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秋の科学イベントの案内が連日ありましたよ

金曜日にミニ・サイエンスアゴラ東京に行ってきたわけですが、
感想及びご報告を書きそびれていました。

すると、今日は、三鷹で東京国際科学フェスティバルの「説明会」があったというではないですか。

第2回東京国際科学フェスティバル参加募集説明会@さかさパンダサイエンスプロダクション
>本日7日(日)は、9月に開催される第2回東京国際科学フェスティバルの
参加募集説明会が、三鷹ネットワーク大学で行われます。
いよいよ明日(←間違い!)2月15日(日)正午より
参加企画募集が始まる科学フェスティバルです。
興味のある方はぜひご参加ください。
インターネット中継もあるそうです。


そう説明会のUSTREAMでの中継もあった(今は終わってます)という先進性。

東京国際科学フェスティバル募集サイト
>募集期間【2010年2月8日(月)~2010年5月31日(月)】 Web登録フォームより受付予定

9月から10月にかけて1ヶ月間開催されるため、いろんなことを募集しないといけないため、
早めに募集に踏み切っているのだろう。
着々と準備されているのは、事務局の力を感じさせる。
地域に根付かせたいという三鷹市を始めとする主催団体の熱意だろう。

函館も今年の夏に向けて会議を重ねているらしいことは、
理系白書の元村さんの函館行から見て取れる。

翻ってサイエンスアゴラは?
ミニサイエンスアゴラで明らかになったのは、期待が高いということだけで、
それを主催団体であるJSTや事務局が受け止めきれていないというのが実感だった。
しかし、私が質問したように事務局の体制や予算について従前とは言えない。
だから、ネットワークであり、コミュニケーションであり、知恵の出しあいが必要なのだ。
事務局だけで出来ないことを参加者や協力者を募って、盛り上げて行くためには、
この三鷹の手法は学ぶ点があるのではないだろうか。

もっと事務局への参加者を積極的に募ってはどうか。
それはスポンサーの勧誘も含めてなのだけど、
金の出どころがJSTだけに自由になりにくい点も多いのではないかと思う。

会場側に座っていた理事長が「国のカネ」を投入するにふさわしいかどうか、
と二度も言ったように、予算の使い方が難しい組織だから。
実行委員会が予算配分にどういう知恵を出すかも必要だろう。

要は、誰が責任を取るのかなのだけど、まあ難しいなあ。
やるべしという声をもっと理事長に寄せていくしかないだろうね。

今年は2日半の開催という声も出たサイエンスアゴラ。
どういう交流の場とするか、ステークホルダーごとの目的を整理して、
その実現のために、どういう場づくりをするかをマトリックスにして、
具体化にはどういう「やり方」がいいかという議論をすべきですね。

もし求められれば手伝いますよ、渡辺さん!

追記
ご紹介いただいたので、リンクしておきます。

ミニサイエンスアゴラ@東京@きりん座
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妄想を結晶化して解凍する:開座公演「塔のへつり」

一年ぶりなんですねえ。開座の舞踏公演

関連エントリ:舞踏という芸術は、なぜあるのか?

が去年の2月ですねえ。この間何度かお誘いいただいたのですが、
タイミングが合わなかったんです。

今年も同じ新宿1丁目シアター・ブラッツ開座公演「塔のへつり」を見てきました。

舞踏ですから、あまり解説がしにくいのですが、
キーワードは「籠の鳥」「囚われの身」「肉体の中で閉じ込められる妄想」というところでしょうか。

塔のへつりをwikipediaで引くと、ありますね。

塔のへつり
>塔のへつりは、福島県会津地方の南会津東部を流れる大川が形成する渓谷、大川ラインにある。1943年(昭和18年)、河食地形の特異例として国の天然記念物に指定されている。

「へつり」は、会津地方の方言で「川に迫った険しい断崖のこと」だそうですよ。
有名な観光地のようですが、今回はじめて知りました。
公演内容は関係あるのでしょうね? 説明が一切ないのですが。
岡庭さんが会津とか? まあ考えても仕方がない。感じましょう。

開座とは何か、という説明で
>垣根を越え神出鬼没で異彩を放つ異才、岡庭秀之の元に舞踏、演劇、コンテンポラリーダンス、音楽、美術、映像、写真と多岐な人間が21世紀のドアタマより集結し座を開ける。ある時はハプニング的に野戦ゲリラの如く、またある時は創りこんだ空間で演じ踏むカワラ者の如くに ユニバーサルと見世物の遺伝子組み替えを着々と進めている。

