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民主党の科学技術政策が気になる

民主党の施政方針演説を読んでも(聞いてもじゃなく)よくわからない。

こういう話は、このサイトに限る。

朝日新聞、科学技術予算について取り上げる@科学政策ニュースクリップ
>「今の政権が「政治主導」で何をどのように変えたいのか、科学技術の分野に関しては、未来像がまだ見えてきません。」という指摘はその通りだと思います。

「バランスがとれた記事」と言うので、朝日が?との疑念もありながら、元記事を見る。

予算抑えて何めざす? 科学技術での「鳩山カラー」探る@科学面にようこそ
>新政権の発足から2カ月近く、来年度の概算要求では科学技術予算の伸びが抑えられた。今後、財務省との折衝や行政刷新会議の「事業仕分け」があり、今年度を下回る可能性が高い。予算のスリム化で「理系内閣」は何を目指すのか。科学技術での「民主党カラー」を探った。

こういう元ネタもあることをニュースクリップは追記している。

平成22年度概算要求及び平成21年度補正予算における科学技術関係経費(速報値)(pdf)

どうしても減額されたところに目がいくが、
こういうものは増額された項目に意志を感じるものである。

増やした分減らさないと増えるばかりだから、何を増やしたかを気にするわけだ。

大きな枠組みで言うと、科学技術振興費が100億円減って、その他が1000億円以上増えている。
つまり、増えているんです科学技術関係の予算は。
それを念頭に置いて、記事を見ていきたい。

科研費の執行停止とか、減額が問題になっているけど、
科研費の採択率は20パーセント台。
つまり、申請しても2割しかもらえない。
これを、もっともらえるように枠を増やすべきだ、という声も多い。

でも、本当に科研費は少ないのだろうか。
科研費をもらっている研究は、その金額が必要なのか?
無駄遣いしていないのだろうか。

そういう検証は誰かしているのかな?
私は、科研費増えすぎではないかと思う。
というよりも、科研費を取らないと運営できないような研究室の状況が異常なのだ。

その点から言えば、国立大学への運営費交付金の削減という問題が裏側にある。
大学のメンテナンス資金の欠落は目に余る。
国立大学の研究室に行くと建物がぼろすぎるし、
部屋に入りきらない機器が廊下にあふれている。

大学交付金が無くて部屋が増やせず、科研費で買った機器があふれているという
今の文科省予算の状況が一目で見える光景だ。

>民主党の政策集に「削減方針の見直し」が掲げられた国立大学への運営費交付金は、今年度に比べ13億円増の1兆1708億円。前政権下では毎年100億~200億円程度減らされてきたが、下げ止まった。

本当は増やして欲しいが、下げ止まったことを評価したい。

>同じ運営費交付金でも、民主党が「天下りの受け皿」と指摘する独立行政法人への支出は大きく減った。

独立行政法人とひとくくりにされると困るけどね。
まあ、どこか減らさないとね。大学を強化し、独法を監視するという方向性なのだな。

>高校が大学や研究機関と連携して理工系の人材養成を強化する「スーパーサイエンスハイスクール支援事業」は8月の最初の要求よりも7億円増え、22億円に。100校余りの指定校を5年間で倍増する具体目標も掲げられた。

東京大や京都大など全国5カ所が指定されている「世界トップレベル研究拠点プログラム」も、8月の要求と同額の93億円が盛り込まれた。予算が認められれば新たに3カ所の指定を目指して公募の準備に入る計画だ。


これ拠点数増やすと、効果が落ちませんかね?
教える側の手が回らなくなりませんか?
絞って、高見を目指す方がいいと思いますけどね。


この朝日新聞の記事が面白いのは書き手のコメントがあること。
紙の新聞ではできないことでしょうね。

>《筆者の行方史郎から》

「理系内閣」のもとで初めて組まれた要求にしては、科学技術予算の伸びが抑えられ、現場の研究者にとっては少し厳しいと映ったかもしれません。もっとも一般国民からすれば、もっと他の分野に税金を使って欲しいと思っている人もいるでしょう。研究者は、これまで以上に研究費の使い道に説明責任を伴うことになると思います。


必要だという声はあるけど、その必要性が一般国民に理解されてきたかというと疑問。
どれだけあればいいのかと言えば、それは際限がない。
人類の夢を満たす予算となれば、いくらでも掛けられるのか?

たとえば、ロケットを打ち上げる予算は本当にあの額必要なのか?
うんと少ない金額でも上げられることを示したカムイ型ロケットの例もあるように、
研究に予算よりも工夫が必要な側面もあるのではないか。

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予算がないから無理とか、ポジションがないから研究が続けられないとか、
本当にそうなのかを考えてもいいかもしれない。

この国の税収が増えることはないと思う。
人口も減るし、産業も停滞するだろう。
それを破るのはもちろん科学の役割だし、使命なのだけど。
科学界は、予算増に甘えていなかっただろうか?
そういう自問自答はないのだろうか。

いずれにしても、日本の方向性は「人材育成」に向かわざるをえない。
民主党の予算も、その方向性を目指してはいるのだろう。

行方さんは書いている。
>限られた予算のなかでは、政策集に掲げられた「人材の育成強化」に力点を置いているように思えますが、一貫性が感じられるわけでもありません。

ポスドク活用に9億円付けながら、博士課程の学生に給与を払う予算66億円を削った。
どういう「人材育成」の方向を目指すのか、さらにいえば、どういう国作りを目指すのか。
その「基準」があってこその事業仕分けだと思うのだけど、どうなっているのでしょうか。

担当議員さんは7人に減らされても一生懸命休みもなく働いている。
それはわかる。
でも、何を基準に仕分けているのか、さっぱりわからない。

結果を見て、またマスコミは叩くだろう。
彼らは叩くのが仕事だと思っているから。

でも、評価すべき所を評価していかないと、次に続かないと思う。
まず誉めて、伸びてもらわないと、日本の政治家も成長しないのではないか。

話が変わってきたけど、言いたかったのは、

減ったことを嘆くよりも、増えたところでどうするかを考えませんか?

という話だったのだけど。
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fujita244

Author:fujita244
2000年から新宿在住。
21世紀とともに新宿を闊歩。
高度成長期の一億総中流育ち
頭も身体もサイズM。
フツーのオッサンから見て
フツーじゃなさそうな話を
書いています。

2011年12月に
「若だんなの新宿通信」から
「フジタツヨシの新宿通信」
に変更しました。

2012年12月20日にはてなブログも始めました。
「fujita244's field」です。
2013年2月1日からゴルフ専用のブログもはじめてます。
「fujita244のゴルフBK」です。
2つのサブブログもよろしくお願いします。

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