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同情するなら、職をくれ

また、安易なタイトルですいません。

勉強したから、仕事くれ
希望する職に就くって、どういうことなんだろう

と続けて考えてきたわけですが、今日一日仕事そっちのけで考えてみて、
やっぱり「社会問題」とは思えないですね。

京大の姉さんの話はちょっとおいておいて、ポスドクに話を絞りますと、

優秀なら仕事を見つけられる論に思う:SciCom NEWS~代表理事日誌
>ポスドク問題を語るとよく言われるのが
「博士を出たくらい優秀なら、自分で道は見つけられる」


という意見に対して、博士は優秀じゃないよ、というのはいいんですが、その中身が

>「優秀」をどうとらえるのか、という問題だが、社会でやっていけるスキルと定義するのなら、優秀じゃない。

だというのは、「博士」の問題ではないですよね。
ただの勉強バカ、世間知らず、純粋培養……。いくらでも言われてきたことで、

>そういう人は、場が設定されれば生きる。場というのは、ある実験機材があるところだったりする。

それを自分で見つけたらいかがですか? ということではないかと。
さらに言うと、本当に、その人の能力は大学2年(2年は教養として)、修士2年、博士5年の
9年やってきた研究の延長にしかないのだろうか?
実験道具が無ければ「発揮できない」能力ならば、研究者として残ればよいことですよね。
研究者としての職がないということは、「向いていない」のではないでしょうか?
日本だけじゃないですよね。アメリカでも中国でもEUでも、研究の場を求めてはいかがでしょうか。
「コミュニケーション能力が足りない」からできないとなれば、研究者としても成功しないでしょ?

>社会の視点からみれば、そういう能力を生かしたほうがいいんじゃない、と思う。適材適所ということ。

これには賛成です。
博士課程まで進んで学んだ「ものの見方」「問題の捉え方」は、
必ずや他の分野で生かせると信じています。
実験装置との対話だけに埋もれさすにはもったいない。

欧米のサイエンスコミュニケーション分野にPh.D.取得者が多いことは、榎木さんもご存知のはず。
元村さんや、高橋真理子さんあたりがさんざん言っていること。

博士課程までに身に着けておいてほしいのは「物の見方」。
「合理的な問題解決手法」「俯瞰して問題を発見する視点」なんかです。

博士が採用されない理由:Joe's Labo
>最後に、現に修士以上で就職に苦戦しているという人に。
そうはいっても非日本的な組織は増えつつある。外資や一部の新興企業だ。
そういう企業の中には「学士なんて採ってられるか」というところも実際あるので、
諦めず探してみて欲しい。


こういうことです。年功序列で賃金に差が出るのではじかれるとしたら、
「学士と同列で入れてください。実力で賃金を上げて見せます」
くらい入社試験の申込書に書いてはどうでしょうか?
それでも、弾かれたらば、そんな会社は伸びませんから、入らないほうが得です。

もう一点 産総研のメルマガには…:SciCom NEWS~代表理事日誌
>ポスドク問題は、社会の中のマイノリティの問題なのだ。これは認識しなければならない。

なぜ、ポスドク問題を何とかしないといけないかというと、
国立大学の博士課程を卒業した人には、本人も結構払ってるだろうけど、
国費も投入されているわけですよ。
そんな人材を無駄にするのは、社会的損失だと、私も思います。

世の中の役に立ってほしい。

でも、それには、その人の「好きなこと」を続けることだけではない道もあると思う。
中小企業の気概ある親父さんのところで、学歴が関係ない仕事に、
学歴が無ければできない新風を吹き込むというものありだよね。

実際、そういう会社が蒲田あたりで台頭している。
職人仕事を数値化したり、目に見える形にしたり。
研究する側の視点で、研究装置を開発したり。

やれることはたくさんあるはずで、その想像力のない若者は、苦労しなさい。
社会に出るのが遅かったんだから、人一倍苦労して、早く下積みを抜けて、社会に貢献してほしい。

職を得るのと会社に入るのは違うということも知っていいことだと思うけど。

たとえば、dankogaiは中卒だとか何とか言うけど、彼は経験を通じて、自分の手に職をつけた。
そして、会社から請われて入社した(オンザエッジだよね。東大生の作った会社だ)

大学で手に職をつければ、会社が頭を下げてくる。
博士を出ても、手に職がついてないから苦労するわけだ。

やっぱり、社会的な問題以前に個人の問題をきちんとしようよ。
優秀だとか何とかじゃなくて、自分の得意とするところは何か理解して、挑もうよ。
少しは、そういうことも勉強しようよ。勉強は得意なんだから。

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こういうものの見方とか方法論は、大学で習わないのだろうか?

こういう本を読んで、自分の「強み」を知る工夫をしましょう。

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関連エントリ
個人の為の「事業計画書」が最強のツールになる
>転職するために、何が必要で、転職した後、何が起こるのか
そのシミュレーションがばっちりできるのではないかと。


博士から一般企業は、就職ではなく「転職」だと思ってはどうでしょうか?
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科学リテラシーねえ。

7月25日の朝日新聞の朝刊の記事が話題になっているなあと思っていたけど、読めていなかった。
こういう時、新聞を取っていないと不便だ。けど、とろうとはおもわない。特に朝日は。

【閑話休題】科学リテラシーブーム??:S&C
>7月25日付の東京朝日朝刊「科学リテラシーを磨け 科学情報誌 相次ぎ創刊」というものだ.

k_Tachibanaさんが、すでに取り上げていた。
>取り上げられたのは「サイエンスウィンドウ」,「サムワン」そして「ミルシル」の3誌.
「イリューム」についても言及されているものの,現在は発行が止まっている.


サイエンスウインドウは知ってましたが、後の二誌は初めて聞く名前。
あ、「イリューム」は再開目指して努力中らしいです。
でも、元関係者としては、一緒にしてほしくなかったかな。
名前を出してくれるのはありがたいですけどね。「企業が出す科学誌の先駆け」ですか。

>西條さんは,朝日の記者に対し「税金や企業で支えられている科学誌は,フリーペーパーに近い感覚だ.いろんなサポートの仕組みができればうまくいくと思う.でなければ,科学リテラシーブームが去った後,雑誌がなくなることもありうる」とみていると言ったらしい.

フリーペーパーに近いって、どういう意味なんですかね?
「フリーペーパー 科学」でググルと、

東京ウォーカーの科学版が出たとか、
科学未来館の「MeSCI」とか
科学だらけのフリーペーパー「Filament」とか。
の記事が散見されます。

まあ、あまりよい意味ではないのかな?
なんにしても、サイエンスコミュニケーション養成を図るならば、
その次には、メディアをご準備いただきたい。

かはくのmilsilは学研が編集しているらしいけど、卒業生は使っているのかな?
そういえば、昔、科学博物館ニュースの改定について意見を聞かれたことがあったなあ。
いろいろ言った後、「私にやらせてくれれば」といっておいたのだが、非公式の席だったしな。

リバネスって初めて聞いたけど、手広く「科学を事業にしている会社」なんですね。

「サイエンスブリッジライター(TM)」というのを養成しているよ。
育成講座では、実践と座学があって
>本講座はプレライター、ライター、エディター、チーフエディターの4段階の実地研修と、コミュニケーション講座、ライター講座、エディター講座、企画開発講座の4科目からなる座学研修により構成されます。

メールマガジン出して、高校向けの本を作っているけど、インターンを活用している。
>リバネスではインターンシップを「実践を通じた自己成長の場」と位置づけ、長期的な参加によるインターン生の本質的なスキルアップを支援します。本プログラムを修了した人材は、大学・大学院卒業後に社会へと巣立った際、即戦力として活躍します。

