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あたりまえ社会と契約社会

最近考える事。

日本て「あたりまえ社会」なんじゃないかという事。

その対局がアメリカを中心とした「契約社会」。

これは、山岸先生の「安心社会から信頼社会へ」を読んで以降、
それをベースにゆっくりと考えている事なんだけど、
「あたりまえ」で思考停止する社会は、
「安心」というはっきりしないものを前提としていて、
「信頼」を築くには至っていない。

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そしてこの本を読んだ事でエントリも書いている。

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武士道よりも商人道が日本を救う:日本の「安心」はなぜ消えたのか
>当たり前だと思ってしまうのではなく、本当にそうかを「学問」を下地に、
さらに言うと「科学」的思考を下地に自分の頭で考え続けることの重要さを学んだ。



日本人はすぐに「それがあたりまえでしょ」と言う。
でも、その「あたりまえ」というのは何を前提にしているのか。

今回の事業仕分けでも、役人の「あたりまえ」、科学者の「あたりまえ」、
そして仕分け人の「あたりまえ」の戦いだったように見えた。

何が、一番「あたりまえ」として観客もしくは「世間」に受け入れられるか。
それが、議論の根幹で、そこにあるのは「物事の本質」ではない。

だから山岸先生の議論を受けて、私はこう考えている。
>よく考える。そして、なぜかを導きだす。
すると、当たり前のことが、当たり前ではないことを前提にしていたり、
みんなが何となく「そうなんじゃないかな」と思っていることが、
ちっとも「そうではない」ことが明らかになってきて、ちょっとびっくりする。


この「そうなんじゃないかな」が「そうではない」と感じる感覚。

>いじめ問題であろうと、企業スキャンダルであろうと、
「心の持ち様」とか「モラル」の問題として解決しているから繰り返されるのであって、
「仕組み」「システム」として、起こしては行けないことを起きにくくする工夫がされるべきなのだ。


「仕組み」「システム」として考え直す感覚。

それが、事業仕分けを受けた科学界に欠けてはいないだろうか?

仕分け人という思いもよらないものになって@中村桂子のちょっと一言
>本当に大事なことは何かを考えて社会に発信しなければ、決して研究者への高い評価は得られません。なぜ皆本質を考えようとしないのでしょう。

この中村先生の「ひと言」はずいぶんと大きな波紋を巻き起こした。

事業仕分けに対する中村桂子さんの意見に対して@コラーゲン食って肌がぷりぷりになるわけねーだろ(笑)」社長のブログ
>ここは、これまでずっとやってきた中村さんならではの無力感が感じられて、非常に重い言葉だと思う。確かに、「じゃぁ、どうしたら良いの?」という問いへの答えは非常に難しい。

私は、このエントリの丁寧な考察に全面的に賛成なのだけど、
特に、この辺が賛成。
>ただ、僕が思うのは、例えば「ポスドクが余っていて大変だから、予算をつけましょう」というのは明らかにダメということ。そうじゃなくて、「研究を幅広くやるのは大事だから、予算をつけましょう」じゃないと。結果的には同じようなお金になる可能性もあるのだけれど、理念が必要で、その理念とは決して「人助け」ではなく、「科学の発展」じゃなくちゃダメだと思う。「それじゃぁ、ポスドクがかわいそう」とか思うかもしれないけれど、同情論になった時点で「いや、ポスドクよりもっとかわいそうな人がいますよ」と、プライオリティの問題に転換されて、結果的に切り捨てられることになる。

この辺から、では「あたりまえ」をどこに置くかと言う議論になっていくのだけど、
多くはそこを避ける(というか端折る)のが日本人。

で、「正義」とか「情緒」が、「理念」とか「正論」に勝つのだなあ。

それでは、本当に「信頼社会」になる事は出来ない。
ネット上の議論が「あたりまえ」社会から「信頼社会」になる為に、
この本を読んでまた考えます。

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fujita244

Author:fujita244
2000年から新宿在住。
21世紀とともに新宿を闊歩。
高度成長期の一億総中流育ち
頭も身体もサイズM。
フツーのオッサンから見て
フツーじゃなさそうな話を
書いています。

2011年12月に
「若だんなの新宿通信」から
「フジタツヨシの新宿通信」
に変更しました。

2012年12月20日にはてなブログも始めました。
「fujita244's field」です。
2013年2月1日からゴルフ専用のブログもはじめてます。
「fujita244のゴルフBK」です。
2つのサブブログもよろしくお願いします。

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