュアル策定」をしてきたのだろうか。

>菅首相が、おおかた反故(ほご)にしてしまった原発緊急時計画の策定にかつて一官僚としてかかわった与党民主党の福島伸享衆議院議員は、「マニュアルがあるにもかかわらず、マニュアル通りに動かず、アドホック的に自分たちで命令系統を作り時間を浪費している。実際にマニュアル通りに対応して事態がもっと軽症で終わっていたかどうかは分からないけれど、少なくとも対応が遅れた」と語る。

「想定外」の天災に、想定を無視した「人災」が重なったのが、今の状況だ。
地震と津波の被害も甚大だが、その後の指示系統の混乱はさらに大きな「被害」を産んではいないか。

>首相の危機管理へ直接手を下すやり方は、部内者をも驚かせてきた。地震発生当日から、菅首相は被災した原発に強い関心を示し、非常用発電機を原発ま で空輸できるかどうか尋ねたこともあったという。側近の一人、下村健一氏によると、首相は自ら携帯電話をかけて、発電機のサイズと重量を問い合わせたとい う。

菅首相は「一生懸命」にこの震災に立ち向かっていると述べている。
それはその通りだろう。でも、その方向性が間違ってはいないか。
もしくは、把握すべき事柄、判断すべき事柄に対する「勘の悪さ」はいかんともしがたいのではないか。

仕事でも「能力が足りない」人が、いかに「一生懸命」やっても、
それは結果として「害でしかない」こともある。

いま、菅首相が「一生懸命」に取り組んでいる姿が、
まさに、この「害でしかない」状態になっているように見える。

官僚からの情報を信じないから、直接自分に情報を集めるために直属の部下を増やしたい。
国民のためにも、政治家のためにも動かない(と思い込んでいる)官僚ではなく、
自分の為に動くアドバイザーや政治家仲間を増やしたいという思いが、
閣僚の増加、政務官の増加、アドバイザーの増加の背景にある思いなのだろう。

でも、その集めた情報を生かした判断が出来ているのだろうか?

とてもそうは見えないのがこの1ヶ月ではなかったか。

官僚を疎ましく思うんではなく、東電に怒鳴りこむのではなく、
指示がなければ動かないという官僚と大手企業の特性を把握した上で、
「自主判断させるという指示」を出して、有効な現場の力を生むべきではなかったか。

現場の情報を知りたければホットラインを引いて、しかも現場の長に任せる。
スリーマイル島の時のカーター大統領とハロルド・デントンのような関係を作れなかったのか。

風評抑え込んだスリーマイル―原子力規制委員会が一元広報@J-cast
>当時、原子力規制委員会のデントン局長が原発のすぐ近くから、情報を一元化して広報したのがすばらしく、どうやらそれが風評被害がほとんど起きなかった理由――であるらしい。

菅首相が、自分の周りに人を集め、陣頭指揮を取るほどに、
現場の士気は下がり、東電の対応が他人事な感じになっていく。

大臣を増やすのではなく、指揮系統を整理し、経験を生かせる仕組みを作ることに腐心するのが
「政治主導」のリーダーシップのような気がするが、菅首相には理解していただけないかもしれない。


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fujita244

Author:fujita244
2000年から新宿在住。
21世紀とともに新宿を闊歩。
高度成長期の一億総中流育ち
頭も身体もサイズM。
フツーのオッサンから見て
フツーじゃなさそうな話を
書いています。

2011年12月に
「若だんなの新宿通信」から
「フジタツヨシの新宿通信」
に変更しました。

2012年12月20日にはてなブログも始めました。
「fujita244's field」です。
2013年2月1日からゴルフ専用のブログもはじめてます。
「fujita244のゴルフBK」です。
2つのサブブログもよろしくお願いします。

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