うまいこと考える人がいるもんだなあ。

someone> コンセプトは「いつもあなたのそばにサイエンス」。
2006年10月1日、一般向けのサイエンス雑誌が減る中(*)、若手研究者が高校生に向けておくるサイエンス雑誌『someone』を創刊しました。


サイエンスカフェもやってますね。
>リバネスでは、設立5周年記念事業として、
国内初の企業が主体的に運営するサイエンスカフェ
「Cafe de Leavanest(カフェ・ド・リバネス)」(ぐるなびに飛びます)をオープンいたしました。


ところで、科学リテラシーってブームだったんですか、そうですか。

希望する職に就くって、どういうことなんだろう

昨日のエントリ
勉強したから、仕事くれ

へのアクセスが多いようです。

それは、この方のブログからお越しの方が多いようで、いらっしゃいませ。

[ルポ]弾氏への応答 :女。京大生の日記。
>先日の私のエントリーはそれなりにセンセーショナルだったようで、多くの人々からコメントを寄せていただいた。

私も触発されてエントリ書いたわけですけど、この「応答」はさっぱりわからん。
弾さんに何をいいたいのか、世間に何をいいたのか。

いろいろ考えて、私の過去エントリを持ち出すことにしました。

自分で書いたものなので、文章はつたないですが、
そこで紹介している本や番組から学んでいただければ幸いです。

本の紹介2冊:ゆとり教育世代はモンスターか?

まさに今の就職世代は、この「ゆとり世代」で、
>「ゆとられちゃっている」と自称しているように、
彼ら自身も「ゆとり教育でバカになった」と思っているらしい。
しかも自分たちは被害者だと思っているようだ。


と書きましたが、「被害者意識」があるようなんですね。
それが今度就職に失敗すると、適応力のない自分にしたのは教育が悪いと。
学校が時代遅れだからだと、言うんでしょうか?

>本当に「やりたいこと」をやらせてあげればいい。
そのためには何をすれば良いのかを教えてあげるのが教育なのではないか。


と書きましたが、学力低下は、数の問題であり、京大生がエリートでなくなったのも数の問題。
就職できない京大生は、能力が高いのにコミュニケーション能力がないから、
ではなく、やっぱり就職試験に受かる能力が乏しいのでしょう。
それは、やりたいこととか、好きなことを仕事にしようとするからではないのかな。

とりあえず、目の前の工場で働いてみれば?
学歴なんかにしがみつかないで。

もうひとつのエントリ
辛抱できる職についているかな

とりあえず就いた職の深さにほれるという「出会い」があっていいんじゃないだろうか。
自分の人生をコントロールできると思っているのは、傲慢ではないかな。
よい意味で流されてみてはいかがでしょうか?

京大生も、博士の皆さんも。

勉強したから、仕事くれ

高学歴って、エリートなの?

学校ってバカを治療してくれんのか:404 Blog Not Found
>君たち高学歴大学生たち=第二種バカだからだ。

>そもそもこの21世紀に「高学歴=エリート」と思い込んでいるのがイタい。

いや、本当その通り。学歴よりも学ぶために学校を選んでたら、
アメリカに行っちゃったdankogaiから見れば、何を京大くらいで、てなもんだ。
しかも、元ブログを読むと、京大でて就職ないことを論文みたいに分析している時点で痛い。

[ルポ]没落エリートの出現―ビジネス社会から疎外される高学歴就職難民たちー :女。京大生の日記。
>就職活動は一生懸命しているにもかかわらず、就職先が見つからない、あるいは、希望の就職先に内定をもらえず不本意な企業に内定し悶々とした日々を過ごしている高学歴大学生がここ京都大学に存在する。

それは、一般論なのか、個人的なことなのか、も怪しい書き出し。しかも

>超売り手市場と言わる新卒就職市場においても、就職するのに四苦八苦する高学歴就職難民たち。これは、個人の問題ではない社会の問題である。

これに、おじさんたちは飛びついた。バカ言ってんじゃないよ、ってこと。
おじさんによっては、就職氷河期だった人もいれば、バブル入社もいるだろうけど、
自分が「思ったところに」就職できないことを社会の問題だからと言ったことは無いな。

>没落エリートとは高学歴でありながらも、ビジネス社会において疎外される人々を指す言葉である。

1929年に「大学は出たけれど」という映画があったのを知ってますか?
小津安二郎監督なんですけど。
大学を出ると「学士さま」と言われていた時代に就職が無かった頃の話。

京大でたから「エリート」だというのは、大学生の数から言ってもおこがましい。
dankogaiは言う。
>仮に「学力=就職力」と見なしても、自分と同程度の「力」を持つ奴は1万人程度はいるということになる。少なくとも学校を出た時点では、君たちは「その他大勢」に過ぎないんだよ。

でね、この京大生はさらに分析する訳ですよ。

>明治維新以降、身分などの属性ではなく、人々の能力による業績によって社会的位置づけを行う社会が誕生したのだ。そのような社会をメリトクラシー社会と言う。

もうさ、いちいち引いてくる引用がうざい。しかも、引用元をわかってない。
「武家の商法」というコトバをちゃんと引用してくれますか?
>武士の商業が揶揄されたのはいつだったか?

こんなコトバも使えないで、「エリート」とか言わないでください。

腹立てながらも私が、この話に食いついたのは、実はココから(長いなあ前ふりが)

>学歴とコミュニケーション能力の有無によって4つの類型を取り出してみよう。

A学歴もコミュニケーション能力もある。

B学歴は高いが、コミュニケーション能力が低い。

C学歴は低いが、コミュニケーション能力が高い。

D学歴もコミュニケーション能力も低い。

>そして高学歴就職難民は、Bの類型に分類される人々だ。


これは、京大の話だけの問題ではなく、実は、この話に通じていると思ったから。

朝日新聞私の視点「博士研究員 就職難が招く科学技術の危機」:SciCom NEWS~代表理事日誌
>内容は、博士研究員(ポスドクだとあまりなじみがないので)を社会でもっと活用するために知恵をしぼろう、ということです。

なんで、博士までとったのに就職も無いのかと。
そりゃ、成績はいいだろうし、研究もしたかも知らんが、社会じゃ使い道が無いから。

それじゃ、あんまりだろうという話。

結局、「社会じゃ使い道が無い】という部分の中身をきちんと分析して、
「社会問題」にしてほしい。

>没落エリートという現象は自己責任の問題ではない、変化の激しい時代には必ず生じる社会問題なのである。没落エリート、ロスジェネ、ポスト近代化能力の育成問題、これらは同じ地平を共有する問題なのだ。

社会で通用する議論になっているかどうか。
自分の議論の理屈を補完する本と言説を引用して「脅かしても」だめでしょ。

dankogaiが言うように
>頭がどれだけ優秀か、というのは、どれだけのことを自分ごととして頭がとらえられるか、ということ。

自分のことを、拡大して一般化することは必要ですが、
この議論は外から見て「自分のことと」見てもらえるようになっているかと言うと、どうなんでしょうか。

難しく言って、煙に巻いているようにしか捉えられないでしょう。
それを「エリート」のことは「一般」にはわからないというつもりですかね?

同じように、博士の問題も、一般と並べて語れませんかね。
東京大学あたりでは、物理学専攻よりも、物理学博士の方が定員多いんですから。

リガクル届いた。読んだ。驚いた。

このエントリで書いたように「リガクル」で知ったことですけどね。
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京大の学部卒に就職が無いことも、全国の博士卒に仕事が無いことも、
社会問題と言えば、そうでしょう。

でもね、一緒くたにするなよ。個体差の問題を解決してからにしてくれませんか?
優秀ならば、文句なく仕事頼みますよ、社会はそんなに暇でも無駄にもしてられないんですから。

日本の資源は、年寄りと家庭に埋蔵されている高学歴女性

女子大生の話、気になりますよね?

