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初MIXIオフ会参加

昨日は、芝居を見た後に西荻窪から御徒町まで移動。

二木ゴルフ中古店で北田瑠衣がトップに立つのを見て、
その後、北の家族上野店へ。

MIXIのコミュニティ「ゴルフ初心者30-40代集まれ!GOLF」のオフ会があったんです。
MIXIのコミュニティは、だいたいリアルであったことがある人に関係するものが多く、
全く知り合いもいないコミュニティは、この「3040ゴルフ」だけ。

しかも、全く初めての参加なので、結構緊張しました。
結果としては、緊張は杞憂で、楽しくお話しし、二次会のカラオケでも楽しめました。

世代が近いということと、ゴルフという共通の話題があるので、
初めて会う人とでも話のしようがあるのが良いのでしょう。

これが講演会の後の懇親会とかだと、知らない人と話すのはなかなか疲れるものです。

それにしても、みんなゴルフに金かけているなあ。
練習だったり、クラブだったり、コースに行く回数だったり、たいしたもんです。
その辺は見習えない点も多いですが、今度はコンペに参加して、コースで話してみたいですね。
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エロは地球を救うか?

うちの前が騒がしい。
今朝は、なんだか大騒ぎする若者の声で目が覚めた。

何なんだと思ったら、24時間テレビらしい。

いや、日テレのじゃなくて、パラダイステレビ

24時間テレビ エロは地球を救う2008。

おっぱい募金や、お尻募金に集まる人で列ができてます。

結構邪魔です。でもまあ、募金がエイズなどの撲滅に役立つそうなんで、
周辺住民として、文句も言いにくい。

困ったものですけどね。

「かみあわせ」見てきました

土曜日はいろいろ忙しく、午前中にゲラチェックして、その足で西荻窪へ。

西荻窪は、20年ほど前に住んでいたんですが、全然変わらないたたずまいで、
その中で店が変わっていたりして、やっぱり時間が経っていたんだなと思いました。

西荻窪駅を北側にバス通りを歩いてしばらく行くと、善福寺川に出ます。
橋を越えて、さらに行った左側に、「遊空間がざびい」がありました。

そこで、第1回公演「かみあわせ」を見てきました。

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作・演出・出演の天之原冥慎さんは、中村まり子さんのパニック・シアターや、
三ツ矢雄二さんのアルターエゴで活躍されている若手俳優で、
今回は、仲間を集めて自作で挑戦です。

新宿のお店のマスターとのりちゃんが見に来ていたので、並んで観劇。
お隣のご夫婦が、冥慎さんのご両親でした。

題名の「かみあわせ」の説明がすでにネタバレなのですが、
まあ、今日までだからいいか。

かみは「神」で、歯並びが悪くて「噛み合わせ」が悪いとか言う話ではありません。

神と神を合わせて、奇跡を起こすわけです。
歴史好きの冥慎さんらしい設定。神主の格好(コスプレ)や狐踊りなど、自分の趣味満載でしたね。
ダンスに日舞の振り付けが混在して、どうみても冥慎さんだけ日舞だったという感じ。

古事記に則る、日本創世の伝説にでてくる「いざなぎ、いざなみの神話」の子供たち
ヒルコとアマテラスの関係を現代的な「生命観」にのせて、
「人間の命を大事に」と言うメッセージが語られています。

キーとなるヒルコの説明がもう少しきちんとあった方が良かったかもしれませんね。

昔「野獣降臨(のけものきたりて)」という舞台がありまして、
野田秀樹という人が書いたんですが、
そのなかに「ヒルコ」の話と「仏陀」の姿形の異常さの話が出てきます。

うまれてすぐに海に流されたヒルコと、海上難民を重ねあわせたり、
奇形や身体障害などへの差別と闘争の歴史などをスピーディな動きで魅せた遊眠社の代表作。
今は無い駒場小劇場で聞いた「ヒルコから人へ」という野田秀樹の台詞が今も耳に残っています。

そう言うスケールの大きさは今回の作品にはありませんでした。

それは作家の個性なので、いい悪いでは語れないこと。
ただ、無差別殺人や親の子殺しなど、あまりにも命を粗末に扱う事件が多いことへの、
作者の怒りははっきりと感じられました。
しかし、そこにあるのは社会への怒りというような主義主張ではなく、
もっと個人的で静かな世界への希望や信頼と、
それを崩すものへの小さな怒りを積み重ねた「声」。
個人の「声」をしっかりと積み重ねることで、社会を堅固なものにしていきたいと言う
真っ当な社会への希求というようなものでした。

>人間社会は、神が思うよりもつらいですよ。
>そうでなくては、限りある命を生きる意味がありません。

というような(正確じゃないかも)人間が生きることを良いことも辛いことも受け止める人生観。
若いのにねえ。やっぱり、おばあちゃんなのかも。

役者さんたちもきちんとつぼを押さえた演技で、何より声優の仕事が多い人たちのせいか、
劇団での指導のせいか、滑舌がよく、台詞がしっかりと聞こえました。

小さい劇団や若い人の芝居では、これが結構珍しいケースなのです。
基本ですけどね。

台詞がきちんと語られているから、ストーリーが見えてくる。
ストーリーが見えれば、少々の設定の異常さは消えてしまうのが芝居のいいところ。

泣かせる台詞が多く、家族とか愛とか、そう言うものを見直したくなる話でした。

演出は、どうして最初に踊りが入るのかとか(キャラメルボックスとか、第三舞台とか、80年代以降のポストアングラ世代以降には、多い演出なんですがね)。
なんで、大黒天なのかとか。まあ、考えればいろいろありますが、
三ツ矢さんの演出、まり子さんの演出から学んだんだなあと思うところが見えました。

偉い。

ぜひまた、作品を見たいですね。

フラットな場を作る、それが横グシ

サイエンスアゴラへの出展を決めて、いろいろ活動中です。

で、横串会がやることは、「交流の場を作る」なのです。
横のつながりを作る。そのための場作り。

だから、サイエンスアゴラの出展名も「横串フィールド」なんです。

フラットな場作りと言えば、今日のKASOKENさんこと内田先生のブログ(最近引っ越したんですね)
サイエンスカフェならぬサイエンスパブ:カソウケンの科学どき技術どき
>サイエンスカフェではなくサイエンスパブもいいのかなーと。 

まあ、それもいいかも。
> オモテガキの身分に左右されず、言いたいことを言えるフラットな場というのは必要だと思う。「飲みニケーション」というと、マイナスの見方で捉えられがちだけど、パブリックな場のあとの懇親会で「ホンネ」を言い合う機会があるって重要な気がします。その手段が「お酒」とは限らない。

フラットな場作りは、当然重要。でも、それはやり方次第。
>要するに「お酒」以外にも、「フラット」な場を作り出すシステム、ツールが重要な気がします。そのような仕掛けを今後考えていかなければいけないのかなと。

それは、ムードとか、人数とか、広さとか、照明とか、飲み物(酒だけじゃなく)とか。
こういう要素が実は、ブレストとか会議で重要なことだったりもします。
創造的な発想を生む空間作りには、本当に工夫が必要です。

