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サイエンスカフェってナンなんだろう

前々から、違和感があったんですが、ますます疑問が深まってきました。

K_Tachibana さんのエントリ
【閑話休題】初等・中等教育への脳科学の普及とサイエンスカフェ?:Science and Communication:

>初等・中等教育への脳科学の普及という項目の中で,サイエンスカフェについて触れられ>ているのを発見しました!
 初等教育における理科離れが話題となって久しい.ヒトの生物学や脳科学に関する教育を,早い時期から充実させる努力を行う.
中学,高校の理科,生物学等の教師への講習,大学院講義への聴講,学会参加補助の機会を増やす.
教育学部における脳科学の講義に加え,すでに現場にいる教師に,脳科学の先端にふれる機会を設ける.
出前講義や,高校生のための脳科学セミナー,サイエンスカフェなど,過去に実績がある教育法については,その効果を評価し,新たな枠組みを作る.

>サイエンスカフェは,教育法だったのですね!

私も「やっぱり」と思いましたよ。
こういう何気ない文章に、(役人の 学者の)本音というのは透けて見えるものです。
                  ↑K_Tachibana さんのコメントにより訂正

市井でサイエンスカフェによって、科学と社会をつなごうという活動を進めている人の思いは、
文科省の新しい建物には全く通じていないのかもしれません。
「教育」なんでしょうか?
啓蒙活動というのは、元々、蒙を啓くですから、知らん人に教えることでしょうが、
中村桂子先生は、この言葉が嫌いなので、啓蒙とは言わないんです、とおっしゃっていましたっけ。

もうひとつ。

MiWさんのエントリ
【その他】サイエンスカフェの話題提供者:SciencePortal担当です。

こちらでは、院生が話者となるサイエンスカフェの可能性と懸念を示しています。

>ところで「サイエンスカフェ」という名称のイベントが一般的に目指すもののひとつは、参加者も話題提供者も気軽におしゃべりする場とすることだそうですね。それなら、学生になら話しかけるのも気軽じゃないですかね?

と指摘されているんですけど、
どこかで「サイエンスカフェ」は「専門家から素人へ教える」んだと思ってませんか?

だったら講演会とか研究発表でいいじゃないですか。
うまくしゃべることができるベテラン話者がやるのは、講演会でしょう。
質疑応答も巧みにこなすでしょうし。

なぜ、カフェなんでしょうか?
物理的にも心理的にも「段の高さが無い」からじゃないんですか?
話す側と聞く側に、垣根がないからじゃないんですか?

飲み物があるとリラックスして聞ける、ということじゃないと思うんですね。
それでは、K_Tachibana さんが教育法といわれて「納得」されたとおり、

>それで,日本的なサイエンスカフェは「飲みものつき講演会」だったりする訳なのかも

てことでしょう。K_Tachibana さんは、このエントリを紹介した自分のエントリ

>全国的に俯瞰すると,サイエンスカフェのゲストはシニアに近い方が多いようなので,
私も若手のほうがよいとは思いますが,やり方に注意する必要があると思います.


とおっしゃっていますが、私は、あえてお願いしたいです。
院生と学部生が、一般よりも先に、専攻の違う学生や院生に説明して、
「二つの文化」をつなぐあたりから始めてはどうなんでしょうか?

一般の人に「教える」のは、それからでもいいんじゃないですかね?

コメント一覧

■ えっとですね・・・ [編集・削除]

若だんなさま
この文章は,大隅さん,本間さん,桝さん,森さんの連名となってますので,もし役人の方が関わっていたとしてもリライトするくらいで本質の部分はいじってないと思いますよ.
つまり,文章を書いたのは,学者先生ということです.

2008.05.15 posted by K_Tachibana

■ 本文訂正入れます [編集・削除]

ありがとうございます。
そうか、それはさらに問題かもしれませんね。

2008.05.16 posted by 若だんな

■ たぶん,もっと上のレイヤーとのコミュニケーションが必要だと思います [編集・削除]

>そうか、それはさらに問題かもしれませんね。

このあたりの話,去年11月に行われた「サイエンスアゴラ」というイベントのときに,バックヤードの話題のひとつになっていました(なかなか,いろんな気兼ねがあるのか,あまり表には出てこないのですが).

2008.05.16 posted by K_Tachibana

■ もうひとつうえですか? [編集・削除]

上ってナンなんでしょうか?
上のレイヤーというご指摘の意味がよく分かりませんが、教えてくださいませんでしょうか?

2008.05.16 posted by 若だんな

■ No title [編集・削除]

上の層と書くとあまりに露骨でイヤラシくなるので,そう書きました.

例えば,総合科学技術会議や文科省の委員会に呼ばれるようなレベルの人たちのことを喩えています.
こういった場面で,若手が呼ばれるケースはまず,ありません.

2008.05.16 posted by K_Tachibana

■ 科学社会へのコミュニケーションですね [編集・削除]

結局、そうなんですよね。
すでに状況ができている人に、どれだけの意識があるかどうか。
会社も同じ事が言えるんですが、会社は潰れますが、研究組織は潰れませんからね。
危機意識は薄くなりますよね。

2008.05.16 posted by 若だんな

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