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MacBookAir11インチとOffice for Mac2011を買いました

迷った末に、結局買ってしまいました。

11月に講演に行くときに便利だとか、
台風で出かけられない間にセッティングできるじゃんとか、
いろいろな言い訳を自分にしつつ、結局、買ってしまいました。

昨日、ビックカメラ新宿西口店に18時過ぎに行って、
11インチの64GBを頼んだら、嘘かまことか
「今日、これで最後でした」とニッコリする店員さん。

一緒に発売直後のOffice for Mac2011ファミリーパックも買いました。
あわせて105000円というところでしょうか。
ビックポイントが5パーセントついてました。

持ってかえって、昨日はそのままにおいておき。
今日朝から開封とセッティングを行いました。

あらためて箱が小さいことに驚き、開けたときにさらに驚きました。
小さな箱一杯に入っているMBA。
このパッケージの妙は本当にびっくりですね。
(写真がうまく撮れませんでした)
2年半前に買った白MacBookの箱に比べると体積でいうと6分の1くらいでしょうか。

開けた後は、まずOfficeのインストール。
当たり前ですが、MBAにはドライブがありません。
どうやってインストールDVDを動かすのか。
既にお持ちの方、ご存知の方には当たり前ですが、
自分の記憶のために記しておきます。

同じWIFIの中でつながっている別のマシン(私の場合はMacbook白)に
ディスクドライブを借りることでインストールします。

リモートディスクというのがファインダーの下に表示されます。
スクリーンショット(2010-10-30 10.58.27)

相手のマシンについては、システム環境設定>共有 のなかの
DVDまたはCD共有をオンにします。
そうすると、リモートディスクをクリックすると、
相手のマシンが現れます。
スクリーンショット(2010-10-30 10.59.17)

クリック

スクリーンショット(2010-10-30 10.59.25)

そうすると、相手マシンで許可を求められますので、クリック。
20101030_1

そうすると、MBAで白MBのOfficeのインストールCDが呼び出せます。

スクリーンショット(2010-10-30 11.02.11)

そこで、普通にインストールの手順をとると、
CDが入っているかのようにさくさく動きます。
インストール時間も白MBにインストールした時間と変わりません。
1時間足らずでインストール終了。
無線LANを使っているのにねえ。

あとは、ネット回線を使って、Dropboxをインストール。
Safariはそのままに、GMail以下のGoogle先生をセッティング。

これで、なるべく軽いままで使ってみます。
64Gにしたのも、そのためなので、
データをいっぱいにしない使い方を
いろいろ試していきたいなと思います。

これもMBA11から書いてますが、サクサクです。
白MBと違って、キーボード周りの剛性が高い気がします。
あと、ガラス製のトラックパッドがスムーズに動きますね。

まずは、楽しくなりそうです!


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アンドロイド演劇より気になるロボット

実際に観たかったなというのが正直なところですが、
NODEの記事で知りました。

歌って踊った女性型ヒューマノイド「HRP-4C」@NODE
>いまさらですが、産総研の女性型ヒューマノイド「サイバネティック・ヒューマン HRP-4C 未夢」が歌ったり踊ったりしました。

ということで、森山さんがあちこちに記事を書いているまとめなんですが、
この動画は森山さんがYouTubeにアップしたらしい。
しかも、10日足らずで100万回アクセスがあったんですって。



ASCIIの記事もいいですが、後日談も含めたPC Watchの記事がいいですね。

産総研、専門知識なしで人間型ロボットの動作が組めるソフト「Choreonoid」開発
歌って踊れるようになった女性型ロボット「HRP-4C」@ASCII



■森山和道の「ヒトと機械の境界面」■@PC Watch
YouTubeのアクセス解析からヒューマノイド・ロボット・コンテンツの可能性を探る


とくに、YouTubeのどこが、よく見られているかの解析がいいです。
秋元康がAKB48に毎分視聴率の数字のどこが大事かを解説するみたいです。

それにしても振付がSAM(元安室ちゃんの旦那)だったり、
歌が持田真樹の歌まねだったりするあたりは、人選が素晴らしいですね。

SAMはやはりよく振り付けが分かっていて、ロボットに出来ない動きをどうごまかすか、
一緒に踊っている人間と同シンクロさせるとうけるかを意識してます。

それにしても、後ろのお姉さんたちに笑顔がないのが怖いです。
ちょっとむっとした感じで踊ってます。
アイドルの後ろも大変でしょうが、人間ですら無いですからね。
しかも、ASHIMOと違って、人間ぽいところがまた腹がたつということろでしょうか。

SAMの話は、ASCIIの記事の後ろの方にありますね。

それにしても、アンドロイド演劇の平田オリザさんにしても、
この歌って踊れるロボットのSAMにしても、
他人を客観視して、うまく動かすすべを心得ているエンターテインメントのプロを
こうしたサイエンスの最先端に取り込むのは、すごくいいと思いますね。
要求レベルが違うところから指摘されると、研究のステージがぐっと上がると思います。

人間とのコミュニケーションを考えるにはエンターテインメントは欠かせない要素だし、
そこのプロがこうした人工物に関わると、ぐっと人間ぽさが増すというのが面白いです。

私は、アンドロイド演劇よりは、こちらの方が好きですけどね。

事業仕分けも底が割れてきたなあ

事業仕分け第三弾が始まってますね。

事業仕分けHP
>事業仕分けは、公開の場において、外部の視点も入れながら、それぞれの事業ごとに要否等を議論し判定するものであり、透明性を確保しながら、予算を見直すことができる有効な方法です。
事業仕分け第3弾として、特別会計を対象に10月27日(水)から30日(土)の4日間(前半)、再仕分けを対象に11月15日(月)から18日(木)の4日間(後半)で実施し、徹底した検証を行います。


事業仕分けは下調べを入念(?)に行って、どの事業を俎上に上げるか選定してから開始されます。

つまり、結果ありきの議論になりがちなのですね。
そして、それがだんだん顕著になってきた気がします。

最初は、仕分けの時の「廃止」という言葉が、
8時45分の水戸黄門の「この紋所が目に入らぬか」みたいに聞こえた訳ですが
どうも、今回の特別会計に関しては、議論する余地がないように見えます。

俎上にあげられた段階で、これまでの例を見れば「廃止したい」という意図があり、
改めてよく伺いたい、というような甘いものでないことは、
取り上げられた事業側もよくわかっているだろうと思うのですが(それくらい学習しろ)
どうも、相変わらず行政側の反論がはっきりしないというか、釈然としない。

それをみんなに見せて「ほら、やっぱりダメでしょ?」と確認するのが
公開裁判の手法なわけで、マスコミの報道も「大岡裁き」的なドラマを期待する。
だから、感情的に反論する財団トップとか著名な学者さんが取り上げられるわけで、
しかも文脈なしで、そのシーンだけだから、余計に始末が悪い。

結局、「廃止」するのが「当然」にような空気が作られるけど、
それは本当に「正義」なのだろうか?
国民にとって「よいこと」なのだろうか?

そういう疑問をきちんと分かるように説明するニュース番組がないから、
池上彰さんばかりでてくるわけですね。

それはさておき、スーパー堤防は以前から問題のある事業だったわけで、
いつ完成するか分からない計画を認証する方も、予算をつける方も裏がある。
ああいう公共工事は、一方で「雇用確保」とか「地方支援」の側面もあるわけで、
「一に雇用、二に雇用、三に雇用」の政権が、地方の雇用を止めていいのか?
という議論はないのだろうか?

それは、別の予算もしくは事業でということではあるのだけど、
代替案や、今後の検討は、事業仕分けでやることではないと言っても、
まあ、心配になるくらい「思い切って」いて「気持ちがイイ」

でも、その気持の良さや思い切りの裏に「深謀遠慮」とか「深い思慮」とか
壮大な構想がないことがわかってきた今。

事業仕分けばかりを成果と言いはる民主党の底が割れてきた感は否めない。

事業仕分けの結果を予算に生かせなかったり、廃止のはずが継続されていたり、
物によっては増額されていたり、統合案がまとまらず、放置されていたり、
あまりに「後処理」と言うか、フォロー行政が悪すぎる。

「廃止」やら「再検討」やらの結果を誰が責任をもって進めるのか。
そこに「政治主導」の本領が発揮されるのではないのか。

大臣も変わって八ッ場ダムの話を誰もしなくなったけど、
あれはどうなったのだろうか?

