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電子書籍という言葉でくくってしまうと見失うもの

電子書籍が来る、という声が多い。

AppleがiPadを発表したこともあって、
本格的な電子書籍時代の到来とも言われる。

でも、その電子書籍って、何だろう?(wikipediaは、こんなふうに書いている)

いま、Kindleが提供しているモノクロで単行本のページをめくるような作りのもの?

ネットで流通し、画面(ブラウン管でも液晶でもいいけど)に文字が出るもの?

ひょっとしたら、そういう「印刷物」を「電子化」したものではないのかもしれない。

電子書籍という言葉で発想が規定されてしまうと、
ここで生まれようとしているメディア、もしくはコミュニケーションツールの本質を
見失うかもしれないと考えている。

ネット接続しているのだから、別画面で言葉の意味を探すのも楽だろうし、
印刷物では不可能だった動画を載せることもできる。

センサーを使えば、読者と本とのインタラクションが起こるだろう。

まあ、私などが言わなくても、そんなことはみんなわかっているので、
こんな記事が生まれるわけだね。

英大手メディア「ピアソン」、iPadを活用して電子書籍や教育分野で攻勢@メディアパブ
>英国の大手メディアグループのピアソン(Pearson)が、アップルのiPadを活用して、出版事業や教育事業で攻勢をかけたいようだ。同社は、Pengine(ペンギン)やFT(ファイナンシャル・タイムズ)などを傘下に持ち、すでに教育事業市場や出版事業で確固たる地位を築いてきたが、これからはデジタル化を加速化させ、さらなる発展を目指す。

この動画を見れば、何が起きるかがわかる。



電子書籍の共通フォーマットとか論じている間に、
そんなものを飛び越えたメディアがあらわれるのだろうな。

グーグル電子書籍、日本でも秋ごろ販売へ@asahi.com
>インターネット検索大手の米グーグル幹部は23日、朝日新聞のインタビューで、今年夏から秋にかけ、日本を含む10カ国で電子書籍の販売を始めることを明らかにした。パソコンや電子書籍専用端末で本の全文を読める。当初の販売タイトル数は、10カ国を合わせ、最大200万冊規模になるという。

電子本普及へルール作り…総務・経産・文科省@ヨミウリ・オンライン
>総務、経済産業、文部科学の3省は2日、本や雑誌をデジタル化した電子書籍の普及に向け、国内での流通や著作権に関するルール作りに乗り出す方針を固めた。
出版社や通信会社、著作権団体、国立国会図書館などによる官民合同の研究会を3月中に発足させ、今夏までに具体策をまとめる。
(略)
3省は国内ルールを整備して日本企業によるビジネスを後押しし、中小・零細の出版業者の保護を図る必要があると判断した。


ベンチャー精神あふれる中小出版社は、独自の道を先行すると
この規格を守るために購入する必要がある機械(きっとでてくる)
の支払いが出来ずに潰れたりするんだろうなあ。

あ、同じピアソンの話を湯川さんが記事にしていた。

電子書籍は、デジタル化された本ではなく書籍化されたアプリ@Tech Wave
>電子書籍をデジタル化された本ととらえ、紙の書籍をデジタル機器上で忠実に再現しようという試みが多い中で、同氏は本の形の固定観念にとらわれずに自由な発想で新しいメディアを作り出そうとしているようだ。

そうなんですよね。
本ではないものになっていく可能性が、電子書籍の先に広がっているんですよね。

>ペンギン・ブックスのMakinson氏は、読者がデジタル書籍に、音声や映像、各種機能を追加することを望んでいるのか、望んでいるとするならどの程度の追加が望まれているのか、などはだれにも分からないと言う。ただ試行錯誤していくしかないと語っている。同氏の講演がYouTubeにアップされているので、下に貼り付けた。

さすがだ、真似しちゃお。



湯川さんは、この動きを見て、こうまとめている。

>すべての書籍に、音声、映像、各種機能を盛り込む必要はないかもしれない。だが各種機能付きの電子書籍は新たな収入源になる可能性は高い。出版社は、アプリのデベロッパーに転身できるのだろうか。

出版社は、本というメディアが持っている「コミュニティ誘引性」を商売の種にすべきだと私は思う。
女性誌や専門誌は、読者のセグメントがはっきりしていて、その広告効果はわかりやすかった。
それは、その雑誌についている固定読者が望むものがはっきりしているから。

だけど、雑誌は、その固定読者の購買力を「広告収入」にしか活かしていない。
東京ガールズコレクションのように、立体的な雑誌にして、
ウェブで服も売ってというような事業システムにしてこなかった。

マガジンハウスですら、自前のショップとの連動を恒久化しなかった。

本が売れなくなっても、本にしがみついているのは、
本以外のノウハウが無いからとかいうんだろう。

でも、本作りだけが好きな経営者は、もう出版社の経営から外れた方がいい。
だけど、本が好きじゃない経営者が出版社を経営するのは意味がない。

本が意味することは何かを考えられる経営者が、きっと電子書籍をリードするのだろう。
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fujita244

Author:fujita244
2000年から新宿在住。
21世紀とともに新宿を闊歩。
高度成長期の一億総中流育ち
頭も身体もサイズM。
フツーのオッサンから見て
フツーじゃなさそうな話を
書いています。

2011年12月に
「若だんなの新宿通信」から
「フジタツヨシの新宿通信」
に変更しました。

2012年12月20日にはてなブログも始めました。
「fujita244's field」です。
2013年2月1日からゴルフ専用のブログもはじめてます。
「fujita244のゴルフBK」です。
2つのサブブログもよろしくお願いします。

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