【読んだ本】知的ストレッチ入門、ひと月15万字書く私の方法
先に買ったのは「ひと月15万字書く私の方法」だったのですが、
読めずに居る(理由は後述)うちに、「知的ストレッチ入門」が出たので、
あわせて読んでいたら、この両者の対象が面白くなってきた。
PHPと新潮文庫の違いなのか、佐々木俊尚さんと日垣隆さんの違いなのか。
実に好対照な二冊。
どちらも有料メールマガジンを発行するプロの書き手で、
次々と本を発表しているのだけど、どうにも印象が異なる上、
ツイッターへの取り組みなど、アウトプットの手触りも大きく異なる。
だけど、ふたりとも興味があって、つい読んでしまうモノを書くのである。
極端に言えば、佐々木対日垣は、デジタル対アナログという感じになるのだけど、
それだけで済む問題ではない大きな違いを、この二冊を同時に読むことで感じた。
目次を見てみよう。(アマゾンから転載)
ひと月15万字書く私の方法
第1章 なめらかに原稿を作成するための3つのフレームワーク(原稿作成の全体の流れ
作業効率をあげる5つの最強ツール)
第2章 たった5つのツールで完璧な原稿はできあがる(Evernote
delicious ほか)
第3章 情報集約フレームワーク(テーマの設定
タグを使った情報の整理 ほか)
第4章 構造化フレームワーク(情報フレームワークからの移行
準備リストを作成する ほか)
第5章 物語フレームワーク(物語フレームワークの要素
物語フレームワークの作成 ほか)
知的ストレッチ入門
序章 知的ストレッチとは
第1章 読む―ストレッチ読書術
第2章 構える―ストレッチ書斎術
第3章 考える―ストレッチ検証術
第4章 創る―ストレッチ仕事術
第5章 書く―ストレッチ文章術
第6章 疑う―ストレッチ回避術
第7章 出逢う―ストレッチ互助術
第8章 変わる―ストレッチ改造術
第9章 決める―ストレッチ決断術
これを見比べるだけでもずいぶん違う感じがするでしょう?
内容も見てみよう。(アマゾンから転載)
ひと月15万字書く私の方法
前の著書『3時間で「専門家」になる私の方法』では、
インターネットを使って3時間で「専門家」になる情報収集のノウハウと着眼点を公開した。
本書ではそれを引き
継ぎ、集めた情報をもとに手際よく「文章を書く」具体的なノウハウを公開する。
著者の仕事量は、定期的な原稿として毎月八本の雑誌連載と四本のウェブ連載。
それ以外に年間四~五冊の書籍も刊行し、単発の執筆原稿は年間二十五本前後もある。
これらをトータルすると、月間十五万文字前後、四百字詰め原稿用紙にして
四〇〇枚ぐらいになる計算である。
いったいどのようにしてこの原稿量が可能になっているのか。答は、ITの強力なツールによって、徹底的に構造化された
「原稿作成のためのフレームワーク群」を実現しているからである。
本書で初めてそのノウハウが全面公開された。すみずみまでIT化された原稿作成スキームを
学べば、誰でも簡単に多くの原稿を、質を落とさず書けるようになる!
知的ストレッチ入門
知的ストレッチ―それは、毎日のストレッチ体操で、筋肉をしなやかに強化するように、小さな習慣を重ねて、知力を劇的に向上させる方法です。戦うための書斎づくりから、使える文房具の選び方、プレッシャーに負けない
ITで武装し、外部脳を生かす佐々木さんに対し、
ストレッチ体操のように自分の脳を鍛えて、モノで強化する日垣さん。
原稿作成のフレームワークを説く佐々木さんに、
物の考え方を説く日垣さん。
もともとの本のスタンスが違うのだろうけど、この違いは両者のスタイルの違いを象徴している。
コンテキストに則ったコンテンツをいち早く世に投じるために情報網を駆使する佐々木さんと、
自らの興味を優先し、取材に時間をかけ、綿密に時代を掘り起こす日垣さん。
だから、どちらかだけを読むよりも、両方読んで、その相違点を見出す中で、
自分自身のスタイルとかスタンスを考え、それにあった「知的生産の技術」なり「方法」を
作り上げるために参考にすると言うのがいいのではないかと思う。
実際、私も、平行して読んでみてよかったと思う。
自分は、どちらかと言うと佐々木さん的な分野に興味があるが、日垣さん的なやり方が納得出来るかな。
佐々木さんの本は、判型のせいか、紙質のせいか、実に読みにくかった。
それで、進まないままにしてあったのを、
文庫という読みやすいサイズに詰め込んだ日垣さんの本との比較で読みきることができた。
まあ、読みきらなくても良いんだけど。
佐々木さんの本は、電子書籍で売るといいと思います。
日垣さんの本は、文庫という形式が似あうと思います。
そういう違いを楽しんでみてはいかがでしょうか?
