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命令の先には「通達」というのもあるのか

昨日、「行政」ということから思いついて書いたエントリですが

行政には「命令」がある

これをさらに調べていくと、いろいろ思うことがあります。

特に「命令」というのが、官僚が偉そうにしている基本なんだなと思い始めてます。

似たようなものに「法令」という言葉もありますね。
wikipediaによれば
>法令(ほうれい)は、一般に、法律(国会が制定する法規範)と命令(行政機関が制定する法規範)を合わせて呼ぶ法用語。


「法律」+「命令」で「法令」という分かりやすい話。
でも、その中身は分かりにくい。
>法令という語は、一般には法律(国会が制定する法規範)と命令(国の行政機関が制定する法規範)を合わせて呼ぶ法用語である。しかし、もろもろの法規では、法律と命令のほか、条例や規則(地方公共団体が制定する法規範)、最高裁判所規則(最高裁判所が制定する法規範)、訓令(上級官庁が下級官庁に対して発する命令)などを含めて「法令」と呼ぶこともある。このように、「法令」という用語の使い方は、かなりまちまちである。結局、個々の用例に則して、その範囲を決めるほかはない。

e-Govというデータベースサイトがあった。
>e-Gov(イーガブ)は総務省が運営する総合的な行政ポータルサイトです

ここでは、「法令(憲法・法律・政令・勅令・府令・省令・規則)の内容を検索して提供します。」とある。

wikipediaの法令でも同様に
>日本の現行法令には、憲法(日本国憲法)、条約(憲章、協定、議定書などを含む。)のほか、法律、政令、命令(府令、省令、各省庁等が定める規則、庁令)、最高裁判所規則、議院規則(衆議院規則、参議院規則)、ならびに条例、各地方公共団体の首長や行政委員会が定める規則がある。

その数が(2008年6月末日現在)
憲法 1
法律 1791
政令 1836
府省令 3238
その他(勅令、閣令、太政官布告) 92

政令や府省令の数が多いことに気づきます。
それぞれを各wikipediaのページで見ると

政令:政令(せいれい)とは、命令のひとつで内閣が制定する成文法をいう。行政機関が制定する成文法である命令の中では優劣関係で最も高い位置づけになる。法令番号(政令番号)を持つ。

府令:行政機関が発出する命令の一つであり、「府」が発出するものをいう。それぞれの府に係る主任の行政事務について、法律若しくは政令を施行するため、又は法律若しくは政令の特別の委任に基づいて、それぞれの府の長が発出するとされている

省令:命令のひとつであり、各省の大臣が主任の行政事務について、法律若しくは政令を施行するため、又は法律若しくは政令の特別の委任に基づいて発する成文法をいう

規則:府省の外局である庁の長、同じく府省の外局である行政委員会、人事院、会計検査院が定める命令。

庁令:行政機関が発出する命令の一つであり、「庁」が発出するものをいう。庁に係る主任の行政事務について、法律若しくは政令を施行するため、又は法律若しくは政令の特別の委任に基づいて、庁の長が発出するとされている

現状、府は総理府、庁は海上保安庁しかないので、それぞれから出されるものですね。
そして、これらの下に、各自治体内で通用する条例があります。

条例:地方公共団体が制定する自治法。地方議会がその議決により定めるものや、地方公共団体の首長が定めるもの(規則)、地方公共団体の委員会が定めるものなどがある。条例は法律の範囲内で制定される。


そして、こうした法令の解釈のために出されるのが「通達」です。
>行政上の取扱いの統一性を確保することを目的として定められる。 内容としては、法令の解釈、運用・取扱基準や行政執行の方針等、様々なものがある。
あくまでも行政機関内部における指針であり、国民の権利・義務を直接に規定あるいは制限するものではないので、上級行政庁が行政監督権限に基づき発することができ、法律の根拠を要しない。
法令の解釈を内容とする場合、当該法令の行政解釈を示すものとして位置付けられる。行政機関がこれに沿って事務を行うことで事実上の強制力が生ずることから、一般的には、いわゆる有権解釈として理解されることが多い。


この通達で、中央官庁が地方自治や監督組織を縛っているわけです。

「命令」と「通達」という仕組みが、行政を支えていることを知りました。
大学が心理学科だったので、こういう話をやらなかったんですよね。

結局、政治家が「法律」を作ったり、内閣が「政令」を出しても、
「省令」の素案を作る役人の筆先で、運用を左右することはできるし、
「通達」でどういうふうに現場で適用するかについてコントロール可能であるわけで、
それが、中央官庁の許認可権とともに役人の「胸先三寸」であるということなのですね。

昔、金融ビックバンと言っている頃に、金融関係の法律の改訂について
専門家に原稿依頼していたことがあります。
そのときに、法律が決まっても、運用の仕方の合意ができないと書けないんですよね、
と言われて驚いたことがありました。

その時も「通達」というものの強制力の強さを感じましたが、
それは行政全般に渡ることなのだなと知った次第です。

遅いですけどね。

政治主導と言って「法律」のところばかり見てもだめで、
「省令」「通達」がどうなるのか、そこに本当に政治主導はあるのか
そういう視点で見ていかないと行政の秘密はわからないようです。

さらに言えば、政権が変わってもどうにでもなると
官僚がタカをくくっているわけはこのへんにあるわけですね。


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fujita244

Author:fujita244
2000年から新宿在住。
21世紀とともに新宿を闊歩。
高度成長期の一億総中流育ち
頭も身体もサイズM。
フツーのオッサンから見て
フツーじゃなさそうな話を
書いています。

2011年12月に
「若だんなの新宿通信」から
「フジタツヨシの新宿通信」
に変更しました。

2012年12月20日にはてなブログも始めました。
「fujita244's field」です。
2013年2月1日からゴルフ専用のブログもはじめてます。
「fujita244のゴルフBK」です。
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