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当世学生気質を統計で考えてみる

今朝、ズームイン朝を見ていて、こんなつぶやきをアップした。

1.png


26年前にちょうど卒業したので、その頃の学生みたいなものなのだけど、
裕福ではもちろんなかったけど、大変だとは思ってなかった。
そんなものだと思いながら、バイトしたり、芝居の稽古に行ったりしていた。

ズームインスーパーのサイトによれば、こんな感じ
>「仕送り激減 大学生の実態調査」
地方の景気低迷を受けて、大学生の仕送り額が激減しています。
最新の仕送り平均額の調査結果は、ピーク時の1996年から2万8千円下がって7万4060円。これは26年前、1984年とほぼ同じ水準です。
そこで今回のまるQは1984年と今の学生の生活を「衣食住」の3点で調査!今どきの学生の実態を徹底追究しました!!


すると、どこからかつぶやきが帰ってきた。

2_convert_20100225163814.png

ウソと言われても、実感なのだから仕方が無いのだけど、
この方は初任給の伸びを考えると、26年前のほうが「物価が安い」というのは
ありえないというご指摘のようだ。
「物価」という表現がよくなかったかなと思いつつ、
いまの若者のほうがデフレで値下げした企業に囲まれているのになと考えて
RTしたりしていたのだけど、
別の方から「面白いですよ」とこのブログ記事を教えてもらった。

では、35歳世代が感じる生活の苦しさは、いったい何に起因するのだろうか?@数字を読むブログ
>「35歳世代が子供の頃に両親が自分にしてくれた、当たり前だと思っていた事が、今では当たり前でなくなってきました。」という命題に対して、「35歳世代とその親の世代とで所得水準の違いがその原因ではない」ということが分かったわけですが、その裏に横たわるものが何なのかということを、だらだらと分析していきたいと思います。

統計で考えるというと、この先生なわけですが。
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負けず劣らず、統計を元に論を展開して行くのがユニーク。
で、数字を見て行くと
>こうしてみると、「光熱・水道」「保健医療」「交通・通信」「その他の税・社保」といった準公的セクターの支出割合がこぞって増加しています。「勤労所得税」は一時大きく増加しましたが、最近はまた昭和50年代前半の水準まで減少しています。また「住居」が増加していますが、バブル崩壊後の地価下落の中でも増加しているところは注意が必要です。

民間セクターと公的セクターに分けて構成比を見直した結果は、見事に民間は減少しており、
公的セクターが上昇している。

>実際に、家計に占める民間セクター部門の物価調整済み実質額で比較しても、昭和53当時に比べ平成19年には8%近くも減少しています。近年のデフレ圧力や激安店のブームは、家計に占める民間セクター部門の支出を大きく減らさなければいけないという圧力に起因しているだろうという予想も成り立ちます。

この状況で必要なことは、民間企業に賃上げ圧力をかけることではなく、公的セクター部門の効率化をはかって家計に対する負担を下げることではないでしょうか?


してみると、若者世代も同じことが言えるのかもしれない。
公的セクターの割合は給与の低い時代に、より自分の家計を圧迫してことが実感としてあるから。

ズームインの取材では、若者が「風呂付きマンション」に済むから家賃が高い、
という点をクローズアップしていたような作りだったけど、
それだけではないのかもしれない。

たしかに私は、84年には風呂トイレ共同4畳半一間で16000円の中野のアパートに住んでいたけどね。

若者が苦しいのは、もう一つ、先輩にたからないからではないのかな?
私は、新人サラリーマン時代は、本当に会社の先輩や上司にご馳走してもらったし、
常連の飲み屋では年配の常連さんにおごってもらったりしていた。
そういうことが普通だったから、給料が安くても何とかなった。

いまは、若い人に奢りたくてもそんな雰囲気にならないし、
おごる側にたった世代(私ではなく)も、奢るにおごれなくなったのだろう。
上からのサポートが無くなってしまったし、上もしなくなった。
それが、また若者を追い込んでいるのかもしれない。

ケータイもパソコンも無いし、バイト先で食費を浮かして、麻雀と芝居に現を抜かした
ユニクロやマツキヨ、吉野家さえない私の大学時代(そういう地方大学だったから)に比べれば
いまはデフレで安いものを買うチャンスには恵まれているとは思う。
だから、食費や衣服費などを抑えて、その分を住居費や通信費(ネットやケータイ)に
回しているのだろう。

でも、なんだか、そういう数字に現れないところで、
フリンジベネフィット(会社の経費とか社員寮とか)が減り、
社会からのフォローが減り、すでに親が裕福な世代でもなく、
大学生から新入社員あたりの実収入は、
この26年でずいぶんと寂しいものになってしまったのではないだろうか。

仕送り額の問題は、すでに親が団塊世代のあとの世代になっていて、
いわゆる逃げ切り世代ではない事を示している。
26年前の学生って、ひょっとすると、その親のことかもしれないわけだから。
自分が学生だった頃と同じ額を仕送りして安心しているかもしれないし。

でもその額に対応して、いまの学生は自炊率が高く成っている(ズームインでやってた)
うえに、弁当男子だったりするらしい。

我々の頃とは別の意味で、別のやり方で
強かでしなやかに学生生活を送っているのだなあと番組を見ていたのだった。

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No title

大変興味深いエントリでした!
26年前の世界は、なんだかお話の中の世界のようです。

しかし、世の中の大学生って、下がったといえこんなに仕送りもらっているんですね。
>ピーク時の1996年から2万8千円下がって7万4060円。

バブル前ですから

suikyoさんは生まれてないのかな?1984年だと。

私は仕送り5万円でしたね。それに育英会が25000円くらいで、バイト代が25000円くらいで、月に10万円という感じでした。

それも、つくばだから何とかなったんで、東京じゃ難しかったでしょうね。バイト代も時給450円だからねえ。当時は。

まあ、バブルに向かうと、これがどんどん高くなっていくんですけどね。
バブル期の話しはまた「そんなことがあったんですか!」とだいたいいまの20代には言われますからね。
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プロフィール

fujita244

Author:fujita244
2000年から新宿在住。
21世紀とともに新宿を闊歩。
高度成長期の一億総中流育ち
頭も身体もサイズM。
フツーのオッサンから見て
フツーじゃなさそうな話を
書いています。

2011年12月に
「若だんなの新宿通信」から
「フジタツヨシの新宿通信」
に変更しました。

2012年12月20日にはてなブログも始めました。
「fujita244's field」です。
2013年2月1日からゴルフ専用のブログもはじめてます。
「fujita244のゴルフBK」です。
2つのサブブログもよろしくお願いします。

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