女子大生と、社会進出。:女子大生マーケディング部
>先進国が多く加盟するOECD(経済協力開発機構)の発表する「雇用アウトルック2008」によると、日本の女性の高等教育履修率は42.5%(2005%)でOECD平均より14%も高く、日本人女性の学歴は国際的にもトップグループであることが分かります。

高等教育履修率という基準を、本当にOECDで共通できるのかなあ。
日本の進学率と、進学状況は、まあ、大学全入と言われる中で、
女子の方が成績がよいため合格率が高いという状況も考えると、うらやましい状況なんでしょうね。

>それに対し、女性就業率は67.4%(25~54歳)で、スウェーデン、ノルウェー、デンマークなどのOECDのトップグループと比べると約15%も下回っています。ちなみに男性労働者の就業率は約93%で、OECDでも第3位の高さ。

進学率と就業率が本当に結びついてない、さらに就職しても退職率が高い。
結婚退職、出産退職。
言い方は難しいが、退職のタイミングを計っている人も多い。

でも、一通り結婚・出産・子育てを経ると、職に戻りたくなる。
そのとき、この国の状況は厳しい。

それでも、経験を持つ人材をほっておくのはあまりにも惜しい。
そこで、徐々に条件が変わってきているようだ。

最近は、百貨店や販売系で復帰を願う企業があったり、
看護士や保健婦、保育系でも経験者を優遇しようと言う機運がある。

その先には、研究系や分析系の職種でも、復帰できるようにしようという動きがあるらしい。

昔、ある研究所の所長と話したときに、「日本の資源は老人だよ」と言われた。
そのとき、私は生意気にも、「先生、私は、高学歴主婦じゃないかと思うんですね」
と言ったらば、その所長は「それはなかなかいい話だなあ」と言ってくださった。

下河辺厚という方の名を最近聞かないけど、お元気なのでしょうか?

松屋銀座に行かねば

だって、高橋留美子ですよ。

松屋銀座で「高橋留美子展」-ラムちゃん、犬夜叉の初公開原画など:銀座経済新聞
>松屋銀座(中央区銀座3、TEL 03-3567-1211)8階大催場で7月30日、「うる星やつら」「めぞん一刻」などの作者で知られる高橋留美子さんの初公開作品を一挙に展示する「高橋留美子展 It’s a Rumic World」が始まった。

当然、こちらも見たいけど
> 展示作品は、「うる星やつら」「めぞん一刻」「らんま1/2」「犬夜叉」など代表作を中心としたカラーイラスト原画、生原稿、単行本漫画など。

こっちも気になる。
>特別企画「My Rum(マイラム)」では、あだち充さん、青山剛昌さん、安野モヨコさん、松本大洋さんら有名作家34人が「うる星やつら」の主人公ラムちゃんを「独自の目線」で描いた原画や、短編シリーズ「人魚シリーズ」「高橋瑠美子劇場」「1ポンドの福音」のイラストを展示。

> 入場料は一般=1,000円、高校・大学生=700円。開催時間は10時~20時(最終日は17時閉場)。8月11日まで。


いかねば。

話芸の時代のバイブル

昨日一日出かけていてネットが見られなかったので、
状況把握できなかったけど、やっとアクセスも落ち着いたみたいですね。
その中で、穿り返すと、

さんまの話続き:27時間テレビ

で最後に、
>言葉の時代になるような気がしますね。

とえらそうなことを書いたわけですが、
それを象徴するのが、このDVDのヒットと、番組のゴールデン枠への進出。

人志松本のすべらない話人志松本のすべらない話
松本人志

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この番組のレギュラーで、何といってもすごいのは、千原ジュニアとほっしゃん。かな。
たとえば、千原ジュニアの「しゃべり芸」のすごさについては、
テレビ朝日の深夜番組「虎の門の話術王決定戦」で、震えるほどの技術を見たことがある。
秒数にあわせて、同じシチュエーションを「目線を変えて」など別条件で話し分ける。

どこまで作家が元ネタを書いているのかわからないが、
いずれにしても、その条件を変えた内容を、かまずに秒数内にまとめるのは
話芸と読んでしかるべきだろう。

コントや漫才のネタが優れていることを、ネタ番組やコンテストで試され
次に、フリートークでの面白さを求められ、
さらに、話芸と呼べる話の巧みさを要求される。

さんま、たけしが「ひょうきん族」をやっていた時代に比べて、
芸人に視聴者が要求する(のかどうかは疑問だが)レベルが、
一段と上がっているようにおもう。

M-1やR-1を見ていても、作りこまれたネタの面白さは格段に進歩しているように思う。
昔のザ・マンザイ時代のほうが、勢いと同じ話の繰り返しだったのではないか。
でも、それだけに破壊力とか、キャラクターの過剰さが足りない芸人が安定して仕事を確保する。

横山やすしや、ビートたけし、立川談志とまで行かなくても、
月亭可朝や笑福亭鶴光のようなめちゃくちゃなしゃべり、
一芸名人と呼ばれる十年一日のごとく同じことをやる寄席芸人のような面白さは、
いま、テレビでは見られなくなった。

昔は「大正日曜寄席」とか中継ものがあったのに、今は笑点以外の寄席番組を見る機会は少ない。

寄席中継をテレビでやらないかなあと、改めて思っている。

未来は明るいと考えられない人たちが作る未来は、明るいのだろうか。

「明日という字は、明るい日と書くのね。
明日は本当に明るい日なのかしら」

という歌が流行ったのは、1969年。
アン真理子の『悲しみは駆け足でやってくる』というタイトルだそうです。

すごいね、wikipedia。

この二番は「若い日という字は、苦しい字に似てるわ」というんでした。それはちょっと苦しい。

さて、実は、ディスカバー社・干場社長のブログで拝見して以来、
気になっていた話題がありました。

それは、若い人たちと、自分たちの間隔の相違は何に起因するのか?

世代間の最大のギャップとは?  ●干場
>彼らと私の世代との最大のギャップに気づいた。それは、基本的に、
「明日は今日よりよくなる」と信じている世代と、
「明日は今日より悪くなる」と不安に思っている世代の違い。


明日という字は明るい日だと素直に思えるか、思えないか。

実はバブル世代の妻とこの話をしていて、
彼女の会社の部下がなぜ、先輩や上司に素直におごられないのかという話になった。
「おごられる理由が無い」とか「自分がお金を持っていないから飲み会にいけない」というのだそうだ。

先輩や上司がご飯を食べに行こうといったらば、
それは、ほぼ間違いなく「おごり」だった時代に育った彼女には、
それがどうしても理解できないという。

そこにあるのは、「無条件の信頼の欠如」とか「功利主義の反動」とか、
理由はいろいろつけられるだろうけど、
結局は、「お金を使う」こと「お酒を飲むこと」などの考え方が変わってしまったのではないか。
それには、この貯金好き世代の「漠然とした不安」が影響しているように感じる。

女子大生と、節約。:女子大生マーケティング

>2007年8月22日の日本経済新聞で、JR東京駅から30km圏内に住む20代1207人に調査した結果が発表されていました。

元ねたはこちら
20代の暮らしぶり地味、貯蓄意欲は高め・日経調査

>そのデータによると、「乗用車が欲しい」と答えた20代は、2000年には48.2%だったのが、2007年には25.3%と激減。「酒はほとんど飲まない」という人も、30代は27.6%なのに対し、20代は34.4%もいるとのことです。


使わない金はどうするかというと「貯蓄」。この女子大生は、周りに聞いていみたら。

・老後のための貯金。親の世代が苦労しているのをみてきたから。(教養学部/Tさん)
・なにかあったときの貯金。(法学部/Yさん)
・年金があてにならないから、積み立て貯金にあてる。(文学部/Mさん)


だったとか。
大学生が貯蓄しているということが、私には信じられない。
私の大学生のときは、丸井のカードでキャッシング(お金の借り入れ)して
毎月苦しむ大学生が周りには大勢いました。

学生時代よりも就職してからのほうが収入が少なくなる人間が多かったこともあり、
丸井のキャッシングにお世話になっている友人は多く、
でもみんなバブルに向けて収入が伸びて、返せるようになっていった。

そういうのは「神話」なのだろうか?
バブル時の初任給を上回れない時代が続き、
すっかり疑い深い大人ばかりになったのだろうか。

>将来への不安を抱えるために消費意欲が乏しい20代。かなり財布の紐が堅いようです

消費が伸びないと、さらに経済状況は上向かず、給料も伸びないという悪循環。
「明日が明るい日」になるのは、いつなのだろう。

ジンギスカンネタの返信

たまには、いいこというでしょ?

