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スパコンとツイッター議員

カテゴリーが、政治経済なのか、科学予算なのかわかりにくいエントリが続きますが、
みなさんお読みいただいていますか?

さて、今日見つけた記事。

「次世代スパコン・プロジェクト」がダメ出しされたわけ@Tech On
>次世代スーパーコンピュータ(スパコン)プロジェクトとは、1秒間に1京回(1兆の1万倍)の演算性能を持つ世界最高速のスパコン(10ペタフロップス級)を作ろうというもの。2006年度から理研、富士通、NEC、日立製作所が共同で設計を開始し、2012年の完成を目指した「国家基幹技術」と位置づけられたプロジェクトである。

 しかしながら今年5月、NECと日立が経営環境の悪化を理由に撤退することになった。理研と富士通は設計を大幅変更し、2010年度から実機の製造に入る計画だった。計画変更によりプロジェクト事業費は76億円増え、2010年度概算要求で約267億円。最終的には1230億円が必要ということになる。


という書き出しの記事を書いているのは、なんと藤末健三参議院議員というよりも、
ツイッターのアドレス@fujisueと書いた方が馴染みがある方が多いかもしれない。

通産省を辞めて、東大工学系研究科の助手、助教授になり、
さらに民主党参議院議員になった経歴の持ち主だから書けるスパコンだめ出しの裏側が読める。

>私は15年ほど前、日米スパコン協議の担当者だったこともあり、スパコンについては関心を持っていた。このような計画変更に際しては計画の不十分性についてこの7月には国会で質問している。

その指摘は事業仕分けでの質問と似ているらしい。

>事業仕分け会議における文部省のプレゼンテーションの内容にも問題があるという声がある。7月の国会質問であれだけ「突っ込まれ」ているにもかかわらず、また同じことを突っ込まれ、今度も説得力のある回答ができなかったわけだから、まあその通りかもしれない。

 ただ、突っ込んだ本人から言わせてもらえば、本プロジェクトがわが国にとって必要ない、と思っているわけではない。いやむしろ、とても必要性が高いと思っている。ただ、やるのであれば、やり方を熟考しなければならない。それを求めているのである。

 その点をしつこく突っ込みつつ、このプロジェクトが復活できるように声をあげていきたい。さらに、みなさまのご意見も広くお聞きしたいと思っている。文科省はWebサイト上で現在、皆様からの意見を募集しており、この意見は今後の調整に反映される可能性があるという。


ただ、必要がないと思っているわけではなく「自己目的化している」事を問題視している。
この点は私も、担当会社が二社降りても「問題がない」という辺りから感じていた。

NECが次世代スパコンの製造段階に不参加表明,理研はシステム構成の見直しへ@Tech On

だいたい、開発スパンが長すぎるのではないか?
できた頃には、新しい設計思想のスパコンができていて、
すぐに抜かれてしまうのではないか?

世界ナンバーワンだけが意義だとすると、そこが大きな問題になる。
1番じゃなくなったとたんに意味が無くなるような物では困るのだ。

藤末先生は、反響を受けて続編を書いた。

「次世代スパコン・プロジェクト」が復活しそうなワケ@Tech On
>予算仕分けにおいて「次世代スパコン・プロジェクトの来年度の予算計上は、見送りに限りなく近い縮減」という評価が下され、そのことが大きな議論を呼んだ(関連記事)。それを受け菅科学技術担当大臣は、スパコンを含む科学技術政策の事業仕分け調査評価結果について見直すと発言した。

見直すのは、設計方針からにしてはどうかとも思うが、
必要がないわけではないという意見には、私も賛成である。
ただ、世界一でなければならないのか、という声には、
世界一を目指さずに作るという設計思想があるのか? と思う。

>事業仕分けでも同様に、「世界一を目指す必要があるのか」という質問が出ていた。これはもっともな意見だ。

世界一をキープするのは難しい、次々とアメリカを始め多くの国と企業が参入する。

>競争が激しいということは、多くのプレーヤが世界一を目指してしのぎを削っているということである。その大きな理由は単に「名誉なことだから」などということではなく、スパコンのトップ争いに加わることでコンピュータの先端技術を維持・向上することができると多くの国や組織が考えているからだと思う。たとえばそれば、プロセサ技術、半導体技術、高密度実装技術、OSなどのソフトウエア技術といったものだろう。

これは、海外の企業から買えばいいという物ではない。

>「スパコンは道具にすぎないのだから、国際入札でもっとも低価格の機材を導入すべき」との意見もある。確かに他の先進国を見ると米国製のスパコンを使っている割合が多い。

だから日本はアメリカ製を買えばいいのかというとそうではなく、中国だって国産開発をしている。
スパコンは、その技術がないとどうなるかという未来の視点から考えるべき基礎技術なのだ。

>確かにスパコンは道具かもしれない。けれども、道具として有用なものなのである。だからこそ、世界で開発競争を繰り広げている。ただ競争するだけでなく優秀なものはちゃんと売れてもいる。各国も、安全保障上の配慮から国産化を進め、実際に調達して使用しているのである。

こういう視点で,この問題を語れる人材が民主党の中にいるというのは、
安心材料ではないかと思う。
しかし、こうした人材が有効活用されているかどうかをチェックする必要がある。
そのためには、ツイッターのつぶやきはよい手段かもしれない。

>ただ内部の声、外部の声を総合して「政治的決着」をはかるのではなく、科学技術の視点、さらには「産業と経済」の視点で評価し直し、それを公開し、納税者が納得できる手続きを進めていくべきだと思うのである。

政治的決着だの,政治主導だのという言葉に「安心して」任せきってはダメなのだ。
政治主導が、結局は国民主導にならなければ、
日本はいつまでも国家資本主義から抜けられないのではないか。

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fujita244

Author:fujita244
2000年から新宿在住。
21世紀とともに新宿を闊歩。
高度成長期の一億総中流育ち
頭も身体もサイズM。
フツーのオッサンから見て
フツーじゃなさそうな話を
書いています。

2011年12月に
「若だんなの新宿通信」から
「フジタツヨシの新宿通信」
に変更しました。

2012年12月20日にはてなブログも始めました。
「fujita244's field」です。
2013年2月1日からゴルフ専用のブログもはじめてます。
「fujita244のゴルフBK」です。
2つのサブブログもよろしくお願いします。

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