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【試写】映画「ハーブ&ドロシー ふたりからの贈りもの」試写会に行って来た

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26日に行ったのだけど、fc2が使えなかったので、今日アップ。

妻が伊勢丹のアイカード会員で試写会を当てたという。

その試写会が「ハーブ&ドロシー ふたりからの贈り物」と聞いて、私はぶっ飛んだ。

なぜ伊勢丹が試写会を!

そこまで驚く必要もなくて、よく考えれば以前、伊勢丹新宿店で「ハーブ&ドロシー」写真展も開催していた(偶然見た)

ということで不思議ではないのだけど、このドキュメンタリー映画と伊勢丹というのがあまりにミスマッチングな気がしたもので。

まず、この「ハーブ&ドロシー」が何者かの説明からしなくていけませんね。

この「ハーブ&ドロシー」は人の名前で、ハーバードさんとドロシーさんのヴォーゲル夫妻。
現代アートのコレクターとして有名だけど、お金持ちのコレクターというわけではなく、図書館司書のドロシーの給料で生活し、郵便局員のハーブの給料を当てて購入してきたコレクションが自宅の1DKにところ狭しと並んでいる、つましいふたりなのです。

そのふたりのコレクションがアメリカのナショナルミュージアムに2000点以上寄贈された。
その経緯を描いたのが、前作「ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人」だった。
監督は日本人の佐々木芽生さん。

郵便局員と図書館勤めの夫婦が、つつましい給料からアート作品を買い集め、やがて世界屈指の現代アートのコレクションに…そして最後は全てをアメリカの国立美術館に寄贈。この話を初めて聞いた時、私は心臓に衝撃を受ける程の感動を覚えました。数点売ればすぐに大富豪になれるのに、1点も売ることなく、いまも静かにNYの1LDKのアパートで年金暮らしの二人。この夫婦の話を広く伝えたいという思いだけに駆られ、4年かけて完成したドキュメンタリー映画が前作『ハーブ&ドロシー』です。


このドキュメンタリーはアメリカでもロング・ランされ、日本では配給会社に断られながらも上演をサポートするイベントなどが開催され(さとなおさんがプッシュしていた)、結局異例の大ヒットになった。

この作品は、その続編なのだけど、前作の編集中にとんでもない事件が起きたことに端を発している。
ナショナルミュージアムに寄贈されたコレクションのあとにもふたりのコレクションは増殖していたのだけど、今度は全米50州の美術館に50点づつ(計2500点!)を寄贈するという計画が発表されたのだ。

それが2008年。そしてふたりは、その寄贈の旅に出る。その顛末を描いているのが、続編にして完結編の本作。

そう完結編になってしまった。

何故ならば、2012年7月に本作の主人公の一人ハーブが亡くなった(さとなおさんのエントリ)から。
それもまた、本作で描かれている。

この映画が日本で世界最初に上映されるにいたったのは、佐々木監督自身が、クラウドファンディングという手法で寄付を集めたことにたんを発しています。

詳しくは、このサイトに書いてありますが、前作もクラウドファンディングで製作費を捻出し、今作は最初からクラウドファンディングや寄付を採用し、FacebookページやTwitterアカウントで宣伝するという方法をとっています。

そして3月1日に目標の1000万円に達し、いま見ると14,633,703円になっています。

映画製作のような大きなアートも個人が直接応援できる時代になったわけですね。

そして、伊勢丹は、その協力者になったというわけです。

こうしたクラウドファンディングで製作費を集めたために、エンディングロールには、実に多くの人や企業の名前が、そしてアートの寄贈先である、美術館、購入したアーティストの名前が出てきます。

エンディングロールを作った人偉い! あの校正はしたくない!(笑)

それはおいておいて、この費用が使われる目的に明記されていたように、ドロシーが来日することが出来、昨日の試写会には、ドロシー本人が監督とともに登場しました。

試写会は、新宿ピカデリーの1番という大きな部屋だったので、壇上に現れた小さなドロシーは余計に小さく見え、よく日本に来てくれたという思いで、泣きそうになりました。

そして、その後に登場した映画紹介のLiLiCo(リリコ)さんの大きいのにびっくりしました。
なんかゴツくて、北斗晶みたいでした(笑)

映画の内容は、二人からコレクションを贈られた美術館での展覧会の様子や、ふたりが購入したアートおよびアーティストへの取材によって、アメリカにおける美術館と現代美術の現状を描くものになっているし、二人から「贈られた」ことで起こる、美術館と、その街の「とまどい」や「再建」など、多用なものを描くことに成功しています。

詳しくは、あらすじを見てください。(「ハーブ&ドロシー ふたりからの贈りもの」のあらすじ

そして、二人の愛情と、ハーブの美術の目利きとしての確かさもまた、前作にもまして描かれています。
とくに、作品を展示する際に、ハーブが出す指示の明確さというか慧眼が素晴らしい。

あと、この映画で紹介される最後のアートは、見た途端、泣きますね。

3月30日公開だそうですから、ぜひ見ていただきたいです。

専用サイトはこちら





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【記録】上野の桜をRICOH A16 24-85mm F3.5-5.5で撮ってみた




2013年3月16日に上野公園で撮影した桜。
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こんな風景が見えてきたら驚きますよね。
でも、ここだけでした。
いろんなアングル、サイズで撮ってみました。
JPEGでとって、そのままですが、サイズはアップできるかどうかの問題もあってかなり縮小してます。
さらに、これはサムネールなので、クリックすると大きなサイズに成ります。

GRATEJOURNY4.jpg
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桜って撮って面白い花ですかね。
歴史的な背景とは別に、いまでも日本人が好きなのはそんなところもあるんでしょうか。

【鑑賞】文化人類学に興味がある人は是非:グレートジャーニー展

晴れた日曜日、花粉は辛いが気分は晴れやかなので上野に行きました。
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上野公園についたらば、入り口で桜が見事に満開で、今年は早いねと言っていたのですが、咲き誇っていたのは、この入口の桜だけ。
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見事な客寄せパンダならぬ、客寄せ桜ぶりでした。(上野だけに?)

メーンストリートはまだまだの様子でした。
(いろいろGXRで写真をとったのですが、それは別エントリで)


お目当ては、国立科学博物館特別展「グレートジャーニー 人類の旅」
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始まったばかりで、思っていたよりも客が少なかったですが、これから春休みには混雑しそうな展覧会です。
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アフリカに生まれた人類が、世界中に拡散していった人類最大の旅路を、イギリス人の考古学者ブライアン・M・フェイガンは「グレートジャーニー」と名付けました。
本展では360万年前の人類が家族で連れ立って歩いた最古の足跡化石をその「グレートジャーニー」の象徴として位置づけています。700万年前の人類誕生から説き起こし、人類が様々な困難を克服しながらどのように地球上に拡散していったのかを紹介します。人間にとって過酷な環境である「極地」(熱帯、高地、極北、乾燥地帯)で人はどうやって生きてきたのか。地球上の様々な環境で今も暮らす人々の生活を紹介することなどにより、その土地ならではの"生きる知恵"と文化を見て、追体験していくことで、「人間の生きていく強さ」を再発見し、そこから自身の未来を考えていきます。
監修者の一人である関野吉晴は,1993年、「グレートジャーニー」の過程を自らの腕力と脚力を頼りに、動力を一切使わずに逆ルートで体験する旅に出ました。南米大陸最南端のナバリーノ島から人類誕生の地・東アフリカまで、8年3か月の歳月をかけた旅の様子は、1995年からフジテレビでドキュメンタリー番組「グレートジャーニー」として放送され、自然と一体となって暮らす各地の人々の中に入っていく同氏の姿は、多くの視聴者に感動を与えました。また、2006年からは私たち日本人の祖先が日本列島に到達したルートを辿る様子も「新グレートジャーニー」として放送され、大きな話題となりました。