【閑話休題】(南関東地域における)ジンギスカンブームの終焉?:science and communication

>自宅から最寄りのジンギスカン料理のお店

本格ジンギスカンの店 hitsujin(ひつじん)

ココいいですね。今度一緒にいきましょう。costep関係者も集めて、ジンパで(笑)

ココで扱っているたれ付きジンギスカンの店「カネヒロ」は、長沼のお店。私も知ってました。

おいしいんですけど、あまりたくさん売ってないんですよ。
ちなみに、日曜日に、うちで食べたのは、長沼ジンギスカン。冷凍があります。


最近気になっているのは、ビアガーデンのジンギスカン。
銀座松坂屋の屋上のビアガーデンをライオンがやっているらしい。

いってみたいけど、まだ行ってない。


事務処理ハック、四苦八苦

タイトルは単なる語呂合わせです(汗)

ライフハックとか、最近ハック本が人気な訳ですが、
この本は、いわば事務処理ハック。

著者が言うところの「おばあさんの知恵袋・オフィス版」です

ミスゼロ、ムダゼロ、残業ゼロ!ミスゼロ、ムダゼロ、残業ゼロ!
オダギリ 展子

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じつは、smoothさんの記事で買った本。
【作業効率化】「ミスゼロ、ムダゼロ、残業ゼロ! 」オダギリ展子:マインドマップ的読書感想文
>一つ一つは「ちょっとしたこと」なんですが、知ってるのと知らないのとでは大違いかもしれませぬ(汗)。

まったくそう思います。時期はあれですが、この本、新入社員教育にいいと思います。
詳しくは、smoothさんの書評をご覧ください。

帯にあるように「月100時間の残業をゼロに」できるかどうかは、やり方しだいですが、
>新入社員、派遣社員のお助け本
であることは確か。

スーパー派遣社員だった妻に読ませて、
今、現実に困っている、若手社員教育に使ってはと提案しようと思います。

まあ、それよりも、私の机の上を、アシスタント・パートナーにしなくちゃ。


【目次】(上記smoothさんの記事からコピペ)

序章 仕事の環境づくり―デスク周り、机の上の環境づくりから仕事の基本まで
 「デスク周り」を自分の「アシスタント・パートナー」にする!
 仕事に取りかかりやすくなる!デスク周りの3原則
 さらに仕事がしやすい環境に!「デスク周り活用術」

第1章 ミス・トラブルを防ぐワザ37選
 特許事務所で叩き込まれた「ミス・トラブルを防ぐ」ための徹底したやり方
 月ごとのルーティン・ワークや重要業務は卓上カレンダーでしっかり管理
 書類の紛失・混同を避けるため、机の上に広げる案件は1件のみとする ほか

第2章 効率アップのワザ31選
 貿易事務で追究したのは、自分の業務をさらに「効率アップ」すること
 付箋はココ!台紙を剥がしてデスク周りにペタッと固定
 A4用紙キッチリ三つ折りのワザ ほか

肉バカここにあり:東洋肉店

カテゴリ間違ってますね。
「食べたもの」ではなく「食べたいもの」。

東洋肉店は、北海道名寄市の個人商店です。
なのに、この若だんなは(そう、若だんなつながりです)、スペインからバスク豚を輸入するんです!

そのために、スペインの生産地にも行っています。
生産者と熱い議論を交わし、肉バカの契りを深めてないと、こんな個人輸入ができるわけがありません。

バスク豚のお取り寄せ

>純血バスク豚入荷いたしました!今回は豪快に1kgのブロックにて各部位をご用意しております。ピエール・オテイザ氏の工場が日本向け輸出に正式認可された記念すべき第一弾の入荷です!ここに究極のバスク豚をご紹介いたします!


その前は、イベリコ豚も買い付けてます。バカです。
とにかく、いい肉を一頭買いし、自分で捌き、ネットで売っているんです。
そのネット通販サイトも自家製。自分でくみ上げているんです。
最初は、楽天も使っていたらしいんですが、今ではメールマガジン、SNS、携帯サイトと
どこよりも充実した通販システムを自家製で運営しているんです。
バカです。

この熱いバカさ加減がたまらなくすばらしい!

もともとは、ジンギスカン専門サイトだったのが、肉バカが高じて、最近はこうしてすばらしい豚や、
国内産の羊を儲け度外視で販売したりしている。愛すべき肉バカなんです。

私は、SNSにも入っている割には、たまにしか買えないんですが、
この間も、イベントのための夏合宿にジンギスカンと骨付きのラムを買って行き、
絶賛されました。ラムの見方を変えるほどうまいというお言葉もいただきました。

これから夏のバーベキューシーズンに、もしお取り寄せする余裕があれば、
ぜひこの東洋肉店のサイトを試していただきたい。

若だんなのブログ
も肉好きにはたまらないです。

ジンギスカンブームとはなんだったのか。

暑いときには、肉です。
特に、羊肉は、カルニチンが脂肪を燃やしてくれるから、メタボの心配もありません。

暑いといっては、ジンギスカン、寒いといってはジンギスカン。
花見といってはジンギスカン。スケート祭りもジンギスカン。盆踊りだってジンギスカン。

それが道産子というものです。
長年、ジンギスカンの真のうまさを普及してきた我が家周辺では、
ずいぶんジンギスカンファンが増えました。ありがたいことです。

東京ジンギスカンクラブのサイト
を見るたびに減っていく、東京のジンギスカン店を見るにつけ、
ブームの怖さを思い知ります。

久しぶりに見たら、記事が載っていました。

平成ジンギスカンブームを振り返る
> 2004年から翌年にかけて、空前のジンギスカンブームが吹き荒れました。我々「東ジン」にも取材依頼が毎日のように飛び込んできたものです。雑誌・新聞・TV・ラジオ……。数え切れないほどの取材をこなし「ジンギスカンにこんなことが起こるなんて・・・」と信じられない思いでした。そのブームの実際と功罪について振り返ってみることにしましょう。

まさに、ジンギスカン好きが高じて、倶楽部を謳い、HPを作っていただけの彼らが
新聞・雑誌・テレビに翻弄され、自分たちの店「ひつじぐら」を出してつぶした経緯を
まとめています。これこそ、渾身のリポート!
zougen.jpg
HPで紹介したジンギスカン店の推移:青い折れ線はその期間の新規開店数を、白い折れ線は閉店数をしめす。(右目盛り)

詳しくは、ぜひ記事をごらんいただきたいです。

>今回のブームは「羊肉好き」「ジンギスカン好き」を圧倒的ではなくとも着実に増やしたことだけは間違いないと確信しています。次のブームがいずれくることがあるとして、我々はそれに過剰な期待を抱かないものの、諦めたわけでありません。

