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世界初演だそうで:アンドロイド演劇「さようなら」

昨日は名古屋まで行きまして、平田オリザ+石黒浩研究室のタッグで、
あいちトリエンナーレ2010で世界初演となったアンドロイド演劇を見てきました。

サイトでの惹起によると

>8月のロボット版『森の奥』で各方面に大反響を巻き起こした
平田オリザ+石黒浩研究室のロボット演劇最新作=「アンドロイド演劇」を、あいちトリエンナーレで世界初上演します。
「人間にとって、ロボットにとって、『生』とは、そして『死』とは…。」
本作では、石黒浩研究室が今年開発した、実在のモデルそっくりのロボット「ジェミノイドF」と人間俳優が共演。
観る者の”ロボット/人間”のイメージを一新し、演劇×科学の融合の臨界点を示す、衝撃の短編作品です。
どうぞお見逃しなく!


ということで、仕事の関係もあって浅田稔先生、岡ノ谷一夫先生と一緒に観に行ったのですが、
最終の新幹線で帰るために終演後のトークショーを見てすぐ会場をでたので、
お二人に感想はまだ聞いていません。余裕があれば一緒にカラオケに行きたかったのですが…。

20分ほどのジェミノイドと青年団(平田オリザさんの劇団)の女優との二人芝居。
この女優さんが西洋の方でフランス語、ドイツ語、英語がぺらぺらで日本語が片言。
死んでゆく人に、その人に最適な「詩」を読んで聞かせるため「だけ」のロボットを、
ジェミノイドFが演じます。

ジェミノイドFは、石黒研究室で作成したモデル女性にそっくりのアンドロイドで、
終演後、モデル女性が紹介されましたが、たしかにそっくり。
geminoid-f.jpg

しかも、このジェミノイドは1000万円で販売されます。
そのために自由度を下げ、下半身が動かないという制約があります。

ココロ社のアクトロイドFの商品ページ

そうした制約を受けて、平田オリザさんが考えたのが「詩を読むだけのロボット」という役でした。
トークショーでも「動けませんからねえ」と言ってました。

青年団の芝居というのは、ある日常のシーンを切りだして、それをリアルに舞台に上げるもので、
見た目には地味だし、いわゆる演劇的ではない(盛り上がりとか飛んだシーンがない)ので、
静かに進んでいくわけです。

しかも、平田さんの演出が「0.3秒間を開けて」とか「15センチ下がって」というようなもので、
ロボットへのダメ出しと役者へのダメ出しが同じものだ、とトークショーで言ってました。

まあ、ロボット演劇との親和性が高い芝居の方法と言えますね。
しかも、いま大阪大学の教授なので、石黒先生、浅田先生とは同僚ということになります。
鷲田総長の紹介で、両者が出会い、一気にロボット演劇に進んだとのことですが、
もともと出会うべくして出会った感があります。

平田演劇は、当て書きもしますし、特に大きな演劇的な動きや台詞回しもいらないので、
役者がロボットみたいに見えますから、ロボットが役者になっても違和感はないでしょうし、
今回のジェミノイドFについても、見事な「当て書き」だったと思いました。

役者の能力を最大に発揮させて、演劇空間にはめていくのが「当て書き」ですから、
ジェミノイドFが役者以上に素晴らしい演技をしたのではなく、
彼女にしか出来ない役を当てて、それを舞台でさらに構築させていく演出をした、
ということになります。

今後海外に持っていくそうですが、どういう反響があるのか楽しみではないでしょうか。
私は二度と見たいとは思いませんけど。
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fujita244

Author:fujita244
2000年から新宿在住。
21世紀とともに新宿を闊歩。
高度成長期の一億総中流育ち
頭も身体もサイズM。
フツーのオッサンから見て
フツーじゃなさそうな話を
書いています。

2011年12月に
「若だんなの新宿通信」から
「フジタツヨシの新宿通信」
に変更しました。

2012年12月20日にはてなブログも始めました。
「fujita244's field」です。
2013年2月1日からゴルフ専用のブログもはじめてます。
「fujita244のゴルフBK」です。
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