ということで、フジテレビで放映していた「グレートジャーニー」を科学博物館的に構成したもの。
もともと、科学博物館の研究者が関野さんのアドバイザーになっていたこともあって実現したようです。

テレビの企画だと馬鹿にしてみるととんでもありません。
これは、人類の原点探しの旅であり、未だ残る少数民族の暮らしを探る文化人類学的旅でもあります。

梅棹忠夫先生が生きてらしてご覧になったらば絶賛するに違いない、もしくは、ご自身の旅と引き写して語るに違いないというレベルの展示で、子供向けの解説がかえって大人に深く物を考えさせるものでした。

嬉しいのは、ミイラや干し首といった宗教的な意味合いが強いものを覗いて、館内の撮影が自由なこと。

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様々な動物の剥製や少数民族の衣装、住居の模型など、フォトジェニックな展示が多数。
館内随所にビデオ映像で説明があるのは、もともとテレビ番組だからですね。

それにしても長いことやってたんですね。
1998年から2012年まで断続的に番組を放映していたらしい。
陸を歩くだけではなく、海にも挑戦していて、縄文号と名付けた船でフィリピンから石垣島へわたっています。
砂鉄を集めてたたらを踏んで鉄を作り、それで大工道具を作って、木を切りたおして船を作るとか、話が壮大です。
そして、それを実現する行動力と多くの人の協力が素晴らしい。

また、見ていただきたいのは、単なるコレクションの展示ではなく、考え方の展示になっていること。
「少数民族の当たり前(考え方)」の説明がパネルになっており、そこには人の暮らし方の原点が書かれているように思いました。
そこに住人の家に泊まり、その土地の人の食べ物を食べる。
これこそ、文化人類学的考察です。
そのため、展示に狩猟のシーンを見せるビデオや、トナカイやアザラシの料理方法など、現代日本人から見るとグロテスクな点も見られますが、生きるということは本来、そういうものと切り離せないことも説いているので、その点をお子さんと考えるにはいいかもしれません。

詳しくは見に行っていただきたいので書きませんが、そういう「考え方」「問題点」というのを指摘しつつ、関野さんの旅=グレートジャーニーに同行するという感じでしょうか。

旅の最初と最後は、人類最古の足跡。

アフリカ、タンザニア・ラエトリ遺跡にある、人類最古の足跡。ここは人類が地球上に拡散していくスタート地点、そして、関野吉晴の約53,000kmに及ぶ旅のゴールでもある。私たち人類のすべてはここから始まった事をあなたは知っていただろうか。



最後は、足跡からイメージされた復元された猿人を見ることになります。
この猿人の復元には、ナイナイの岡村さんが協力したとのこと。

ナイナイ岡村、猿人復元の学術モデルに@シネマトゥデイ

ナインティナインの岡村隆史が、人類最古の足跡化石(ラエトリ足跡)やさまざまな科学データから360万年前の猿人の姿を完全復元させる「アファール猿人復元プロジェクト」で、猿人復元のための学術モデルに起用されたことが明らかになった。



復元の模様も館内ではビデオで流されてますが、全くおふざけではないです。

異例のオファーに岡村も「これまでも『猿』や『猿人』に関するオファーはよくありましたが、今回は、国立科学博物館で展示する猿人復元の学術モデルということで、話を聞いたときは、あまりにも真面目な内容に『なにそれ?』とびっくしりました」と驚きを隠せない。



これも楽しみにしていただきたいと思います。

これだけ見ても結構疲れますが、この特別展チケットで常設展も見られますのでぜひそちらも見ていただきたい。

今なら、この展示もいいですね。

科博NEWS展示 『千石正一』と爬虫両生類標本~セーフティーネットで守られたコレクション~@地球館

爬虫両生類の調査研究、理解普及で知られる千石正一氏の標本コレクションが、国立科学博物館に寄贈されました。今回の寄贈をきっかけとして、紹介パネルと一部の標本展示を通じて、千石先生のコレクションと活躍を振り返り、自然史標本セーフティーネットの重要性を紹介します。
TBS系の動物番組で解説者として度々登場したことから、テレビでおなじみの「千石先生」、動物飼育雑誌での寄稿や数ある書籍などで知る人も多いかもしれません。千石先生はタレント?動物好きのおじさん?それとも研究者?多彩な才能を開花させた千石氏ですが、彼が膨大な量の標本を収集していたことはあまり知られていません。
千石正一爬虫両生類コレクションは、総標本数8000点以上にのぼります。生前、コレクションは松戸市教育委員会で管理されていましたが、昨年10月にすべて国立科学博物館へ寄贈されました。この膨大な標本コレクションから、千石氏の研究者としての一面をうかがい知ることができます。本展示では、千石氏の活動・業績を振り返り、彼が残した標本コレクションの意義について考えます。



千石先生のコレクションはびっくりしますよ。

私は、最終日だったこれが見られて満足です。

日本の科学者技術者展シリーズ第10回 「植物学者 牧野富太郎の足跡と今」 @日本館

高知県佐川町に生まれた植物学者、牧野富太郎は2012年に生誕150年を迎えました。生涯愛した植物の研究に没頭し、遺した業績は大きく2つに分けることができます。本展では、これまでの展示と異なる視点-現在という時間軸を加え、牧野富太郎の仕事が後の研究者や植物愛好家にどのような影響を与えたかを考えます。



日本には偉大な科学者がいるものだと思わされます。

色んな要素がある科学博物館に、ぜひこの春休みに行ってみてはいかがでしょうか。

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【読書】2冊の4事故調報告書比較本を比較する

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福島第一原発事故に関しては、4つの事故調査委員会が立ち上がり、それぞれに報告書が提出されています。

国会事故調Facebookページ
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民間事故調
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政府事故調
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東電事故調
(ウェブサイトからダウンロード出来ます)

でも、それを全部読むわけにも行かず、正直、誰か比較してくれないかなと思っていました。

内心期待していたとおり、やはり日本科学技術ジャーナリスト会議が、やってくれました。

それがまず水曜社から1月に発刊された、こちら
4つの「原発事故調」を比較・検証するー福島原発事故 13のなぜ?4つの「原発事故調」を比較・検証するー福島原発事故 13のなぜ?
柴田鉄治 横山裕道 堤佳辰 高木靭生 荒川文生 桶田敦 林衛 林勝彦 小出五郎 日本科学技術ジャーナリスト会議

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もう一冊が化学同人社から3月に出た、こちら
徹底検証!福島原発事故 何が問題だったのか: 4事故調報告書の比較分析から見えてきたこと徹底検証!福島原発事故 何が問題だったのか: 4事故調報告書の比較分析から見えてきたこと
日本科学技術ジャーナリスト会議

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なぜ2冊も出るのか。どう違うのか。

この二冊も比較して読まないといけないのか?