私は、昔、会議にこだわる社長が会議の前に、何時にコーヒーを出して、
というシナリオを作る会社にいましたので、
人が並ぶ順とか、ムードとかは大事だと思っています。

そう言う「場作り」への工夫が意外に顧みられていないように思います。

講師と客では、金曜講話であって、カフェ文化をベースにしているサイエンスカフェではないなあ。
そういう文化への理解も大切だろうね。

関連エントリ
科学ひろばサイエンスカフェに行ってきました

知らないことがわかる、それがうれしい

理系白書ブログを読んでます。

知らない方に説明すると、毎日新聞で「理系白書」という連載があって、
その中心メンバーである記者が書いているブログ。
連載は単行本化もされ、第1回科学技術ジャーナリスト賞もとってます

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その中心となったのが元村有希子さん。

その元村さんが、1年間ロンドンにいた頃も面白く、
とくにサイエンスコミュニケーションに関する話は、
彼我の違いがわかって、興味深くまた示唆に富んでいた。

今日のエントリも良かった。
>月曜日に復帰した。夢中で働いているうちにもう週末。早っ!
復帰してからの私はデスク兼記者である。


デスクなんですね元村さんは。
でも、やっぱり記者が好き(どこかで聞いたようなフレーズだな)

>取材はやっぱりわくわくする。知らないことを人に聞いて「分かる」というのは、素朴におもしろい作業だ。
分かることはおもしろいし、分かると人に教えたくなる。
これが私の仕事の原動力になっている。


サイエンスコミュニケーションと呼ばれるものは、ことごとく、そうなのではないかと思うけど、
「分かる」「面白い」「教えたくなる」そして、教わった人はまた同じサイクルを経る。

それが、いいサイクルなのではないかな。

スティーブ・ジョブズ神の交渉力―この「やり口」には逆らえない!

私が買ったのは新書版なので、タイトルが冒頭のとおりなのだが、
スティーブ・ジョブズ神の交渉力―この「やり口」には逆らえない! (リュウ・ブックスアステ新書 48)スティーブ・ジョブズ神の交渉力―この「やり口」には逆らえない! (リュウ・ブックスアステ新書 48)
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一般には、「スティーブ・ジョブズ神の交渉術―独裁者、裏切り者、傍若無人…と言われ、なぜ全米最強CEOになれたのか」のほうが知られているかもしれない。
smoothさんによれば
>何でも、1年半前に出たこの単行本に「加筆・修正し、再編集したもの」の新書版だそう。
書評としては、いつもながら、そちらを見ていただきたく(笑)

スティーブ・ジョブズ神の交渉術―独裁者、裏切り者、傍若無人…と言われ、なぜ全米最強CEOになれたのかスティーブ・ジョブズ神の交渉術―独裁者、裏切り者、傍若無人…と言われ、なぜ全米最強CEOになれたのか
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一読して思うのは、まあ、すさまじい人だねスティーブ・ジョブズという人は。
人間の幸福と不幸の総量は決まっていて、大きな幸福がある人には、大きな不幸もあり、
一般の人は、大きな幸福も無い代わりに、大きな不幸も無い、というけれど、
触れ幅が極端な人生を、自分を中心において、自ら引き起こしている人だな、ジョブズは。

とにかく、自分にとって不利な契約は認めない、妥協などしない、
相手の有利なことはうそをついても曲げる、言葉巧みに夢を見せる、実現のためにはなんでもする。

なぜ、それほど「自分のこだわり」を優先し、他人を軽く扱えるのか。
近くにいる人には、これほど厄介で、たまらない人もいない。
嫌で「たまらない」場合と、頼もしくて「たまらない」と感じる瞬間とが交互に来るだろう。

ある距離を置いて眺めている分には、こんなに面白い人もいない。
その人生も面白い(本になるくらいだからね)し、なにより話が面白い(投資したくなるくらい)。
しかし、その距離は実に微妙だ。

でも、この人がいたおかげで、パソコンはビジネス用からクリエイティブユースになり、
音楽はデジタル配信されるのが当然になり、電話とウェブブラウザーが一体化した。

しかも、ことのほか「エレガント」に。

でも、私は知り合いで無くてもいいかな。

それにしても、smoothさんは
>「1つもアップルの製品を持っていない」

って、本当ですか?

豚肉の焼肉は良く焼いて

夕べ、事務所の送別会があった。
私の机を置いてもらっている会社は、
派遣のデザイナーさんが多く、よく送別会がある。

若い人たちの意見で、焼肉になったらしい。

場所は、日比谷の醍醐

コースを頼んだのだけど、私は打ち合わせがあって遅れていったので、
女性人の卓に混じって、少しずつ分けてもらう。

デザイナーのチーフクラスに韓国から日本に来ている女性がいて、
彼女に仕切ってもらう。
「サンギョプサルは、よく焼いてカリカリするくらいがおいしいのよ」
と彼女の指導で、豚の三枚肉であるサンギョプサルを焼く。

サンチュとえゴマの葉を巻いて、キムチと一緒に食べる。

うまい。

確かに、韓国焼肉は、韓国の人の指導で食べたほうがうまい。
では、日本料理は? 指導できますか、日本の食べ方。
そういうことが気になったりする、焼肉宴会なのだった。

科学者が願うのは世界の幸せ

休み明けは、忙しい。で、ブログ更新が滞ります。

地球上のみんなの幸せを考える。:けやきのき
suikyoさんが、てんぷら平松さんのブログを読んで書いている。

さっそく私も平松さんのブログを読んでみる。

宇宙開発戦略本部ができて担当大臣が野田聖子らしい。知らんかった。
現在の役職が
* 内閣府特命担当大臣(科学技術政策・食品安全)
* 消費者行政推進担当大臣
* 宇宙開発担当大臣

原子力政策、IT政策、知的財産戦略、市民活動の促進、個人情報保護、公益通報者保護、高齢社会対策、障害者施策、交通安全対策、犯罪被害者対策、自殺対策、銃器対策、原子力発電施設等立地地域の振興、薬物乱用対策、省エネルギー・省資源対策、新公益法人制度への移行、遺棄化学兵器問題に関する事務も担当

だという。なんじゃこれは。
宇宙開発戦略本部が発足、基本法施行で 野田担当相が看板掛け:産経msn
>事務局は内閣府や総務、文部科学、経済産業、防衛各省などから集まった約20人の職員で構成。
この人たちが、どういう基準でここに集められたのかが知りたい。まあ、それはおいておいて。
>野田担当相が訓示。「研究開発の枠組みだけでなく、広く一般国民の幸せにつながるような視線で、頑張っていただきたい」と話した。

平松さんはこの記事を読んで
>研究開発はそもそも国民あるいは人類全体の幸せにつながるから実行されているんだと思っていたわけですが。

と書いているのですが、この訓示は事務方に向けたものなわけで、
官僚に「一般国民の幸せ」につながるようにがんばれと言っているわけです。

つまり、官僚の視線ではなく、国民の視線で研究を指導しなさい、ということかもしれない。
だから、suikyoさんが、
>気になるのは野田さんが、"一般国民"という言葉を使っていること。研究者≠一般国民で、互いの幸せは別物もしくは関連がないと考えている、ということかな、と。

と言うのは、若干違うのではないかと思います。
野田聖子の視線の先には、官僚と言う「敵」がいて、そいつらに「一般国民」の視線でやれ、
といっているわけです。
でも、野田聖子が「一般国民」と言う言葉を使うこと自体が、気に食わないですけどね。

