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太宰治生誕百年に三鷹で「人間合格」を見た

太宰治は、本名津島修治といい、津軽の大地主の6男坊として何不自由無く育った。

その「何不自由無く」と言うところが、彼にとって「不自由」の始まりだったことは、
「晩年」「人間失格」などの代表作を読むとわかる。

青年時に一度は、彼の小説にはまるが、いつか太宰が好きだとは言えなくなる。
そんな作家として、昭和初期から今まで変わらぬ人気がある。

その太宰、というよりも津島修治を主人公に井上ひさしが時代背景も含めて描いたのが、
「人間合格」と言う芝居だ。

今回、太宰にゆかりの深い三鷹駅(三鷹駅北口は三鷹市ではなく武蔵野市にある)
そばの武蔵野芸能劇場オーガニックシアターが井上ひさしシリーズとして、
「父と暮らせば」とともに上演したのが「人間合格」だった。
inoue-hisashi-1_omote.jpg

その「人間合格」に大学の演劇部の先輩Nさん(芸名は鎌田宏)が出演したので、
三鷹駅まで行ってきた。
N先輩の芝居は、前回荻窪に見に行って以来。

チェーホフは喜劇だ:男と女のいる風景

今回は客演と言うことで、ある意味気楽だったのではないだろうか。
実にNさんらしい、軽妙でまじめで、人物がそこに生きていた芝居だった。

主役である津島修治の大学時代からの友人の一人佐藤浩蔵の役で、
ガチガチのマルキストで党員と言う役柄。でも、人物の底にある人間味と言うか、
佐藤と言う人物の面白み、人を引きつける魅力が、Nさんによって増幅されていた。

芝居全体も、登場する役者(とくに主役級3人)が役を良くつかんでいて、
演技に力みが無く、人物を描いていた。
久しぶりに井上ひさしの台本による芝居を見たが、台本が素晴らしい上に、
その台本を役者がきちんと把握して、表現力があると、
芝居はこんなにも面白いのかと再確認することになった。

久しぶりに太宰を読み直したくなった。

井上ひさしによる原作
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最近の文庫の表紙って……。
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Author:fujita244
2000年から新宿在住。
21世紀とともに新宿を闊歩。
高度成長期の一億総中流育ち
頭も身体もサイズM。
フツーのオッサンから見て
フツーじゃなさそうな話を
書いています。

2011年12月に
「若だんなの新宿通信」から
「フジタツヨシの新宿通信」
に変更しました。

2012年12月20日にはてなブログも始めました。
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2013年2月1日からゴルフ専用のブログもはじめてます。
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