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2010M-1も終りましたね(総論)

こう見えてお笑い好きなので、ここ数年M-1は欠かせません。

この2年、M-1に関するエントリも書いてきました。

関連エントリ:M-1も曲がり角かもしれませんねえ。(2008年)

         新しい漫才が見られなかったM-1(追記アリ)(2009年)

そのなかでの私にとっての最大の収穫は、お笑いプロフェッサー・サンキュータツオの「発見」でした。
大学院出のお笑い芸人で非常勤講師も務めるお笑いポスドク。
お笑いで「博士」といえば、水道橋ですが、「ポスドク」ということになるとこの人しかいません。

今年は、イベントも開催したようですが、早速今年のM-1について書いています。

私が観たM-1グランプリ2010(1) 前置き
>私は、博士課程修了芸人でもあり、研究者芸人でもあり、大学非常勤講師芸人でもあり、また一アニメオタクでもあるのですが、お笑いを語る芸人です。
「演る・観る・考える」は全部ひとつに繋がっているのが、私のなかで自然なことだからです。


研究と実践。フィールドワークとしてのお笑い。
その人が見た研究対象としてのM-1についてはこちら。

私が観たM-1グランプリ2010(2) 各組所感 前編
>※私はテキスト分析、定量分析、構造分析を主に行っています。身体表現や言い方、声、間などは、あまり反映させておりません。キリがないので。
ちなみに事前に言っておくと、歴代優勝者の笑いの数平均は、33回。決勝進出者平均でも、たぶん20後半くらいです。


こういう学究的なところが好きです。
ただ、今年はまだ、去年までのような大きくくくったキーワードを書いてませんね。
そこが読みたいねえ。

また、一般のブロガーの感想としては丁寧なのがこちら。

M-1グランプリ2010 決勝大会 感想@じゃがめブログ
>そんなM-1グランプリですが、最後の大会でこれほど見せてくれるか、と大盛り上がり。大きくスベったユニットもなく、またヒーローも生まれ、結果、大団円。最後にふさわしい大会だったと思います。

このブログ記事のことは@manameさんのツイッターで知ったのですが、
実に簡潔に各組の漫才の概要に触れていますので、振り返りには最適です。

創設はそちらを呼んでいただくことにして、私の感想。(前振りが長い)

M-1におけるネタ順の恐ろしさが露呈した回という印象と、
10年の総集編でありながら今後への期待を持たせるという良い構成になったと思います。

もちろん、構成作家がそう持っていったということではなく
(決勝進出8組のセレクトで既に感じるものはありますが)
ナマモノの怖さが良く出た原点回帰の番組になったからではないかと。

カナリアの「ドレミの歌」と銀シャリの「ABCの歌」という被り。
ジャルジャルが壊した空気を、さらに壊したスリムクラブの影響が出た
銀シャリ、ナイツといった「正統派漫才」の正統であるゆえに壊せなかった流れ。
正統派を挟んだからこその笑い飯の面白さの強調。

でも、結局そうした流れをぶち破るだけの「突き抜けた漫才」はなかった。

一昨年のエントリで「曲がり角」と書き、昨年のエントリで「審査員の老い」を指摘した私ですが、
そうしたムードは多くの方が感じているもので、当日にツイッター上で
いしたにさんが「M-1は去年で終わっていたのかもしれない」と書いていたことに象徴されるように、
M-1は過去のイベントになってしまっていたわけです。

その意味では、今年で終了というのは紳助の英断でしょう。飽きたのかもしれませんが。

審査員から上沼恵美子を外し、オール巨人は病欠、
そこにさまーずの大竹と雨上がり決死隊の宮迫を入れてきた。
これは、漫才をコントの側から見る目を強化したことにほかなりません。
漫才師としては昔天才だった上沼恵美子も、あきらかに評価ポイントがずれていたし、
その役割は現役の中田カウスだけで十分。
そして、近年の「コント的な漫才」を評価するには、
「コント側からの視点」が必要という紳助の判断ではなかったかと思います。

そして、大竹の91点が最後に問題となっていたように、
全体に実は大竹の視点を気にしていたのが伺えます。

宮迫は松本人志以降のお笑いの信者ですから、紳助=松本のライン上にいますし、
安心して巨人師匠のポジションを任せられると踏んだのでしょう。
ただ、やはり若い。演者との世代差のなさをどう評価するのかという声はありそうです。
(事実、ウチの嫁は、なんで宮迫が審査員側にいるのと、無邪気に言ってました)

そして、実際にジャルジャルを筆頭に「コントか漫才か」という問いが立てられるようなネタが多かった。

これは、アンタッチャブル以降顕著になってきた「役割設定型漫才」で、
その頂点が2007年のサンドイッチマンでした。

そこに、役割を設定したのに、その役割に乗っかって「おかしなことを言う」人と抗う人
というズレを設定に求める漫才に対して、明らかに「おかしい人」を
ツッコミが、どう「おかしい」と会場に届けるかというコンビ芸が登場してきたのが2008年でした。
そのひとつが明らかに言い間違いを言い続けるヤホー漫才のナイツで、
春日の異常さをお客さんに向かって説明していくという手法がオードリーだった。

曲がり角と思ったのは、そのどちらも1位になれず、従来の延長にあるNonstyleが優勝したからで、
昨年は、鳥人ネタの笑い飯が頂点で、決勝は爆発したとは言えなかった。

2年続けて、優勝者よりも準優勝者に光が当たるという逆説的展開になってきたM-1は今年も同じ評価を受けそうです。

長くなるので、続きはウェブで!
じゃない、次のエントリで。
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fujita244

Author:fujita244
2000年から新宿在住。
21世紀とともに新宿を闊歩。
高度成長期の一億総中流育ち
頭も身体もサイズM。
フツーのオッサンから見て
フツーじゃなさそうな話を
書いています。

2011年12月に
「若だんなの新宿通信」から
「フジタツヨシの新宿通信」
に変更しました。

2012年12月20日にはてなブログも始めました。
「fujita244's field」です。
2013年2月1日からゴルフ専用のブログもはじめてます。
「fujita244のゴルフBK」です。
2つのサブブログもよろしくお願いします。

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