そうだよね。ジンギスカンのうまさを信じてくれる人は増えているよね。
私は東京在住の道産子として、彼らの活動にエールを送りたいと思います。

ちなみに、私、日曜日はジンギスカンでした。
実家から、最近父が気に入っている長沼ジンギスカンを送ってきたので。
「東京暑いんだべ、栄養つけれ」という声が聞こえてきます。

そう、ジンギスカンとは愛なのです。

さんまの話続き:27時間テレビ

追記で終わろうと思ったけど、なんだか常に無いアクセス数の理由を探してみました。

【トレビアン】フジテレビ27時間テレビで個人情報漏洩!! ネット上で情報広まる!:livedoorニュース

なぜか、この記事の下に紹介されていた。

悲しきノスタルジー:27時間テレビ

同じように紹介されているのが、追記で紹介したこちら
崩壊前夜の狂騒:ハコフグマン

こちらも、すごいアクセス数らしい。
でも、あちらにはコメントが一杯なのに、うちは無いね。1件だけ.
向こうは、テレビ関係者だからかな。
まあ、もとのアクセス数が違うのか。

たぶん同世代と思われるハコフグマンの中の人の書いていることにほとんど同意。
たとえば、このシーン
> 前夜の鶴瓶と大竹しのぶが雑談しているところにさんまが着ぐるみで割り込むという企画も酷かった。互いに顔が引きつっていたが、その間の悪さが視聴者にも伝わってきた。

私は、大竹しのぶとさんまと鶴瓶のスリーショットを見て、大竹さんの天然女優ぶりに呻った。
大竹さんが、さんまの言動にいちいち突っかかるわけですが、その内容のすれ違い具合。

女優は、役になって特別なことをしているから、普段ちゃんとしていられるわけで、
お笑い芸人は、テレビの前にいれば常に「ちゃんとしていない」ことが求められる、
という基本的な約束事を無視した、一方的な大竹さんによる否定、戸惑い、疑念。
さらに、さんまは、それをたぶん日常生活でも延長し続けている点で、
芸人として新しかったし、天才なわけですよ。
人の作ったせりふを言うときに天才な大竹さんには、
理解できないものというか、まったく相容れなかったんでしょうね。

>それにしても今の若い人はさんまと大竹しのぶが結婚していたことさえ知らないのではないか。

二人の間の娘が「いまる」という名で、
それはさんまの「生きてるだけで丸儲け」という座右の銘からとったなんていう無駄な知識も、
たぶん知らないだろうね。

なんだか、「飛龍伝」という芝居を、つかこうへいが80年代に再演したときに、
全共闘の説明を紀伊国屋ホールのホワイエ一杯に張りだしたという話を思い出す。

ノスタルジーをやるなら、共有する思い出を前提条件として紹介してほしい。

でも、ハコフグマンさんのところのコメントを読んだり、ブログを見ていると、
「ひょうきん族」を知らない世代が面白いと書いているのに驚くね。
山田邦子なんて知らないんじゃないのかな。青木さやかの先祖みたいなものだけど。
鶴太郎は偉そうな似非絵描きだろうし。

若い人が面白いと思ったのは、最近のテレビの笑いに、ハチャメチャが足らなかったんだろうか?
唯一、いまハチャメチャを意識しているのが「めちゃいけ」だろうけど、
それでも、あそこまで「苦情」が殺到する(ことを事前に意図した)ような仕掛けはできないよなあ。

それだけに、岡村が可哀想になった。
結局、たけしやさんまに自分が勝てていないことを自覚させられただろうに。

その意味では残酷な番組でしたね。

たけしやさんまにも、岡村や今田にも。
それ以外のガヤは別に感じなくてもいいけど、この4人は自分の才能に直面しただろうな。
いい意味でも、悪い意味でも。それは、たぶんこれから、悪いほうに利いてくる気がする。

でも、たけしには、同情しか沸いてこないのはなぜなんだろう?
テレビは、あなたの狂気を見せる場じゃないのに、とか思ってしまった。
すごい上から目線だなあ。おれ。

秋から、さんまの番組は減るらしいですね。
徳光さんとか、福留さんの番組も終わるらしい。
素人いじり、芸人いじりの時代はそろそろ終焉を迎えて、
ちゃんとした芸人の時代になるんじゃないですか?

落語家が面白い時代が来る(もう来ていますが)と思います。
まあ、さんまも落語家の一門でしたけどね。
落語ができる人の時代。
話芸の時代。

言葉の時代になるような気がしますね。

悲しきノスタルジー:27時間テレビ(追記あり)

日曜日は、暑いながらも一日家にいた。
当然、「まいご三兄弟」を見るためと、その余韻に浸るためなのだけど、
合間に、ついついフジテレビの27時間テレビをザッピングしてしまう.

そこには、すっかりふけた明石家さんまが、自分の人生を振り返るようなテーマを突きつけられ、
それに振り回されて、30年間変わらぬ「おどけ」を行っていた。

ひょうきんディレクター時代に最も輝いた仕事をしていただろうプロデューサー(三宅さん)が、
「ひょうきん族」を見て育った若手芸人およびスマップを動員して、
フジテレビの「笑い」に関する25年間を振り返った番組。

私には、そう見えました。
退行と退廃。
老醜をさらす50代芸人と、それに抗いもしない40代から30代。

ビートたけしに「きちがい」を演じさせて、その被害にあう明石家という図式は、
映像として流れていたように、河田町時代のもの。

嬉々として演じるたけしを見る視聴者は、果たして笑っているのだろうか?

さんまだけでは、若い視聴者にインパクトが弱いと思ったのか、岡村の車まで巻き添えにし、
「白いスーツ」をさんまに着せたことも、そのあとのペンキへの伏線だったことがまるわかりで、
スタジオ中をペンキまみれにした「遊び」が、本当に視聴者を笑わせているのか?

自分たちだけが笑えればいい、という90年代フジテレビの悪弊をもう一度露呈させただけだった。
それは、三宅さんをプロデューサーにした時点でわかっていたことで、
それを超えるプロデューサーがいないことが、フジテレビの危機なんでしょうね。

書いてて馬鹿らしくなってきた。

なんか、腹立たしくて、情けなくて、可哀想で、いろんな意味で「お笑い」の終焉を感じた。
ダウンタウンとウっチャンナンチャンは出てないのが救いなのかな。
彼らは、フジでお笑いをやりたくないだろうし、あのメンバーでは出ないわな。

話芸という意味では、天下一品の才能を持つ明石家さんまは、
ひょっとしたら、昨日の番組で消耗してしまったかもしれない。

島田紳助の陰謀にすら見えた。
4チャンネルで、M-1芸人の番組をやるらしいし、戦略家紳助の真骨頂だなあ。

追記:同感だと思うブログを見つけたので、トラバを送らせていただいた。
関連ブログ
崩壊前夜の狂騒:なぎのねどこ
こちらで見つけた、下記のブログ

崩壊前夜の狂騒:ハコフグマン
コメントも書かせていただきました。

ランディ・バウシュ教授、亡くなる


Randy Pausch's Update page

July 25th, 2008
Randy died this morning of complications from pancreatic cancer.