比較しますと、筆者と編集の構成が、微妙に異なります。

水曜社版は、日本科学技術ジャーナリスト会議 著

執筆者(順不同)
柴田鉄治(元朝日新聞科学部長)
横山裕道(淑徳大学客員教授)
堤佳辰(元日本経済新聞論説委員)
高木靭生(元日経サイエンス編集長)
荒川文生(地球技術研究所)
桶田敦(TBSテレビ報道局次長)
林 衛(富山大学人間発達科学部)
林勝彦(元NHKプロデューサー)
小出五郎(元NHK解説委員)
※所属は本書刊行時のものです。

目次

本書で再検証する13の疑問
Q.00福島第1原発事故の全体像・推移と4事故調
Q.01 地震か津波か? なぜ直接的な原因が不明なのか?
Q.02 ベントは、なぜ遅れたのか?
Q.03 メルトダウンの真相は? なぜ発表は迷走したのか?
Q.04 事故処理のリーダーは、なぜ決まらなかったのか?
Q.05 東電の「全員撤退」があったか、なぜはっきりしないのか?
Q.06 テレビ会議の映像に、なぜ音声がないのか?
Q.07 なぜ「原子力ムラ」は温存されたのか?
Q.08 なぜ個人の責任追及がないのか?
Q.09 住民への情報伝達は、なぜ遅れたのか?
Q.09 + 放射線被曝情報の誤解と混乱は、なぜ生じたか?
Q.10 なぜ核燃料サイクル問題の検証がないのか?
Q.11 原子力規制への提言が報告書によって違うのは、なぜか?
Q.12 なぜ4報告書がこのまま忘れ去られようとしているのか?
Q.13 なぜ4報告書には「倫理」の視点が欠けているのか?

13のQに基づいて進められ、B5判並製 152頁。
急いで執筆された感じと、編集的にも書いたものがそのまま掲載され、巻末に語注等がありません。

化学同人社版は、日本科学技術ジャーナリスト会議 編。
執筆者は、上記と重なる部分もありますが
柴田鉄治(元朝日新聞科学部長)
横山裕道(淑徳大学客員教授)
小出五郎(元NHK解説委員)
高木靭生(元日経サイエンス編集長)

の4人が編集委員兼執筆者で、他に
堤佳辰(元日本経済新聞論説委員)
荒川文生(地球技術研究所)
林勝彦(元NHKプロデューサー)

が共通で、新しく

藤田貢崇(法政大学教授)
初田竜也(サイエンス・ライター)

が加わっています。

目次

◆プロローグ「われわれはなぜ再検証するのか」

◆第Ⅰ部 原発事故前の安全対策
東電は貞観地震による津波の警告を軽視したか/大津波は本当に「想定外」だったのか/バックチェックは適切に実施されていたか/安全審査・規制に落ち度はなかったか/シビアアクシデント対策は講じられていたか/絶対安全神話はどのようにして生まれたか/原子力ムラの存在をどのように捉えたか

◆第Ⅱ部 原発事故の発生・進展
地震動は事故の深刻化に影響しなかったのか/事故の直接的原因は何であったか/全電源喪失はなぜ起こったのか/水素爆発はなぜ起こったのか,水蒸気爆発はなかったのか/使用済み燃料プールで何が起こっていたのか/圧力容器と格納容器で何が起こったのか/メルトダウンはなぜ防げなかったのか
オフサイトセンターはなぜ機能しなかったのか/1~3号機で事故の進展が違ったのはなぜか/福島第一原発2号機で何が起こったのか/福島第二,女川,東海第二原発はなぜ事故をまぬがれたか/原子炉のターンキー契約導入に問題はなかったのか/事故評価レベル7がなぜすぐ出なかったのか

◆第Ⅲ部 原発事故への対応
東電,政府の意思決定は正しかったか/菅首相の現地視察が東電の対応を遅らせたか/果たして注水作業は中断されたのか/海水注入はなぜ遅れたか/緊急時のIC操作は妥当であったか/ベント作業は正しく実施されたか/汚染水処理に問題はなかったのか/吉田所長をはじめ現場の人たちはどう動いたか/東電の「全面撤退」は本当になかったのか/東電と政府の情報はなぜ信頼されなかったか/事故の情報共有はなぜうまくいかなかったか/物資調達の遅れが事故を深刻化させた原因か/放射線の校庭利用基準値は妥当であったか/官邸は過剰介入したのか/原子力安全・保安院はなぜ機能しなかったのか/米国は何を求め,日本はどう対応したのか

◆第Ⅳ部 原発事故後の住民への対応
政府の避難指示は適切だったか/住民は避難指示をどう受け止めたか/避難区域の決定は正しかったか/なぜSPEEDIの情報を使わなかったのか/放射線モニタリングのデータは信用に足るものか/防災計画・防災対策は適切に行われていたか/緊急時対応の混乱はなぜ起こったのか/低線量被ばくの人体に対する影響をどう見たか/ヨウ素剤の配布,服用がなぜ円滑に実施されなかったのか/放射性セシウムの人体・環境への影響をどう見たか/放射線による健康被害の対策は講じられていたか/原発作業員の被ばくはどの程度深刻だったのか/放射線汚染食品の検査はうまく実施されたか/除染処理はこのままでよいのか/風評被害を防ぐ対策は適切に講じられていたか

◆第Ⅴ部 原発事故と組織・制度
事故処理のリーダーは誰だったのか/原子力規制当局の独立性に問題はなかったのか/福島原発事故の責任者は一体誰か/今回の原発事故は「天災」か「人災」か/「最悪のシナリオ」をつくった理由は何か/事故調の対策と提言は十分と言えるか

◆エピローグ【座談会】4事故調報告書の徹底分析から見えてきたこと

<資料> 事故調報告書を読み解くために
事故前の福島第一原発の様子と施設配置図/福島原発事故関連の原子力発電所 設備・被害比較表/福島第一原発1号機のマークⅠ型原子炉の概略図/福島第一原発1号機の非常用復水器(IC)とベント設備/福島第一原発2号機のブローアウトパネルとパネルが開く仕組み/福島第一原発80 km圏内のセシウムによる汚染状況/放射線の発がんリスクの各モデル/年齢・性別による放射線の影響

編集ポイントは以下のとおり。

■構成上の特色:疑問が残されている重要な57テーマを検証項目としてあらい出し,各項目とも「問題の背景」(1頁),「4事故調の報告」(2頁),「科学ジャーナリストによる分析」(1頁)による4頁構成としている.事故調報告自体は膨大な分量があり,読みこなすのは困難だが,本書はそれらのポイントを簡潔にまとめ,関心のあるどの項目からでも読み進められるようにしている.