スパコンの予算が削られたと言っても、それほど困っていないようなのはなぜなんだろうか?
事業仕分けの結果を逆用して、焼け太りしている省庁や事業があることを、
事業仕分けだけして、結果を反映できなかった前幹事長はどう思っているのだろうか。
(今回は仕分け人らしいけど)

仕分け結果の落しどころがどうなったかを2時間番組でやるテレビ番組や
特集を組んで報道する新聞・雑誌がないのも、マスコミのお祭り騒ぎ感覚を象徴している。

特別会計なんて、全て廃止して一般会計に織り込んで、
重複事業を整備して、事業数を半減し(5分の一でもいい)
予算額を大くくりにして、使い方を官僚に任せたほうがよいと思う。
(出来れば、地方にひも付きでなく渡せればそれがいいけど、片山大臣が言うように、それは時期尚早)

細かく使い方や、条件が決まっている金が多すぎて、
申請する側が困っている現状を指摘する仕分けもあったように(労働関係)
課長が変わるたびに自分のせいかを誇るように、新しい事業や補助金を作って
前の事業や補助金を棚上げにするから、似たような施策ばっかり増える。

金の枠だけあって、アイディアは自由という予算枠に官僚の創造性を生かせたらば、
もう少し彼らの働き方も変わるのではないかなあ。

何にしても、大きな枠組で変えようという姿勢を民主党は示して欲しい。
いまのままでは、55年体制の悪い部分だけのコピーに過ぎない。

ハロウィンって楽しいですか?

今年はずいぶんハロウィンの話題を聞きますね。

ハロウィンなんてTDLくらしか関係ないと思っていたので、
みんなそんなに仮装したいのかとびっくりです。

今朝のズームインでもアンケートとかやってましたっけ。
その中で面白かったのは、ハロウィンがいいと思う理由で、

クリスマスやバレンタインは、相手が必要だけど、
ハロウィンは一人でも楽しい。

というのがあって、なるほど、このブームはお一人様パワーかと納得したのでした。

もう、イベントのために彼氏作ったり彼女作ったり面倒なんだよ。
楽しむのは仲間内でまったり、おうちでのんびりでいいじゃないか!
という声が聞こえてきたね。

それにしても、日本人は忙しいね。
世界中の風習・イベントに付き合わなきゃいけない。
それも、日本風にアレンジしてね。

ハロウィンはケルト人の収穫祭なんですから、
日本人は五穀豊穣の秋祭りでいいじゃないですか。
クリスマスのすぐ近くには天皇誕生日があるんだし、
セントバレンタインなんて、知らないでしょ?
しかもホワイトデーとか作るし。

誰かが、次は、サンクスギビングデーでは、と言ったけど、
それは、勤労感謝の日で良くないですか?

イースターというのも流行らないから、卵屋さんが仕掛けて欲しいですね。

クリスマスケーキもバレンタインのチョコも、メーカーの仕掛けですから。
イースターエッグを送る仕掛けが欲しいですね。

それにしてもハロウィンというと「トリック オア、トリート」という文句が
あるわけですけども、かぼちゃの中にろうそくを立てて、
「Trick or treat. (お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞ)」
と子どもが言って歩くわけですね。

これなんですが、私の子供の頃には、北海道のある地域では、
「ろうそく出せ」という風習がありまして、
「ろうそくだせ、だせよ、ださないとかっちゃく(引っ掻く)ぞ、おまけにくいつくぞ」
と言いながら家々をめぐって、お菓子かろうそくをもらう、というものです。

これは七夕時期に行われるのですが、あまり一般的ではないかも。
と思ったらば、ウィキペディアに項目ありますね。

ろうそくもらい

道南のものなんですかね。
どうなんでしょう?

ハロウィンとは関係ないのかなあ。江戸時代からあるみたいだから関係ないですかね。
残念だなあ。

文化勲章とか文化功労者とか

発表になりましたね。

なんとなく、文化勲章よりも文化功労者の方が気になるんですよね。

文化功労者に17人…王、吉永、水木さんら@YOL
>文化功労者は、スポーツの王貞治(70)、指揮の大野和士(50)、映画の吉永小百合(65)、歌舞伎の市川猿之助(70)、X線天文学・学術振興の田中靖郎(79)、環境リスク管理学の中西準子(72)、日本近世文学の中野三敏(74)、詩の中村稔(83)、光化学・電気化学の藤嶋昭(68)、書の古谷蒼韻(そういん)(86)、写真の細江英公(77)、刑事法学の松尾浩也(82)、生化学の松尾壽之(ひさゆき)(82)、漫画の水木しげる(88)、幹細胞生物学の山中伸弥(48)、ともに有機合成化学の鈴木章(80)、根岸英一(75)の各氏。

身近な感じがするからでしょうか。
勲章と功労者、という語感のちがいでしょうか。

蜷川幸雄、三宅一生氏に文化勲章…ノーベル組も@YOL
>文化勲章の受章者には、原子核物理学・学術振興の有馬朗人(80)、建築の安藤忠雄(69)、ともに有機合成化学の鈴木章(80)、根岸英一(75)、演劇の蜷川幸雄(75)、服飾デザインの三宅一生(72)、日本中世史の脇田晴子(76)の7氏が選ばれた。

今年は、日本を代表するアーティストが3人受賞ですね。
文化勲章というとノーベル賞級の科学者とか、画家とか、作家とか、そういう感じですが
日本が世界をリードしていると自他共に認められながらも、ファッションとか建築というと
こういう賞に縁遠い感じがしていました。

文化功労者が文部大臣に認められた感じで、
>文化功労者(ぶんかこうろうしゃ)とは、日本において、文化の向上発達に関し特に功績顕著な者をいう。
(wikipedia)

文化勲章というと、天皇からもらうという感じがしますね。
>文化勲章(ぶんかくんしょう)は、科学技術や芸術などの文化の発展や向上にめざましい功績のある者に授与される日本の勲章。
(wikipedia)

文化功労者の中から文化勲章を選ぶんですってね。
あと、文化功労者になると年金がでます。
>文化功労者には、終身、政令で定める額の年金(年額350万円・平成21年度予算計約8億円)が支給される(同法第3条)。文化勲章よりも多くの者が選ばれ、文化勲章に次ぐ栄誉となっている。文化勲章受章者は、すでに亡くなっている人物を除いては、文化功労者にあわせて決定される。

つまり、文化勲章が名誉だけなので、それを補完する実利として文化功労者という制度を作ったわけですね。

科学研究者で年金というと、日本学士院会員というのがありますね。
年間250万円の年金が出るのだけど、文化功労者と違って課税対象だそうです。

芸術関係では、日本芸術院会員というのがあって、こちらは120人以内と決められている。
こちらも年間250万円の年金が出る。

どっちも終生だから、結構なものですな。

素晴らしいことなのに、ツイ、金が気になる下衆な性格でごめんなさい。

自分が先か、金魚が先か

昨日、東京ミッドタウンの21_21で開催されている

佐藤雅彦ディレクション 「"これも自分と認めざるをえない"展」

に行ってきました。
3度目にして念願かなって入場できました。

やはり、中で体験展示の順番待ちに時間がかかるので、時間があるときでないとだめですね。

1時過ぎに行って、4時過ぎまでいましたが、それでも「心音移入」は整理券をゲットできませんでした。

「属性」という現代的なキーワードを取り上げて、見事な現代アートに仕上げたものばかりでしたが、
なかでも、「金魚が先か、自分が先か」には、やられました。

詳しいことはネタバレになるので、書かないようにしますが、
私は、外に出て、解説を読むまで、自分が鏡に写っていることに気づきませんでした。

自分が鏡に映らないことが、至極当然にようにすら思っていたのですね。
どれだけ、自分が嫌いなのか、それとも注意散漫なのか。

「属性」で類別されることへの忌避感、嫌悪感と、
カテゴリーから微妙に外れた時の、残念感、特別感、
カテゴライズされた時の、安堵感、屈折した満足感。

心を揺れ動かし、自我を揺さぶるアートたち。
まさに、現代アートだなと思いましたね。

展覧会のガイドブックとかパンフレットとはいえないような、
豪華な本が出来ていまして、買おうか迷ったんですが、
2415円というので、やめときました。

でも、買えばよかった。

それより、もう一度体験しに行こうかな。
それなら、1000円だし。

残念ながら、11月3日までです。

社長さんの知恵袋第7回をアップしました

昨日書いていた原稿を、今日サイトにアップしました。

第7回 デザイナーからプロダクトメーカー(仮)へ(その2)

中身は、このところ読んだ本からのパクリ(笑)。
まあ、笑い事ではないのですが、私の言葉なんかよりも良h度説得力のある内容なので
勝手に「引用」させていただきました。

引用を重ねて、知っていただきたいことが多いものですから
出来れば、その本も読んでいただきたいと思います。

それにしても、デザインということを考えている人は多くて、
今日もshi3zさんが書いていた。

"design"と笑い男@Keep Crazy;shi3zの日記
>彼と出会って、僕のデザインというものに対する考え方は大きく変わった。
彼は言う。

 「designは、哲学だ。だからdesignをする前にあらゆる情報が欲しい。テクノロジー、情熱、意味、背景、前提、歴史・・・すべてだ。それをじょうごに入れたように搾り出していく。少しずつそぎ落とし、融合させ、それから考える」

