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やっぱり「残念」なのはインタビュワーじゃないかと(梅田望夫インタビュー後編を読んで)

昨日のエントリ(日本のWEBはアメリカに比べて「残念」なのだろうか?)で
>インタビュー後編が楽しみです。

と書いたので、後編を読んだ感想を書いてみます。

Web、はてな、将棋への思い 梅田望夫さんに聞く(後編) @ITメディアニュース
>Webも将棋も、最先端・最高峰を見せてくれる点が好きなのだと梅田さんは話す。はてなの米国行きは「難しいと分かっていた」が、近藤社長への期待は揺るがない。

ということで、インタビュワーは
>――インターネットの可能性は上から下まで開かれているところにあると思います。梅田さんの著書を読んでいると、例えば、最新刊「シリコンバレーから将棋を観る」の前書きにも、将棋を愛する人物の例として、医者や会社社長など肩書きのある“ハイソ”な人ばかり出てきて、「頭のいい人はすばらしい、頭のいい人は分かっているよね」とおっしゃっている印象を持ちます。

この人は何を聞きたいのかねえ?
インタビューの手法として「話し手を怒らせて本音を聞き出す」というのがあるけど、
そのつもりなのだろうか?

でも、梅田さんは「素直」な人なので,この問いにちゃんとキレ気味に答えている。

>そういう言われ方をすれば、もうみんなそう思っていると思うけど、僕はそういう人間だよ。ハイブロウなものが好きですよ。それはしょうがないじゃない。

梅田さんの仕事や、つきあっている人たちの中で出てきた、
かなりパーソナルな話題を書いているのが「シリコンバレーから将棋を見る」なのだから、
そういう「ハイソ」な人間関係が見え隠れするのが仕方がない。

だいたい、「上から下まで開かれている」って、どういう意味だ?

梅田さんは,「ウェブ進化論」という本を書いたせいで、
自分が「本来の自分」の求めることができないでいるフラストレーションがあったという。

そして、そのフラストレーションを埋める個人的な志向性を求めた本が
「シリコンバレーから将棋を観る」なのだという。

> ウェブ進化論が予想外に売れてしまったためにマスと対峙(たいじ)せざるを得なくなり、僕自身の最先端・最高峰を愛するという本質的な志向性から、しばらく離れてしまっていたんだな、と最近つくづく思います。それは、「シリコンバレーから将棋を観る」を書いてみて、改めて痛感したこと。やはり僕は、こういう超一流の世界が好きだから。

でも、世間は梅田望夫に、ウェブの世界を表してもらいたがる。
そして、他の評論家がしているような「安直に理解できる便利な一言」を求めてくる。
そういう場所に押し込められることがフラストレーションだったんだろうな。
でも梅田望夫は、評論家ではないにしても「目利き」を商売にしているはず。

梅田望夫は「残念」なただ一つの理由@404Blog Not Found
>梅田望夫の今の自己評価は低すぎる。「ウェブ進化論」を著してしまった以上、「単なる一流好き」ではなく「一流の目利き」という他者評価から逃れられないのに、それから逃げるぐらいに。

このdankogaiのエントリは、実にわかりにくい。
彼には珍しく、上に引用した締めの言葉もさえない。
でも、梅田望夫が「一流の目利き」であるという評価には賛成する。

>僕は将棋を愛し続けてきたんですよ、子どもの時から。将棋指すことは強くないけど見ることへの情熱には自信があったんだ。だけどそんなことを何の実績のない人間が言うことってできないじゃない。

一方で、個人的なテーマである将棋には、自信なさげな彼だけど、

>最先端の場所に出かけていって、そこで起こっていることを構造化して、仮説を提示するということを、本業(経営コンサルティング)でもやっていたし、ウェブ進化論でもやった、ということに過ぎないんだよね。

仕事に関しては、ここまで自信たっぷり。

でも、経営者として評価があるわけでもないのに、他人の経営に口出しするのがコンサルですよね?

なんだかんだ言っても、この本でやったことは、
将棋というテーマで、
最先端の場所(名人戦とか、棋王戦とか)にでかけて、
そこで起こっていることを構造化して(観戦記とか)、
仮説を提示する(羽生はこうだ、とか、佐藤はこうだ、とか)
ということじゃないですか。

やってることは変わらない。
それは、意識した物なのかどうか。
そこを聞きたかったなあ。

なのに、そんなことを指摘しもせずに、インタビュワーは
>――今後梅田さんは、Webコンサルタントとか、Webについて語る識者のようなポジションを取ることは、もうないのでしょうか。

と言う質問で締めくくっている。
梅田さんは、まじめに答える。

>Webというのは、僕自身がこれからも、最先端の「炭坑のカナリア」的な人体実験を繰り返す上で素晴らしい道具なので、相変わらずWebをモチーフにしたものを書くとは思うけれど、それが評論と言えるものになるかどうかは、よく分からないですね。

掲載媒体の特徴から言って、
こうしたウェブに関する質問が中心になるのは仕方がないことなのかもしれないけど、
梅田さんへのインタビュー依頼の内容から、確信犯的に逸脱したんだろうな。

でも、前提とする「梅田望夫観」とか、
ウェブとかインターネットに関する考え方とか、
将棋に対する、あまりに露骨な興味のなさとか、
このインタビュワーは、この媒体では有名な人なのかもしれないけど、
なんだか全体に「残念」でした。

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納得がいきました

インタビュワーが「残念」というのに同感です。
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プロフィール

fujita244

Author:fujita244
2000年から新宿在住。
21世紀とともに新宿を闊歩。
高度成長期の一億総中流育ち
頭も身体もサイズM。
フツーのオッサンから見て
フツーじゃなさそうな話を
書いています。

2011年12月に
「若だんなの新宿通信」から
「フジタツヨシの新宿通信」
に変更しました。

2012年12月20日にはてなブログも始めました。
「fujita244's field」です。
2013年2月1日からゴルフ専用のブログもはじめてます。
「fujita244のゴルフBK」です。
2つのサブブログもよろしくお願いします。

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