民間事故調の報告書を早くきちんと読みたい
本となって売り出されるようですが、気になりますね。
(追伸:ディスカバー21から3,11発売で決定しました)
これまで、福島原発事故に関する検証については関心を強く持って来ました。
12月末に出た政府事故調も読みました。
関連エントリ:政府事故調の中間報告は概要だけでも読んで意見を寄せよう
関連エントリ:政府事故調中間報告概要を読んで考えたこと(その1)
関連エントリ:政府事故調中間報告概要を読んで考えたこと(その2)
政府事故調・中間報告
国会事故調
こちらは報告書は出てませんね。黒川清委員長のコメントばかり。
そんな中で民間事故調が3.11を前に報告書をまとめたのは、
いろんなことを暗示していそうです。
一般財団法人日本再建イニシアチブ
Facebook:一般財団法人日本再建イニシアチブ
Twitter:民間事故調(福島原発事故独立検証委員会) @minkanjikocho
NHKでも取り上げるようですし、各紙がすでに記事にしています。
15時からはU-st中継もあるらしい。
国会事故調や政府事故調のスピード感と、民間事故調のスピード感。
そして何よりも3,11より前に明らかにしなくてはという思い。
これは、始めた時から決めていただことのようだ。
福島の経験世界と共有する責任:船橋 洋一 氏(一般財団法人日本再建イニシアティブ 理事長、前朝日新聞 主筆)
@サイエンスポータル ハイライト 記者会見(2011年11月15日、日本記者クラブ主催)から
>東日本大震災1周年の来年3月11日までに報告書を公表したいと考えている。同時に英語で来夏までに世界向けて発信したい。「真実 独立 世界」を標語にしており、海外の専門家にお願いして助言チームもつくっていただいている。福島の経験は世界と共有しなければならない。それが日本国民の責任と考えている。
11月の段階で3.11を見据えて世界への公開を期している民間事故調と、
いつになるのかわからない国会事故調、中間報告をいち早く出した政府事故調。
船橋さんはバトンタッチしたいといっている。
>これまでも日本は日中戦争、太平洋戦争についての検証をしていないが、福島第一原発事故に対しても同じようなショックを受けた。国会も事故調査委員会を設けたというのは素晴らしいことだ。福島原発事故についてはまだ何も分かってなく、これから力を合わせてやらなければならない。われわれの調査も解明できないことが相当出てくる可能性がある。それについては、「ここまでやったのだが、この点は分からなかったので、ぜひやってほしい」と国会の事故調査委員会にバトンタッチしたいとも考えている。
民間でできることをやって、あとは国会に任せたいということだろう。
この報告書は400ページを超えるとされているが、まだサイトでもダウンロードが出来るわけではない。
本にして発刊されるらしいので、それが財団の収入になるのかもしれない。
それならば、それで良いのだけど、早く読みたいという思いに測られる。
とりあえず要旨だけでも読んでおきたい。
報告書要旨@MSN産経
今後この報告書を抜粋し、憶測を交えた記事が跋扈するだろう。
(すでにしているみたいだけど)
でも、ただ、菅直人が悪いというような論調では、次には繋がらない。
すでに私もブログで指摘したきたように、あったはずのマニュアルに基づかなかったのが初動の遅れにつながったのは間違いないだろうけど。それは「なぜ起きたのか」が重要で、そこを菅直人の個人的資質で片付けて良いものだろうか。
それでは、またなにか重大な事態が起きた時に「資質」で片付けられるだけで、何の進歩にもならない。
大東亜戦争の責任問題をA級戦犯のせいで済ませたのと代わりはない。
それとも、この国は、そこから何の発展も学習もしていないのだろうか?
システムとしての日本の問題点を指摘したものをいかに受け止めて修正していくか。
それは、事、国家にかかわらず、あらゆる側面で重要なことだろうと思う。
だから、まず原本を読んで自分の頭で考えるしか無い。
各事故調を読み比べたり、突き合わせたり、行ったりきたりする中で、ダレがどういうことを入ったり言わなかったりしているかも含めて検証する作業をやると面白いと思うんだけど、それもUSTとかで。
誰かやりませんかね?