子供の頃の夢のリスト覚えてますか?:紹介:最後の授業

で取り上げた、ランディ・バウシュ教授が、7月25日亡くなりました。
既に、多くのニュースで取り上げられているので、ご存知の方も多いでしょう。
mixiニュースにも出てましたね。

冒頭に紹介したのは、ランディ・バウシュ教授の容態を継続的に(まさにアップデート)
伝えてきたサイト。

詳しいことは、こちらのサイトを見ていただきたいです。
何も言いません。
ご冥福をお祈りします。

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「カンフー・パンダ」見てきました

豪華声優陣で前評判の高いアニメ「カンフー・パンダ」を
オープンしたばかりの新宿ピカデリーで見てきました。

大爆笑というよりは、くすくす笑えるという感じでしたね。
おいおい、そこかよ。とか、ああ、あの話のパロディね、とか。

でも、私は3DCDがどうもなじめなくて、なかなかのめり込めなかった。
最後は、結構納得しましたけどね。

エンディングロールが良かったです。
アメリカ映画って、エンディングロールが長くて、
そこに工夫してあったりなかったり何ですが、
これは、エンディングロールが、縦に流れるんじゃなくて、横にスクロールしていきます。
ようは、絵巻物になっているんですね。

そこは、なるほどと思いましたね。

ところで、グランドオープンが1週間延びた新宿ピカデリー。
どうも、MUJIの工事が19日までに終わらなかったらしい。

実は土曜日は、オープニングキャンペーン中で、チケットが1000円でした。

subImgBg1.jpg

当然、私も1000円で見てきた訳です。
これ、結構知られてないみたいですが、チケット屋の割引券が1290円。
来週は、金曜日8月1日が1000円ですので、ぜひ新宿ピカデリーで見てください。

1000円なら、「カンフー・パンダ」も見て損ではないでしょう。
1800円はだせないかもしれませんが。

「まいご三兄弟」楽しみましたか?

BS2での放送が終わりました。

地上波での放送は、まだ先なので、ネタばれ厳禁ですね。

いやあ、しんみりしつつ、笑わしてもらいました。

ひとつだけばらすと、主役は四草デス。

田村亮さん(ロンブーじゃないですよ、と言わないとだめなんだろうなあ)
が、さすがのいい味でしたね。

田村三兄弟って知ってる人、今どれだけいるんだろう。
あのおじいさんは、田村正和の弟ですね。
お父さんのバンツマ(阪東妻三郎)より、一番上のお兄さんの田村高広さんに似てきましたね。

ああ、まいご三兄弟の話でした。

全国放送は2008年8月10日(日)10:05~10:49 総合(全国)
※冒頭に番組解説が1分入り、44分となります。

関西では、8月3日再放送があるようです。

詳しくは公式サイトで。

関連エントリ
アー言わないで、まいご三兄弟

400エントリ

このエントリで、400です。

この3ヶ月、一日2通以上を目標に駆け抜けてみました。

エントリが増えると、新たなステージが見えると言う話を信じてやってみましたが、
本当でした。
ちょっと、新たな感じです。

これからもよろしくお願いします。

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この本のおかげで、がんばって来れました。
お礼を言いたい気分です。
なので、皆さん、クリックして買ってください。

サイエンスアゴラに出店します

出展なのか、出店なのかは、おいておいて。

今日、ミーティングしまして、サイエンスアゴラに出店することにしました。
内容、出店組織は、秘密!

詳細は8月5日に発表します。

関連エントリ
サイエンスアゴラ、はーじまーるよー

サイエンスアゴラは、誰のアゴラ?

議論のための極論:サイエンスアゴラ

取り上げるべきではないニュースもあっていい

期せずして、同じ話に同じ結論を別の角度から書いているブログを見ている。
そして、またそれに共感している自分がいる。

全く、面識がない人が同じことを考えていることを知るのもまたブログの面白さ。

通り魔事件1:ほんとに今年は多い?:PSJ渋谷研究所X
>通り魔事件の報道について、あれこれと考えながら書いていたら長くなったので、3分割にしました。
⇒その1:ほんとに今年は多い?(このエントリ)
⇒その2:なんで増えた?
⇒その3:テレビは報道を自粛すべきでは?


通り魔報道を考えた上で、マスコミの報道が助長していることを自覚すべきではないかと問う。
長いけど、3つとも読んでみていただきたい。

「心の闇」って言うなぁ!:きっと一生わからない
>通り魔や、子どもの親殺し、バスジャック……という事件が続いてますね。
ここんとこ、あまりテレビを見ていないのですが、きっとまた、「心の闇」という言葉が、多用されているんではないかしらん。


決まり文句に陥りがちな近年の報道の姿勢と放送関係者の資質を問う。
>報道されたい」という動機で起こっている事件もあるのに、過剰報道は相変わらず続く。
そこには、知性のカケラも感じられない。


相変わらず辛辣なんだから。でも、その通り、そう思う。

で、大御所が同じようなことを言っているのだけど、

コピーキャット社会:内田樹の研究室
>とりあえず私に言えることは、「この事件が意味するものは?」という問いがすでに「事件の一部」をなしているという病識だけは持ち続けなければならないということである。

この事件について考えることは、彼の意に嵌ることだから、やめましょう。ということ。
ああ、こっちの方が面白い。

Twisted Navel:内田樹の研究室

メディアが取り上げることが犯行目的に加担することだからコメントしないという内田先生に、

>「なるほど、では、そういうコメントをいただいたということで記事にしてよろしいでしょうか」
と答える日経新聞記者。
病気ですな。
>ほんとうにこの種の犯罪を根絶したいと思っているなら、メディアが取り得るもっとも効果的な対応は(不可能なことだが)「無視すること」である。

意見がそろいましたね。

でも、マスコミ以上に関心が寄せられている(ページビューの多い)ブログで、
この話を書くのは、犯行に加担していることにはならないのか、
という問題もある訳ですよね。内田先生。

数学はお好きですか?

ネタフルに刺激的なエントリ。

「女性は数学が苦手」は根拠なし:ネタフル

>個人的にはあまり「女性は数学が苦手」というイメージはなかったのですが、そういった俗説が否定される調査結果が発表されています。

「女性は数学の能力に劣るとの固定観念が親や教師にあるが、認識を改めないといけない」と指摘しています。


そう、俗説にまみれてはいけない。
そうした性差をもとにする議論は、たいてい個人差よりも小さい。
だから、女性科学者の芽を摘んではいけない訳ですね。

元ネタは、日刊スポーツ国際ニュース「女性は数学が苦手」は根拠なし

関連エントリ
理系女子は、もてます!

女子理系のススメ!:素敵にサイエンス

アー言わないで、まいご三兄弟

さすがに草原兄さんは優しい。

まいご:桂吉弥のブログ

>関西の皆さん、外伝いかがでしたか。えーっと、そんな振りで何ですが、関西以外の『まいご3兄弟』の放送を見ておられない方のために、皆さんのコメントを愛あるものにしていただきたく、お願いいたしますね。くれぐれも。 楽しみは取っときましょ。


そうなんです。今日25日20時から関西と福井では放送したんです。「まいご三兄弟」。
関東に住む私たちが、日曜日のBSを見るまで待ってくださいね、関西の皆さん。

優越感に浸ってよろしいから。

関連エントリ
「まいご三兄弟」放送は今月です



コンピュータかコンピューターかに結論出るかも

私は、編集者という職業を科学技術分野で長くやっているので、
この決断が、理学と工学の長年の論争に終止符を打つきっかけになることを望みます。

マイクロソフトが外来語の表記変更を発表。今後、「コンピュータ」は「コンピューター」に
>マイクロソフト株式会社は7月25日、外来語カタカナ用語末尾の長音表記について、今後の製品やサービスの開発において国語審議会の報告を基に告示された1991年6月28日の内閣告示第二号をベースにしたルールへ原則準拠する方針を発表した。

というのはどういうことかと言うと、

>今後発売される製品およびサービスの将来のバージョンにおいて順次移行するとし、これにより従来の「コンピュータ」は「コンピューター」、「プリンタ」は「プリンター」など、全313用語の表記が変更対象となっている。


やったー。これで、音引きの確認しなくてもすむとうれしい。
これに類する用語の不統一は、特に、理学系と工学系で顕著で、
データとデーターとか、コンピュータとコンピューターとか、工学系は伸ばさない。
これくらい用語統一してくれよと思うが、

>JIS 用語や学術用語に規定されていない用語

が実は山ほどあるのだ。
とくに外来語のカタカナ記述と言う日本語独特の表記にならざるを得ない現代科学技術の分野
(そんな分野名があればだが)では、ゴマンとある。

学術用語として決定するには時間が必要だからだ。
そして、その時間はだいたい学問の進歩に追いついていない。

でも、マイクロソフトがコンピューターと言うんだから、コンピューターでいいんではないの?
アップルはどう記述するのか気になるけど。

マイクロソフト株式会社
http://www.microsoft.com/japan

日本語スタイルガイドのダウンロード
用語の一覧はエクセルファイルで提供されている。
http://www.microsoft.com/language/ja/jp/download.mspx

WEB2.0の先にあるもの

最近、仕事で、WEB2.0を形にする話が続いています。

WEB2.0のロングテールはどこへ行った?