言葉で言えば実に陳腐だ。当たり前のことだ。
しかし、実際には彼はそういう意味やもののかたちに拘った。



shi3zさんがいうようにデザインとは、人間にしか出来ないこと、人間ができる最後のことかもしれない。

>つまりdesignは、人間にしかできないもしかしたら唯一の仕事なのかもしれない。

だとしたら、多くのデザイナーは、誇りを持って、腹をくくって仕事をするしか無いのではないか?
そういうデザイナーもいるけど、多くのデザイン業界の現役は、
そんな言葉に耳を貸す暇もなく、目の前の仕事に翻弄されている。

それは、プログラマーだろうと、プランナーだろうと多くはそんな状況だ。
でも、それじゃ、次へはいけない。

さとなおさんがいう「3.0」な世界には、とても進めない。

>「現場はせいぜいマーケティング1.05程度」「マーケティングとはそもそももっとシビア」「田舎のお兄ちゃんはネットすら見ない」云々。

こうした現実を百も承知で、「3.0」へと世の中を動かそうとする当事者であり続ける
「孤独」もしくは「徒労」は私などには計り知れないものだろうと思う。

>でも「共感」と「連帯意識」を元にした大きな変革の流れを信じたいし、その小さな小さな1プレイヤーとして機能しつづけたい。参加を募り続けたい。

こう語るさとなおさんの行動に比べるべくもない、というか、
比べてはいけないほどにしか、自分は動いてはいないけれど、
その方向に少しでも何かをすすめたいという思いはある。

だから、原稿を書いたり、講演を引き受けたりしているのだな。
気付かされるというのはこういう事を言うのだな。

頭の中を整理する日々

先日も中学時代のことを何も憶えていないと書いたけど、
ここのところ、頭の中を整理するかのように、
思い出したり、書いたりしている。

昨日は、一日麻雀をしていたので、現実逃避していた感じだけど、
今日は、朝から原稿書きでドトールからプロントを巡ってきた。

ドトールの方が珈琲もモーニングも好きなのだけど原稿が書きにくい。
テーブルが小さいし、丸テーブルだし。

プロントは禁煙スペースのテーブルが大きくて好き。
マックを持ち込んで資料を広げて原稿を書いていた。

たまにこういう場所に行くと、いろんな人がいて面白い。
中高年の男性が新聞を読んだり本を読んだりしている姿が多い。
図書館も同様で、オジサンからおじいさんばかりだ。
おばさんが来るとグループで喧しい。
オジサンは一人が多い。
なんでだろうねえ。

今日書いている原稿は、オフィスフロッグスさんのウェブで連載しているもので、
明日アップなので今日が締切。
これは、実に頭を使って書かないといけない展開になってきた。
自分で書いていてハードルを上げてしまった感じ。
頭を整理して、少しでも分かりやすくと思うのだけど、
回りくどい文章で分かりにくくなっている気がする。

今日はこれから、東京ミッドタウンに行って、
21_21 DESIGN SIGHT企画展 佐藤雅彦ディレクション「これも自分と認めざるをえない展」
を見てこようかと思っている。
これも、自分の頭の中を覗かされる感じになるんじゃないかな。

中学生の頃の記憶がほとんどないことに改めて気がついた

よほど退屈だったのか、何もなかったのか、
中学生の頃のことをほとんど覚えていない。

バスケ部だったときに、初めてフリースローが入った瞬間とか、
新聞配達をしていたので、自転車の籠が重かったこととか
(まあ、夕刊50件ほどなんですが、報知新聞は夕刊と一緒に配るという地方都市なので時間はかかる)
空き地でバイクに乗ったり(私は運転できないので乗せてもらっていた)
その仲間と麻雀をしたり、いかにもヤンキーな友人の代わりにタバコを買いに行ったり、
GOROが創刊されたのが衝撃的だったこととか、
別冊月刊自家用車を毎月立ち読みしていた本屋とか、
断片的な記憶はあるけど、ストーリーとしての中学生生活が思い出せない。

ほんとうに早く中学が終わって欲しかった。
2年生で部活をやめて帰宅部になったので、
下校途中の本屋で立ち読みする他には
自宅でテレビを観るか夕飯の支度をするか(両親働いていたので)
勉強をするしか、やることがなかった。

高校生になると、楽しいかというとそんなことも考えていなかったけど、
中学生からいきなり大学生にはなれないからな、という程度に考えていた。

まあ、高校生活は楽しかったのだけどね。
そんなことを思い出して、昨日は講演原稿をつくっていた。
なぜか、母校で講演することになったのだな。

考える機会を頂いたことを幸運と捉えて、
私ごときが高校生に何を話すことができるかを考えている。

難しいねえ。

「ツイート」ボタンと「いいね」ボタンを付けました

FC2には、これまでも「拍手」ボタンというのがありまして、
私もエントリの下に出るように設定してます。

こういうコメント以外の何気ないリアクションがうれしいものなのですが、
ソーシャルネットワークの世界では、
さらにこの手の「ソーシャル フィードバック」(GREEの用語ですけど)が
多く用いられています。

その代表格がツイッターにブログ記事などを「ツイートする」ボタンと
Facebookでの「いいね」ボタンかも知れません。

Mixiでも「いいね」ボタンをボイスや日記につけられるようにしてますが、
これはどう見てもFacebookの真似だよな、と思ってしまいます。
まあ、いいことは真似すればいいわけですけどね。

ということで、このぶろぐはFC2ブログなのですが、標準で、
「ツイートする」ボタンと「いいね」ボタンが装備されました。

しかも、関連エントリまで、出してくれるようになってました(気がついてなかった)

FC2ブログの方は、環境設定の変更>ブログの設定 で、ポチっとするだけで、
拍手のところに、ツイートするだの、いいね、だのが出てきますよ。

よろしければ、皆さんも押してください。

東京でもアンドロイド演劇が

先日、名古屋まで見に行ったアンドロイド演劇ですが、東京でも上演です。

世界初演だそうで:アンドロイド演劇「さようなら」

まあ、いろんな感想があると思いますので、東京の方はどうぞ。

フェスティバルトウキョーの一環らしいです。

アンドロイド演劇『さようなら』
11/10(水) 16:00 / 18:00
11/11(木) 14:00 / 16:00 / 18:00
受付開始は開演の30分前 開場は開演の15分前
上演時間:20分
上演言語:日本語
料金:前売・当日ともに 500円
予約受付:2010年10月23日(土)12:00~
お取扱い:F/Tチケットセンター 【電話】03-5961-5209 
(12:00-19:00/会期中:無休、9/6(月)- 10/29(金): 水・日定休)

>「現代口語演劇理論」に基づき、緻密な劇世界を織り上げる演劇界の旗手・平田オリザと、自分そっくりに、精密にコピーしたロボット「ジェミノイド」で知られるロボット研究の第一人者・石黒浩。世界的に活躍する2人の才能がタッグを組み、大阪大学で進めている「ロボット演劇プロジェクト」が、フェスティバル/トーキョーに登場。

ジェミノイドの精度を見るだけでも500円の価値はあります。
すぐに一杯になりそうな気がしますが、ご報告です。

今年の日本シリーズは落合シリーズになりそう

パ・リーグは御存知の通り、ロッテが三位から日本シリーズ出場権を勝ち取り、
今セ・リーグは中日と巨人が戦っている。

この3チームに共通しているのは、かつて落合博満が活躍していたこと。

現在、中日の監督として采配を振るっている落合さんは、
東芝府中から25歳でロッテに入団し、三冠王に3度なった名選手。
漫画アブさんのモデルの一人とも言われている。

トレードで中日に移籍し、FAで巨人に移籍し、最後は日ハムだった。

今のロッテで落合の影響がある人がいるかどうかはわからないが、
落合の選手時代の活躍を知らない人はいないだろう。
しかも、いまは交流戦があって、日本シリーズで初めて対戦するわけでもないから
ロッテ対中日と言っても、地味なだけで珍しい訳ではない。

西村監督が地味なだけに、余計に落合監督がクローズアップされそうだな。
もう、中日と決めている自分がいるなあ。
負け方がひどいからねえ巨人の。
坂本の離脱はまだしも、二番亀井かなあ。一番亀井、二番脇谷の方がまだしっくり来るなあ。
エドガーはどうしたのかなあ。クルーンは投げなくてもいいなあ。