ただ、suikyoさんも「良いですね。」ととりあげた、平松さんが
>「地球上のみんなの幸せにつながるような視線」

と言う言葉を使ったのは、もっともだと思います。suikyoさんが
>現場の研究者も、政治家も、国民も、研究開発をこのような視点でとらえられるようになると、お互いにとって良い結果を生みますし、それこそみんなの幸せにつながるのではないでしょうか。
といい、平松さんが
>政治家も官僚もJAXA職員もそれ以外の人もみんなひっくるめた科学コミュニケーションをしっかりと実行していかなくてはいけません。

と指摘しているように、研究成果は、一国のものにとどまらず、世界平和のために使われるもの。
ましてや、宇宙の話ならば、国境と言う枠組みを超えて取り組みが望まれます。

その辺を意識した「視線」で、野田大臣に取り組んでいただきたいものです。

WBCの監督は、星野でいいのかな

500エントリ目だというのに、あまり重要ではない話です。

北京オリンピック組が帰ってきて、ペナントレースも佳境に入ってきました。

それにしても、けが人が多かった北京組。
それを判断できずに「出られるか」「大丈夫です」で選出した星野仙一。

私の責任です、ばかり言っているが、「責任」って、何をどうしてくれるのだろうか。
新井や川崎の給料の保証デモしてくれるのか?

勢いだけで作戦も戦略もないことが、言葉遣いでわかってしまう。

そんな星野にWBCも監督をと言う声が早くも上がっている。
まあ、他にいないと言うのが実情だけど、それもまた情けない日本野球の現実である。

そこで、WBCの首脳陣に誰がいいかを、女夫淵温泉で、友人Y君と話した。
彼は、プロ野球70年の歴史における成績の生き字引のような男で、誰が何年に何勝何敗で、通算成績がいくつかなどを瞬時に教えてくれる。
ぜひ、野球博物館で彼を採用してほしい。

ああ、WBCの監督のことだった。

結論は、清原監督。
今年で引退だし、彼ならば、イチローもついていくだろう。
作戦については、桑田と立浪をコーチにつける。
国際経験を踏まえて、宮本もキャプテンからコーチに昇格。
全員PL学園出身のPL政権だ。

福留や松井かずおは高校の後輩だから逆らえないし、ゴジラ松井も黒田も松坂も従わざるを得ない。

プロ野球選手を統率できる監督が必要だから、星野という議論があるようだけど、
「それだけ」のためならば、清原監督、桑田、立浪というトリオが最適ではないか。

誰か検討してくれないかなあ。

女夫渕温泉に行ってきました:その4(最終回)

朝湯の後に、ビールを飲んで、二度寝する。
また、楽しからずや。

朝ご飯もまた、温泉の楽しみ。
どうして普段は食べないのに、朝からご飯を二杯も食べてしまうのか。
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8時から一夜干しだのハムエッグだの、混在した朝ご飯を食べ、
9:30にチェックアウト
また、100分バスに揺られ、鬼怒川温泉駅へ。
まだ12時前なので、どこかもう1軒温泉に行こうと調べる。

鬼怒川温泉駅からタクシーで10分程度。
かご岩温泉。

リタイアしようと住んだ場所に温泉が出て始めたらしい。
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川沿いにあって、天気がいいと露天風呂からの景色がいいらしいが、
今日は雨なので、あまり雰囲気が無いけども、川は見える。

日帰り入浴で500円。広間があって天ぷらそばだの酒のつまみが頼める。
ビールを飲んで、鮎の塩焼き何ぞを頼んで、ひとしきりうだうだする。

何とも贅沢な時間をすごして、14:41の特急きぬで東京に戻る。
浅草に着いたので、そばをたぐって帰る。

なんともリラックスできた二日間でした。

関連エントリ
女夫渕温泉に行ってきました:その1
女夫渕温泉に行ってきました:その2
女夫渕温泉に行ってきました:その3

女夫渕温泉に行ってきました:その3

(温泉を出て書いたままをお届けします)

6時から始まった夕食を7時過ぎに食べ終わり、部屋に戻り、ナイターを見ながら、布団に入る。
8時過ぎには皆寝てしまう。何を話す訳でもなく、ただ休む。その関係が心地よい。

朝5時過ぎに目が覚め、そのまま露天風呂に行く。
既に一人風呂に行っている模様で、一人はまだ寝ている。
すでに夜が明けたと言っても曇り空で、太陽が出ている訳ではないが、十分に明るい。
夏の露天風呂の足しのみは、この明け方のひとときだ。
もどかしく帯を解き浴衣を脱いで、どっぷりと温泉に浸かる。

岩場を流れる水流のドーッという音が、すべての音をかき消し、かえって頭の中を無音にしてくれる。
露天風呂に浸かって、緑あふれる山並みを眺めていると、この数ヶ月のことを様々に思い出す。

12あるという露天風呂をうろうろとは入り次いで、気に入った温度の湯に入り直す。
ひとしきり暖まったところで、肩を出し風にあたる。少し冷えたらば、また肩まで浸かる。
暑くなく、それほど寒い訳でもなく。温泉に入るにはまさに良い気温となった。
目を閉じるもよし、緑の森を眺めるでも無く見るも良い。
目に映るのは木々ではなく、葉の一枚一枚でもない、ただ何らかの緑である。

名も知らぬ鳥が不意に飛ぶ。鳥に名が無い訳ではなく、ただ自分が知らぬだけである。
鳥もまた自分の名など知らない。その関係が心地よい。

阿呆なことを考えながら湯につかる。友が別の湯に入っている。
特に言葉を交わす訳でもなく、目が合えば、うむとうなづいて先に出る。

部屋に戻り、まだ30分ほどしか立っていないのに驚きつつも、そんなものかとも思う。
しかし、その30分ほどで、ずいぶんといろいろなことを考え、感じ、思った。
心がほぐされた気になる。
カラダよりも、心をほぐしにくるものなのだな、
当たり前のことを改めて思う自分に何となくおかしな気持ちがした。

(ちょっと、興奮してやられてますね。すいません。)
関連エントリ
女夫渕温泉に行ってきました:その1
女夫渕温泉に行ってきました:その2
女夫渕温泉に行ってきました:その4(最終回)

女夫渕温泉に行ってきました:その2

3時にホテルについた我々は、チェックインし、部屋で一息入れた。
女夫渕と書いて「めおとぶち」と読む。

平家落人伝説が鬼怒川には多く残るのだが、そのひとつに由来する地名らしい。

1分間に1200リットルと日本有数の湧出量を誇る源泉掛け流しの湯で、
12の露天風呂と、二つの内湯がある。日帰り入浴は1000円。
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ぶれた写真にしてみました。この温泉を探してきたY君と早速温泉を見る。
露天風呂の脇を川が流れていて、何ともいやされそうな雰囲気。

夕食は6時だというので、早速入る。一通りお湯を巡る。
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こんな感じ(女夫渕温泉ホテルのパンフから)で、大小さまざまな大きさの湯があり、
温度がちょっとずつ違うので、ゆっくり浸かりたいときは大黒の湯、暖まりたいときは弁財天の湯、
と移れば良いし、混浴なので、どこかにカップルが入っていれば避ければ良い。
この数があるというのがありがたいのだ。

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夕飯は、川魚(チョウザメ、いとうなど)と鹿肉(朴葉焼き、追加で刺身も!)をメインに、
結構な品数で、やっぱりお腹いっぱいになる。もう、最近、こういう夕飯を食べきれない。
ビールで乾杯し、続いて地元の日本酒「公達」へ。これが濁り酒でなんともうまい。