というエントリでも書きましたが、2006年のキーワードだったWEB2.0が、
個人レベルから、ビジネスレベルに応用されつつあるんだと思います。

WEB2.0というよりも、ネットをメインにしたウェブを生かす仕組みを、
企業行動にプラグインする必要が出てきたということなのでしょう。

企業といえば、専用線だとか、イントラネットだとか、自分たちで完結しようとする動きが多く、
それに合わせたパッケージ型のアプリケーションが主流でした。
でも、それでは社会のスピードに対応が遅くなる上に、なかなか新しいシステムに切り替えられない。
Windows95をいつまでも使っている会社があったりして、いまでもOffice2003だったり。

AIDMAからAISASへとか、ネット時代の広告の考え方が変わっているという話は、
「明日の広告」を読んでいただきたいけど、企業と商品、商品と消費者の変化に比べて、
企業内システムは、なかなか変わらなかった。というか成功しなかった。
WEB2.0が言われて、企業内ブログとか、企業内snsが作られて、もう消えたりしている。

目的が無いものを作っても、うまく使われないし、使ったことが無い人が進めても推進はしない。
社長ブログは、外部に向けてのもので、内部への意見浸透にはやはり説得力は無い。
社長に直接メールをするとか、SNSでコミュニティを作るとか、わざわざ会社の中でやらなくても、
好きな人はmixiで自分の会社のコミュを作っていたり、ブログで発信したりしている。
それは、会社の仕組みに取り込むことは難しい、そういう動きと相容れないものがあるからだ。

でも、道具立てはそろってきた。APIとか、マッシュアップとか、SOAとかSaaSとか。
考え方を変えれば、企業の仕組みも刷新できそうだという感じがする。

その考え方とは、自前主義。専用線信仰。セキュリティは自前のほうが強固だという思い込み。
ウェブサービスを使うということは、イントラで抱え込んだ情報を、ネット上に公開するようなもの。
だという誤解。

この辺をうまく解ければ、たぶん2桁以上安く、同じような仕組みが構築できるのではないか。
という話を、うまく企業に説明できる人が、大きく設けていそうな気がする。

さきのエントリ
で紹介した本が、やはり2006年の技術を背景にしていたんだなと思ったのは、
この本を読んだから。2007年だから、もう少し現在の技術が見えてくる。

エンタープライズ2.0 ~次世代ウェヴがもたらす企業変革~エンタープライズ2.0 ~次世代ウェヴがもたらす企業変革~
吉田 健一 / リアルコム株式会社

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NECはこんな本で釣っている。

NECミドルウェア×エンタープライズ2.0NECミドルウェア×エンタープライズ2.0
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あと、なんとなく気になるこの本。

クラウドソーシング 世界の隠れた才能をあなたのビジネスに活かす方法クラウドソーシング 世界の隠れた才能をあなたのビジネスに活かす方法
野津智子

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コミュニティがさまざまな懸案を検討してくれる。知恵もオープンソースで生まれるということらしい。
社内に閉じこもるよりも、ウェブに出て行って、みんなの知恵を借りようということ。
その仕組みは、実は値段も意外に安いよ、ということのようだ。

九段・斑鳩で坦々麺を食べて、ラーメン王のことを考えた

九段下で仕事の打ち合わせが終わるたびに気になっていた九段・斑鳩

いつも列が絶えないので、あきらめていた。
夕べ、19:30ころ打ち合わせが終わって、通りかかったらば並んで無い!

いまじゃ、と券売機に向かう。

夜限定20食の味噌味坦々麺があるという。

じゃあ、それにすべえとボタンをポチリ。

出てきたのは、確かに味噌味の坦々麺。でも、一口目に広がるのは、海老。
海老の殻からとった海老油の香りが口から鼻に抜ける。
坦々麺といえば、ゴマの香りと思うので、意表を突かれる。

替え玉があるとか、ご飯と一緒にとか書いてあるのを無視して、一気に食べる。
確かに、たれが濃いので、ご飯と一緒に食べたほうがいいかもしれないし、
麺に絡めるたれの量を加減して替え玉をしても楽しめるだろう。

でも、一杯のラーメンは、一杯の中で味わうものではないか。
最初から、助っ人を用意しているのはどうかと思ってしまう質なのだ。
でも、食べきってから、ああご飯あればよかったなと思った。
それは、失敗ではないかと思うんだけどな。濃すぎるということでしょう。

こういうとき武内さんならどういうんだろう、と思ってしまう。
個人的に面識は無いけど、ラーメン好きのひとりして、いつも気になる人だった。
彼が館長だったころに新横浜のラーメン博物館に行ったなあ。

日本ラーメン協会 武内伸副理事長逝去のお知らせ
“ラーメン王”急死…武内伸さん48歳、肝硬変で

私は、ラーメンは完全食(栄養分が全部そろっている)だから、
体にいい食べ物だと言って、妻にあきれられた男なので、
武内さんのような、体がラーメンでできている人には長生きしてほしかった。
「ほらみなさい」とか言われるに違いないから。

そうなると次に気になるのは、自称・日本一ラーメンを食べた男
【訃報】武内伸さん :自称「日本一ラーメンを食べた男」の日記

>武内伸さんが亡くなって10日ほど経った。
いまだに信じられないことではあるが、事実である。


まったですく。大崎さんは、ネットを通じて武内さんへのコメントを募り、
それをプリントしてご両親に渡したという。
ご両親にとっては、「ラーメンに殉じた男」とかマスコミに言われてもうれしく無いだろうけど、
これだけ多くの人が何かを伝えたい人だったことを知って、喜ばれただろうと思う。

>多くのラーメン好きに愛されていた武内さんへのメッセージを
改めて、多くの人に読んでいただきたいと思う。


私も大崎さんのページにリンク張りますんで、読んでいただきたいです。

こちらから。
「武内伸」さんは、ラーメン好きとラーメン店主の心の中に生きている。 :自称「日本一ラーメンを食べた男」の日記

池尻大橋「CHAD」でライブを見た(訂正しました)

マイミクでもあるsalaさんのバンドsala's companyのライブを見に、
池尻大橋CHADに行ってきました。

池尻の駅を出て、すぐのガソリンスタンドの先をわき道に入ろうとする登り口の左のビルの2階。
満員でも30人入れるかどうかというスペースに、肩を寄せ合うようにしてカレーを食べている客。

そう、この店に入ると、まずカレーを頼みたくなるのだな。
そして、ビールでのどを潤し、ライブで心を潤して帰ると。

細かいことはまあいいや。
とにかく、salaさんの歌声に包まれて、癒されて、ワンコを見て帰ってきたと。
リーダーのオリヤンの飼い犬らしい、ウェルシュコーギーのろく君は、
ホリプロ所属らしいので、顔見世はこちらのサイトから。

やはり、salaさんは、このバンドでやるのが一番リラックスしてるね。
アグネスホテルでも、銀座lunarでも、それは確かにいいんだけども。

でも、もう少し大きなステージで、このバンドを見てみたいもんだとちょっと思いました。

図書委員らしい:ブログ通信簿

あちこちでやってるので、やってみた。

ブログ通信簿サービス:gooラボ

自分のブログのURLを入れるだけで、勝手になんだか判断してくれる。

ブログ通信簿:que sera sera
>しかし、que sera seraは落第点です(^_^;)

それはいやだな。

ブログ通信簿:理系兼業主婦日記
>そして性別は「男」らしいよ!