化学同人社という出版社の力量を十分に発揮したものとなっています。

自主的に検証を進めていた中で出版企画が持ち込まれ、水曜社からの出版に応じて、検証内容を書き連ねたものを出したものの、本としての出来に満足いかず、さらに詳しいものを出したくなって化学同人社からも出したという感じでしょうか。

本としての出来はたしかに化学同人社判のほうが良いのですが、内容をじっくり考えたい人には、水曜社版をおすすめします。

大枠をポイントに沿って掴みたい人は化学同人社判、資料として読み込みたい人は水曜社版とも言えます。

本のサイズにも体裁にも構成にも明らかに違いが見えて、この2つを比較するのも本好きにはまた面白い作業かもしれません。

電子書籍にならないかなという気もしています。
水曜社版はすぐ出来そうな気もしますが。

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【物欲】MiniSuite NewYork買っちゃった

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こんなかんじで可愛く収まる、アイパッドミニ用のブルーツースキーボードを買ってしまいました。
すべては、この記事のせいなんですが。

iPad miniをノートPCにしてしまうキーボード「Mini Suit」の結論:しょぼかわいい!@ネタフル

決して高品質ではないけれどソソる開閉ギミックのこの感覚‥‥しばらく使ってみて「しょぼかわいい!」のだということが分かりました!



確かに、キーボード間隔は狭いし、タッチもしょぼい。
ネタフル絶賛のギミックであるヒンジももう少しフラットになるくらいに開いてほしい。

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でも、まあ、この大きさですからね。
箱に入ってだって小さいのに、箱から出して、普通のキーボードと比べたらよくわかります。

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でも、ブルートゥースの接続は簡単だし(ボタンを押して、数字を撃ちこむだけ)
説明書は英語だけど、読まなくても接続できるくらい簡単。

なので、このエントリもアイパッドミニからですよと言いたいところですが、FC2のアイパッドアプリがないので結局PCから書いてます。

メールを打ってみましたが、アイパッドミニからでも快適でした。
確かに、これで出張にMacBook Airを持っていく理由がなくなるかもしれません。
メールチェックと書類確認(これはドロップボックスで連携しているから問題なし)くらいですからね。

iPhoneからだとメールの返事を長文で打つのが憂鬱なのでMBAを持って行ってましたが、アイパッドミニで十分かも。
来週の2泊3日の出張はそれで対応できるかやってみようと思います。

私は、ポップな色ではなく、よりPCぽく見えるシルバーにしました。







同じ会社の、このカバーも渋くて素敵なんですが、取り外しが面倒そうなのでやめました。


色々選んでみてはいかがでしょうか。

【考察】ブログはトラックバックとRSSが素晴らしいのになあ

joiito.jpg
(伊藤穣一さん クーリエ・ジャポンのインタビュー写真から無断転用)

私にとって、ブログといえば、この人がスタートになるんですね。

このブログの最初のエントリでも書いたように、初めて「ウェブログ」の存在を聞いた人だからです。

ブログはじめました(2007-06-02)

思えば、2003年に伊藤穣一さんに原稿依頼して、できあがった原稿の中で初めて「ウェブログ」という言葉を聞いて以来、早4年。

これほど広がるとは正直思っていませんでした。



その時に、彼がウェブログについて「トラックバックという機能がすごいんですよ」と言っていたのを強く覚えています。

2005年のインタビューでは、このように答えています。

Joiこと伊藤穰一氏、ブログの「今」を語る @ITメディア

ブログの定義はいくつかあると思いますが、オープンスタンダードに準拠していることが重要です。XHTMLとCSSで構成され、RSSを吐き出し、ブログのソフトもできるだけWebサービスを使って、そのAPIはオープンにする。そうすることで、誰でもそれらをつなげるソフトウェアを作ることができる。抱え込むのではなく、小さなデベロッパーが一緒にコミュニティーを作れるか、というのがブログの哲学ではないかと思います。



オープンであること、つながりあえることがブログなのだね。

その思想は、後のTwitterやFacebookにも共通するように思います。
そして、ツイッターとフェイスブックの興隆が、ブログの大事な機能だったトラックバックとフィードを追いやってしまっているようにも思えてならないわけです。

2005年にブログが思うように普及しない状況について、伊藤穣一さんはこうも述べています。

で、ブログって日記じゃなくて、1対nのメールみたいなもので、コミュニティーの要素が強いものなんですよ。それを今はたまたまメールでやっているだけ。パーティのあとに友達をccに入れて写真を送ったりするでしょう。あれなどはブログでやったほうが絶対に便利です。まだブログは面倒くさいと思っている人が多いと思いますが、ツールが良くなれば、メールよりきっと良くなるはずで、メールがスパムで死んでいく中でブログにシフトしていくというのもコミュニティーレベルではどんどん起きてくるでしょう。



このコミュニティの部分が、いい時のmixiであったり、Facebookであったり、いわゆるSNSに取り込まれていき、ブログはそのサブシステムとして、主に長い文章を書いたり、Twitterだとふろーしてしまう思いをストックする場として再定義され始めているようです。

ただ、ブログは、やはり重要な個人メディアであるという点では変わらない。
ブログは、ウェブサイトで意見を述べていた人たち、メルマガを発行していた人たちから、もっと多くの一般人の個人メディアになっていった。それは、コミュニティなり、ソーシャルなりに広めていくためのやり方が優れていたからではないでしょうか。

その優れた機能が、トラックバックだったし、フィードでした。

でも、いまは、Twitterにブログ書いた案内を流したり、Facebookでお知らせするのが主流になってしまった。

僕の好きだったトラックバックは、ブログに記載されているものも少なくなってしまった。

そこに、GoogleReaderのサービス停止のお知らせである。

Google Readerが7月1日で終了 これがフィードの「終わりの始まり」かも@モジログ

しかし同時に、フィードというメディア・技術の地位が低下しつつあり、よってフィードリーダーに対する需要も少なくなっている、という外部要因も大きいと思う。フィードの地位が下がり、フィードリーダーに対する需要が低下したからこそ、Googleはそのように舵を切ってきた、とも言える。

フィードはもともと、ややマニアックな位置にあり、ネットにあるていど詳しい人が、ユーザの大半だったと思う。そこへ、ツイッターやフェイスブックが出てきて、ものすごい勢いで普及した。自分でブログをやっているくらいの人でも、ツイッターやフェイスブックに軸足を移した人が少なくない。フィードの地位が低下したのは、ツイッターやフェイスブックが大きく普及して、「フィードがなくてもなんとかなる」ようになったからだろう。



状況分析は、まずこのとおりだと思う。
ただ、RSSリーダーはそれほど特殊なものだったのだろうか?
情報入手には、これは便利だと私は思っていたのだけど。

「Google Reader」が消えるということは、フィードというメディア・技術そのものも、これから衰退に向かうかもしれない。これが、フィードの「終わりの始まり」かもしれないのだ。

ツイッターやフェイスブックに押されて地位が低下しただけでなく、フィードという技術、仕様そのものも、やや古くなってしまった。複数のRSS仕様や、ATOM仕様が並びたち、統一されていない。



確かに、複数の仕様があって面倒くさいものでは有った。
その点をGoogleReaderのようなサービスが補ってくれていたから、私のようなプリグラム音痴でもフィードで他の人のブログを読むことが出来たのに。

ただ、こうしたブログを巡る状況の変化というのは、やはり、ブログが「大人になっていく」過程なのかもしれない。

関連エントリ:ブログは夢見る少年期から実利の壮年期に入ったんだはないだろうか?

