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科学技術の国際連携戦略シンポジウムに行ってきた

12日水曜日は有休をとって、六本木へ。
いつもの豚組しゃぶ庵の前を素通りして、国立新美術館の横にある政策研究大学院大学に入ります。

まっすぐ入った階が3階だと一瞬自分を見失いますね。
1階の想海楼ホールで開催されたのが、武田計測先端知財団が主催するシンポジウム。


科学技術の国際連携戦略シンポジウム~アジア研究圏の創設に向けて~

武田計測先端知財団「科学技術の国際連携戦略研究会」
(座長・有本建男・科学技術振興機構 社会技術研究開発センター長)が
まとめた政策提言「アジア研究圏の創設」(pdf)が1月1日付けでニュースになってますが、
その中間報告を元に、国内外へのアピールを意図したものです。

報告内容は、主に中間報告にそったものなので、そちらを見ていただきたいのですが、
印象に残ったこととして、最初にご挨拶された吉川弘之先生の
「協調をベースにした競争」で国際的なコストを下げるという認識は、
いまやあらゆる局面で必要なものではないか、ということと、
パネルディスカッションでアジア各国の科学行政に携わる方々が、口々に
「良いアイディアだけど、具体的にはどういう道筋を取るのか」と慎重な意見だったこと。

大東亜共栄圏の科学技術版ではないか、という疑義と、
日本がリードするのは、資金なのか研究内容なのか、という点、
さらに行政主導ではなく民間セクターの参加と科学コミュニティの理解が必要だという認識が、
日本側に薄いことへの指摘が強く見られました。

たしかに、日本側の委員に科学者が一人もいないというのは異常な感じもします。
科学を対象にしたビジネス化へのジャンプが目的なのか、基礎科学の引き上げが目的なのか?
そういう疑問をもたれても仕方がない感じ。

そこは、主催がJSTではなく、武田計測先端知財団であることが背景にあると思います。
アントレプレナーシップを重んじる財団なので、科学の成果をどう社会に生かすか、
という視点が常に要求されるわけです。
そこが、各国から見て、ややわかりにくかったのではないかと思います。

さらに、日中韓の先導とASEANの位置づけについて、やや古いのではないか。
いつまでも日中韓が、とくに日本が「導く」相手としてASEANを捉えるのはどうなのか?
分野によっては先行している研究もあると釘を指されていました。

全般にアジアの研究状況への認識が古いもしくは低いのではないかと感じます。
中国の進展と韓国の台頭に焦りを感じて、日本が「競争」よりも「協調」を持ち出しても、
既に日本を見くびっている両国はアメリカやEUとの「協調」を見据えているのではないか?

そんな気がしました。
挨拶には見えず、その後の懇親会には来たかもしれない副大臣が、同日こんなことを言ってます。


2010年5月13日 日中韓サミットでアジア研究圏構想具体化か@サイエンスポータルニュース
>中川正春・副文部科学相は12日の記者会見で、アジア・リサーチエリア構想を実現するため、日本、中国、韓国の3国で共同の研究ファンドを構築する考えがあることを明らかにした。

中川副文科相はゴールデンウイーク中、中国、韓国、インドネシア、マレーシア、シンガポールを訪問し、各国大臣などとアジア・リサーチ構想などについて話し合った。アジアの共通課題である環境や生命科学の研究を中心に共同のプラットフォーム(土台)を構築しようと呼びかけたところ、各国とも前向きな姿勢を示したという。


この辺の絵を書いているのも、有本さんのような気がしますけどね。
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立ち位置をきちんと認識しておかないと

>中国の進展と韓国の台頭に焦りを感じて、日本が「競争」よりも「協調」を持ち出しても、
>既に日本を見くびっている両国はアメリカやEUとの「協調」を見据えているのではないか?

哀しいですが、受け止めないといけない現実かもしれませんね。
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プロフィール

fujita244

Author:fujita244
2000年から新宿在住。
21世紀とともに新宿を闊歩。
高度成長期の一億総中流育ち
頭も身体もサイズM。
フツーのオッサンから見て
フツーじゃなさそうな話を
書いています。

2011年12月に
「若だんなの新宿通信」から
「フジタツヨシの新宿通信」
に変更しました。

2012年12月20日にはてなブログも始めました。
「fujita244's field」です。
2013年2月1日からゴルフ専用のブログもはじめてます。
「fujita244のゴルフBK」です。
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