性別まで勝手に判断するんですね!

gooラボの「ブログ通信簿」でブログ年齢がドンピシャだった:hiniclip
>ブログ年齢がリアルな年齢すぎるんですけど。

こういうのって、上でもなんだかだし、ちょうどもなんだかだし、
WiiFitのバランス年齢みたいなものですね。

結果、私は。

tushinbo.jpg

やっぱり、ブレーンが向いているらしい。
えー、仕事しまっせ! 

しかも学者を目指すといいらしい。科学の話しすぎだね。

辛抱できる職についているかな

あえて、カテゴリを「科学技術」に。

昨日の、プロフェッショナル仕事の流儀は、板金職人・国村次郎さん

先週の、「羽生対森内」に比べると、見るとも無く見てしまったのだけど、やはり職人はすごい。

すみきち&スタッフブログ
で、すみきちさんが「金属に、命を吹き込んでしまうのだから!」
と驚いているように、一枚の金属板をたたくことで、新たな形になっていく不思議さ。

すみきちさんがブログの最後に
>これからは、国村さんの手がけた新幹線の顔に、
ホームで微笑みかけてしまいそうだ。
もしかして、もしかすると、微笑み返してくれるかもですもの!
ふふふ。
そんな気持ちになった。


と書いているけど、本当に、一点ものの新幹線の「顔」に国村さんが与えた表情があるように感じる。
彼女の文章はいいんだよなあ、この「ふふふ」なんて、できそうでできないと思うけど。
関連エントリ:ファンです「すみきちブログ」

すみきちはおいておいて、茂木さんは、日経ビジネスオンラインのほう
>うまくいっているときは無心の状態で、余計なことを考えるとかえってうまくいかないと国村さんはおっしゃっていた。
意識では追いつかない自動化された高度な能力。ハイデガーもそういうことを言っている。ハンマーを振るっていてうまくいっているときは無意識で、打ちそこなうと初めてそこで意識が立ち上がるといったことだ。
 だから職人は無口なのだと思った。これだけ複雑な計算をしているとしゃべっている暇はない。


これ、茂木さんの真骨頂ですね。
職人が無口なのは、高度な情報処理が脳で行われているからだという視点。
無口なのかと思ったら、本当に考えて無い人もいますが。

国村さんは、山口県下松の人だったんですね。
最初を見逃したので、方言が瀬戸内だなあと思いつつ、どこだろうと思っていた。
下松と聞いて納得。下松市にある日立製作所笠戸事業所で新幹線を作っているから。
新幹線製造の町くだまつ
新幹線のカオを金づちでつくり出す 職人の技を見た:asahi.com
国村さんが勤める工場が取り上げられてますね。国村さんは出てませんけど。

職人のすごさを感じた次の日(今日ね)、朝ブログでこんな記事を読むと、ぐっと来ます。

匠に学ぶ:MaaMingのときどきサイエンスカフェ
>伝統の技の匠がいう。学ぶ気のある雰囲気で、教えない。すると数年後、ちょっと背中を押すだけで、10倍・100倍伸びる、と。生半可に教えられた頭のいい者は効率よくやろうと考えるが、伸びない。素直で他に道のない覚悟で臨む者は、体の備えがしっかりと作られ、伸びる。

小手先の頭のよさはもう要らない。安泰を決め込むひ弱な師匠ももう要らない。


科学の世界は、匠の世界ではないようで。どちらも、後継者に悩んでいるように思うのだが。
頭がよすぎるのかな。科学を志す若者は。科学で生きてきた大人は。

国村さんが、すみきちさんから、続けていくのに大事なことはと聞かれ、
「辛抱ですかね。その仕事を辛抱して続けていけるかどうかじゃないですか。
技術が身につくには、時間がかかりますから」
というようなことを答えた。

辛抱するにも、センスはいるわけだけど。
続けて行けるのは、やっぱりその仕事が好きだから。その仕事と、めぐり合ったから。

そういうことじゃないのかな。
3年で辞める若者も、出会えるといいよね。
国村さんのところの若い衆のように。
これ好きだな、という仕事と、この人と言う大人に。

茂木さんがクオリア日記で、
>ポイントを間違いなく叩けば、
金属はそれに応えて変形して
くれるが、そうでなければ空虚な
音を立てるばかり。

人生も、また同じ。


と書いた。見事。
人生を叩いた音は、空虚ですか、乾いてますか。
私は、無駄に叩いているように思います。

秋葉原でほしいもの

前回の記事(この夏、日本で過ごす外国人に優しい町:秋葉原)が、
酒井穣さんのお役に立ちそうでうれしいです。

そこで、またまた、アキバ経済新聞から。
アトムの頭に目玉おやじ-手塚プロと水木プロがコラボ
>手塚プロダクション(新宿区)は水木プロダクション(調布市)とのコラボレーション企画「KITARO×ATOM」のグッズを、7月25日から有隣堂ヨドバシAKIBA店(千代田区神田花岡町1)などで販売開始する。

ヨドバシカメラの中の有隣堂書店ですね。
商品は、こちら!
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いや、かわいいかも。
ストラップ(680円)、手ぬぐい(2種類 各1,050円)、パンの缶詰(2種類 各525円)
と値段もお手ごろです。

夏の外国土産にいかがでしょう?

これなら、電子辞書のほうが便利じゃね?

【 2008年7月23日 北京五輪で音声翻訳技術の実証実験 】:Science Portal

>8月8日から始まる北京オリンピックの期間中、日本人旅行者などを対象に音声翻訳技術の実証実験を、情報通信研究機構が行うことになった。

だそうです。日本人向けにはJCBツアーの人の携帯電話にアプリをダウンロードしてもらうんだって。
>実証実験に使用する携帯端末には、音声翻訳アプリケーションを事前にダウンロードし、音声とキー操作により日本語から中国語、あるいは中国語から日本語へ音声翻訳が可能になる。

北京に住んでいる人には、機械を貸し出す。
>また、北京在住の日本人50人に「音声翻訳専用機」を使用してもらい、アンケートなどによりそれぞれ利用に伴う満足度も調べる。

日本人だけというのも気になるし、携帯に日本語で話しかけると、北京語で話してくれるらしい。
それは、相手に渡して聞いてもらうんでしょうか? それとも、スピーカーにして流すんでしょうか?

それなら、もう電子辞書が文章入れると話してくれますよね。しかも各国語で。
音声から音声への翻訳が難しいのはわかりますが、
こういう実験をする状況で遣うものなのでしょうか?
北京に電話するときに自動翻訳してくれるとか、
音声よりもメールの自動翻訳精度をもっと上げるほうが有効では無いでしょうか?

結果が楽しみですね。
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fujita244

Author:fujita244
2000年から新宿在住。
21世紀とともに新宿を闊歩。
高度成長期の一億総中流育ち
頭も身体もサイズM。
フツーのオッサンから見て
フツーじゃなさそうな話を
書いています。

2011年12月に
「若だんなの新宿通信」から
「フジタツヨシの新宿通信」
に変更しました。

2012年12月20日にはてなブログも始めました。
「fujita244's field」です。
2013年2月1日からゴルフ専用のブログもはじめてます。
「fujita244のゴルフBK」です。
2つのサブブログもよろしくお願いします。

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