(追伸:ディスカバー21から3,11発売で決定しました)
これまで、福島原発事故に関する検証については関心を強く持って来ました。
12月末に出た政府事故調も読みました。
関連エントリ:政府事故調の中間報告は概要だけでも読んで意見を寄せよう
関連エントリ:政府事故調中間報告概要を読んで考えたこと(その1)
関連エントリ:政府事故調中間報告概要を読んで考えたこと(その2)
政府事故調・中間報告
国会事故調
こちらは報告書は出てませんね。黒川清委員長のコメントばかり。
そんな中で民間事故調が3.11を前に報告書をまとめたのは、
いろんなことを暗示していそうです。
一般財団法人日本再建イニシアチブ
Facebook:一般財団法人日本再建イニシアチブ
Twitter:民間事故調(福島原発事故独立検証委員会) @minkanjikocho
NHKでも取り上げるようですし、各紙がすでに記事にしています。
15時からはU-st中継もあるらしい。
国会事故調や政府事故調のスピード感と、民間事故調のスピード感。
そして何よりも3,11より前に明らかにしなくてはという思い。
これは、始めた時から決めていただことのようだ。
福島の経験世界と共有する責任:船橋 洋一 氏(一般財団法人日本再建イニシアティブ 理事長、前朝日新聞 主筆)
@サイエンスポータル ハイライト 記者会見(2011年11月15日、日本記者クラブ主催)から
>東日本大震災1周年の来年3月11日までに報告書を公表したいと考えている。同時に英語で来夏までに世界向けて発信したい。「真実 独立 世界」を標語にしており、海外の専門家にお願いして助言チームもつくっていただいている。福島の経験は世界と共有しなければならない。それが日本国民の責任と考えている。
11月の段階で3.11を見据えて世界への公開を期している民間事故調と、
いつになるのかわからない国会事故調、中間報告をいち早く出した政府事故調。
船橋さんはバトンタッチしたいといっている。
>これまでも日本は日中戦争、太平洋戦争についての検証をしていないが、福島第一原発事故に対しても同じようなショックを受けた。国会も事故調査委員会を設けたというのは素晴らしいことだ。福島原発事故についてはまだ何も分かってなく、これから力を合わせてやらなければならない。われわれの調査も解明できないことが相当出てくる可能性がある。それについては、「ここまでやったのだが、この点は分からなかったので、ぜひやってほしい」と国会の事故調査委員会にバトンタッチしたいとも考えている。
民間でできることをやって、あとは国会に任せたいということだろう。
この報告書は400ページを超えるとされているが、まだサイトでもダウンロードが出来るわけではない。
本にして発刊されるらしいので、それが財団の収入になるのかもしれない。
それならば、それで良いのだけど、早く読みたいという思いに測られる。
とりあえず要旨だけでも読んでおきたい。
報告書要旨@MSN産経
今後この報告書を抜粋し、憶測を交えた記事が跋扈するだろう。
(すでにしているみたいだけど)
でも、ただ、菅直人が悪いというような論調では、次には繋がらない。
すでに私もブログで指摘したきたように、あったはずのマニュアルに基づかなかったのが初動の遅れにつながったのは間違いないだろうけど。それは「なぜ起きたのか」が重要で、そこを菅直人の個人的資質で片付けて良いものだろうか。
それでは、またなにか重大な事態が起きた時に「資質」で片付けられるだけで、何の進歩にもならない。
大東亜戦争の責任問題をA級戦犯のせいで済ませたのと代わりはない。
それとも、この国は、そこから何の発展も学習もしていないのだろうか?
システムとしての日本の問題点を指摘したものをいかに受け止めて修正していくか。
それは、事、国家にかかわらず、あらゆる側面で重要なことだろうと思う。
だから、まず原本を読んで自分の頭で考えるしか無い。
各事故調を読み比べたり、突き合わせたり、行ったりきたりする中で、ダレがどういうことを入ったり言わなかったりしているかも含めて検証する作業をやると面白いと思うんだけど、それもUSTとかで。
誰かやりませんかね?
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