ブログは、そうした夢を達成するような青春のツールではなく、具体的な毎日を乗せて発信される新しいメディアであり、個人が自己実現を達成するための実利ツールの側面を強くしています。

そこに求められるのはアルファではなく「プロブロガー」という成功実現者イメージ(モデル)なのでしょう。



アルファブロガー・アワードも終わり、トラックバックをみんなが使わなくなり、フィードリーダーサービスが消えていくという変化が起きたのは、ブログがある特殊なギークの間のツールから一般化したということなのでしょう。

ブログに求められるものが変わり、人気ブロガーはプロを目指すのかもしれません。
プロにはななくてもブロガーへの憧れは高まりそうですね。

ファッションになぞらえて言えば、IT専門家が多かったアルファブロガーがスーパー店員みたいなものだとすると、人気ブロガーは、言ってみれば、読者モデルみたいな立ち位置なのかもしれません。

そこに、独自のテクニックの開示とか、ちょっとした工夫で明日からあなたもなれる的なブームが生まれているからです。

RSSとかHTMLを知らなくてもかけたブログは、トラックバックもフィードもなくなって大衆化が進むんでしょうかね。

それもまた時代なのかもね。

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【雇用】解雇規制の緩和と労働法改正は裏表なのかセットなのか

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(写真はイメージです)

「正社員を解雇しやすく」 安倍政権の有識者会議で議論@朝日新聞

 安倍政権が発足させた有識者会議で、「労働市場の流動化」が大きなテーマになっている。衰退産業から成長産業への労働力の移転を促す狙いだ。流動化を実現するために、今よりも正社員を解雇しやすくするべきだという意見も出始めた。



「正社員を解雇しやすい」ということだけが「流動性」ではないのですが、さすが朝日新聞です。

それはさておき、4月1日から前政権が注力した労働者の既得権を守る法改正が始まるというのに、現政権下では労働力流動化が議論されているわけですね。

労働契約法の改正について~有期労働契約の新しいルールができました~@厚労省

これは、労働者を有期雇用から無期雇用へと転換する、つまり、パートやバイトのような不安定な雇用を無くし、労働者を守ろうという法改正なはずなんです。

労働組合が背景にある社民党と民主党が推進したんですからね。

でも、結果として、この法律のために、長くバイトやパートで働いた人たちの行き場がなくなるかもしれない。
まあ、いつまでもバイトしてちゃダメだ、正社員になれ、という【まっとうな】考えの人にはわかりにくいかもしれないですが、バイトやパートじゃないと困る(一日に長時間働けない子育て中や介護中の人とか、長期に働くとライブや公演の日に休めない舞台関係者とか)人もいるわけで、雇用形態は自分で選ばせろと思う。

さらに、こういう視点も大事。

解雇規制の緩和は、企業の人事権・業務命令権の低下と引き替えである@人事労務コンサルタントmayamaの視点

解雇規制を議論するうえで忘れてはいけないのは、日本の企業に広く認められている包括的な人事権、業務命令権は、長期雇用保障が前提になっているということです。(略)
つまり、

「労働者がいったん入社したら煮るなり焼くなり企業の好きにしていい、その代わり定年まで責任をもって雇いなさい。」

というのが日本の雇用システムなのであって、裏を返せば、解雇規制を緩和するのなら、今までのように煮るなり焼くなり企業の自由にさせるのはどうなのか、今まで通り労働者に対して広範な権限を行使したあげく解雇規制緩和による解雇の正当性のみを主張するのは許されるのか、ということが問題になると思います。



そして問題なのは、こうした実情は、法改正だけで担保されるものではないと言う点です。

上記の雇用システムはもともと法律に規定されていたわけではなく、日本の裁判所の判断によって形成されてきたシステムです。



法律は、立法府(国会)で作られますが、司法の場は、独立した判断をします(三権分立だからね)。
国会議員が法律を作っても、その運用で行政や司法が歪めている例はたくさんあるわけです。

労働基準法等の法令によれば、「正社員の解雇を容易には認めない」というような規定はなく、1ヵ月前の予告さえあればいつでも契約を自由に解除できるようになっていたのですが、いざ裁判になると、解雇権濫用法理(あるいは整理解雇法理)が適用され、法律で自由とされていたはずの解雇が裁判所の判断によって厳格に規制されてしまうという流れが、世界でも稀なくらいの強力な解雇規制として一般化していったのです。(※現在は労働契約法によって解雇権濫用法理は法定化されています。)



それだけに、法律について議論するときは、運用面を見て行かないとね、ということなのです。
(その点は、この前のエントリでも書きました)

労働者が働きやすい世の中は、やはり、自分で自分の雇用形態が選べて、労働者と会社との間が対等である仕組みのもとで、会社に依存しなくても暮らしていける世の中ではないでしょうか。

社畜もブラック企業の社員も、会社に依存しないと暮らしていけない状況下にあるわけです。
辞められれば自由になるかもしれず、苦しいと言いつつなぜ辞めないのかわからない人もいます。

それは「不安」だから。

会社をやめても転職が自由な「流動性の高い社会」は魅力的ですが、一方で、その流動性に乗るには自分の能力を把握しておく必要があるわけです。その能力が不安だと辞めにくい。

なので、解雇規制が緩和されると首にされやすいから嫌だ、というのが雇用される側の反応でしょうが、これとて悪い話ばかりではないわけです。

あなたの回りにいるだろう、会社が解雇できないことを良い事に居座る「ぶら下がり社員」が減れば、会社は身軽になって、あなたに還元するかもしれない。
そして、その会社にいるべき社員だけになり、そうでない人は別の会社で別の待遇(いいか悪いかは別)を得れば良い。
そのほうが幸せだという考え方もあります。

どっちがいいかは、よく考えてみないとね、というところです。

政権が変わると別の方向に転がっていくのだな、というダイナミズムが感じられる話が、実は雇用問題なのだなと思って、注目しています。

【法律】改正労働法で任期雇用ってどうなるのを調べてみた

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(東工大の桜並木)

春ですね。春は就職の季節。
この4月1日から、労働法が改正になるのをごぞんじでしょうか?

こういう話って、法律が成立したときは騒ぐんですけど、実際に始まるときには忘れてたりしますよね。

この労働法改正問題も、昨年8月には記事も多かったんですが、いざ4月から始まるのになと思い調べてみました。

元になる法律については、厚労省を見てみましょう。

労働契約法の改正について~有期労働契約の新しいルールができました~@厚労省

有期労働契約(※)の反復更新の下で生じる雇止めに対する不安を解消し、働く方が安心して働き続けることができるようにするため、労働契約法が改正され、有期労働契約の適正な利用のためのルールが整備されました。

※有期労働契約・・・1年契約、6か月契約など契約期間の定めのある労働契約のことをいいます。
 有期労働契約であれば、パート、アルバイト、契約社員、嘱託など職場での呼称にかかわらず、対象となります。



ということで、期間のある雇用(有期雇用)について、5年超えると無期雇用(正社員)にしないといけないというので、企業は戦々恐々。
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5年前に解雇されるだけだという意見もありますが、雇い止めが法律化されたことも有り、それも難しくなるかもしれないと言われています。

改正労働契約法㊾ 無期雇用へ転換進むか 「2年ルール」韓国では、1割が正社員、3割は無期に [改正労働契約法]@高井経営労務事務所  高井 利哉

3月2日の朝日新聞に、「無期雇用への転換進むか」と題した記事が掲載されています。改正労働契約法が施行されると、通算での有期雇用期間が5年を超えると無期転換への申込権が発生します。記事が指摘しているのは、企業が無期転換を避けるために、5年直前になって雇止めをするケースが続発するのではないかという点です。