ああ、愚痴ばかりになる。

まあ、今度の日本シリーズは落合シリーズと呼びましょう。

サラズカンパニーのアルバム発売記念ライブに行ってきた

先日アップした下記のエントリに間違いがありました。

sala & companyの「silence」はハマります。

sala&companyではなく、sala's companyでした。

よく見れば、すぐ下のアルバムデザインに描いてあるのにね。
思い込みというのは恐ろしいものです。

サラと仲間たちではなく、サラの仲間たち なのですね。

で、そのエントリでも書いた発売記念ライブに昨日行ってきました。

場所は南青山マンダラ

私たちの世代だと有名なキラー通りをスキーショップジローに降りていく途中のビルの地下です。
(最近でもキラー通りって言うんでしょうか?)
入り口は狭目ですが、地下に降りると立派なライブハウス。
aoyama_int2.jpg

生ビールをカウンターで頂いて、開いている席につきます。

19時30分開始のライブは、4枚目のアルバムの曲から。
ゲストに曲を提供した元キャロルの内海さんなども登場し、
客席には、青い三角定規の西口久美子さんなどもいらっしゃって、
まさに、sala's companyという感じで、
サラさんとその仲間、お客さんがみんなで盛り上げるステージ。

トーク部分はいつものサラズカンパニーのフレンドリーな感じなのですが、
アルバム同様、伸びやかな声で歌うサラさんは、いつも以上に素敵に見えました。
なんかぶりっ子なくらいかわいい白い帽子と衣装だし。

それと音響的にも、いつもの小さいライブ会場とは違って、
広い会場で少し高めの天井に響く感じが、
最初に夜明けの東上線の車内で聞いたときに感じた、
空に透き通るような「ありがとう」を思い出させたし、
「優しい沈黙」のバイオリンの響きも、会場の広さがあって、マッチしてました。

ポテンシャルの高いグループだから、こういうある程度広いライブハウスでやると
十分にサウンドの広がりが発揮されるんですね。

それにしても「壊れた街」は内海バージョンもカッコ良いですな。
最初聞いたときは、charが歌いそうな曲だな思ったんですが、
内海さんの声で聞いて、その感を強くしました。


1時間余りの1部が終り、休憩後の2部はサラさんのピアノと坂上さんのギター、
あやむしさんのバイオリンというトリオでスタート。

これもしっとりとしてよかったですね。
2部は4枚目のアルバム以外の曲も多く、ある意味、いつものサラズカンパニーのライブ。

会場も熱唱の「stand by me」で終了でした。

セミナーをやめて、最初から観に行った甲斐がありましたぜ。
実に堪能しました。

すでにどの曲も頭に入っている私としては、
ぜひアマゾンから皆さんに買っていただきたい。

iTunesで曲を買うのではなく、これはアルバムの構成順で聞いていただきたいからなんですね。

SilenceSilence
Sala’s Company

エーヴァージョン 2010-10-20
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by G-Tools


ぜひ、あなたの側に一枚どうぞ。

IT pro EXPO2010で考えた

昨日、仕事の関係もあって、東京ビックサイトまで行った。
ITproEXPO2010 を見るためである。

感想は、なんかしょぼくなった感じ、ということなのだけど、
ではその感想はどこから来たのか。

クラウドって地味、ってことかもしれない。

今回はテーマが「クラウド全盛時代に適応するべく進化したICTソリューション/セキュリティソリューションが一同に集結!」なんだけど、
どれもこれも似たり寄ったりな上に、クラウドは物がないから、展示がパネルばかりで立体感がない。

ものといえば、アンドロイド端末かiPhoneやアイパッドばかり。
電子書籍システムだの、アプリだの、何を乗せるか、どういう使い方ができるかを競うしか無い。

それは、健全な競争なのだけど、それを素敵に見せる仕掛けが出来ていないのか、
素敵に見せるカネがないのか、やたらパンフを配り、アンケートを取る会社ばかりで、
会場が、歌舞伎町の裏通りでポン引きに囲まれたときのようになっているのである。

実に気持ちが悪い。

落ち着いて、何が他社と違うのか、キチンと差別化して、説明して欲しい。
大体がクラウドのシステムもアマゾンが最大の規模で宣伝しているくらいで、
クラウドでなんでもできるように言われても、所詮はデータセンターがどこにあるかで、
それがシンガポールだとかアメリカだとか言われて、どうして安心してデータが預けられるのだろう?

繋がらなくなる不安を解消する説明を聞けなかったのが、かなり不安。
日本国内であづかりますという企業も当然、富士通など日本のITゼネコンにもあるわけで、
それがどうにも、アマゾンよりも魅力的に見えないし、頼りない感じがする。

クラウドに乗っていれば良いというような感じがして、
なぜクラウドなのか、本当にクラウドなのか? という疑問は解消されない。

端末も「何でも出来ます」的なトークが全開で、
日本人が大好きなフルスペック、てんこ盛りなアンドロイド端末とかあるけど、
それで何をするのか、というところで本当に使い勝手が良いのかどうか疑問。

どうにも、暗い気分で帰ってきた。
もっと自分の問題意識が鮮明ならば、さらに良いものを見いだせたのかもしれないけど、
そこまでいたっていない自分にも問題を見出しつつ、会場をあとにした。

クラウドにクラクラしながら、暗いど、てなもんでした。

新宿某店40年記念パーティに出席した

日曜日は、私も27年通っている新宿某店の40年記念パーティがあった。

常連さんに意外な著名人がいることもあって、店名は明らかにしないけど、
スペインに関係する店名だということだけ書いておきます。

40年記念パーティはお店手動で行われたのだけど、
私は常連の一人として企画や運営に参加していたので、無事終了して誠に感慨深いものがある。

冒頭のオーナーの挨拶から、すでにウルウルきていたのに、
25年オーナーを補佐してきたバーテンダーのYさんに、
オーナーから「マスターの座を譲りたい」という言葉が出て、
Yさんと同世代の私としては、本当によかったなあ、とこみ上げるものがあった。

でも、常連さんの中からは、何時までもオーナーに「マスター」でいて欲しいという声もあり、
もちろん、40年という時間はオーナー・マスターだけのものではなく、
お客様有っての時間だから、その声に誰も反論はないのだけど、
もう、オーナーは「お父さん」として、たまにカウンターにいてくれるだけでいい存在。

さらに、オーナーの発言は、いまそうしてカウンターに居る自分を客観視したときに、
現役のマスターとしての存在ではないなとオーナーが自分で下した判断なのだろうと思う。

そのどちらにも共感でき、どちらも正しいと思ってしまうのだけど、
結局、これからのカウンターに流れる時間が決めるのだろう。

マスターであろうとなかろうと、お父さんは私たち客のお父さんだし、
Yさんは、みんなのアイドルなのだから、それでいいんだよなあ。

パーティは本当に温かい雰囲気で、和やかに進行し、
スピーチも様々なエピソードを含んで(私の一言参加しましたが)
この店の時間の流れと、人の交流の豊かさを感じました。

会場の新宿、ハイアットリージェンシー東京も驚いていたように、
銀座のクラブから花が届くは、参加者はゴージャスな正装だは
(私は紋付誂えましたから)とても、ただのカウンターバーの40年記念パーティではなかった。

それは、店が作る知的な空間に集う人たちが皆素敵だからなのだろう。
これからも、この店の常連でいたいと改めて思ったのでした。

ソーシャルはコミットして初めて楽しい

最近、ブログが書けないのはツイッターのせいだったのだけど、
そのツイッターもあまり書いていない状態になっている。

理由は、忙しいからではなく、なんだか虚しくなったから。

一生懸命、自分の中の変化や身の回りのことを書いたり、
人のつぶやきにRTを書いたりしていても、
関わっている感じが薄い事に気がついた。

リアルに知っている人ばかりではなく、
ツイッター上でしかやりとりのない人もいるし、
その人とのやりとりも楽しいのだけど、
なんだか、リアルが浮いていく感じがするのだ。

と言って、仕事上の関係にツイッターやブログを混在させる気もない。
それはまた、ややこしくなるし、つぶやきが制限されてしまうから。

フェースブックが流行ってきているらしい。
私もアカウントを持っているけど、あれは、リアルな付き合いとの親和性が高い。
あったことがある人、ある期間密に過ごした人と、
その経験の共有や再開に向けての交流が楽しいのではないだろうか。

ツイッターとかミクシイとの微妙な距離感の違いを感じる。
ミクシイがフェースブックの友達紹介機能や、いいね、などを取り入れているけど、
これまでのミクシイとの距離感があるので、フェースブック的には使えない。

そんなことを考えていると無邪気にソーシャルで「つながり」とか言っていられない気がして、
ログインして、コミットするという参加プロセスすら鬱陶しい感じがする。

体調が悪いこともあるのでしょうけどね。
もう少しハイテンションで参加できるようになることもあるかと思いますが、
今は、少し自重気味なのであります。

親子で違う時代を生きているような時代

デジタル時代とアナログ時代をつなぐ世代という自覚を持って、
最近、考えたり、書いたりしているわけですが、
大雑把に、昭和と平成でもいいかもしれないと思って考えると、
なんだか、そういう気分でもないなと思ったりします。

