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文科省の予算が出たらしい

こういう話は、このサイトで情報を得る。

2009-12-25 速報 平成22年度予算案出る@科学政策ニュースクリップ
>12月25日18時過ぎ、閣議にて平成22年度予算案が決定された。

クリスマスプレゼントでは無さそうです。

平成22年度予算政府案@財務省

平成22年度予算のポイント

「いのちを守る予算」とか言ってますね。

一覧表を見ると公共事業費が減って、社会保障関係費と食料安定供給経費、
それと文教及び科学振興費が伸びてます。

文教・科学技術予算

ただ、その伸びは文教費のもので、科学振興費は455億円の減額です。

2009年12月28日 科学技術振興費27年ぶりマイナスに @サイエンスポータル編集ニュース
>政府は25日、2010年度予算案を閣議決定した。92兆2,992億円と過去最大の歳出規模になる一方、科学技術予算の中核となる科学技術振興費は総額1兆3,321億円(今年度比455億円減)で27年ぶりにマイナスとなった。

文科省だけでなく、経産省も見ないといけないのでしょうが、まずは文科省で。
>科学技術振興費は、文部科学と経済産業両省で全体の74%を担っている。文部科学省が182億3,800万円減の8,571億5,400万円、経済産業省も176億円減の1,310億6,000万円となった。

細かいところは、このPDFを見ていただきたいのですが、
私が気になったのは、実は、今回の科学政策ニュースクリップの論点。

>特別研究員事業は平成21年度の163億円から167億円に、また、国立大学法人運営費交付金は 11,695億円 ⇒ 11,585億円と減額、科学研究費補助金 1,970億円 ⇒ 2,000億となった。

ただ、これは昨年度からの比較で、概算要求と比較しないといけない。


この辺は、サイコムのメルマガに詳しく、そちらを引用すると

>特別研究員事業は平成21年度の163億円から167億円になった。概算要求は170億円であった
から、3億円(1.8%)の縮減となっている。特別研究員事業(DC)は、113億6600万円。概算要求
が116億4千万円。特別研究員事業の縮減のほとんどがDCだが、縮減幅は小さい。

国立大学法人運営費交付金は平成21年度 11,695億円 から11,585億円と、ほぼ1%の減額と
なった。例年通りの毎年1%減が維持されたことになる。これはマニフェストや我々の公開質問
状で述べていた「充実」とはやや異なる方向だ。

科学研究費補助金 1,970億円 から2,000億と増額となっている。

大学院教育改革推進事業は (286億7800万円) は概算要求は366億円だから、22%減となる。
これはグローバルCOEプログラム140件〔継続分〕・組織的な大学院教育改革推進プログラム
95件〔継続分〕の二つが合わさった予算だ。大学院教育改革プログラムは事業仕分けの対象
でなかったので、概算要求通りとなると、グローバルCOEはほぼ3割の縮減となる。

女性研究者支援システム改革(科学技術振興調整費) ( 219億円)は、概算要求額は305億円だから、3割縮減となる。


たしかに、概算要求との比較、事業仕分けでの以降との比較で、
予算額がどうなったかを見る必要があるとおもう。

財務省の思惑と文科省の交渉がどの程度成功したかを評価するには、その視点が重要だ。
でも、昨年度から増えているのに、概算要求額よりは減った、という意識だとすると、
その被害者意識には納得出来ない。

総額が減ったことへの言及も無い。
視点が自分たちの関係する予算だけという感じを与えないだろうか。

だいたい概算要求額はもともと多めなんじゃないのかなあ。
削られることを予測して出してなければ、予算編成上のテクニックの問題でしょう。
それよりも、事業仕分けを覆した予算が本当に適正かという目で見なければ、
科学界の「クレクレ」な感じは否めない。

事業仕分けがなぜ、ああいう結果になったか、ここから考えを進めていかないといけないと思う。
とりあえず、自分たちの予算が確保できたからと言って、科学界の動きが止まるようでは困る。