韓国の例も上げているのですが、日本とはルールも違い参考になるかどうか。

5年を超える前に雇止めすれば問題ないという勘違い<改正労働契約法>@人事労務コンサルタントmayamaの視点

例え上限5年に達していなくとも、無期雇用と判断される可能性も雇止めを無効とされる可能性も十分にあるのであり、5年を超えたら「可能性」どころでなく問答無用で無期転換を強制されるということなのです。

しかも今回の改正では、合理的な理由がなければ雇い止めはできないとする「雇止め法理」が明文化されています。これまで裁判で示されていた雇止め法理が法律に明文化されることによって、これまで以上に雇止め時の正当な理由が重要になると考えられます。



こういう意見もあるわけです。

ひとつ言えるのは、この問題を取り上げているブログやネットニュースを見る際に、いわゆる識者とかではなく、労務のこういう現場の声を見たほうがよいと思います。
なぜかというと、法律というのは出来ただけでは半分で、現場での運用で方向性が決まっていくという点があるからなのです。
一般法であれば、判例を見ないとわからないように、税法や労務法は、税理士や労務士の現場での運用が物を言う場合も多く、どういった基準で運用されるかを見て行かないとわからない点もあります。

なので、こうした労務事務所や人事コンサルタントのサイトは参考になると思います。

そして(ここからが本題ですが)実はこの労働法改正で注目なのは任期雇用の多い「大学/研究所」ではないかと言われています。

改正労働契約法「5年で無期」が大学教育に及ぼす影響 --- 太田 哲郎@アゴラ

大学教員、研究者は、授業やプロジェクトなどのために雇用されている有期雇用労働者が数多く存在する。当然のことながら彼等全員を無期雇用することなど大学にはできない。

そのため大学側は、非常勤が無期転換権を得る前に雇止めをしようと考えているが、そうすると大学は毎年カリキュラムの変更を迫られることとなるため頭を抱えている。研究者の側から見ても、成果を出す前に雇止めされてしまう可能性があり、雇用がより不安定になる恐れがある。院生のときからTA、RAとして雇用された場合、5年はすぐに訪れる。また、科研費などで購入した物は大学の所属となるので、雇止めされるとそれらを置いて出て行かねばならなくなる。



このコラムは、色々問題がありますが、一般

でも、先ほどの人事コンサルタントのように「合理性のある雇い止め」かどうか、という視点で見るとどうなるでしょうか?

大学の研究者が見るべきサイトとして「RESEARCHMAP」があるかと思いますが、この問題を取り上げています。

I 改正労働契約法は大学にどう影響を与えるか?@大学や研究を取り巻く今聞きたいこと第1回

大学の研究職は、一般に人材が流動的であり、むしろ保証がないのが当たり前だと考えられている職種のひとつだと言われます。しかし労働環境や社会の変化により、最近では大学職員が裁判で「雇止め」の無効を争うケースも出てきました。次年度が始まる2013年4月1日は改正労働契約法の施行日にあたり、その日にスタートする多くの有期雇用契約がみな対象となります。大学や研究機関が人材を採用する際、どのような点に注意したらいいのか?──いくつかのケースに沿って見ていきましょう。



Q5:期限付き研究プロジェクトで雇用した特任研究員や研究支援員は、プロジェクト終了後も大学が無期雇用しなければなりませんか?

大学の研究室などでは、雇用の面でもやはりかなりの部分が、これまで人間関係で成立してきたと思われます。まず押さえておくべきなのは、改正労働契約法で定める「同一の使用者」とは、研究室単位ではなく労働契約締結の法律上の主体、すなわち大学や研究所といった法人単位であるということです。ある研究室で3年のプロジェクトに関わった後、大学内の別の研究室に誘われてまた3年間働くといったケースは比較的多いかと思いますが、雇用契約したのが同一の法人であれば、1回更新が入って5年を超えるので無期転換権が発生します。

研究室単位で見れば、たとえば科研費などの研究期間が終了したのでお金がないといった場合でも、母体である法人にリストラしなければならない客観的な事情があるのか、またその人が従事できる他の仕事がまったくないのか、またそれをやってみたのかといったことが一つ一つ問題になってきます。単に研究室にお金がないというだけでは解雇できないでしょう。




こういうQ&Aが展開されているので、興味が有る方は見ていただくと良いと思います。

ただ、全体には、研究者は報われそうにもありません。
TA、RA、ポスドクなど、職種が変わったり、大学が変わったりすることが多い研究職は一般の雇用とは状況が異なります。
ポストを点々としている場合には、やはり通算にはならないからです。
更に非常勤講師は雇用契約か、という問題にも触れています。

法律家のような専門家でもわかりにくいのは、4月1日から5年後に雇い止めが出るかどうかわかりにくいという問題があるからです。5年後、6年後にどういう状況になっているかが読みにくい、つまり判断は法律の条文だけではできないからです。

そこで、おもしろブログを見つけました。

改正労働契約法で国立大学の非正規雇用はどう変わるか?(「教育・研究系非常勤職員」編)@国立大学職員日記

今回のエントリーは「改正労働契約法で国立大学の非正規雇用はどう変わるか?」と題した記事の「教育・研究系非常勤職員」編です。「非常勤職員」と「教育・研究系非常勤職員」の区別や、改正労働契約法の基本的な解説などは前回の「非常勤職員」編のエントリーで説明していますので、できればそちらをご覧になってから本エントリーにお進みください。
 また「教育・研究系非常勤職員」の有期雇用については前提となる「任期法」と呼ばれる法律の理解が欠かせず、少し前置きが長くなっています。任期法の内容を知っている方は抜かして読んでも問題ありませんが、詳しく知らない方は知っておいて損はしませんので、任期法の内容を確認後に読み進めいただけましたら幸いです。



どういう方が書いているのかわかりませんが、実に詳しく書いてあります。
しかも、例を図示してあるのでわかりやすい。
私が色々書くよりも、これを見ていただくのが一番です。

たとえば、こんな図。
d9bc1048d6fb56cd6fe5297bbc3571c9.png

本当、この人どういう人なんだろう。
そっちが気になるわ。

いずれにしても、この4月からの新規契約への適用なので、お間違えなく。

2011年3月11日から2年経って、もう一度あの日のことを読み返す



去年も、同じ事をしました。

2011年3月11日からの数日間のツイートを読み返す

今日2012年3月11日は、東日本大震災から1年という日なわけですが、
あの日が金曜日であったのに、今日は日曜日。

何だか、この曜日に意味があるような気がします。

あの日が金曜日だったから、帰宅困難者も翌日の仕事を気にせずに帰れた人が多かった。

今日が日曜日だから、自宅で振り返ったり、追悼したり鎮魂の意を表したりできる。
(と言いつつ、私は仕事で和光にいたりするわけですが)



そして、2年経った今日は月曜日。
当たり前なのですが、当たり前にも意味があるように感じてしまう。

あの日を記録しておいてよかったと思います。

記録:和光市から新宿への帰り方

そして、もう一度、あの日のことを考えるために、このエントリも読み返しておこう。

1週間たって思う「新しい日常」

先週金曜日に地震があったので、今日で1週間。
あっという間のような、遠い昔のような不思議な感じです。

そうした日々の連続の中で「日常」を取り戻しつつある方も多いでしょう。
さらに、新たな日常を身に纏いだしている方もいるのではないかと思うのです。


2年前にアクセスが多かった、このエントリも。

西日本に「疎開」する人がいるようだ

いつもはサラリーマンばかりの平日昼頃の新幹線に目立ったのは
小さな子供連れの若い女性(もう自分が若くないのがわかりますね)というか
お母さんたち。しかも、お母さんというよりも小奇麗な今時のママたち。
つまり、ある程度裕福そうな感じで(ベビーカーがマクラーレンとか)、
関西に実家がある人たちなのでしょう。

