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時間に貴賎は無いが、時間の使い方に貴賎がある:社長の時間の使い方

儲かる会社にすぐ変わる! 社長の時間の使い方
吉澤大

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俺と100冊の成功本
などでも絶賛されている本をいまさらですが、読み終わりました。

当然良書なのだけど、内容以上に
ここの所考えている、何でビジネス書がブームなのかのヒントになりました。

その前に、この本を読んで思ったことを先に書きましょう。また長くなるし。

この本では、「社長の時給」というわかりやすい切り口で、
「時間だけが平等だから、効率よく使わないと成果が上がらない」
という至極全うなことを、説いている。

【目次】(アマゾンから)
第1章 なぜ、社長の時給は下がりつづけるのか?
第2章 社長は昼にランチを食うな!
第3章 まず、効率よく稼ぐ手法を考案・選択する
第4章 できる社長は「他人にやってもらう」しくみ作りに時間をかける
第5章 「人脈形成」「情報・知識習得」も時間効率よくこなす
第6章 自由に動ける「社長ならでは」の時間管理術

これを「翻訳」すると
・行動を変えろ
・社長の仕事は、集客とビジネスモデルつくり
・自分でやるな、金を出してでも他人(専門家もしくは部下)にやってもらえ
・勉強する時間を確保し、人脈にレバレッジをかけろ
・時間効率にこだわった経営をしろ

となるわけです。
そこかで見たような言葉になるわけで、
平秀信さん本田直之さん、そのほかの「お金持ち」の言っていることを共通しています。

しかも、「終わりに」で、吉沢さんは

「お金にこだわらない仕事をしたければ、いったん徹底的におかね、
特に「時間当たりの稼ぎ」にこだわる必要がある」

と指摘しています。

これもまた、実は、わき目を振らずに3年は金稼ぎに執着しろという、
平さんの言葉につながるものを感じます。

出自やら国やら、地域やら、スタートはばらばらな人生において、
「時間」だけがあらゆる人間に平等な資源であり、
その上、「時間管理」が今「ダイエット」や「英語学習」並みに
必要だと思われながら続かないものだとすれば、
この「時間」をキーワードにした本は、今一番売れるビジネス本だということがいえます。

もちろん本書は、キワモノ本ではなく、極めて全うなビジネス本です。
私よりも多くの賢者がたたえるとおり中身は確かです。

だけど、なぜ今ビジネス本がこれほど勢いがあるかを考えるのに最適な本かもしれません。

ここからは、私の仮説。もう少し洗練させていきたいのですが、なかなかまとまりません。
ご意見のある方は、どうぞ考えてみてください。

ビジネス本における、かつてのスターは「松下幸之助」「堺屋太一」「竹村健一」といったところではなかったでしょうか?

それは、カリスマ経営者、経営者の座右の銘になるような言葉を生む作家(コピーライター)、経済評論家という職種を代表した人でした。

それが、いつの間にか「コンサルタント」という人種が出てきます。
大前研一さんに代表される外資系コンサルタント、
船井幸雄さんの船井総研系、各種MBA系などなど。

そうした人たちにとっての「成功」とは、企業の成功だったり、経営者としての成功だったり。

それを海外の事例や、国内の先行事例を元に、精神論と実践例をといて、
こうすれば「経営者として成功する」というようなものでした。

読んでいる人も、似たような境遇にある人。経営者や企業の上位の人でした。

でも経営者としての成功を求める人は、それほど数がいないので、
彼らの本の部数も、それまでの同ジャンルの本に比べれば部数は出たけども、
一部の熱狂的なファンが繰り返し買うものになっていく。
その代わり、少数のカリスマが、似たような内容で物凄い点数を発行していました。

この「拡大再生産」手法に気づくと、それほど売れなくなりました。

それが、どうも、最近のビジネス本ブームは、
著者にも、買い手にもそれまでと違う傾向が見られるように思うんです。

正直に言って、無名の著者がたくさん出ています。
しかも、実務を経験していることに共通していて
「税理士」「司法書士」「公認会計士」など、「士族」の進出が激しい。

無名であっても、それまでと違う文体をと思考を持っている
経営の周辺にある特殊分野の専門家が、
読みやすい専門書か、専門から敷衍した一般を説く。
というのが最近のビジネス書の傾向ではないでしょうか?

最初に紹介した吉澤さんも、税務・資金調達の分野では著名な税理士だそうです。
プロフィールに「クライアントの「専任担当のコンシェルジュ」として自身の専門分野である税務・資金調達に加え、法務やIT、不動産有効活用コンサルティングなどで専門化との「通訳」の役割を果たすことを目指している」とある。

長く引用したのは、この「専門化との「通訳」の役割」というのが、
私が目指していることと同じだったから。
私の場合は、広告・広報の分野での編集物の作成において、
クライアントとターゲットの間を繋ぐ「通訳」になりたいのですけどね。

いずれにしても、本書は一読の価値ありです!

儲かる会社にすぐ変わる! 社長の時間の使い方

コメント一覧

■ ご紹介ありがとうございます [編集・削除]

この度は、丁寧に著書をご紹介頂きまして
ありがとうございました。

鋭いポイントのご意見ですね。

成功する経営に楽して簡単に儲かるような
魔法はまずありません。

誰でもが知っている真っ当なことの積み重ねなわけで。

では、それをどれだけの人が実践しているのか。

少なくとも多くの本を読む勉強熱心な方に、
当たり前のことに取り組んでいないことに
その都度築いて頂くためにも、
各方面の人が異なった表現でそのことを表す意義はあるかもしれませんね。

それでは、今後ともよろしくお願い致します。

2008.03.17 posted by ヨシザワ

■ 早速ありがとうございます [編集・削除]

吉澤様、コメントありがとうございます。

時間の使い方については、最近考えるところ多いです。
よい本をありがとうございました。

知り合いの社長にプレゼントしています。

2008.03.17 posted by 若だんな

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