7時過ぎには部屋に戻り、ナイターなど見つつビールを飲むが、すっかり眠い。
8時過ぎには消灯し寝てしまう親父たち。

そのかわり朝5時に目が覚めて、お湯に行くのだから、いい気なものである。
関連エントリ
女夫渕温泉に行ってきました:その1
女夫渕温泉に行ってきました:その3
女夫渕温泉に行ってきました:その4(最終回)

女夫渕温泉に行ってきました:その1

数年ぶりに平日に休暇を取って、1泊2日の小旅行に行ってきました。
男三人で温泉と言う、色っぽくも何ともない旅行。
大学時代からの友人で塾講師のY君がセッティング。
彼は、ここ数年温泉に凝っていて、源泉掛け流しの本物温泉を探している。

まあ、彼が選んだ温泉ならば間違いが無いので旅程はすべて任せて、集合場所へ行く。
9:30に東武浅草駅集合。10:00発の特急きぬ。
お弁当を食べ、スポーツ新聞を読み、2時間ほどで鬼怒川温泉駅へ到着。
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数年ぶりの鬼怒川温泉駅前はなんだかこぎれいになっていた。
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駅前でお昼ご飯を食べ、ビールをちょっと飲み、バスに乗る。
ここから、日光市営バスで100分。40分後にトイレ休憩が入ると言う。
トイレ休憩がある市営バスには初めて乗る。
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バスの中に張ってあったのは「禁酒・禁煙」。
禁煙はまだしも、禁酒もかい!

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山道ではあるが、集落をつなぐ道であって何も無い訳ではない。ダム湖を3つわたり山を行く。
途中、平家の落人伝説のある温泉をいくつも越えていく。
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そして、自家用車で行ける終点が女夫渕温泉
この奥は奥鬼怒温泉郷となり、温泉専用バスでしか行けない。
自家用車は駐車場に置いていかなければならない。

温泉ホテルについたのは、午後3時だった。続く

関連エントリ
女夫渕温泉に行ってきました:その2
女夫渕温泉に行ってきました:その3
女夫渕温泉に行ってきました:その4(最終回)

トレセンの勝利、日本の行く末

北京オリンピックで、活躍した競技に共通していること、
そして、期待されながら届かなかった競技に共通していること。

それは、トレセンこと、ナショナルトレーニングセンターを有効に活用した競技がいい成績を残したこと。
>「スポーツ振興基本計画」(2000年9月文部省告示)を受けて設置されている、日本のトップレベル競技者用トレーニング施設。中核拠点(東京都北区)と競技別強化拠点(国内各地)がある。

カヌー、ホッケーなど特に会場を借りたり練習場所に困っていた競技が、ずいぶん向上した。
これは、なんだかんだいいながらもtotoのおかげかなと思ってしまう。

中核拠点は、その練習の中身のこともあるだろうけど公開されることは少ない。
でも、かなりのもの。もっと使われていいし、予算も欲しい。

湯水のようにお金を注ぎ込んだ、野球(宿泊もホテルだった)とか、
谷亮子(トヨタが練習場を用意した)、マラソンの男女のように、
トレセンを使わず、練習場所に恵まれたのに届かなかったのは、
やはり練習の仕方に一工夫必要だったのではないか。

一方で、この練習の仕方、コーチの力に関しては、日本は向上しているように思う。
男子マラソンのワンジル、中国シンクロなど、日本のコーチ力でメダルに届いた例もあった。

これからの日本は、このコーチ力やトレセンを活用して、
海外から有望な選手を招いて日本の力で、その国の代表になってもらって
メダルを取らせる異に尽力するというのはどうだろう。
日本に帰化してもらって、日本代表にするというようなせこいことではなく、
世界のスポーツ向上に貢献する国となる。
自国の選手もがんばるだろうけど、他国の力を上げて戦う状況をもっと作る。

そう言う国際貢献をする国として、世界から認められるコーチングが一流の国。
それって、もの作りにも言えることだけど、日本の道のような気がする。

北京オリンピック終わりましたね

今、閉会式を見てます。

開会式と同じ、チャン・イーモウ氏の演出。

演出が色彩の洪水とも言うものになったのは、やはりチャン・イーモウ氏の映画を思い出させる。
そして、中国の発明品として花火が強調されているけど、こちらは、火のアーティスト蔡國強氏の
監修・仕掛けによるものだと言う。【言う】となるのは中国の正式発表ではないから。

花火を使ったパフォーマンスを続けてきた蔡氏にしかできない仕掛けがたくさんあったのだろう。
しかし、これほど、開会式から暴露話が多かったオリンピックも無いなあ。
中国政府が管理しきれていないのか、それとも漏らしているのか。

情報操作の可能性を考えつつ、この後の中国の動向で、
共産党政権がどういう統制をしていくのかが見えてくるだろうね。

それにしても、開会式も閉会式も、あんなに長くやるべきものなのだろうか?
開会式は、各国紹介、閉会式は次回開催国につなげていく、
というところだけやればいいじゃないかと思う。

まあ、みんなそう思っていても、開催国はそう思わないだろうけどね。
実は、北京はこうなるだろうと思っていた。
国威発揚型オリンピックの頂点を示すものになるのは間違いないことだった。

だからこそ、ロンドンオリンピックが今から気になる。
21世紀型のオリンピック、国威発揚型ではないオリンピックがテーマなはずだから。
その先に来る2016年は、東京かどうかは別として、オリンピックが試される選択になるはず。
ロンドンが示したものを受けるのか、北京が示したものを受けるのか。

そう言う流れの中で、オリンピックは岐路に来ている。
国際大会が数ある中で、どういう大会になるのか。
オリンピックにしかできないこととは何か。総合大会とはどういうものか。
そんなことをおもいながら、ジャッキー・チェンが歌うのを見ていた。

科学ひろばサイエンスカフェに行ってきました

k_Tachibanaさんのやっているサイエンスカフェに行ってきました。

【閑話休題】明日14時からサイエンスカフェ:S&C

これが今日あった訳です。

第7回「科学ひろば」サイエンスカフェ

「生きている」とは何だろう?
-生命科学の時代に,あえて素朴に問い直してみる-
ゲスト:林 真理さん(工学院大学)
参加費:800円(ワンドリンク付き)
定員 :20名

林さんは「まこと」と読むそうです。男性です。
定員集まると、あの店には入らないんじゃないのか?
今日、集まったのは13人ですかね。

年齢も、大学2年生から定年退職後の方までさまざま。
サイエンスカフェが、初めてという方も過半数でした。

科学史の視点から生物学に関するお話を林さんからしてもらって、
それに対して、参加者がいろいろ質問したり、自分の知識から話したり、
まとまりが無いところが、大変良かったですね。

とりあえず2時間やって、その後残った5~6人でさらに1時間ほど話しました。
九州からサザンのコンサートに来たついでに東京でサイエンスカフェを経験しにきた、
という行動力豊かな生物の先生が、飛行機に間に合うように解散。

いろいろ話す中で、科学知識を持って社会を見る目を養うことが
実に重要な時代だと言う思いが残りました。
でも、これがサイエンスカフェだと思うと、他では違うことも多いんだろうな。

