科学技術館でD21の講演会を聞いてきた
28日土曜日は久しぶりの快晴で、真っ青の空の下、北の丸公園を歩くのはいいですね。
というわけで、九段下からコブクロのコンサート準備中の日本武道館の前を通って、科学技術館へ。
DIS+COVERサイエンス 創刊発表&記念講演会 (北澤宏一氏「科学技術が日本を救う」)
へ行ってきた。

すでに、会場でtsudaっていた @tohkichi さんのまとめも含めて、
こちらで詳しい紹介が上がっている。
科学技術で日本に夢を(DIS+COVERサイエンスシリーズ)@Bサイエンスコミュニケーション
>わたしも手段は違えど似たような思いでビジネスを立ち上げた部分あり、
創刊の動きを聞いてずっと気になっていた。
そう、この創刊の動きが気になるのは、「志」が先にあるところ。
創刊理念となるキャッチフレーズとして
「科学(サイエンス)っておもしろい!
技術(テクノロジー)ってスゴイ!
理系ってステキ!
~日本の世界の明るい未来のために」
を掲げ、社名を関するだけではなく、そこに新たな意味を持たせている。
DISCOVERはDIS+COVERであり、その覆いを外す行為、「発見」こそがSCIENCEではないか、
と逆に問うているところが信念と本気さを感じるのだ。
その辺の心意気は、当日の干場社長の挨拶にも感じたし、
このエントリを読んでもわかる。
科学って面白い! 技術ってスゴイ! 理系ってステキ! DIS+COVERサイエンス創刊! 記念講演会にいらっしゃいませんか? ●干場
>請うご期待、というか、これらのミッションをいかに読みやすい本の企画に落とし込み、実現していくか、読者の皆様のお声を頂戴しながら、ごいっしょに、形ある『希望』を実現していけたら……これはもう、わたしの『天命」である(そろそろ『天命を知る」年齢らしいし)。
売れているから、はやりだからと「後追い」企画が多い出版業界にあって、
オリジナルであることを志してきたディスカバー21が
なぜ、PHPやソフトバンクなどの「後追い」に見えるようなサイエンスシリーズを創刊するのか。
それは、社名に隠されていた自らのアイデンティティを「発見」してしまったから
というのは言いすぎだろうか。
それだけに創刊シリーズは重要である。
その創刊に、今回の講演をまとめた本を出すというのだから、
JST理事長も買いかぶられた物である。
しかし、それだけのことはあったというのが、出席した感想。
とくに科学者らしい、数字を元にした科学予算の分析、科学教育の分析などが
説得力と客観性を持って、現状の問題を明らかにしていた。
そして希望の部分には、自らの研究テーマである「超伝導」による社会変革をあげている。
私は、今研究成果が上がってきてノーベル賞を続けて取ったり、
ノーベル賞級の発見といわれる研究が北澤さん曰く「50はある」といえるのは、
やはり今から30年前くらいまでの高等教育の成果(今45歳以上)であって、
そのあとの世代が研究者になるには、結構辛い状況を送っているのではないかと心配する。
バブル時の研究者予備軍の社会への流出、
文系と理系で年収が1.5倍違うなどの情報過多、
理系白書に掲載されているような現状、
ポスドク1万人計画がもたらした荒野などなど。
20年後に日本からノーベル賞が出ているかどうかが心配で、
そのためには、いまが重要だという危機感の持ち方が必要だ。
だからこそ、科学とその教育を応援する機運が必要なのだと思う。
ノーベル賞が生きているウチにもらえるほど長生きする世代は、
そろそろ終わりかもしれないわけだし。
追伸
ディスカバー社長室ブログで紹介されていたので、トラバ!
DIS+COVERサイエンス創刊発表&記念講演会レポート ●田中
というわけで、九段下からコブクロのコンサート準備中の日本武道館の前を通って、科学技術館へ。
DIS+COVERサイエンス 創刊発表&記念講演会 (北澤宏一氏「科学技術が日本を救う」)
へ行ってきた。

すでに、会場でtsudaっていた @tohkichi さんのまとめも含めて、
こちらで詳しい紹介が上がっている。
科学技術で日本に夢を(DIS+COVERサイエンスシリーズ)@Bサイエンスコミュニケーション
>わたしも手段は違えど似たような思いでビジネスを立ち上げた部分あり、
創刊の動きを聞いてずっと気になっていた。
そう、この創刊の動きが気になるのは、「志」が先にあるところ。
創刊理念となるキャッチフレーズとして
「科学(サイエンス)っておもしろい!
技術(テクノロジー)ってスゴイ!
理系ってステキ!
~日本の世界の明るい未来のために」
を掲げ、社名を関するだけではなく、そこに新たな意味を持たせている。
DISCOVERはDIS+COVERであり、その覆いを外す行為、「発見」こそがSCIENCEではないか、
と逆に問うているところが信念と本気さを感じるのだ。
その辺の心意気は、当日の干場社長の挨拶にも感じたし、
このエントリを読んでもわかる。
科学って面白い! 技術ってスゴイ! 理系ってステキ! DIS+COVERサイエンス創刊! 記念講演会にいらっしゃいませんか? ●干場
>請うご期待、というか、これらのミッションをいかに読みやすい本の企画に落とし込み、実現していくか、読者の皆様のお声を頂戴しながら、ごいっしょに、形ある『希望』を実現していけたら……これはもう、わたしの『天命」である(そろそろ『天命を知る」年齢らしいし)。
売れているから、はやりだからと「後追い」企画が多い出版業界にあって、
オリジナルであることを志してきたディスカバー21が
なぜ、PHPやソフトバンクなどの「後追い」に見えるようなサイエンスシリーズを創刊するのか。
それは、社名に隠されていた自らのアイデンティティを「発見」してしまったから
というのは言いすぎだろうか。
それだけに創刊シリーズは重要である。
その創刊に、今回の講演をまとめた本を出すというのだから、
JST理事長も買いかぶられた物である。
しかし、それだけのことはあったというのが、出席した感想。
とくに科学者らしい、数字を元にした科学予算の分析、科学教育の分析などが
説得力と客観性を持って、現状の問題を明らかにしていた。
そして希望の部分には、自らの研究テーマである「超伝導」による社会変革をあげている。
私は、今研究成果が上がってきてノーベル賞を続けて取ったり、
ノーベル賞級の発見といわれる研究が北澤さん曰く「50はある」といえるのは、
やはり今から30年前くらいまでの高等教育の成果(今45歳以上)であって、
そのあとの世代が研究者になるには、結構辛い状況を送っているのではないかと心配する。
バブル時の研究者予備軍の社会への流出、
文系と理系で年収が1.5倍違うなどの情報過多、
理系白書に掲載されているような現状、
ポスドク1万人計画がもたらした荒野などなど。
20年後に日本からノーベル賞が出ているかどうかが心配で、
そのためには、いまが重要だという危機感の持ち方が必要だ。
だからこそ、科学とその教育を応援する機運が必要なのだと思う。
ノーベル賞が生きているウチにもらえるほど長生きする世代は、
そろそろ終わりかもしれないわけだし。
追伸
ディスカバー社長室ブログで紹介されていたので、トラバ!
DIS+COVERサイエンス創刊発表&記念講演会レポート ●田中
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