1989年が、すでに21年前だという事実に、時々卒倒しそうになります。
ついこの間のような気もしますが、成人式も過ぎているわけですからね。
石川遼くんのように、平成生まれのゴルファーがもうすぐ賞金4億円だったり。

十分に時間がたってしまった平成時代なわけですが、
2000年代に比べるときちんとまとめられてない気もします。

それは、もう昭和に比べると、平成何年とかで、モノを考えていないからでしょうけどね。
しかも、5年ズレの昭和と西暦に比べて、2年ズレの平成と西暦は、
ククリとして平成でいいじゃんという気分にさせられます。

昭和30年代、と1960年代の違いは何かあるかというと、そんなになかったり。
たしかに、1955年から1964年が昭和30年代なのですが、
この時代のくくりはもう少し緩くても、そんなに変わらない気もします。
それでも、5年のズレは明確に語るものがあるズレです。
結局、5年ごとに世代をくくっていたのかもしれません。

それが、1990年代と平成ヒトケタ、なんて違いでは語りませんよね。
2000年代は、平成10年代で、2010年は平成22年だとハッキリ認識してはいません。

2000年代を象徴する感覚は、windows98が発売された1998年から始まったように思いますが、
それは平成10年だと考えることはありませんね。

時代感覚の変化スピードが速すぎて、実時間と変化量についていけなくなったのが、
その辺からのように思うのです。

それは、ネットワークのスピードと、ネットで流通する情報量の増加と関連していて、
その変化量は、私たちが子どもの頃の数十年分に当たるように思います。
今の子供達が中学に入ってから高校を出るまでに起きる社会の変化は、
私が子どもの頃に起きた変化とは比べものにならないだろうし、
その変化の主な要因は、ICTに由来していて、暮らし方そのものを変えてしまいます。

テレビのチャンネルといえば、回すものだったのが、
ボタンになって、リモコンができたくらいの変化が私の時代だとすると、
テレビがアナログからデジタルになって、地上波が映らなくなるかもと脅かされ、
テレビよりネットでUSTやニコ動見るほうが面白いよという変化が
今の子供達を取り巻く変化。
スライドする変化ではなく、ジャンプする変化の中で生きている。

親子で「学校のこと」で会話しても、そこにあるものの前提条件が違うから、
会話が噛み合わない事が出てくるんではないかと思います。

違う時代に生きている彼れについて知ろうとするには、現場で学ぶしか無い。
そう思って、子どもと接している人がどれくらいいるでしょう。
自分たちの経験で類推して、子供の話を聞いているのではないでしょうか?
それは実に危険だと思います。

わかった気になっているから、わからないということに気づかない。
それが、最近おきている少年犯罪や家庭内殺人の背景にあるような気がしています。

理解の前提が違うんです。
昭和の理解では、平成は語れないし、20世紀の思考では、21世紀は生きていけない。
そう思わないと、本当に危ない時代なのではないかと思います。

ボギーオンでいいんだよなあ:Jゴルフ鶴ヶ島

月曜日の祝日に始発の山手線にのって池袋へ、さらに始発の西武池袋線で小手指、
小手指で乗り換えて飯能、飯能で乗り換えて東飯能、東飯能で八高線に乗り換えて高麗川。

そこから車で向かったのはJゴルフ鶴ヶ島というわけで、ゴルフしてきました。

実に久しぶりのいい天気で、暑いくらいのピーカンのなか、
午前中は不完全燃焼、午後は納得というゴルフでした。

朝7時集合という早朝スタートで割引率の高いコンペが出来ました。
幹事さんに感謝です。

でも、体は回らないね朝早いと。

INスタートは3129ヤード。
10番のスタートホールはドライバーがスライスで右ラフへ。
前半はドライバーがダメで5Wもトップや引っ掛けが出て苦戦。

ボギー、ダボ、ダボ、ボギーときて、14番ロングでアプローチをトップしてOB
ついにビックイニングが出て9。そこから、トリ、トリ、パー、トリでした。

結局56。なんとかダボペース以下で回りたかった。
それにしても、フェアウェイが狭目で、OBが浅いので、みんな苦戦。
カートの画面にスコアが記入できて、ラウンド終了後に即座に結果が出てくるのは面白いけどね。
楽しいスコアばかりじゃなかった。

昼を食べたのがまだ10時。
午後にもならないうちに、後半OUTを回ります。

1番ロングは、ドライバーが上手く当たりフェアウェイへ。5Wはやはり引っ掛け気味で左ラフへ
まだ距離が残り、7Iで斜面から打って、SWも寄らず、グリーン脇からAW。
2パットでダボ発進。
続くショートも7Iをチョロ。残り90ヤードをAWでオーバー、AWで寄らず2パットのダボ。
先が思いやられますが、ここからドライバーが好調になってきて、
結局、後半ドライバーがすべてフェアウェイをキープ。
距離にばらつきはありますが、とにかくフェアウェイならば文句は言えません。
ボギー、ダボ、ボギー、ボギー、ときて、上がり3ホールがパー、ボギー、パー!
なんと、後半は46でした。

でもパーオンはひとつもなくて、すべてボギーオン。
ワンパットならば、パーになるし、2パットでもボギー。
それならば、私の腕ならばバンザイなのです。

このコースは2グリーンなので、グリーンが小さく、なかなかパーオンは難しい。
でも、確実にアプローチが乗れば、スコアが崩れないということを学びました。

IN パー1、ボギー2、ダボ2、トリ3、+5が1 56(16パット)
OUT パー2、ボギー4、ダボ3 46(15パット)

前回から逆オーバーラップに替えたパターが好調でした。
前回の反省からフォワードプレスを入れたの有効で、大きな押し出し、引掛けがなかったですね。

アイアンの距離感が短めだったのは、雨上がりでグリーンが柔らかかったのと、
打ち上げ、打ち下ろしが多くて、グリーン手前から転がらない形状だったから。
奥がOBのところが多いので、この攻めは間違ってはいなかったと思います。
ただ、キャリーでヤーデージ判断すると一番手短いのを持ちがちなのと、
打ち上げ分を見込んで思い切って番手を変えられないといけませんね。

結局、最後は頭が悪いとスコアも悪いということです。
勉強になりました。

【観劇】私だけのクラーク・ゲーブル

日曜日の午後、小田急線が止まる中、下北沢に行って来ました。

劇小劇場でパニック・シアターの第22回公演
「私だけのクラーク・ゲーブル」をみるためです。

ここ数年欠かさず見ている中村まり子さん率いるパニック・シアターの公演です。

第19回公演:観劇「タンゴにのせて」
フリンジ公演:「サイレント・メモリー」見ました
第20回公演:クサイ話:ダ・ヴィンチは正しかった!
第21回公演:【観劇】パニックシアター「ハムレットの舞台裏」を見てきました

今回は、19回公演の「タンゴにのせて」と同じフランスの劇作家イザベル・ドウ・トレドの作品。

彼女の作品はいつも「家族」がテーマになっているのですが、
今回も夫婦、姉妹、母娘の確執や一筋縄でいかない愛憎が主役です。

主演は母親役の原知佐子さん演じるマルグリット。
クラーク・ゲーブルそっくりのハンサムだったことが自慢の夫をなくして10年。
今も、二人で暮らしたいなかやから離れず、夫の思い出と共に一人暮らしを続けています。

長女が中村まり子さん演じる独身やり手弁護士のマルティーヌ、
次女の平凡な主婦エリーズを南谷朝子さん(青年座)。
この三人に、青年時代のシスコ(夫)によく似た二枚目のフェリックス(文学座の大場泰正さん)が
絡んで、ひと騒動があります。

そして、シスコ役は山田雅彦さん(未来劇場)なのですが、見事にゲーブルっぽい二枚目でした。
フェリックス役の大場さんは、文学座でイヨネスコの「犀」を上演した時の主演で、
確かに古典的な二枚目だなと思った覚えがあり、今回も実にゲーブルの若い時っぽく二枚目でした。

こういう現代劇には不似合いな二枚目を探してくるのは大変だったと思いますよ。
ふたりとも、二枚目過ぎて現実離れしている感じがするくらいです。

まあ、そこがこの芝居の肝なので、キャスティングというのは重要です。

今回は、原さんが未亡人、中村まり子さんがキャリアウーマンで独身と、
実生活を反映した役柄だったわけですが、こういう時、役者さんはどういう気持なのでしょうね。
役作りがしやすいのか、まったく関係ないのか。
おふたりとも、関係ないわよ、とおっしゃいそうですが、
見ている側は、勝手なものでツイ台詞を重ねてしまいます。

エリーズ役の南谷さんは私は初めて拝見したのですが、実に安定したリアリティのある役でした。
さすが青年座という感じで、母親への憧れと、同じようにはなれないという挫折、
姉への尊敬と否定、自分が何者でもないという卑下、家庭人としての自尊、
いろんなものが混ざった「普通の人」を好演していました。

