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福島原発で起きていること

周囲から説明を求められることがあるので、私程度の知識でも微力ながら解説していますが
結局それは、専門家の言葉が分かりにくいから。

非科学分野の人は、放射能でも放射性でも言葉なんてどっちでもいいから、
ざっとわかるように説明して、と思っているわけです。

そこを、いや放射能と放射線は違うだのディテールの正確さから入るから嫌われるんですね。
私もそういうディテールの正確さから入る嫌いがあるので、妻に怒られます。
なので、「で、どういう事?」という問に30秒で答えるように気をつけてます。

そこで、さすが新聞記者というまとめ記事を見つけましたので、ご紹介。

福島第1原発で何が起きているのか【無料】 @WEB RONZA
>原発から離れた地点での放射線量は健康被害が心配されるほどではないが、原発敷地内では一時、健康被害を起こしうる放射能量が観測された。いったい原発で何が起きているのか。判明している状況をわかりやすくまとめておく。

科学ジャーナリスト会議でもお世話になっている高橋真理子さんの解説です。
問いを立てながら見てみましょう。(以下答えは記事からの引用です)

質問:なぜ、原発で事故が起きたの?
答え:福島第1原発には原子炉が6基ある。3月11日に大地震が起きたとき、1~3号機は稼働中、4~6号機は定期点検中で核燃料は原子炉から抜かれていた。揺れを関知するや稼働中の炉にはすぐに制御棒が入り、核分裂反応は止められた。その後、水を循環させて原子炉を冷やすのが停止手順だが、地震で停電となって冷却システムを動かせなかった。停電に備えて置いてある非常用ディーゼル発電機は、大津波をかぶったためにすべて使えない。「電源喪失」という非常事態になった。

蛇足:この稼働中と点検中の原子炉があったことを覚えておきましょう。
   それと、津波による「電源喪失」がすべての出発点です。

質問:核分裂が止まったのに、なぜ原子炉で熱が出ているの?
答え:核分裂反応が止まっても、核分裂生成物がほかの元素に変わる現象(崩壊)が自然に続き、熱が出る。

蛇足:ここが分かりにくいところ。核分裂が進んでいるわけではない事が大事。

質問:熱を冷やせないのはなぜ?
答え:原子炉の中では、核燃料が水にひたされて入っている。核分裂反応で水を沸騰させ、出てきた水蒸気でタービンを回す、というのが原発の仕組みだ。タービンを回した水蒸気は冷やされて水となり、原子炉の中に戻ってくる。核分裂が止まっても熱が出続けると、水蒸気が増える。冷やして水にするところがうまく働かなければ、原子炉内の圧力は高くなる。圧力計は高い数値を示し、一方で水位は下がって燃料棒が水から頭を出す状態になった。

蛇足:原子炉内では純水が循環しているわけです。この温まった純水を冷やすのに原子炉の外で海水へ熱交換しているために原発は海のそばにあるわけですね。この水がうまく回らなくなったのが原因。水蒸気ばかりになって内部の圧力が高まったので、この水蒸気を逃がして、内部圧力を下げるのが「ベント」ということになります。

質問:1号機の爆発は「水素」が原因と言われたけど、どこから水素が出たの?
答え:燃料を覆っている材料のジルコニウムが高温水蒸気と反応し、水素を出し始める。

蛇足:水蒸気が燃料をカバーする金属と反応したんですね。H2OからH2がでたわけです。

質問:なぜ海水を注入したの?
答え:冷やして水にするところがうまく働かなければ、原子炉内の圧力は高くなる。圧力計は高い数値を示し、一方で水位は下がって燃料棒が水から頭を出す状態になった。(略)1号機では午後8時20分から海水の注入を開始。「1時間に少なくとも20トン」注入するが、水位がなかなかあがらない状態が続いた。

蛇足:このへんから「情報がない」状況が増えてきます。
   純水が回らないので、そばにあった海水を使うことにしましたが、海水を使うと水が蒸発するときにミネラル分が原子炉内にこびりつきますから、あとで掃除が大変。というよりも多分使えなくなります。それを避けるために海水注入の決断が遅れたと考えられます。そのへんは、記事中には記載がありません。

質問:点検中だった4号炉で爆発が起きたのはなぜ?
答え:15日午前6時14分、定期検査中だった4号機付近で爆発音が聞こえた。9時38分、4号機4階付近で火事が見つかり、11時には自然鎮火した。壁には8メートル四方の穴が二つあいた。なぜ、止まっていた原子炉から火事が出たのかはよくわからないが、通常は40度に保つ燃料保管プールの温度が14日夕方には84度まで高まっていた。その結果、水素が発生した可能性はあると考えられている。

蛇足:燃料保管プールの中にあるのは「使用済燃料」です。核燃料は、制御した核分裂をさせて熱を取り出し、核分裂が終わると使用済みとなって原子炉から抜かれますが、しばらくは「崩壊」があるので水につけて収まるのを待っているわけです。そして、その後六ヶ所村の貯蔵管理センターに持っていくか、茨城県東海村の再処理工場に持って行きます。六ヶ所村にも再処理工場を建設していますが、遅れているので、再処理施設に持っていけない使用済燃料が増えていると指摘されてきました。福島でも、多分多めにあったんじゃないかと思います。

あとは、放射能量の話なので割愛。
新聞記事では書けない量で解説してくれています。
WEBRONZAは、震災関係の記事は無料なので、そちらもぜひ読んでいただきたいと思います。

でも、やっぱりこちらのほうが分かりやすいですかね?
八谷和彦さんが、ツイッターで解説し、それを漫画にした人がいて、
さらに、八谷さん自らが動画にしたものです。

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fujita244

Author:fujita244
2000年から新宿在住。
21世紀とともに新宿を闊歩。
高度成長期の一億総中流育ち
頭も身体もサイズM。
フツーのオッサンから見て
フツーじゃなさそうな話を
書いています。

2011年12月に
「若だんなの新宿通信」から
「フジタツヨシの新宿通信」
に変更しました。

2012年12月20日にはてなブログも始めました。
「fujita244's field」です。
2013年2月1日からゴルフ専用のブログもはじめてます。
「fujita244のゴルフBK」です。
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