Lunar夏祭りinホオキパ

昨日は、前の日飲み過ぎたので昼に起きて、
その後、衣装を鞄に入れて六本木へ。

なぜ、衣装を持っているのかと言うと、Lunar 夏祭りに出るため。

銀座ルナは、ワタクシがなじみにしているお店。
毎年、この時期にお客様を集めて、イベントをやるんです。
ルナは、サンバ、ボサノバが大好きなままが始めた店で、プロの歌手が日替わりで出演してます。

このルナに出演している歌手だけでなく、音楽好きなお客さんが演奏したり歌ったりするのが、
この夏祭りの特徴で、私も歌いますし、総合司会も担当してます。

その辺は、友人のサイトに書かせてもらってます。

銀座の片隅から:オフィスフロッグス

で、昨日が本番。
5時からの本番に備えて、3時入りで音チェック、リハーサル。
まじめなんだから。

どんな感じだったかは、ルナスタッフの千春ちゃんのブログで、ちょっと見てみましょう。
>歌う、奏でる、踊る、踊る、飲む、食べる、歌う、笑顔、笑顔やっぱり踊る。。。

まさに、こんな感じ。
大人がまじめに遊ぶのって、面白いし、かっこいい。
イベントのために、衣装用意して、ダンス習って、メークさん呼んで、いくらかけたのよ、という
グループまでいるのが楽しい。

私も、妻のジャケット借りて、派手にジュリーを決めさせていただきました。

打ち上げまで気が抜けなかっただろう、スタッフとママに感謝します。

広島お好み焼きカープ行ってきました

ひさしぶりだな、このカテゴリ。

夕べは、昔一緒に仕事をした仲間との恒例飲み会。
年2回くらい、なんだかんだと言いながら集まって飲んでいるのですが、
今回は、昨年12月にも好評だった神田駅北口から100メートルほどの
広島お好み焼きの店「カープ」で再会。

233586.jpg

暑い夏に、熱いお好み焼きでということで、この店にしたのに、
何だこの涼しさはという天気。

まずはビール。再会を祝して、煮込みを突きつつ、焼き物を決める。
そば入りにイカ天とチーズをトッピング。
2枚を3人に分けてもらい、とん平焼きを追加。
最後には、そばダブル(そばが二人前入っている)

広島風はキャベツがたっぷりなので、少々大きくても、ぺろっと入ってしまう。
しかも、うまみが凝縮されていて、熱い鉄板の上で焼くからできるほくほく感がたまらない。

今回の小ネタは、辛口ソース。
お好み焼きにかかっている広島独特のおたふく甘口ソースに満足できない方は、
お店の方に「辛口ソース」と言うと、店の奥から瓶が出てきます。

これがまた、ビールに合う!
うまうまで、アツアツを、ほくほくでお召し上がりください。

お腹いっぱい。もう少し気温が暑いと、また、ビールがうまかったのだけどな。

その後、神田駅前の樽平で二次会。

山形の酒・住吉を冷やでグビグビ。
さらに、いろいろと話をしつつ、旧交を温める。

いい時間を過ごしました。
また行きましょう。お二人。

結婚と年収

はてなアイドルasami81のブログを読んで気になったことがあったので、

増田さんへ。私は久しぶりに激怒しました。:iGirl
>私は去年結婚しました。詳細は除きますが当時の旦那の年収は260万円も全然なかったです。

今結婚するときって、いくらくらいの給料だといいんですかね?

私は30過ぎて結婚しましたから、結婚したときは年収400万円以上ありましたし、
共働きなので、お金のことは結婚とリンクしないんですね(自慢か?)

でも、今の若い人って、私たちの同じくらいの年のときより給料安いなあ、と思う。

でも実は、バブルのころって周りが浮かれていたので気づかなかったけど、
今よりも基本的な生活費が高かった。
ユニクロもないし、100円ショップもなかったし、牛丼だって400円くらいした。
だから、給料高くても生活は楽ではなかった、でも毎晩のように飲み歩いていた。

今、そういうことないような。

年収400万円の結婚生活は悲惨か!?【独女通信】
>調査する度にあがっていく「婚姻平均年齢」。平成17年度の厚生労働省の調査では男性が29.8歳、女性が28.0歳(初婚)に達した。これは独身者が増えていることの裏返しでもあり、そうした妙齢の男女が結婚できない理由としてもっぱら挙げられているのが「条件の不一致」だ。当通信の人気マンガ『独女と独男シリーズ』でも、「独女の望む年収は600万円。だけどオレは200万円だから(結婚は)無理」と嘆く男性の姿が描かれている。

誰にでも小説は書ける?:猫を償うに猫をもってせよ
>小田島先生は東大に勤めていても、官舎の四畳半に一家四人で住んでいたという。1960年代のことだ。今の人なら耐えられないだろう。その辺が、誰も餓死するわけでもないのに格差社会とか大騒ぎする連中がいる理由なのだろう。

と言うように、バブルまでは、年収なんていいから結婚していたような気がする。
もっと言うと、一人では食えないけど、二人ならば大丈夫、
とか言って結婚していたような(戦前か、それは)。

それが、まず年収を確保してからと言う感じなのでしょうか?
収入に見合った努力をすれば結婚したほうが生活しやすいと思うけど。

まあ、親も悪いね。いつまでも子供を手元においておきすぎる。
親の収入があるから、子供の収入がなくてもカバーできたりして、始末に悪い。

独女通信に戻ると
>総務省の家計調査によると30代前半の平均年収は461万円。オリコンの調査では、30代女性が結婚相手に望む年収は「500万円~700万円」が 32.7%、「700万円~900万円」が22.4%だからその差は大きく、年収にこだわっていては結婚相手が見つかりにくいという世知辛い現実を浮き彫りにしている。

それは見つかりにくいわなあ。結婚している人は意見が違う。
>年収300万円台の由美子さん(32歳)は、夫婦プラス子供1人の3人家族。毎月の食費は3万円でおさえるなどして地道に貯金をし、住宅ローンの返済にあてている。

これも立派だけどね。
>「お金はあればあるだけ使うものだし、なければないように生活できます。子供が小さなうちは外出も減るし、おやつや食事も手作りになる。自然と節約生活に慣れていった感じでしょうか? 男性の年収にこだわるのは、それだけ依存度が高い証拠なのでは。家計が大変なら働きに出ればよいだけのことだし、結婚しない理由にはならないと思いますよ」

そういうことだよね。でも、やっぱり女性がエライ気がしてきた。旦那はどう思っているのだろう。

女性のほうが腹が据わっているというか覚悟がある。
独身男子はどうなんだろう?
年収にこだわるのは「彼女を幸せにしてやる」と言う思いが強いからじゃないかな。

「幸せにしてもらう」「幸せにしてやる」と言うような考えは、もうやめた方がいいよね。
二人の暮らしなんだから、二人で工夫して、「二人で幸せになる」

そう思える人と一緒になりたいじゃないですか。
私は、今、そうしてますよ。

「婚活」が必要な男子、「婚決」で怒りを買う男子

ブログを横に眺めていくと、時代が見える気がします。

朝日新聞夕刊「ただいま婚活中」連載  もしドラマにするなら? ●干場
>昨日は、「婚活時代」でもご紹介の合コン仲介サービス会社「Rush」が行う「2nd Rush」(平均40歳過ぎが対象)の取材。30回目の合コンで出会った37歳の女性とめでたく結ばれた男性の話などが載っていました。