これは疎開だと思いました。



2年前と今を比べると、一番の変化はFacebookを始めたせいかツイートが少ないことでしょうか。
ツイートで残していた【気持ち】みたいなものが最近少ないように思います。

Facebookだと、自分が書いたことをまとめる気も起きないし。

それでも、Facebookらしい取り組みには参加してみた。

I'm Here 311『Lifeday』2013

そして、こんなことを書いてみた。

時間はちょっと過ぎたけど。2年前の今日があって、いまがあることを忘れない。そして、その間ずっと苦しんでいる人がいることも。ただ、今日この日が喜びである人がいても、それは素敵なことだと思いたい。人はいろいろな気持ち・姿・状況でいられることが豊かだということだと、あの日を知って思い知らされたのだから




あの日思ったこと、。今日思ったこと。
それを全て書き留めておくこと。

自分を思い出す作業というのは、日々の仕事に埋もれている自分を掘り起こす作業のなるような気がします。

2年前の今日だけではなく、そこからずっと苦難の中にいる人にとっては、思い出したくない日かも知れませんし、続く苦難の中で思い出すより他にすることがある人もいるでしょう。

でも、今日をそういう日にしてもいいですか。


東日本大震災および福島原発事故の犠牲者の皆様に心より哀悼の意を捧げます。
そして、避難されている方、仮設住宅住まいの方には、なんと言っていいかわかりませんが、なんとなく「すいません」といってしまいそうです。

天皇陛下のように、うまく言えればよいのですが。

東日本大震災追悼式 天皇陛下のおことば全文

本日、東日本大震災から2周年を迎えるに当たり、ここに一同と共に、震災によりかけがえのない命を失われた多くの人々とその遺族に対し、改めて深く哀悼の意を表します。

 2年前の今日、東日本を襲った巨大地震とそれに伴う大津波により、2万人を超す死者、行方不明者が生じました。震災後に訪れた被災地では、永年(ながねん)にわたって人々が築いてきたふるさとが痛々しく破壊されており、被災者の悲しみはいかばかりかと察せられました。一方、この厳しい状況の中、被災地で、また、それぞれの避難の地で、気丈に困難に耐え、日々生活している被災者の姿には、常に深く心を打たれ、この人々のことを、私どもはこれからも常に見守り、この苦しみを、少しでも分かち合っていくことが大切だとの思いを新たにしています。

 この度の大震災に際して、厳しい環境の下、先進救援活動に当たった自衛隊、警察、消防、海上保安庁を始めとする国や地方自治体関係者、多くのボランティア、そして原発事故の対応に当たった関係者の献身的な努力に対し、改めて深くねぎらいたく思います。

 諸外国からも実に多くの善意が寄せられました。物資や義援金が送られ、また、救援の人々も多数来日し、日本の救援活動を助けてくれました。また駐日外国大使など日本に住んでいる外国人を始め、災害発生後の日本を訪れる多くの外国人が、被災地に赴き、被災者を励ましてくださっていることに感謝しています。

 この度の津波災害において、私どもは災害に関し、日頃の避難訓練と津波防災教育がいかに大切であるかを学びました。この教訓を決して忘れることなく、これから育つ世代に伝えていくことが大切と思います。今後とも施設面の充実と共に、地域における過去の災害の記憶の継承、日頃からの訓練と教育などにより、今後災害の危険から少しでも多くの人々が守られることを期待しています。危険な業務に携わる人々も、この度の経験をいかし、身の安全が確保されることに工夫と訓練を重ねていくよう願っています。

 今なお多くの苦難を背負う被災地に思いを寄せるとともに、被災者一人びとりの上に一日も早く安らかな日々の戻ることを一同と共に願い、御霊(みたま)への追悼の言葉といたします。




陛下といえば、震災直後のメッセージも素晴らしかった。



いろいろ考えてしまう今日なのです。

【春闘】ベアを知らない世代

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(ベアといっても【クマ】じゃないよ)

今年は、アベノミクスとやらのおかげか。それともさすがに低迷に飽きたか、
企業が賃上げに積極的な報道が目立つ。

好調企業に賃上げ機運 セブン&アイがベア @日経新聞

セブン&アイ・ホールディングスは4日、約5万人の社員の賃金を引き上げると発表した。ベースアップ(ベア)も実施し、社員が賃金を消費へ回す余裕をつくる。来週に予定される自動車などの労使交渉の回答も一部で一時金の増額が見込まれる。アベノミクスの次の焦点、消費活性化の原動力となる可能性がある。



ベアが認められるなんて、久しぶりだなあ、と思っていたら、
私の周りの40代なかば以下の世代がベアを「知らない」という。

ヨーカ堂のベア実施は2009年以来4年ぶり。組合員平均(41歳)の給与を昨年比で1.5%増にあたる5229円引き上げる。内訳は定期昇給(定昇)が4322円(1.24%)、ベアが907円(0.26%)。



業績好調の小売店でも4年ぶりということはメーカーなんていつからやってないの、ということで、ましてや労働組合のないような中小企業や外資系は関係ないということだ。

とりあえず一時金、いわゆるボーナスを改善する企業も多い。

13日には自動車や電機などの交渉の集中回答日を控える。一時金が焦点だが、業績改善中の企業は増額するとの見方が多い。



日産やホンダは満額回答だったらしい。

それにしても連合が支持母体の政党が政権をとっていた時には、組合側が見合わせてきたベアを、企業側とみられる自民党政権可になったらば達成するというのは皮肉な話だ。

日本の労働組合がいかに「企業のために戦っている」かの象徴のような話だし、賃上げなど所詮は企業側の気分の問題だったのかという気にもなる。

労働問題といえば、65歳定年制の正式導入で、ますます中堅層には厳しい時代になる。

バブル世代がコストカット対象? シニア雇用延長で世代間の賃金配分焦点に@MSN

65歳までの希望者の雇用延長を企業に義務付ける改正高年齢者雇用安定法の施行を4月に控え、労使が頭を悩ませている。シニア世代の人件費確保に向けて、経営側があの手この手で原資を捻出しようと躍起になる一方、労組側は他の世代からシニア世代への賃金配分変更を警戒する。安倍晋三首相は経団連など経済3団体のトップに賃金引き上げを求めたばかりだが、今春闘では、世代ごとの賃金体系が法改正によってどう影響を受けるかも、大きな焦点となりそうだ。



先まで払う代わりに、いま支払っている分を下げさせてくれという話になるのだ。
生涯賃金という考え方は、企業の成長が見込めないという前提で、どんどん現在の支払額を下げてゆく。

企業と入社時に生涯賃金契約をした覚えなどないのだけど、払う額の上限を決めたいらしい。
こうした動きは、当然、大量に採用した(上に役に立たない)けど、やめさせるわけにいかないバブル世代を直撃するだろう。