役者さんが普通の人をやると極端になりがちなのですが、抑えるでもなく誇張するでもない、
調度良い距離で役柄と向き合っている感じがしました。

トレドの台本はいつも、日常に潜むファンタジーを描いて、
決して幸せにはならない普通の人の運命を感じる瞬間を浮かび上がらせているのですが、
今回も、マルグリットは幸せでありそうで不幸で、
夫を愛していながら、裏切っていたことに傷ついているという巧妙な心理の襞を描いていました。
ストーリーを説明しても浮かんでこない、見事な台詞劇で、
3作目のこの作品が一番台詞が良かった気がします。
(かなり、翻訳によるところも多いとは思いますが)

客席は、原さん世代が多く、とても身につまされるか、他人事で気にしないかどっちかなのでしょう。
娘世代の私や妻は、それぞれ最近、自分の母親と話すことが多く
彼女たちが、けっして、ただ良妻であったり、賢母であったりしたわけではないことを
知ってしまっているので、作品の言葉が身に刺さることも多かったのでした。

こう言う芝居を育児に悩むお母さんにも見てもらえるといいかもしれませんね。
気にしすぎても仕方が無いということがわかると思います。

肉親でも、夫婦でも、姉妹でも、母娘でも、
決して相手の心のうちは、本当には分からないというのが主題の芝居だったからです。

そして、分からないことは不幸なのではなく、仕方が無いことなのです。
それに気がつくのは、誰かが無くなった時なのかもしれませんけどね。

実に大人向けの芝居でした。

sala & companyの「silence」はハマります。

普段、ipodに落語しか入ってない私ですが、
今回ご紹介するのは、友人salaさんの新曲アルバム。
silence-pv.jpg



プロモーションムービーがレコーディング風景というのも渋い。


ご購入は、アマゾンとかじゃなくて、こちらからお願いします。

http://www7b.biglobe.ne.jp/~sala-com/silence-pv.html

先日、飯能まで電車に乗った際に(ゴルフです)車中で、
明けゆく空を眺めながら聞いていました。

salaさんの声が久しぶりに抜けるように晴れた埼玉の空に透き通っていくようでしたなあ。

曲目は以下のとおり。

■Silence ~Sala’s Company 4th

~North Side~
01 優しい沈黙
02 大人だって
03 Faith
04 きまぐれな猫
05 朝
06 ありがとう

~South Side~
07 うふふな気持ち
08 Horizon~地平線~
09 Borderline
10 いつもあめふり
11 Song of Love

~Bonus Tracks~
12 壊れた街
13 夢のブランコ

このCDなのに、sideがあるところが今回のプロデューサーのこだわりらしい。
それが聞いていてわかるんだなあ。
昔、レコードを聞いていた時のように、曲順とか構成とか、そのための編曲とか、
音楽作りの楽しさというか、アルバムを聞く楽しさがあるんです。

ブログによるとリーダーでプロデュースを担当している折橋さん(オリヤン)は、
>North Side、South Sideなんて分けたのは、昔のアナログレコードをイメージして欲しかったんです。
A面、B面、って感じで。

North Sideは、都会的なジャズ、フュージョン、そして少し南下してカントリーのイメージです。
South Sideに移ると、ボサノバ、レゲエなどの南方系のリズムナンバーが並びます。
アルバム的には、Song of Loveで終わります。

そしてBonus Tracksは、元キャロルのうっちゃんにプレゼントして頂いた「壊れた街」と、最後に追加で書いたラグタイム風ピアノの弾き語りナンバー「夢のブランコ」で幕を閉じます。


とブログに書いてます。
このアルバムの制作秘話や楽曲の説明などをsalaさんとリーダーのオリヤンが、
書いているsala&companyのブログが楽しい。
特にマニアックな裏話満載のレコ日記がお好きな方にはたまりません!
気になった方はそちらも御覧ください。

『Silence』

Oriyanのレコ日記~その1~

Oriyanのレコ日記~その2~

Oriyanのレコ日記~その3~

Oriyanのレコ日記~その4~

Oriyanのレコ日記~その5~

Oriyanの楽曲解説/1.優しい沈黙

この曲のコーラスがゴルフのラウンド中も耳の中でエンドレスに繰り返してました。
あやむしさんのバイオリンがまたいいんですよねえ。

Oriyanの楽曲解説/2.大人だって

3以降の解説がまだですが、早くして欲しいですね。
私個人的には、3番目のFaithが気に入りました。

CDなのに、6番目の「ありがとう」で一度アルバムが終わる(!)感じになるのは、
このCDのA面が終わるからですね。
繰り返しになりますが、そういう編曲の妙が楽しいアルバムです。

さて、10月20日には発売記念ライブもあるそうです。

来週はCD発記念ライブです♪
>そして集大成のライブは10/20(水)南青山マンダラです。

最寄駅は地下鉄銀座線『外苑前』から徒歩5分
出口(1A)より、ベルコモンズのある青山3丁目交差点を左折緩い坂道の途中右側。
18:30open 19:30 start 2ステージありゲストあり
3600円1ドリンク付き、別途にてお食事あります。美味しいです(^ー^)

メンバーは
おりはしひさと(リーダー。コンポーザー.アレンジャー。グランドピアノ、ヴォーカル)
さかがみしんいち(ギター。コーラス。)
和田弘志(ウッドベース&エレキベース)
阿久井喜一郎(ドラム)
サラ(歌、ピアノ)

ゲスト
帆足彩(ヴァイオリン)
内海利勝(ギター.ヴォーカル。コンポーザー)


私も行こうかと思っています。
会場でお会いしましょう。

追記:アマゾンでも扱ってますね。
こちらからどうぞ。

SilenceSilence
Sala’s Company

エーヴァージョン 2010-10-20
売り上げランキング :

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by G-Tools

編集だけじゃない:【読んだ本】編集進化論

正確にはいま読んでいる本だけど、あまりにも素晴らしいので書いちゃう。


編集進化論 ─editするのは誰か? (Next Creator Book)編集進化論 ─editするのは誰か? (Next Creator Book)
仲俣暁生

フィルムアート社 2010-09-22
売り上げランキング : 4466

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いままさに、編集を中心にして、クリエイティブとかデザインとかの周辺について、
自分で考えていたことがみんな書いてあるので、
思わず書く事がなくなってしまった。

読みながら、いちいちうなづいている自分がいて、もうお手上げです。

フィルムアート社の紹介ページから

>雑誌・書籍から、電子BOOK、企業やコミュニティとの連携まで… 未来の編み方!
これからの編集者は、デスクワークが中心の知識集約型の仕事だけでなく、フィールドに飛び出し、プロジェクトを立ち上げ、他業種との幅広いコラボレーションのもとで行なわれます。ディレクター、デザイナー、プログラマー、アーティストの仕事とも重なり合う、広範囲な仕事となるでしょう。さらには、より日常的な、パーソナルなレベルにおいても、自分の生き方、表現にも広がっていきます。
そのような広義の編集を行なう人たちに向けて、本書はさまざまな領域で活躍する現役の編集者を中心に書かれました。紙メディアが長い歴史のなかで養ってきた「編集の原理」を受け継ぎつつ、ウェブ編集やプロジェクト編集、日常編集など、今後さらなる展開をみせる「未知なる編集」をどう考えればいいのか?
編集はつねに進化します。これからの時代のeditorshipを発見するため、編むことの核心に迫ります。


目次を読んで、共著者の名前を見れば、もう流石というしか無いのです。

■CONTENTS■

Introduction
■編集進化論とは? (仲俣暁生+編集部)

Basic Work
■そもそも編集って? (斎藤哲也・鈴木芳雄・森大志郎・福井盛太)
コンテンツのコアをつかむ/異質なものを関係づけるには?/部分と全体の関係は?/キャッチ、コピーのつくり方/デザインという設計図/インパクトのある企画書のつくり方/原価計算・リスクのとり方

Expanded Work 1
■デジタル編集 (仲俣暁生・長谷川敦士)
デジタル化でどう変わる?/変わる情報流通/Webの特性を見きわめる/ユーザーの観点を入れる

Expanded Work 2
■プロジェクト編集 (草洋平・伊藤剛)
プロジェクトを編集する/ポスト広告代理店をめざす/課題解決すること

Discussion
■これからの時代が求める「未知のedit」とは? (仲俣暁生・福井盛太・津田広志)
─エージェント化する近未来の編集者へ

Expanded Work 3
■日常編集 (アサダワタル)
日常風景の整理と再編集/特色あるコミュニティづくり/まちと私を繋ぐ装置づくり/公/私を編む

Style
■今、注目のスタイル14
シブヤパブリッシング&ブックセラーズ/3331 Arts Chiyoda/amu/天然文庫/Limag/PUBLIC/IMAGE.3D/ASOBOT/THE BIG ISSUE/numabooks/DOMMUNE/VACANT/forestilmit/MOGRA/シップス・ビームスなど/iPad・Kindle/『STUDIO VOICE』アプリなど

Q&A
■編集者への12の質問
編集者になるためにどんな勉強が必要ですか?/編集者は、時代の匂いをどう嗅ぎわけますか?/危機にある雑誌メディア。未来はありますか?/アプリケーションの進化の中、DTPの役割はどう変わりますか?/インディペンデントで雑誌を発行するには?/デザイナーとの適度な距離の取り方とは?/タブーに触れる企画をどう考えますか?/編集者になるために、マニアックな知識は必要ですか?/編集学校で編集は本当に学べますか?/大手、中小、編プロ……編集者の仕事は同じですか?/編集は一部の人にしか関係ない仕事ですか?/編集の思想って?