この予算を見て、もう一度、科学界から「少ない」とか「偏りがある」とか声が出れば本物ではないか。


ワタシとしては、注目してきた最先端研究開発支援プログラムが30課題を維持しつつ

>最先端研究開発戦略的強化費補助金(仮称) 400億円(新規)

という形で、若手や女性研究者への支援を強化するという予算になったことに感慨がありますね。
2700億円とか言っていたのが、最終的にはいくらになるのか。

それにしても、今年くらい世間が予算に注目したことはなかったのではないか?
少なくても、ノーベル賞受賞者とかフィールズ賞受賞が注目したことはないだろう。
大学は減らされる一方なので、結構抗議文とか出してきたけど、
研究者一人ひとり(というのは大げさか)が注目したのは初めてではなかったか。
それは健全なことで、これからも継続すべきだと思う。

国民はもっと予算の細目に注目すべきなのだと改めて思った。

2009-12-26 予算案文部科学省詳報@科学政策ニュースクリップ
>文部科学省のページに

平成22年度文部科学省 予算主要事項 (PDF:339KB)

が出ていたので、昨日ご紹介できなかった予算の分を概算要求と比較してご紹介する。


ということで、詳細が出たそうです。

平成22年度文部科学省 予算主要事項 (PDF:339KB)

ここでも概算要求との比較を述べている。

>大学院教育改革推進事業【H19~】 (28,678百万円) ・グローバルCOEプログラム140件〔継続分〕・組織的な大学院教育改革推進プログラム95件〔継続分〕

概算要求は366億円だから、22%減となる。

女性研究者支援システム改革(科学技術振興調整費) ( 2,190百万円)は、概算要求額は三百五億円だから、3割縮減となる。

特別研究員事業(DC)【拡充】 ( 11,366百万円)は、概算要求が116億4千万円だから、わずかな縮減。


コメントにもあるけど、ここは前年度との比較がないと、
「減額」を強調する情報操作に見えるのではないか。

それにしても、細かく見ると、結構減らされている気がする。
増えているのは「低炭素社会」に貢献するか、「病気の解明」に貢献するもの。
これからの研究は、この二つに何らかの形で絡むことを表明するものになるのだろう。
それがたとえコジツケであってもね。



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[科学技術予算]ご批判をうけて

新宿の若だんなさんのブログエントリー 文科省の予算が出たらしい に当ブログおよびメールマガジンの巻頭言をご紹介いただいた。 そこで、ご批判をいただいた。 たしかに、概算要求との比較、事業仕分けでの以降との比較で、 予算額がどうなったかを見る必要があるとおもう

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記事書き変えました

記事トラックバックありがとうございます。

一応参照にしたソースを示したうえで、事業仕分けとの比較を試みたわけで、情報操作と言われると辛いのですが…

ただ、前年度との比較と、概算要求との比較の表を作らないといけないなとは思っていたところなので(ついでに例年概算要求とどの程度違うのかとか)、元記事を少し書き変えました。

AAASのように詳しい予算の分析をやるシンクタンクというかNPOがあればいいと思うので、私たちでもなんかとできないか考えてみます。

コメントありがとうございます

予算分析をやるシンクタンクなり、評論家は必要だと思います。予算について、日本ではあまりに検討されていないなと最近感じてます。実効性や、予算の波及効果などをきちんと考えないから使いっぱなしの予算に成っているような気がする。

その点を、オンブズマンなどが地方行政では、実現しているところもあるので、科学行政の分野で新たに機運があるといいですね。
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fujita244

Author:fujita244
2000年から新宿在住。
21世紀とともに新宿を闊歩。
高度成長期の一億総中流育ち
頭も身体もサイズM。
フツーのオッサンから見て
フツーじゃなさそうな話を
書いています。

2011年12月に
「若だんなの新宿通信」から
「フジタツヨシの新宿通信」
に変更しました。

2012年12月20日にはてなブログも始めました。
「fujita244's field」です。
2013年2月1日からゴルフ専用のブログもはじめてます。
「fujita244のゴルフBK」です。
2つのサブブログもよろしくお願いします。

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