とあるように、今回も音楽はウッドベースと尺八の生演奏。
しかも、前衛な弾き方でまともに音を出しては来ません。

踊りは、コンテンポラリーと舞踏の融合。
光と影、過剰な装飾を施した衣装があったり、黒い百合が描かれた屏風、衝立等が出てきます。
そこに繰り広げられるのは、閉じ込められた肉体の中に乱れ飛ぶ妄想。
走馬灯のようにめぐる思い出、結晶化された記憶、暴走する衝動、解凍される欲望。

などと言葉にするとそれらしいけど、そんなものでまとめられるような経験ではなかった。
美しく伸ばされた足は、つぎの瞬間いじましく縮められ奇形のようにゆがめられる。
それをナニを考えてみれば良いというのか。ただ、そこにある肉体に感心するしかなかった。

舞踏は、やはり肉体だなあと、改めて思った夜でした。

武田シンポジウムに行ってきました

武田計測先端知財団が毎年1回、2月に開催するシンポジウムに行ってきました。

武田シンポジウム2010

去年の模様は本にまとめられています。
その本は頂いたのでご紹介していますね。

関連エントリ:武田シンポジウムは2月開催:共に生きる知恵

今回、会場でも全員に配っていました。
共に生きる知恵―微生物・人間・情報ネットそれぞれの世界で共に生きる知恵―微生物・人間・情報ネットそれぞれの世界で
武田計測先端知財団

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今年の内容も本になるのでしょうね。
それは、かなり読み応えのある素晴らしいものになるだろう、
そう予感させるシンポジウムでした。

川人光男・ATR脳情報研究所所長からは「医療BMIから脳コミュニケーションまで」というテーマで、
ブレイン・マシン・インタフェイスが何を実現しようとしているのかが発表されました。
神経科学に計算機を導入した「計算論的神経科学」の現状を広く紹介、
脳と運動、脳とコミュニケーションといった領域で起きている問題を、
どのように「医療」の場で解決しているかなどが発表されました。

続いて、大隅典子・東北大学大学院医学系研究科教授から、
「いくつになっても神経細胞はつくられる!ー神経幹細胞を活性化するには?ー」
というテーマで、脳の中の海馬における神経新生を中心に、研究内容が発表されました。

すでにブログにアップされていますね(武田シンポジウム@大隅典子の仙台通信
流石の早業です。

アラキドン酸に至る流れは、講演を繰り返して練られたもので、
大変わかり易く、飽きさせないものでした。

休憩を挟んで、最後の講演者は山岸俊男・北海道大学大学院文学研究科教授。
「脳研究と社会科学」というテーマで、社会科学の流れにとっての脳研究の意義が講演されました。

社会科学とは何かに始まり、21世紀の社会科学は脳科学の影響のもとに新たな状況を迎えていて、
実験社会科学、ニューロ社会科学という分野が盛んになっている、というお話でした。

20世紀に社会科学が進展しなかったのは「タブラ・ラサ」説信仰のせいだというのは、
目から鱗のご指摘でした。

社会科学の行動実験と脳科学の連携で新たな「人間性」の解明につながるというのは、
非常に興味深い話で、この分野はこれから本当に注目されるだろうし、
その時に「ニューロマーケティング」というような方向ではなく、
きちんと「基礎科学」として「ニューロ社会科学」を確立して欲しいと思いました。

やはり、見に行ってよかった。

同日開催の「21世紀の科学技術リテラシー」シンポジウムも気になっていたんだけどね。
こちらは、USTの中継(録画はなし)や、ツイッターでのまとめなどがあって、あとからでもわかりそう。

私は、ツイッターのまとめを作った、この方のエントリで済ませます。
21世紀の科学技術リテラシー第3回シンポジウムに参加してきたメモ@Bサイエンスコミュニケーション

武田シンポジウムは、最後に3人によるパネル形式の質疑応答があったのですが、
もう少し、三人のテーマそれぞれに絡むような相互のやりとりが聞きたかったなあ。

導入で「ロボット三原則」を切り口に話を始めたのがちょっと無理があったかも。
川人先生はさすがに「BMI三原則」というような切り返しが出たけど、
あとの二人はロボットとは関係ないし、脳科学の結果はロボットに落とすだけではないから。
そこは山岸先生がおっしゃった「人間の側の問題」であって「ロボット」の問題ではない、
つまり「科学の成果としての技術や人工物」自身に問題があるのではなく、
それを使う人間に問題があるということは普遍的な事実だろうと思います。

講演を聞いて、私が気になったのは「正常」とか「健常」という概念が持つ怖さ。
ロボットで人間をサポートしようとか、外部補強しようとするのは、
「健常者との差異」を埋めようとする行為で、
遺伝子異常という考え方も、精神性疾患の「治療」というのも、
「正常」があるという「思い込み」とか、「標準値」からの差異を認めない行為ではないのか。

人間の多様性は、ひょっとしたら「異常値」の中にあるのかも知れないのに。
それはまた別のエントリで考えます。

そういえば、会場からつぶやいていたヒトもいたようです。
まとめはないのかな?