こういう人がいるかと思うと、まったく手ごたえがない人もいる。

私小説として読めば:なぎのねどこ
>かなり面白そうだ。新書だけど

で知った、この本のこと。
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正確には、リンクされていたこのサイトでの解説を読んでだけど。

誰にでも小説は書ける?:猫を償うに猫をもってせよ
>樋口康彦『崖っぷち高齢独身者-30代・40代の結婚活動入門』(光文社新書)というのを先日からぼちぼち読んでいる。著者・樋口康彦は、1965年生、関西大学および大学院出、専門は教育社会心理学、おそらく数年前から、富山国際大学専任講師。五年前から、お見合いパーティーや結婚相談所で約300万円の金をかけて結婚相手を探したが成婚には至っていない。本書はその自己ルポと、著者がひねり出した教訓を書いたものである。

まあ、どうにも、この樋口さんがひどい(らしい)のだ。
干場社長ならば、すぐ「この本読んで」と言うだろう。

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(アマゾンはさすがで、関連商品で、それぞれのページに出てきます)

>どうやらこの樋口という人は、結婚するまで(特に女は)セックスしたりしてはいけないとでも思っているらしい。そしてはっきりと、かつてつきあった異性の話をしてはいけない、と教訓として書いているのだが、当然それは樋口自身が話して失敗したところから得た教訓ではないので、相手の女性が話したのを樋口が不快に思ったというだけに過ぎない。

ここまで書かれていると興味が出てきますな。
それにしても、なぜこうも日本男子は、「古臭い」ままなのか。
女子はどんどん変わっていると言うのに。
だから、本気ではてなアイドルに激怒されたりする。

増田さんへ。私は久しぶりに激怒しました。:iGirl

>ネタだとしてもマジレスします。

結婚を申し込みにいったときの考え方、作法、すべてがダメダメな増田さんのブログに、
はてなアイドルasami81が激怒してます。

どう激怒しているかは、お読みいただきたいのですが、
勝手な怒りではなく、asami81さんが経験したばかりのことだから、余計に腹が立ったらしい。

私も結婚してますから、妻の実家に申し込みに行ったわけですが、まあ、ダメなものです。
「うまく」なんて行きませんよ。私の両親を連れて妻の実家に挨拶に行ったときは、
父親が勝手な行動をして(こも樽の日本酒を持っていった)、かなり先方から言われました。
(そういうことをするならば、こちらも事前に準備がいるとか、ようは風習の違い)

それでも結婚してから「二人で幸せになった(幸せにしたのではない)」ので、
今は先方も一応ホッとしている。
それも、もし妻が実家に一言言えば、あっという間に崩れる関係かもしれないわけですよ。
所詮は、他人なんだから。娘のほうがかわいいものね。

そう、相手がどう思うかを考えないで自分の行動を規定するから、玉砕する。
常に、自分の行動から波及する効果をイメージして対処しないと、結婚はうまくいきません。
(ひどいこと書いているな、俺。 大丈夫か? 妻は見ないけど)

この増田さんがダメなのは、徹底した自分目線で相手(彼女も含む)の思考をまったく考えに入れていないこと。そこに、asami81さんも激怒している。

で、実は、この点が、さっきの本の樋口さんにも共通していて、
徹底して自分目線で、自分の狭い価値観で、ものすごく勝手に相手の女性を判断し切り捨てている。

そんなだから結婚できないんだよ、で、すめばいいのだけど。
どうもそうも行かないような気がするので、
「婚活」の次に「婚決」(結婚を決めるときにすること)とかが必要かもしれませんな。

集める、並べる、繰り返す:THA/中村勇吾のインタラクティブデザイン

涼しいですね。こんな日は銀座も歩きやすい。

ギンザグラフィックギャラリー第266回企画展
NOW UPDATING…


を見てきました。
ユニクロのウェブサイト他で話題の中村勇吾と彼のスタジオTHAの作品群の展示でした。

会場は1階と地下1階で、1階は、ユニクロやサムライ、ソフトバンクのサイトなどの紹介。
大型の液晶ディスプレイを縦型において、彼のサイトの特徴でもある膨大な量を有する画面を
スクロールせずに見せてくれます。

地下は、まさに、インタラクティブデザインの実験場。
これまでに発表している各種クロック(時計)を時報とともに同期させたり、
別々に動かしたりとアート展示のような空間になっていました。

なんとなく共通しているのは、用意した情報ではなくネットワーク上にある情報を
あるAPIを使って集めてきて、それを画面表示させるために「ある規則」に沿って並べなおす、
と言う手法。そして、それを無限に思えるほど膨大な繰り返しが可能な組み合わせで見せる。

そして、その組み合わせ方に、画面を見ている人に関係のある手法を持ち込む。
直接「いじれる」「選べる」「動かせる」など、インタラクティブになるわけだ。

クロックになるものが多いのはなぜだろうかと考える。
ひょっとすると、マシン環境による誤差が少ないからだろうか。
見ている環境によって、速度が違ったりする画像やアニメーションよりも、
世界共通の基準である「時計」で管理することで、
世界中どのマシンでも同じスピードで作品を見ることになる。

それを保障することで、読者の体験をコントロールすることが出来るからなのではないか。
コンピュータ上で別々に進む「時間」と言うのはありえないから、
そこに基準を合わせると世界共通の感覚が得られる。

そんなことを考えた。

会期:2008年8月5日(火)- 8月28日(木) 
    日曜・祝祭日休館 11:00a.m.-7:00p.m.(土曜日は6:00p.m.まで) 入場無料

中村勇吾のサイト

THAのサイト

THAが運営しているイメージブックマークサービス「FFFFOUND!」

寒くて布団出しました

夕べは、夕方から降り出した雨のせいか、涼しかったですね。

タオルケットを掛けて寝ていましたが、寒さに、夏蒲団を出しました。
布団も1ヶ月あまりで再び出番が来るとは、思っていなかったでしょうね。

日本スポーツ界に置けるコーチングの変異点

北京オリンピックもかなり大詰めですね。

ママでは銅

金メダルは子供の夢に真剣につきあったご両親に

北京オリンピック:気になる星野采配

女子ソフト金メダルおめでとうございます

とエントリを書いてきました。

私が今回のオリンピックで気になったのは、選手以上にコーチでした。
コーチのあり方が変わってきていると思ったのです。

日本のコーチと言えば、生活のすべてを把握して、
一緒に暮らして食事の世話までするような親代わりとでも言うような人が多く、
そのコーチを全面的に信頼して、すべてを任せている選手。
という構図でした。
でも、それでは、選手は自分の頭で考える訓練ができない。
結果として、その選手自身がコーチとしてどうかという問題がある。
だけど、スポーツの世界は、選手時代の成績がコーチになっても影響する例が多く
(一番顕著なのは野球、最悪なのは大相撲)、
「名選手必ずしも名監督ならず」という格言もなかなか有効とはいえません。

ところが、このオリンピックで好成績を残した
女子柔道、女子レスリング、女子ソフト、シンクロ、女子サッカー、水泳などを見ていくと、
コーチの世代交代、もしくは方法論の変化が見えます。