とくに、フクヘンこと、鈴木芳雄さんの文章はため息が出る。
ブログで、この本に書いたことを書いている

>本を読んだだけで、編集って仕事(仕事を超えて営みだと思うけど)が
わかるんかいな…というご意見があるのはごもっとも。
そんなことを言ったら、仕事そのものにはテキストブックなんてないんですよ。
そうでしょ? みんなやってみて、うまくいったり、失敗したりして、
そういうのをたくさん身につけていってプロフェッショナルになるわけだし。
でも、なんでこんな本があるかというと、メディアが近年、一気に多様化して、
送り手側の立ち位置やスキルを見直した方がいいのと、
(不思議なことなのですが)メディアが豊かになって、そのこと自体は素晴らしいのに
受け手側にかえって編集能力が求められる(というか、あったほうがより良い)
からのような気がしますね。


いま、ソーシャルメディアとかセルフブランディングとかいう言葉が出てきて、
結局、みんなが発信するようになって、却って、その能力の差が際立っているわけで、
ソーシャルだからこそ、そこには、編集という視点が欠かせなくなっていると思うわけです。

そんな今を考えながら、名だたる編集者の指摘を読むと、まあ納得することだらけ。

読んでください。


ノーベル化学賞が道産子なのが嬉しい

ノーベル化学賞を日本人が受賞したことでここ数日沸き立っている。

中でも、北大一筋の学者であった鈴木章先生の受賞は北大渾身の出来事のようだ。

沸く北大生 鈴木章さん ノーベル化学賞@asahi.com
>鈴木さんがかつて教鞭(きょうべん)を執った北大工学部では、鈴木さんの写真入りパネルやノーベル賞受賞を祝う垂れ幕が飾られ、学生らが盛んに携帯電話などで写真に収めていた。

北大が鈴木先生の受賞を目指して、シンポジウムの開催など組織的な活動をしていたという記事もあった。
(今朝の朝日新聞だけど、ネットでは見つからず)

それにもまして、鵡川町という小さな町の出身で、我が故郷・苫小牧市で学ばれたことも嬉しい

北大初のノーベル賞 鈴木名誉教授「研究環境よかった」@asahi.com
>鈴木章さんの生まれ故郷・むかわ町。同町名産のシシャモなど食品小売店を営む実弟の譲さん(76)は「すごい」と声を震わせながら受賞を喜んだ。「苦学をしながら好きな道へ進み、長年の研究成果が実った」。同町では夜、防災無線を使って受賞を町民に知らせた。

 譲さんによると、章さんの子どものころのニックネームは「二宮尊徳(金次郎)」。寸暇を惜しんで本を読み、旧制苫小牧中学校(現・苫小牧東高校)への通学列車の中でも勉強していた勤勉な姿から付けられたという。


鵡川町から列車通学する高校生というのは、私の頃にもいたけど、
寸暇を惜しんで本を呼んでいた同級生はいなかったかもしれないなあ。

町や母校、北海道では大騒ぎのことだろう。

>同町の山口憲造町長は急きょ役場に駆けつけ、興奮気味に「ノーベル賞の受賞者がむかわ町から出たのは大きな誇り。子どもたちにとって、化学が身近になり、新しい目標になる」。出身高の平賀文彦・苫小牧東高校長も「同窓生や父母と相談しながらこの快挙を祝いたい」と話した。 高橋はるみ知事も「本道出身者初となるノーベル賞受賞という快挙は、道民に大きな誇りと希望をもたらしてくれました。心からお祝いの言葉をお送りさせていただきます」とコメントを発表した。

苫小牧東高校のホームページにはまだ何も記載されていなかったが、
さすがに鵡川町は防災無線で流しただけのことはあって、ホームページに記事が出ている。

むかわ町出身 鈴木 章北大名誉教授 ノーベル化学賞受賞!@むかわ町HP


鈴木北大名誉教授を特別表彰へ=ノーベル賞受賞で北海道知事@goo

これだけの快挙になったのは、鈴木カップリングが世界中で活用されたからだろう。
だとすると、科学の成果は世界に役に立つために、特許など取らない方がいいのではないかという気にもなる。

北大生「特許なしに感動」 鈴木名誉教授のノーベル賞@asahi.com
>夜はずっとテレビのニュースを見ていたという4年の清原一樹さん(23)は「北大の学生として誇らしい。鈴木先生が特許を取っていなかったことを知り、自分のためでなく、世のため人のために研究したことに感動しました」。

北大からはしばらく特許がでないかもしれない(笑)

二言目には「成果」「特許」という科学政策を考え直すきっかけになるといいのではないかとも思った。

なまらあづましくない

昨日は、なんだかどうしようもなくシンドくて、
一日寝ておりました。

朝、燃えるゴミを捨てに起きたのにもかかわらず、
その後猛烈にベッドの中にいたい気分で、
起き上がれませんでした。

昼に一度起きてトイレに行き、その後、目が覚めたのは18時でした。

6時間目が覚めないというのはかなり調子が悪い証拠ですね。

で、無理やり起きて、クリーニングを取りに行きました。

そういう必需作業ができるのだから、そんなに具合悪くないんじゃないの、
と思うでしょうが、本人は必死なのです。
かなりフラフラで行っているのです。

いわゆる北海道弁で言うところの、なまらあづましくない状態でした。

なまら=とても
あづましくない=体調が悪い、しっくりこない、具合が悪い

今日もあまりあづましい感じではないのですが、頑張っております。

こういう体調は、私の場合、かなり心の具合とリンクしておりまして、
季節の変わり目には原因不明の不良感がただよっております。

みなさんも、お気をつけ下さい。

ロボットのぞみで考えた

昨日、日テレでやっていた番組で見たパフォーマンス。

日本テレビ 世界一のショータイム

偶然つけたらば、紳助の司会で番組の構成・演出はかなり鼻持ちならないものだったけど、
紹介されていたパフォーマンスは優れたものが多かった。

その中で、大道芸人のぞみの、パントマイムで考えた。

★切なくて泣けるロボットパントマイマー
「のぞみ」


ロボットと称して、パントマイムでストーリーを演じるもの。





自分のサイトに、ネタを紹介しているので、そちらも見て欲しい。

ブログを読むと、このロボットというスタイルに思い入れがあるらしい。
>僕の運命はきっと。

生まれた時からロボットになる事。

誰かの為に命を使う事を。

決められていたんです。

(*^^*)


というようなことをブログで書いているのだけど、
私は、あらびき団で見ていたし、そのときは「卑怯な設定だなあ」くらいにしか思ってなかった。

昨日偶然見た「世界一のショータイム」という番組は、
制作費を浮かすために素人を含めたパーフォーマーを連れてきて、
出演料をテレビ局が自分で出さずに、
会場の観客が自分で評価し、実際に払うというシステムで、
それがその場で集計され、得点のように発表される。

それが出演料になるという仕組みなのだけど、
のぞみは、それを寄付しようと考えているらしい。

告知 日本テレビ 世界一のショータイム@心を持ちたいロボットのぞみ

で、私が考えたのは、この「のぞみ」のパフォーマンスとしてのレベルや、
「ロボットと命」という内容についてではなく、
ここで見せている「ロボット」というギミックと、
実際に舞台にアンドロイドが登場した、先日見たアンドロイド演劇の相違点についてだった。

パントマイムという芸術をパフォーマンスとして構成する際に
動きの「ロボット」的な部分を拡張し、「ロボット」が演じていると飛躍させることで、
見る人の想像力を自分の世界に引っ張り込む。
そこに、「泣ける話」具体的には「命」「動物」を盛り込むことで、
「命を持たない存在=ロボット」を際だたせることになる。

その構造が「卑怯な設定」と「のぞみ」に対して私が感じたところなわけだけど、
アンドロイド演劇は、実際に命を持たない存在=アンドロイドが
「命があるものと同等に振舞う」ことで、「見間違う」際に起きる「魂の揺れ」と、
「演劇的感動」をすり替えることで成立しているように思えた。

その、類似点と相違点が、なんだか気になったのだ。

どっちも擬似的な感動なのではないか?
錯覚を拡張して、見る側が勝手にその気になっているだけなのではないか、
という感じがしたのだ。

あの会場にアンドロイド演劇を持ってきたら、
会場の観客たちは、いくら払うのだろう。
それで「研究費の足し」になるのだろうか?