NTTグループは定年後に65歳まで働く継続雇用者の賃金の原資を捻出するため、40歳代の賃金上昇を抑制する方向で労組と調整中だ。能力に応じた賃金体系も取り入れるが、構成比が大きいバブル世代の賃金削減が図られる。



多いということは、プラス面でもマイナス面でも影響が大きいということだから、その下が割を食う。
つまり、バブル入社の下の「ベアを知らない世代」が、割を食うことになるのではないか。

山ほどいる団塊世代の下で割を食ってきた、私達新人類世代にはいつか見た話だ。

こうした企業の状況について、労働政策研究・研修機構の梅沢真一統括研究員は「企業は今後、高齢者雇用が負担になれば新規採用抑制や中堅社員の賃金抑制のどれかを選択せざるを得なくなる」と危惧する。



採用しようにも子供の数が少ないのだから、新規採用の抑制は自動的に起こるだろうし、既存企業に務められる人数そのものが減ってゆくだろう。

一家の中で、親子三代同じ企業に勤めるなどという話が語られた時代もあるが、今や、一家の親子三代が1個の椅子(就職)をめぐって取り合いをする時代と言えなくもない。
労働法は、誰のために改正されているのだろうか。

既得権益の強化を望む連合を始めとする大手企業の労働組合は、ベアも果たせず、定年延長を勝ち取って雇用環境も悪化させ、若者の行く手を阻むだけなのかもしれない。

ベアだけに、クマッタ、なんてね。

【悔悟】人を亡くすということを思い知った

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(バルセロナの売店)

2月24日は、我が家の結婚記念日だということは以前書きました。

関連エントリ:【食事】結婚20周年を祝って「寿司さいしょ」に行って来ました。

実は、この日、もう一つ大事なことを思いました。

私たちの結婚保証人が亡くなっていたことを思い知らされたのです。

私が20歳から通っていたある店のマスターに、私たちの婚姻届の保証人になっていただいていました。
なので、毎年、結婚記念日には、どこで食事をしても最後には、この店に寄って、挨拶するのが常でした。

近年は、お父さん(と呼んでいたので)も、身体が辛くなり、お店を休みがちでしたが、この日は必ず出勤し、私たちを待っていてくれました。
そして、私にブランデーをご馳走してくれるのです。
大人の飲み物ということでしょうか。

今年は、お父さんが亡くなっていた上に、お店がおやすみでしたので、行くこともありませんでした。

私たちの結婚記念日のいつもの流れが閉ざされたわけです。
そして、それが私たちに、私たちがバルセロナに旅行中の6月20日にお父さんがなくなったことを思い知らされたのです。

もう、挨拶したくても会えない人がいる。

それを改めて感じ、なんとも言えない気分になりました。

それが、死ということなんですね。

私は、まだ両親も生きてますし、妻の両親も生きてます。
去年、近しい親戚が亡くなってはいますが、やはり両親も兄弟も生きているので、死が実感できてないところがあります。

それを、知らされた感があります。

お父さんが亡くなったのだと、思い知らされました。

死を知るには、いろんな体験があります。

自分がガンの体験をするとか(この方のように)、仰ぎみていたのに親しくなった方が無くなるとか(この方のように)、いろんな死を思うことがありますが、私は、突然、いつも出来ていたことが出来なくなるというか、会えなくなったことを思い知らされた感じです。

ああ、この人に報告できなくなったんだな。
甘えずに生きていかないとな。

そんな感じでしょうか。
うまく書けませんが、やっぱりショックです。

【饂飩】味噌煮込みうどんには山本屋本店と山本屋総本家があるそうな


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先日、名古屋出張の折に、久しぶりに味噌煮込みうどんを食べました。

栄でミーティンが終わった後だったので、近所の店を探して入ったのが、
山本屋本店栄中日ビル店

ここは地下鉄が形成する地下街と続いているビルの地下街の一角で、人気店のようでした。

そういえば確か、以前、栄で路面店で食べたなあと思ったので調べてみました。

するとどうもその店は、山本屋総本家の本家(本店と言わないらしい)だったようなのです。

どちらも鍋の蓋に「山本屋」とあるし、蓋に穴が開いてないので取り皿代わりになるという説明もあるし、同じかと思ってました。

山本屋総本家のはじまりを見ると、こちらのほうが古そうだけど。

鍋は、煮え方も遅いが、冷め方も遅い信楽焼。
この土鍋の蓋には穴がない。
蓋をしないで煮るから、空気穴はいらない。
この蓋を小皿代わりに使ってうどんを食べるので一石二鳥である。
お腹に余裕があれば、蓋にご飯をとり、味噌をかけて
食べてもよい。
これであなたも味噌煮込通。

(山本屋総本家HPより)

麺も、どちらも粉と水だけで塩を使わず、打ち粉にそば粉を使っていると言う説明も一緒。

生のうどんを直に煮るのが「煮込うどん」。
ゆでてから煮るのは「鍋やきうどん」。
塩を入れて打ったうどんは生のまま直に煮ることはできない。
山本屋のうどんは粉と水だけ。固く練って太い角に切ったもの。
"生きた"うどんだからこそ煮込の味が生きるのです。

(山本屋総本家HPより)

この両者の違いには、ネットでもいろいろな説明があります。

名古屋名物味噌煮込みうどん対決!「山本屋本店」VS「山本屋総本家」 @ライフハックブログKo's Style

これ、全く無関係の、別の会社です。
まぎらわしい。。。URLまで。。。



「山本屋本店」と「山本屋総本家」は、どちらが本物なんでしょうか。@yahoo知恵袋

そのむかし、名古屋の下町・大須にあって廃業してしまった元祖『山本屋』の流れをくむのは、『山本屋総本家』です。
といっても元従業員が、名前を使って始めただけとされています。

他方、元祖『山本屋』とは無関係ながら、後年になって元祖から商号を譲り受けたと主張しているのが、『山本屋本店』です。



山本屋本店の方は、14店舗で、すべて中京圏。主に名古屋市内で展開してます。

山本屋総本家の方は、9店舗。でも、東京に2店舗あります。(神田和泉町と人形町)

このへんが両者の違いかもしれませんね。

両者を食べ比べるのもいいかもしれません。

山本屋本店は、ネット通販もやってます(公式店舗)し、楽天の店舗もあります。

山本屋総本家も、オンラインショップもあります。

私が好きなのは、卵の黄身を潰さないように麺をひと通り食べたあと、一緒についてくるご飯に、みそ味が染みた黄身をのせて、少し汁を掛けて、卵を潰して混ぜて一気に掻きこむという、下品な食べ方です。

うまいですが、周りから怪訝そうな顔で見られても責任は取れません。

(この記事は、味噌煮込みのステマではありません(笑)
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fujita244

Author:fujita244
2000年から新宿在住。
21世紀とともに新宿を闊歩。
高度成長期の一億総中流育ち
頭も身体もサイズM。
フツーのオッサンから見て
フツーじゃなさそうな話を
書いています。

2011年12月に
「若だんなの新宿通信」から
「フジタツヨシの新宿通信」
に変更しました。

2012年12月20日にはてなブログも始めました。
「fujita244's field」です。
2013年2月1日からゴルフ専用のブログもはじめてます。
「fujita244のゴルフBK」です。
2つのサブブログもよろしくお願いします。

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