シンクロは、井村さんが中国に行き、金子さんになった。
井村さんはスパルタで練習量で成績を上げる人。つまり途上国に向いているんです。
日本もシンクロ途上国だったときは良かったが、どうも伸び悩んできた。
そこで、井村さんはやめた。そして中国に請われて渡った。
中国の成績を著しく伸ばした。やり方がはまったんでしょう。
日本は、金子さんになって選手の自主性を生かした。選曲も衣装も選手が行った。
その結果が前評判の割にはしっかりとメダルを得たことになったのではないか。

女子ソフトは、宇津木さんから斉藤春香さんになった。
斉藤さんは選手をやめてすぐ監督。
宇津木さんが上からの指導だとすれば、斉藤さんはお姉さんが一緒に考える指導。
宇津木さんのスパルタも有名だった。でも、追い込まれたときに選手が思考停止になる。
どうしてもアメリカに勝てなかった。それが、アメリカを破っての優勝。
何かが変わった。

女子柔道は、山口香コーチの存在が大きいのではないかと思う。
筑波大学でしっかりコーチング理論を身につけ、年齢を経て、
大学の指導者として元祖天才柔道家も熟成してきた。

男子柔道は、斉藤コーチが進退問題と言われている。
金メダリストにしかわからない世界があるから、金メダリストがコーチになる。
でも、負け始めると訳が分からなくなる。自分の力で立て直せないのはなぜなのか。

女子レスリングは、栄コーチの存在。前回大会ではコーチが選手を担ぐのが普通なのに、
吉田選手に担がれたコーチだ。そう言う雰囲気があるのだろう。
これまでの日本では考えられない師弟関係。

女子サッカーは、佐々木監督がダジャレでムードメイクする。綾コウジきみまろを師と仰ぐ。
カチカチにならずに、試合に臨めるらしい。

水泳では、北島のコーチとして有名になった平井コーチ。
北島の意見を尊重しつつ、ココ一番に冷静にきっちりアドバイスする。
北島以外にも指導した選手の成績が伸びたことで知られる。
(平泳ぎで3着になった外国選手も平井コーチの指導でタイムが大幅に伸びた結果だった)
選手一人一人の特性を把握して、練習のさせ方も本番前にかける声も変える。
当たり前のようで、難しいコーチングの技量が必要だ。

指導からアドバイスへ。
すべてをコントロールする監督から、自分で考える力を育てるコーチングへ。

日本の若者を指導する仕組みが大きく変わっている中で、スポーツだけが例外ということは無い。
父親の力が大事なことは変わりないが、その父親の役割も星一徹的なものから、
冷静な指導や本人に考える時間を与えるものになってきている。
柔道の石井選手のお父さんがそう言う感じだった。

コーチの言うことだけを聞いて練習して自分のカラダの声を聞き損なった選手が伸び悩み、
自分のカラダとコーチのアドバイスを自分の頭でミックスできた選手が伸びた。
当たり前のようで、大きな変化。

北京オリンピックは、日本スポーツ界の大きな転機を示しているように思う。





女子ソフト金メダルおめでとうございます

久しぶりに食堂でテレビ見ていて、「やった」と言ってしまいました。

恥ずかしいおっちゃんです。

上野すごいなあ。ダルビッシュもあれくらいしてくれ。

でも、宇津木前監督がどう見ているのか、気になる。
その話は、また。

科学論におけるサイエンスコミュニケーションって?

TACHIBANAさん、お疲れのようです。

【閑話休題】「科学論における科学コミュニケーションの位置づけ」:S&C
>ここ

だけですか? その先にあるものは

桜井淳所長の最近の講演内容-科学論における科学コミュニケーションの位置づけ-

このブログは、一文で表すのが流儀なのか?
読みにくいなあ。文の途中から

>文部科学省の将来計画を受け、大学においても、東大を初めとするそのクラスのいくつかの代表的な日本の大学の社会科学系大学院で(東大、名古屋、阪大、北大等、私立では早稲田等)、科学技術の解説ができる人材を養成するコースが設置され、教育が進められいますが、まだ、目立った社会的効果は、生じておらず

社会科学系大学院でしたっけ? 理系じゃないの?
まあ、目立った社会的効果は生じていないでしょうが、そう言われると「社会的効果」って?
と逆切れしそうになりますね。

>いまのところ、科学論の研究者によるサイエンスカフェ(Science Cafe)や科学コミュニケーション(Science Communication)(リスクコミュニケーション、Risk Communication)が開催され、特に、日本の代表的な研究機関等において、広報活動の一環として、積極的に推進されており、

科学論の研究者が開催しているんでしたっけ? そんなことは無いような。
広報活動の一環としては開催されているでしょうけど。

>大学が養成している人材の将来的な仕事内容・役割も、研究機関や企業の広報活動に留まり、新たな社会的役割・機能を発揮するのは、容易なことではなく、残念なことに、科学論の研究者がその現実に気づいていないことです。

大学が養成している人材が、広報活動にとどまってますか? そんなことは無いような。
科学論の研究者は、確かに、現実に気づいていないかもしれませんが、
それは、科学コミュニケーションの世界にいないからではないかと。

この文章、何なのだろうか。
それよりも、この桜井淳カリフォルニア事務所って何なのだろうか。

ちなみに、科学論の研究者は、サイエンスコミュニケーションをどう思っているんですかね。
科学論って、一時期よりも研究者が少ない気がしているのは、活躍が見えないだけですか?

サイトで職探し:研究職も

研究者のスキルとか、就職とかのネタを書いているせいか、
googleの広告に、こんなのが張ってあった。

WDB.com
研究職人材サービスのリーディングカンパニー


研究.net

と言うのもやっているらしい。
>研究ネットは、研究職で働くあなたに役立つ情報を発信するサイトです。
WDB株式会社が運営しています。


まったく知らなかったけども、こういう会社があるということは、
マッチングビジネスが成立すると言うことだよね。

研究開発職 正社員 500名募集
「研究職として働くこと」と「安定した生活」の両立をサポートします。

>WDBでは「正社員型派遣」に新しく「キャリア開発型(全国型)」を加えました。
そこで化学、バイオ分野での研究開発職(正社員)を500名募集いたします。


研究者も派遣される時代なんだなあ。
いや、私が推薦するものでも何でもありません。

ただ、こういう試みが進められていて、それなりの成果があるならば、
サイコムの榎木さんが心配するようなことは、少しは解決されるのだろうか?
と思ったまでです。

北京オリンピック:気になる星野采配

星野JAPAN何とか、準決勝進出ですね。

やはりタイブレークで負けてしまいました。
なぜ、「やはり」かというと、采配がもろに影響する仕組みだから。

星野JAPAN最大のウィークポイントは、首脳陣で「采配」ができる人がいないこと。

星野監督は、精神面のトップで、選手の心理面を鼓舞したりコントロールすることには長けてますが、
実は、作戦は苦手な人。
中日や阪神時代には、作戦は島野コーチが立てて、
星野さんはそれをチョイスして実行していたことは、星野ファンには知られているところ。

その島野さんが昨年亡くなり、まさに片腕をもがれた状態なのが、今の星野JAPANなのです。

コーチの田淵、山本浩二両人が、戦術べたなのは監督経験で示しています。
タダ、田淵の打撃理論、山本の守備への目配り、
そして、大野コーチのピッチング理論、これはすばらしいものです。
その意味で、コーチングスタッフ、スカウティングなどベンチワークに至るまでの専門化が
すべてすばらしい中で、唯一不安があるのが作戦なのです。

この点、長島JAPANも同じでした。
そして結果的には、長島監督がいけず、中畑コーチが指揮を執りました。
結果は、ご存知のとおりです。やはり、作戦の弱さで負けました。

韓国戦後、星野監督が「わしのせいで負けた」と頭を下げたと伝えられていますが、
投手交代、スターティングメンバー、打順の組み立て、すべてに、少しづつ疑問があります。

でも、戦うのは選手ですから、最後には、個別の力で打ち砕いてもらいたい。
星野監督に采配を振るわせないような展開に持ち込み、
選手の力で韓国、キューバを打ち破ってください!