読めずに居る(理由は後述)うちに、「知的ストレッチ入門」が出たので、
あわせて読んでいたら、この両者の対象が面白くなってきた。
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PHPと新潮文庫の違いなのか、佐々木俊尚さんと日垣隆さんの違いなのか。
実に好対照な二冊。
どちらも有料メールマガジンを発行するプロの書き手で、
次々と本を発表しているのだけど、どうにも印象が異なる上、
ツイッターへの取り組みなど、アウトプットの手触りも大きく異なる。
だけど、ふたりとも興味があって、つい読んでしまうモノを書くのである。
極端に言えば、佐々木対日垣は、デジタル対アナログという感じになるのだけど、
それだけで済む問題ではない大きな違いを、この二冊を同時に読むことで感じた。
目次を見てみよう。(アマゾンから転載)
ひと月15万字書く私の方法
第1章 なめらかに原稿を作成するための3つのフレームワーク(原稿作成の全体の流れ
作業効率をあげる5つの最強ツール)
第2章 たった5つのツールで完璧な原稿はできあがる(Evernote
delicious ほか)
第3章 情報集約フレームワーク(テーマの設定
タグを使った情報の整理 ほか)
第4章 構造化フレームワーク(情報フレームワークからの移行
準備リストを作成する ほか)
第5章 物語フレームワーク(物語フレームワークの要素
物語フレームワークの作成 ほか)
知的ストレッチ入門
序章 知的ストレッチとは
第1章 読む―ストレッチ読書術
第2章 構える―ストレッチ書斎術
第3章 考える―ストレッチ検証術
第4章 創る―ストレッチ仕事術
第5章 書く―ストレッチ文章術
第6章 疑う―ストレッチ回避術
第7章 出逢う―ストレッチ互助術
第8章 変わる―ストレッチ改造術
第9章 決める―ストレッチ決断術
これを見比べるだけでもずいぶん違う感じがするでしょう?
内容も見てみよう。(アマゾンから転載)
ひと月15万字書く私の方法
前の著書『3時間で「専門家」になる私の方法』では、
インターネットを使って3時間で「専門家」になる情報収集のノウハウと着眼点を公開した。
本書ではそれを引き
継ぎ、集めた情報をもとに手際よく「文章を書く」具体的なノウハウを公開する。
著者の仕事量は、定期的な原稿として毎月八本の雑誌連載と四本のウェブ連載。
それ以外に年間四~五冊の書籍も刊行し、単発の執筆原稿は年間二十五本前後もある。
これらをトータルすると、月間十五万文字前後、四百字詰め原稿用紙にして
四〇〇枚ぐらいになる計算である。
いったいどのようにしてこの原稿量が可能になっているのか。答は、ITの強力なツールによって、徹底的に構造化された
「原稿作成のためのフレームワーク群」を実現しているからである。
本書で初めてそのノウハウが全面公開された。すみずみまでIT化された原稿作成スキームを
学べば、誰でも簡単に多くの原稿を、質を落とさず書けるようになる!
知的ストレッチ入門
知的ストレッチ―それは、毎日のストレッチ体操で、筋肉をしなやかに強化するように、小さな習慣を重ねて、知力を劇的に向上させる方法です。戦うための書斎づくりから、使える文房具の選び方、プレッシャーに負けない
ITで武装し、外部脳を生かす佐々木さんに対し、
ストレッチ体操のように自分の脳を鍛えて、モノで強化する日垣さん。
原稿作成のフレームワークを説く佐々木さんに、
物の考え方を説く日垣さん。
もともとの本のスタンスが違うのだろうけど、この違いは両者のスタイルの違いを象徴している。
コンテキストに則ったコンテンツをいち早く世に投じるために情報網を駆使する佐々木さんと、
自らの興味を優先し、取材に時間をかけ、綿密に時代を掘り起こす日垣さん。
だから、どちらかだけを読むよりも、両方読んで、その相違点を見出す中で、
自分自身のスタイルとかスタンスを考え、それにあった「知的生産の技術」なり「方法」を
作り上げるために参考にすると言うのがいいのではないかと思う。
実際、私も、平行して読んでみてよかったと思う。
自分は、どちらかと言うと佐々木さん的な分野に興味があるが、日垣さん的なやり方が納得出来るかな。
佐々木さんの本は、判型のせいか、紙質のせいか、実に読みにくかった。
それで、進まないままにしてあったのを、
文庫という読みやすいサイズに詰め込んだ日垣さんの本との比較で読みきることができた。
まあ、読みきらなくても良いんだけど。
佐々木さんの本は、電子書籍で売るといいと思います。
日垣さんの本は、文庫という形式が似あうと思います。
そういう違いを楽しんでみてはいかがでしょうか?
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