2月6日のつぶやき

武田シンポジウムと開座の舞踏という不思議な一日。


  • 土曜日なのでゆっくり。チャーシューとネギを一緒にチンしたものと、ほうれん草のバターソテー、トマトスープにトーストという朝ごはんです。おはようございます。 posted at 10:19:54

  • 見に行くんですね。展覧会。RT @kirin55: 広尾なうフランス大使館に行くつもり posted at 10:21:34

  • これ、本当に同意。昨日もアゴラで話したこと。コミュニケーションと言っているイベントのコミュニケーション不足。RT @tohkichi: まず、アウトリーチ・イベントのアウトリーチについて考えた方がいいんじゃないのかなぁ posted at 10:25:53

  • 荷物棚に載せるべきでしょうね。そんなことをO先生にいうヒトがいるとは。RT @sendaitribune: 通路側のオジサマがコートを窓側に掛けていたので、どけて欲しいと丁寧にお願いしたら、先に使った方が優先だと言われたなう。それは違うでしょ。 posted at 10:41:28

  • ゲレンデがユーミンな世代からコーミな世代へRT @seikoubon: 子供に朝から「雪合戦しよう」と言われる。「朝からしんどいぜ!」とりあえず、 @kohmi の曲を聞いて気分を盛り上げる。いつでもゲレンデ気分になれるので便利! posted at 10:44:59

  • 電通で広報が出来るかなあ。広告との区別を明確にRT @yanabo: RT @yoshihisas (略)結局、広義の言葉に関することは企業内で内製化していくしかなくなってきている。電通も著名人VIPのお抱えから、逆に各企業の広報・プロモーションの人材出向・派遣本格化に戦略転換? posted at 10:49:45

  • それって苦戦なんだ。RT @47news: グーグル携帯が苦戦 1カ月でわずか8万台 http://bit.ly/95zIJg posted at 10:51:00

  • 【更新】若だんなの新宿通信: 2月5日のつぶやき ➤ http://am6.jp/8YS6Fi posted at 11:05:05

  • これから東大へ。武田シンポに行くなり posted at 11:43:27

  • 武田ホールなう http://ow.ly/i/rDn posted at 12:53:42

  • 川人先生、大隅先生の講演が終わり、休憩中 posted at 15:02:26

  • 武田シンポ終わる。帰ろう。 posted at 17:00:41

  • これ、利用しようと思う人はどの位いるのだろうか。素朴に聞きたい。水戸から神戸に行きたい人RT @47news: 茨城空港に神戸線就航へ 初の国内線、スカイマーク http://bit.ly/cTljWk posted at 17:48:54

  • 昔dancyuの鍋特集で見た覚えあります。RT @yukiakari: 妹尾河童さんが「河童の【対談】おしゃべりを食べる」で書かれて、広まったようです。http://bit.ly/d63Bro RT @yukiakari: 今日はピェンロー鍋。じつは初挑戦。 #meshi posted at 18:34:31

  • 夕べはミニサイエンスアゴラ、今日は武田シンポジウム、このあと開座の舞踏とイベント目白押しの週末。ブログ書いている暇が無い。 posted at 18:40:24

  • 人間はどこまで「治せる」のだろうRT @hari_nezumi: 医師を超えるロボットの「手」、画像情報の「目」で心臓を止めずに手術をしたり、真に役に立つ技術を/情報理工と臨床医学の融合で医療の新時代を拓く   http://ow.ly/14wV2 posted at 18:42:52

  • 藤川議員にこそ似合う本ですね。RT @seikoubon: 「ツイッター140文字が世界を変える」「つながる力」「結局、女はキレイが勝ち」を藤川ゆり議員に手渡し献本しました。 http://twitpic.com/11nkbm posted at 18:43:42

  • 写真が心なしか手ぶれしている気が……RT @seikoubon: 美人すぎる市議、藤川ゆりさんに献本したナウ http://twitpic.com/11njvn posted at 18:44:42


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fujita244

Author:fujita244
2000年から新宿在住。
21世紀とともに新宿を闊歩。
高度成長期の一億総中流育ち
頭も身体もサイズM。
フツーのオッサンから見て
フツーじゃなさそうな話を
書いています。

2011年12月に
「若だんなの新宿通信」から
「フジタツヨシの新宿通信」
に変更しました。

2012年12月20日にはてなブログも始めました。
「fujita244's field」です。
2013年2月1日からゴルフ専用のブログもはじめてます。
「fujita244のゴルフBK」です。
2つのサブブログもよろしくお願いします。

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