そう思いながら見てしまったのだった。

肝臓の数値も改善されました

8月末に検査で肝機能を表す数値があまりにも悪いので、禁酒を言い渡されたわけですが、
1ヶ月たったので、再検査に行って来ました。

関連エントリ:禁酒をしています

結果は、γGTPが500超から120台へと劇的に改善。
それでも、通常の数値に比べるとやや高いのですが、自己記録としては3年前の数値に近いです。
やはり、1ヶ月の禁酒は素晴らしい効果がありました。

その他のGOPとかコレステロールとかも問題のない範囲に落ち着きました。

これで、医者からの禁酒はとけましたので、
自主的な節酒の継続へと移行しようと思います。
前のように毎日、缶ビール2本に缶チューハイ1本とかを続けていてはいけないということで、

・家では飲まない
・一人で飲まない
・一度にたくさん飲まない
・チェーサーを忘れずに
・楽しい飲み会

を心がけて、肝臓と仲良く付き合っていきたいと思います。

摂取すると食べるものも変わるもので、カロリーの高いものを避けるようになり、
結果、体重が最大で3キロ落ちました。
WIIFITで毎日記録して、これもさらに66キロキープ(今朝は67キロ台に戻っていた)
を継続したいと思います。

腹式呼吸とかヨガも少し付け加えて、運動もしないといけませんね。

9月の人気記事

すいません、忘れてました。
って、誰も待ってないかもしれませんが、
9月の人気記事です。

記事数:29エントリ(前年同月は60エントリ、前月は30エントリ)

更に減ってますね。最初結構書いたんですが、徐々に落ちてしまった。
体調壊したりしたので、PCから離れてたりする週末が続いたからでしょうか。

アクセス数ベスト10は第1位から以下のとおり

映画「のぼうの城」は苫小牧でロケ中だった

今後注目したい:最先端・次世代研究開発支援プログラム

最先端・次世代研究は、ヒアリングの段階に入ったようだ

LED電球とか電球型蛍光灯とかに変えてみた

からあげクンお披露目パーティに行ってきました

小沢一郎という人に国家を担えるのだろうか?

田中文男さんが亡くなった

@nifty wimaxに加盟しました

シントミゴルフが倒産していた

速報・最先端研究開発支援プログラム「中心研究者及び研究課題」の決定について

今月は、のぼうの城のロケの話ですね。
事実は強い。あと、注目の映画だということですね。

最先端プログラム系が今月も多いですね。
次世代研究はヒアリングが終わって、採択に向かっている頃ですね。
追いかけていきたいと思います。

田中文男さんの記事が多いのは、検索で来てくださる方が多いようです。
多くの方がいまだに大文さんのことを調べているのだと思うと嬉しい気もします。

暑かった夏も終わり、今月はどんな記事がかけるでしょうか。

今年のプリンタは何にしよう

いま、自宅のプリンタは無線LAN対応なんだけど、
パソコンなしというわけではない。

未だに、自宅PCがeMac(iMacですらない)で、
アップルストアの店員さんに「それは貴重ですね」と言われたのだけど、
パソコンをアップグレードして、ソフトウェアもグレードアップするか、
それともプリンタを買うか悩んでいる。

もうそろそろ、年賀状のことも考えなければと思っているからなんだけどね。

毎年、妻がデザインする年賀状を送っているので、自宅でプリントアウトしているから、
プリンタ選びは結構、重要なのです。

最近、CMで黒木メイサと役所広司が絡んでいるカラリオが気になっていて、
大和ハウスのCMとコラボしないかなとも思っているわけですが、
プリンタとして、なかなかスグレモノらしい。

サイトの紹介によると、

>革新的かつ独創的なヒット商品を次々と世に送り出しているプリンター界の雄「エプソン」が、2010年度の年末商戦に向けて満を持して発表した新機種はかなりスゴイ。役所広司&黒木メイサという斬新な新CMキャラクターもスゴイが、何と言ってもイチ押しは「カンタンLEDナビ」。パソコンいらず、手間いらず、たった5ステップでカラリオならではの高画質印刷が可能になりました。もちろん無線LAN機能も搭載なので、置き場所にも迷うことなし。あとはブラックかホワイトか・・・。2色から選べるカラーだけが悩みのタネです。












どれにしようかなあ。

世界初演だそうで:アンドロイド演劇「さようなら」

昨日は名古屋まで行きまして、平田オリザ+石黒浩研究室のタッグで、
あいちトリエンナーレ2010で世界初演となったアンドロイド演劇を見てきました。

サイトでの惹起によると

>8月のロボット版『森の奥』で各方面に大反響を巻き起こした
平田オリザ+石黒浩研究室のロボット演劇最新作=「アンドロイド演劇」を、あいちトリエンナーレで世界初上演します。
「人間にとって、ロボットにとって、『生』とは、そして『死』とは…。」
本作では、石黒浩研究室が今年開発した、実在のモデルそっくりのロボット「ジェミノイドF」と人間俳優が共演。
観る者の”ロボット/人間”のイメージを一新し、演劇×科学の融合の臨界点を示す、衝撃の短編作品です。
どうぞお見逃しなく!


ということで、仕事の関係もあって浅田稔先生、岡ノ谷一夫先生と一緒に観に行ったのですが、
最終の新幹線で帰るために終演後のトークショーを見てすぐ会場をでたので、
お二人に感想はまだ聞いていません。余裕があれば一緒にカラオケに行きたかったのですが…。

20分ほどのジェミノイドと青年団(平田オリザさんの劇団)の女優との二人芝居。
この女優さんが西洋の方でフランス語、ドイツ語、英語がぺらぺらで日本語が片言。
死んでゆく人に、その人に最適な「詩」を読んで聞かせるため「だけ」のロボットを、
ジェミノイドFが演じます。

ジェミノイドFは、石黒研究室で作成したモデル女性にそっくりのアンドロイドで、
終演後、モデル女性が紹介されましたが、たしかにそっくり。
geminoid-f.jpg

しかも、このジェミノイドは1000万円で販売されます。
そのために自由度を下げ、下半身が動かないという制約があります。

ココロ社のアクトロイドFの商品ページ

そうした制約を受けて、平田オリザさんが考えたのが「詩を読むだけのロボット」という役でした。
トークショーでも「動けませんからねえ」と言ってました。

青年団の芝居というのは、ある日常のシーンを切りだして、それをリアルに舞台に上げるもので、
見た目には地味だし、いわゆる演劇的ではない(盛り上がりとか飛んだシーンがない)ので、
静かに進んでいくわけです。

しかも、平田さんの演出が「0.3秒間を開けて」とか「15センチ下がって」というようなもので、
ロボットへのダメ出しと役者へのダメ出しが同じものだ、とトークショーで言ってました。

まあ、ロボット演劇との親和性が高い芝居の方法と言えますね。
しかも、いま大阪大学の教授なので、石黒先生、浅田先生とは同僚ということになります。
鷲田総長の紹介で、両者が出会い、一気にロボット演劇に進んだとのことですが、
もともと出会うべくして出会った感があります。

平田演劇は、当て書きもしますし、特に大きな演劇的な動きや台詞回しもいらないので、
役者がロボットみたいに見えますから、ロボットが役者になっても違和感はないでしょうし、
今回のジェミノイドFについても、見事な「当て書き」だったと思いました。

役者の能力を最大に発揮させて、演劇空間にはめていくのが「当て書き」ですから、
ジェミノイドFが役者以上に素晴らしい演技をしたのではなく、
彼女にしか出来ない役を当てて、それを舞台でさらに構築させていく演出をした、
ということになります。

今後海外に持っていくそうですが、どういう反響があるのか楽しみではないでしょうか。
私は二度と見たいとは思いませんけど。
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プロフィール

fujita244

Author:fujita244
2000年から新宿在住。
21世紀とともに新宿を闊歩。
高度成長期の一億総中流育ち
頭も身体もサイズM。
フツーのオッサンから見て
フツーじゃなさそうな話を
書いています。

2011年12月に
「若だんなの新宿通信」から
「フジタツヨシの新宿通信」
に変更しました。

2012年12月20日にはてなブログも始めました。
「fujita244's field」です。
2013年2月1日からゴルフ専用のブログもはじめてます。
「fujita244のゴルフBK」です。
2つのサブブログもよろしくお願いします。

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