サイエンスカフェをもっと気軽に

サイエンスカフェは、どういうのがいいんだろうと、最近考えているんですが、
サイエンスカフェのことなら、この方のブログを見ないとね。

【閑話休題】紅茶片手に科学語ろう:S&C
今週のおやつ?で紹介されていた新聞記事.

紅茶片手に科学語ろう(asahi.com)

「顔が見える規模」というのがミソかも.


確かに、規模もいいんですが、この「井戸端サイエンス工房のサイエンスカフェ」は、
>「おやつの時間」におしゃべり感覚で参加できるのが「気楽でいい」「様々な人と交流できる」と、研究者や市民らの参加の輪が広がっている。(記事より)

まさに「おやつの時間」だと言うことと、京大そばの「進進堂」と言う場所もいいですね。
なんか、いつも「教授」とか「京大生」とかがいそうで、そこで科学者が話していても違和感がない。
これは、京都という街の雰囲気とも関係あるだろうね。
東京で、駒場や本郷が、そういう雰囲気にないし、早稲田や田町も、そうではない。
東京は、居住地との距離が遠いからかもしれない。

あと、壇上と客席になっていないこと。

>井鷺教授も「食べ物があると、雰囲気が和みますね」と輪に加わった。


「講演会形式」カフェが多くなりがちなのは、
どうしても「先生」と「聴衆」と言う構造を作ってしまいがちだからではないか。
それは、発表者である科学者の「手馴れた」形式であることと、
「お話を聞きに行く」と言う参加者のイメージを壊しきれていないことにある。

発表者が、「たまたま」科学者であるようなサイエンスカフェの存在を夢見るのだけどな。

ちりとてちんファンミーティングに行きたい

今日、アクセスが多いなと思ったら、ちりとてちん「まいご三兄弟」の放映日でしたね。

まいご三兄弟、再放送は20日!

結構、喜んでいただいたコメントをいただき、うれしいです。

ご覧になった皆さんいかがでしたか?
ちょっと、泣けましたね。笑いましたね。意地っ張りなところが、また四草人気を高めそうです。

で、またサイト見ていたら、今度はオフ会ですか?

ちりてとイベント総決算
ちりとてファンミーティングIN東京
9月13日開催


ついに東京で、ちりとてイベントです。
>「ちりとてちん」総集編(前・後編)を350インチの大スクリーンで見ませんか?

隣の人も「ちりとて」ファン! 心おきなく皆で笑って泣ける、またとない機会です!

制作担当者によるトークや質疑応答・意見交換なども実施します。

9月の連休初日は、ぜひ東京・渋谷のNHKにお越しください!


いわゆるオフ会感覚ですか?
>■イベント概要

【日時】平成20年9月13日(土)

開場:午後0時30分 開演:午後1時 終演予定:午後5時30分

【会場】NHKみんなの広場 ふれあいホール(東京都渋谷区神南2-2-1)

【内容】ちりとてちん総集編上映会(前後編)

     制作担当者とのふれあいミーティング(制作統括による制作裏話、質疑応答、意見交換など)


今までの例で言えば、出演者が誰か来ますよ。プロデューサーだけじゃないと思いますけどね。
東京だし、渋谷のNHKでやるんだし。

応募抽選みたいです。締め切りは9月2日<必着>。
ハガキですから、早めにだしましょう。消印有効じゃナインですよ。

行きたいなあ。

脳研究で何を「予防」する気なの?

研究費をとるために、世の中の「役に立つ」と言わなければいけないんでしょうが、
出来もしないこと、もしくは、やってはいけないことを言わない方がいいと思う。

対人関係:「キレる」構造を研究へ 文科省:毎日.jp
>引きこもりや「キレる若者」など対人関係の不適応が問題化していることを受け、文部科学省は来年度から、人間の社会行動やコミュニケーションに関係する脳の機能や構造を特定する研究に乗り出す方針を固めた。脳のある部位の変化や個人的特徴が、行動などにどのような影響を与えるかを示す指標を作り、問題行動や社会性障害の予防や治療につなげることを目指す。

いや、「受けて」はいないでしょ。文科省というよりも脳研究者は、ずっと、こういうことをやってきた訳で。

> 文科省ライフサイエンス課は「脳科学だけですべての問題に答えることはできないが、問題行動や社会性障害の生物学的なリスク要因がある程度明らかになれば、予防や治療に結びつく可能性がある」と期待する。

何の「予防」なのか。治療はあるかもしれませんが、
「予防」ということは、「なってはいけないもの」を判断するということでしょう。

「メタボ」とは違うんですよ。
ウエストのサイズと脳のある数値とは一緒にはならない。
と書くと「一緒にしてない」と言われるでしょうが、
数値で判断して、個体差を無視するという意味では一緒。

脳の計測:なぎのねどこ
>知りたいのは「脳の計測技術」とは何かってこと。さらに、どうやって(人間の)臨床事例を集めるのかってこと。新聞記事ではこういった肝心な点がわからない。

私は心理出身なので、心理学がいかに科学になりたくてなれなかった学問かを身を以て知っている。
それが、最近脳科学の進展で、心理との融合が進んできた。
心理と脳が近づいて、新しいことがわかってきた。それはいいわいな。

何を計測するにしても「類推」にすぎないって。
個体差が大きすぎる。さらにいうと、数値と結果の因果関係は、判断基準になるでしょうけど、
それは、個人のレベルに帰したときに、処分とか予防というような処置を下していいものか。

何となく、「命」とか「生き物としての人間」と言うセンチメンタルなものを忘れてる気がする。

【お知らせ】昨日の脳科学委員会の配布資料:S&C
>「脳の計測技術」については,資料4-3 平成21年度拡充課題の事前評価についての2-3ページにある「社会的行動を支える脳基盤の計測・支援技術の開発(新規)」のなかで,遺伝子多型(SNPs)からエンドフェノタイプまで,種々の生物学的指標を挙げています.

いやあ、そうでしょうね。でも、遺伝子多型だって個体差の問題だしなあ。
やっぱり何を「予防」するかが、怖い。
そういう言葉を使う科学者が出るときって、だいたい優生学とかが出てきちゃうんだもの。
お願いしますよ、脳科学コミュニケーターの皆さん。

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プロフィール

fujita244

Author:fujita244
2000年から新宿在住。
21世紀とともに新宿を闊歩。
高度成長期の一億総中流育ち
頭も身体もサイズM。
フツーのオッサンから見て
フツーじゃなさそうな話を
書いています。

2011年12月に
「若だんなの新宿通信」から
「フジタツヨシの新宿通信」
に変更しました。

2012年12月20日にはてなブログも始めました。
「fujita244's field」です。
2013年2月1日からゴルフ専用のブログもはじめてます。
「fujita244のゴルフBK」です。
2つのサブブログもよろしくお願いします。

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