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本の作りも「目のつけどころ」がいい本:【読んだ本】目のつけどころ

なぜ、この本がこの体裁なのか?

新書で有名になった山田真哉さんなのだから新書で出しても良さそうなもの。
でも、この本は単行本でないとダメなのだ。

目のつけどころ目のつけどころ

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本のパッケージに興味が湧いてしまうという話しは、以前も書きました。

関連エントリ:本というパッケージ:【読んだ本】人を動かすアフォリズム
>表紙から、デザインが「良く出来ている」と思わされた。
素晴らしいかといえば、そうでもないのだけど、読めば読むほど「ぴったり」なのだ。


本田さんの本も構造トデザインがコンセプトに合っている本だったけど、
この山田さんの本も、まさに「目のつけどころ」が素晴らしい。

帯をめくっても同じ言葉が書いてある表紙の本を初めて見た(最近はあるのかもしれないけど)
帯は、表紙では盛り込まないことを書いているもの(この本も裏表紙はそうなっている)
でも、この本は、まず表紙が目を引く、それ蒼火のせいかと思うと帯を外しても表紙が同じデザインで驚く。

なぜそう成っているかというと、この本で一番言いたいことだから。
「大事なことだから二度言います」みたいに成っているのだ。

「目のつけどころ」がパターン化出来て、この本はその教科書だという。
本の紹介はそれで終わり。
そのパターンを学習するために方法もテクニックも教えますという親切な本。

しかも160ページ「しか」ない。
もしくは、よくも160ページにしたものだ。
なぜ新書にしなかったかというと、たぶん新書だと160ページにならない。
このてのノウハウ本は薄いとありがたみも薄いし、話題にもなりにくい。
新書では表紙の仕掛けも出来なかったろうしね。

あとは文字組み外地ページあたり少なく、一行空きも多い。
この判型で文字組みが縦38字で15行。
同じ判型の本田直之さんの「人を動かすアフォリズム」が、40字×15行。
本田直之「人を動かすアフォリズム」90本田直之「人を動かすアフォリズム」90

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これでも上部の空きは多い方の組み方だけど(43字が多いのではないかと思う)、
山田さんの本は、さらに上部の空きが大きいので、言葉がつかみやすい。

一ページあたりの文字量が多くなると、
濃い内容には感じるけど、そこにある言葉が一度に頭に入らない。
本田さんもそこを考慮した文字組みだと思うが、山田さんはさらに文字を減らした。

そして160ページという印刷上も効率のよいページ数で収めた。

これがパッケージ感覚に優れた本づくりではないかと思う。
受け手の分析と、それにあった文字組、ページ数、構成、
そして、それを安価に実現するためにプロダクトとしての本のあり方も意識したページ数。

本来は、こうしたパッケージを考えるのは編集者の仕事でもあるのだけど、
山田さんのことだから著者自らが意識したのではないかと思う。
著者が編集者よりの視点で本を作らないと売れない時代に入っているし、
さらに著者は自ら店頭にも出向いて本を売る「営業」もしないといけない時代になった。

勝間さんや山田さんの登場で、本づくりは大きく変わったと思う。
特にビジネス書においては。

それにしても、こういう本の見方をして楽しいかというと、どうなんでしょうね?
私は楽しいけど、かなり邪道であることは間違いないですね。
だけど、出版ビジネスとマーケティングトいう話しで行くと、
本というパッケージをどうするかは、いま一番面白い視点ではないかと思うのですよ。

つまり、私の「目のつけどころ」はそこにあるという、オチでした。
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fujita244

Author:fujita244
2000年から新宿在住。
21世紀とともに新宿を闊歩。
高度成長期の一億総中流育ち
頭も身体もサイズM。
フツーのオッサンから見て
フツーじゃなさそうな話を
書いています。

2011年12月に
「若だんなの新宿通信」から
「フジタツヨシの新宿通信」
に変更しました。

2012年12月20日にはてなブログも始めました。
「fujita244's field」です。
2013年2月1日からゴルフ専用のブログもはじめてます。
「fujita244のゴルフBK」です。
2つのサブブログもよろしくお願いします。

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